タイミーの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

タイミー 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

タイミーは、スキマ時間に働けるマッチングサービスを運営する東証上場企業です。第9期(2025年10月期)の連結売上高は342億8,928万円、経常利益は66億7,047万円。提出会社の売上高は5期前の12億9,928万円から26倍に伸びました。連結従業員数は1,268名ですが、そのうち営業が757名を占めます。アプリのイメージから想像されるより、はるかに営業の比重が高い組織です。この記事では、有価証券報告書の数値をもとに、事業の構造・年収・選考の準備を整理します。

1,268名の内訳

有価証券報告書(第9期)に記載されている内容は、次のとおりです。

項目内容
会社名株式会社タイミー(Timee, Inc.)
代表者代表取締役 小川 嶺
本店所在地東京都港区東新橋一丁目5番2号
事業年度第9期(2024年11月1日〜2025年10月31日)
上場区分東京証券取引所(証券コード215A)
連結従業員数1,268名(外書555名)(2025年10月31日現在)
連結子会社スキマワークス株式会社(アウトソーシング事業)
労働組合結成されていない

部門別の人員配置

部門連結提出会社
営業757名(外書28名)757名(外書28名)
カスタマーサポート58名(外書223名)58名(外書223名)
プロダクト・エンジニアリング183名(外書2名)183名(外書2名)
マーケティング25名(外書2名)25名(外書2名)
HR・コーポレート118名(外書33名)118名(外書33名)
その他の部門127名(外書267名)99名(外書4名)
合計1,268名(外書555名)1,240名(外書292名)

営業が全体の約60%

757名。プロダクト・エンジニアリングの183名の4倍以上です。この会社は、テクノロジー企業であると同時に営業組織である、というのが人員構成が示す事実です。

事業の広がり

有価証券報告書には、スキマバイトのマッチングに加えて、次の事業が記載されています。

マッチングだけの会社ではありません。 派遣とBPOという、人を送り込む事業が並んでいます。

5期で26倍という成長

提出会社の主要な経営指標は、次のとおりです。

決算年月売上高経常利益又は経常損失(△)当期純利益又は当期純損失(△)
2021年10月12億9,928万円△13億8,711万円△13億9,348万円
2022年10月62億1,651万円1億1,499万円2億5,675万円
2023年10月161億4,458万円19億2,434万円18億276万円
2024年10月268億8,069万円39億2,463万円27億9,707万円
2025年10月342億8,928万円66億9,278万円53億3,253万円

5期で売上26倍、赤字から黒字へ

12億9,928万円から342億8,928万円へ。第5期の経常損失13億8,711万円から、第9期は経常利益66億9,278万円です。成長のスピードという点では、上場企業のなかでも際立った推移と言えます。

連結の数字

第9期の連結売上高は342億8,928万円、経常利益66億7,047万円、親会社株主に帰属する当期純利益53億1,023万円。純資産額145億4,064万円、総資産額336億917万円です。

株式の構成が変わった

提出会社の発行済株式総数は、第7期まで31,599株(普通株式のほかA種・B種・C種の優先株式を含む)でしたが、第8期に97,122,000株となり、第9期は100,314,000株です。上場に伴う株式分割と優先株式の普通株式への転換が反映されています。

評判の傾向

年収・評価制度

成果に応じた評価という声が見られます。一方、営業職では目標の達成度が処遇に影響するという指摘もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

ワークライフバランス

柔軟な勤務体系への言及がある一方、拡大局面の業務量に触れる声もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

キャリア・成長機会

組織の急拡大により早期に責任ある役割を担える点を評価する声が中心です。仕組みが追いついていない部分があるという指摘も見られます。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

社風・人間関係

若く勢いのある組織という評価が中心です。変化のスピードについていく必要があるという声もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

エージェントベストの見解

この会社で最も多いミスマッチは、「アプリの会社」だと思って入ることです。有価証券報告書の部門別従業員数を見ると、営業757名に対しプロダクト・エンジニアリングは183名。営業が全体の約60%を占めます。スキマバイトのマッチングは、働き手側がアプリで完結する一方、求人を出す事業所側は営業が開拓しています。 飲食店、小売店、物流倉庫。1店舗ずつ回って導入を進める仕事が、この会社の中核にあります。加えて、派遣事業と物流BPOの「ロジヒーロー」も手がけており、これらはさらに現場に近い。テクノロジー企業のイメージで応募すると、実際の職務との差に戸惑います。逆に、プロダクトの力を借りながら現場を開拓する仕事と理解していれば、成長の速さは大きな魅力になります。面接では、応募ポジションが営業・プロダクト・BPOのどこに属するかを最初に確認してください。

年収の実態

有価証券報告書に記載された提出会社の従業員の状況は、次のとおりです。

項目内容
従業員数1,240名(外書292名)
平均年齢31.5歳
平均勤続年数2.03年
平均年間給与5,994千円(基準外賃金を含む)

有価証券報告書には、前事業年度末に比べ従業員数が236名増加した旨と、その主な理由が事業拡大に伴う期中採用の増加であることが記載されています。

平均勤続年数2.03年

1年で236名が増えた組織では、この数値になります。入社1〜2年目が組織の多数を占める構成です。

平均年間給与599万円をどう見るか

1,240名の平均であり、営業757名の比重が大きく効いています。職種による差が平均に埋もれている可能性が高く、そのまま自分の提示額の目安にするのは避けたほうが安全です。

確認しておきたいこと

  1. 応募職種・等級の給与レンジ
  2. 固定給とインセンティブの比率(営業職の場合)
  3. 目標の設定単位と、未達時の扱い
  4. 直近1年で増えた236名が、どの部門に配分されたか

働き方と、急拡大という前提

1年で236名が増えた組織です。この規模の変化は、働き方に直接影響します。上長が変わる、担当エリアが変わる、チームが分割される。 こうした変化は日常的に起こると考えるのが自然です。

確認しておきたいのは、次の点です。

3点目は、営業職では重要です。事業所を1軒ずつ開拓する仕事では、机上の業務と現場訪問の比率が働き方を決めます。

キャリアの積み上がり方

同社で積み上がるのは、現場のオペレーションに深く入り込んだ経験です。スキマバイトの導入は、単なるシステムの導入ではありません。誰がどの業務を、どこまで初対面の人に任せられるか。それを事業所と一緒に設計する作業が伴います。

この経験は、人材サービス企業、店舗を多数持つ小売・飲食企業の本部、物流企業のオペレーション部門などで評価されます。**「現場の仕事を分解して、誰でもできる形にした経験」**は、労働力不足が続く業界で価値があります。

一方、営業職として入った場合は、担当が特定の業種・エリアに固定される可能性があります。プロダクト側の経験を積みたい場合は、異動の実績を事前に確認する必要があります。

向いている人/向いていない人

現場を開拓する仕事ができる人

営業が全体の約60%を占める組織です。事業所に足を運んで導入を進める仕事に価値を感じる方に向きます。

変化の速い組織で動ける人

1年で236名が増えた会社です。組織や役割の変更を前提に働ける方に合います。

労働市場の課題に関心がある人

人手不足という社会課題に直接向き合う事業です。この領域に関心を持てる方に機会があります。

プロダクト開発に専念したい人

プロダクト・エンジニアリング部門は183名で、全体の約14%です。開発職の枠は限られます。

整った制度のもとで働きたい人

急拡大の局面にあり、仕組みが後追いになる場面が想定されます。安定した体制を求める方には負担になり得ます。

エージェントベストの見解

面接の終盤で問われるのは、「初対面の人が働ける状態をどう作るか」です。この会社のサービスは、来たことのない人がその日のうちに働き始める前提で成り立っています。事業所側から見れば、教育の時間はほぼ取れません。だから業務を切り出し、手順を単純にし、誰でも同じ品質でできる形にする必要がある。この設計ができる事業所ほど、繰り返し利用します。 営業職の応募者に求められるのは、単に導入社数を増やす話ではなく、この設計を一緒にできるかどうかです。準備としては、過去に「経験のない人に仕事を任せた場面」を1つ用意し、何を渡して何を渡さなかったかを説明できるようにしておくことをおすすめします。人を採る側の視点で語れると、この会社では強くなります。

選考に向けた準備

選考フローについて

公開情報では、書類選考ののち複数回の面接という構成がとられているとされています。職種によってはケースやロールプレイングが含まれる場合があるとされますが、内容と回数はポジションと時期によって変動します。最新の募集要項は公式サイトでご確認ください。

志望動機の組み立て

「なぜ人材領域か」と「なぜこの会社か」を分けます。後者では、営業が約60%という人員構成を理解したうえで応募していることが伝わると強くなります。マッチングだけでなく派遣事業や物流BPOも手がけている点は、有価証券報告書に記載された事実です。

職務経歴書で見られる点

営業経験があれば、担当社数、新規開拓の件数、継続率を数字で書きます。店舗運営やシフト管理の経験がある方は、人員配置で苦労した具体例を書くと、事業との接点が伝わります。エンジニアであれば、扱ったトラフィックとマッチングまわりの実装経験を明記してください。

まとめ

タイミーについて、有価証券報告書(第9期)から確認できる点を整理します。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. エンジニアとして入れますか。

A. プロダクト・エンジニアリング部門の従業員数は183名で、連結1,268名の約14%です。営業757名と比べると規模は小さくなっています。募集の状況は時期によって変わるため、最新の募集要項をご確認ください。

Q. 平均年収はいくらですか。

A. 有価証券報告書に記載された提出会社の平均年間給与は5,994千円です。対象は1,240名で、平均年齢31.5歳・平均勤続年数2.03年という構成です。営業職の比重が大きく職種差が平均に埋もれるため、応募職種のレンジを面接で確認することをおすすめします。

Q. 成長は続いていますか。

A. 提出会社の売上高は第5期の12億9,928万円から第9期の342億8,928万円へ増加しています。第9期は前期比で約27.6%の増収、経常利益は39億2,463万円から66億9,278万円へ伸びています。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)