大和総研の評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

大和総研 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

公的データから見た、会社の輪郭

大和総研は非上場です。有価証券報告書を提出していないため、平均年収や平均勤続年数を開示資料から読むことはできません。

gBizINFOに掲載されている内容(法人番号 1010601022176)

項目内容
法人名株式会社大和総研
所在地東京都江東区冬木15番6号
設立年月日1975年8月1日
従業員数1,819人
業種G.情報通信業
事業概要経済・社会に関する調査・研究、提言及びコンサルティング、システムインテグレーション
特許72件
意匠0件
商標61件
補助金交付0件
調達9件
表彰4件
届出・認定0件

1,819人という規模

gBizINFOの従業員数は事業所の被保険者数をもとにした数字です。業務委託の方は含まれません。

事業概要に2つの柱が書かれている

経済・社会に関する調査・研究、提言及びコンサルティングと、システムインテグレーション調査系とシステム系の両方を持つ構成です。

設立1975年

gBizINFOに記載された設立年月日は1975年8月1日。同時期に調べたシンクタンク各社のなかでは、東京商工リサーチ(1933年)に次いで古い日付です。

江東区冬木という立地

都心の東側にあたります。同時期に調べた各社の多くが港区・千代田区にあるのとは異なります。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよびgBizINFOをご確認ください。

調達9件という、民間中心の構成

gBizINFOには、官公庁からの調達(受注)実績が記録されます。

同時期に調べたシンクタンク各社と並べる

会社調達補助金交付表彰
三菱UFJリサーチ&コンサルティング1,031件38件
日本総合研究所295件17件3件
大和総研9件0件4件

同じシンクタンクでも100倍以上の差

9件と1,031件。 顧客の構成がまったく違うことを示します。

補助金交付0件

公的な支援の受給も記録されていません。

この構成が示すもの

民間の顧客を中心とする事業であると読めます。証券グループの調査・システムを担う構造が推測されます。

働く側への含意

官公庁の受託研究のような、仕様書に沿って進める仕事の比重は小さいと考えられます。

表彰4件

一方、外部からの評価は4件記録されています。 同時期に調べた各社のなかでは多い側です(日本総合研究所3件、三菱総研DCS 5件)。

転職の観点

制度や政策に関わりたい方には、受託研究の多い会社のほうが合う可能性があります。民間企業の課題に取り組みたい方には、この構成が合います。

確認したいこと

「顧客はグループ内と、グループ外のどちらが多いですか」。証券グループのシンクタンクでは、この質問が実質的な確認になります。

特許72件と商標61件が、ほぼ並んでいる

知的財産の構成が特徴的

特許72件、商標61件。この2つがほぼ同数です。

同時期に調べた各社との違い

会社特許商標傾向
日本総合研究所1,017件65件特許が圧倒的
大和総研72件61件ほぼ同数
三菱総研DCS3件32件商標が多い
帝国データバンク17件6件特許が多い
三菱UFJリサーチ&コンサルティング0件29件商標のみ

何を示すか

特許は技術上の発明商標は名称やロゴを守るものです。両方に同程度投資している構成は、技術とサービスの両輪を示すと読めます。

事業概要と整合する

調査・研究・コンサルティングと、システムインテグレーション。 事業概要に並ぶ2つの柱が、知的財産の構成にも表れています。

転職の観点

どちらの側に入るかで、キャリアが分かれます。 調査・分析を深めるのか、システム開発を続けるのか。

確認したいこと

「配属される部門は、リサーチ・コンサルティング側ですか、システム側ですか」。この質問が、応募の出発点になります。

部門間の異動

同じ会社にある以上、可能性はあります。 ただし求められる技術が違うため、簡単には移れないと考えるのが現実的です。

確認したいこと

「部門間の異動の実績はありますか」。あるかないかで、長期の選択肢が変わります。

SIerとしての位置づけ

金融グループのシステムを担う機能は、ユーザー系SIerと呼ばれる型にあたります。詳しくはユーザー系SIerのキャリアパスで整理しています。

1,819人という規模で働くということ

役割の分かれ方

この規模では、職務が一定程度分かれます。 ただし数千人規模の会社ほど細分化されないと考えられます。

制度の整備

評価制度や研修は整っていると考えられる規模です。

非上場であることの意味

平均年収が公的に確認できません。 面接で提示額の内訳を聞くのが、唯一の確実な方法になります。

確認したいこと

「提示額の内訳(基本給・賞与・手当)を教えてください」「賞与の実績レンジを教えてください」。

エコノミストという職種

**事業概要に「経済・社会に関する調査・研究、提言」**が挙げられています。経済の分析と発信を担う職種があると考えられます。

人数は限られる

専門性の高い領域であり、募集は多くないと考えるのが現実的です。

確認したいこと

「リサーチ部門の人数構成を教えてください」。エコノミストとアナリストの人数で、その機能の規模が見えます。

発信という仕事

レポートの執筆、メディアへの登場、講演。 調査・提言を担う職種では、書く力と話す力の両方が問われます。

転職の観点

前職で分析レポートを書いた経験は、この領域では直接の材料になります。年収の水準はシンクタンクの年収相場もあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

シンクタンクを比べるとき、gBizINFOの特許件数と調達件数を並べると性格が見えます。大和総研は特許72件・商標61件・調達9件。日本総合研究所は特許1,017件・商標65件・調達295件。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは特許0件・商標29件・調達1,031件。3社はきれいに分かれます。日本総研はシステム開発が中心、三菱UFJR&Cは官公庁の受託研究が中心、そして大和総研は特許と商標がほぼ同数で調達が少ない。つまり、民間向けに調査とシステムの両方を提供する構成だと読めます。転職を考える方にとって、この3類型は選択の枠組みになります。技術を深めたいのか、政策に関わりたいのか、民間企業の課題に取り組みたいのか。志望動機を書く前に、この振り分けをしておくと、面接での話が具体的になります。

選考で確認しておきたいこと

  1. 配属される部門(リサーチ・コンサルティング/システム)
  2. 部門間の異動の実績
  3. 顧客のグループ内・グループ外の比率
  4. リサーチ部門の人数構成
  5. 提示額の内訳と、賞与の実績レンジ
  6. 正社員数と、業務委託の人数の内訳

1つ目が、キャリアを最も左右します。特許72件・商標61件という構成から、技術とサービスの両輪が読み取れます。

3つ目は、調達9件・補助金交付0件という記録を踏まえた確認です。官公庁より民間、そしてグループ内の比重が推測されます。

4つ目は、エコノミストやアナリストの募集が限られる領域であるためです。

5つ目は、非上場のため平均年収が公的に確認できないためです。

近い構造の会社は日本総合研究所の評判・年収・選考対策三菱総研DCSの評判・年収・選考対策もあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

gBizINFOの「調達」が9件、「補助金交付」が0件。この2つがともに少ないことは、大和総研の顧客が民間中心であることを示します。同じシンクタンクでも、三菱UFJリサーチ&コンサルティングは調達1,031件・補助金38件です。100倍以上の差がある。転職を考える方にとって、この違いは日々の仕事の風景に直結します。官公庁の受託が多い会社では、仕様書に沿って調査を設計し、決められた様式の報告書を年度内に仕上げます。民間中心の会社では、顧客の課題に合わせて提案から入り、進め方も成果物も個別に決まります。前者は手続きの正確さ、後者は提案の説得力が問われる。自分がどちらで力を出せるかは、前職の経験を振り返れば見当がつきます。応募先を絞る前に、この振り分けをしておくと迷いが減ります。

まとめ

大和総研について、公的なデータから確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細はgBizINFOおよび各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収は分かりますか。

A. 非上場のため有価証券報告書がなく、公的なデータからは確認できません。面接で提示額の内訳と賞与の実績レンジを確認するのが確実です。

Q. 調査の仕事とシステムの仕事、どちらに配属されますか。

A. gBizINFOの事業概要には両方が挙げられており、特許72件・商標61件という構成もそれを裏づけます。配属される部門を面接で確認する価値があります。

Q. 官公庁の仕事はありますか。

A. 調達は9件、補助金交付は0件と記録されています。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの1,031件と比べると少なく、民間中心の顧客構成が読み取れます。

Q. エコノミストとして応募できますか。

A. 事業概要に経済・社会に関する調査・研究、提言が挙げられています。ただし専門性の高い領域であり、募集の人数は限られると考えられます。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)