Appier Groupの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

Appier Group 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

有価証券報告書によると、Appier Group株式会社の2025年12月におけるARR(年間経常収益)は48,259百万円。2024年12月の36,259百万円から33.1%拡大しました。直近期の売上収益は43,737百万円(前連結会計年度比28.4%増)、売上総利益率は53.8%(同1.5ポイント上昇)。一方で**提出会社は純粋持株会社であり、従業員は存在しません。**この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。

会社概要と自律型AIという軸

項目内容
会社名Appier Group株式会社
上場区分東京証券取引所(証券コード4180)
決算期12月
会計基準国際会計基準(IFRS)
従業員数連結791人(2025年12月31日現在)/提出会社は0人
会社の性格純粋持株会社(事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社に所属する従業員が遂行)
ミッション「自律型AIでROIを向上させる」

事業の位置づけは、有価証券報告書に次のように記載されています。

当社グループは、マーケティング分野におけるAIソリューションを提供するパイオニアとして、マーケティングからセールス活動まで顧客接点の全領域を支援するソリューションを提供し、企業の収益最大化に貢献してきました。また近年では、AaaS(Agentic AI as a Service)を提供するAIネイティブ企業として、自律型AIが分断されていたデータを瞬時に統合・連携させることで、市場の変化をリアルタイムに捉える、自律的で適応力の高いオムニチャネルマーケティングを提供しています。

そのうえで、AIの役割が具体的に書かれています。

これにより、当社の自律型AIは顧客企業にとって24時間365日稼働する自律的なマーケティングパートナーとなり、事業戦略の立案から実行まで継続してサポートすることで、明朗で説得力のある意思決定が可能になります。

ARRが33.1%拡大

直近期の成長は、ARRという指標で説明されています。

当連結会計年度の売上収益は**43,737百万円(前連結会計年度比28.4%増)**となりました。これは、アップセル・クロスセルによる既存顧客からの売上収益の拡大、地域及び顧客業種の拡大による新規顧客からの売上収益の拡大によるものであります。また、2025年12月におけるARRは48,259百万円となり、2024年12月の36,259百万円から33.1%拡大しました。

ARRの定義も注記されています。

**Annual Recurring Revenueの略。年間経常収益。**利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては、関連する期間における1か月平均のリカーリング売上収益を12倍し、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては、関連する期間の最終月のリカーリング売上収益を12倍することで年換算して得られた金額です。

リカーリング顧客の定義も明示されています。「利用量ベース……①当社グループのソリューションを4四半期以上連続で使用している顧客企業及び②直近1年以内の新規顧客企業で3カ月以上連続で使用している顧客企業」「サブスクリプション方式……当社グループと1年以上の契約を締結している顧客企業」。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

**有価証券報告書の提出会社の状況は、従業員数・平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与のすべてが「―」**です。注記には「純粋持株会社である当社の事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社に所属する従業員が遂行しており、当社に従業員は存在しません」と記載されています。事業会社の給与水準は、同報告書からは読めません。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

有価証券報告書には「当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております」と記載されています。男女に関する指標については、同報告書に記載がありません。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

事業は「マーケティングからセールス活動まで顧客接点の全領域」を対象とし、AaaS(Agentic AI as a Service)を提供するAIネイティブ企業と位置づけられています。直近期はM&Aによる子会社の新規連結もあり、連結従業員数は83名増加しました。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

連結従業員は791人。増加の理由は「主として2025年3月5日付で、ADYOUNEED SASを連結子会社化したこと」と記載されています。事業を担うのはAppier, Inc.(台湾)とAppier Japan株式会社で、有価証券報告書には「地域及び顧客業種の拡大」による新規顧客の獲得が売上成長の要因として挙げられています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

この会社の有価証券報告書には、応募者が最初に見たい欄が空白です。提出会社の従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与——すべて「―」。理由は明記されています。「純粋持株会社である当社の事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社に所属する従業員が遂行しており、当社に従業員は存在しません」。当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。持株会社の開示は、大きく3つに分かれます。

応募先の給与が読めるか
最大人員会社の状況を併記福井コンピュータHD(192名・8,403,563円/164名・8,283,902円)読める
提出会社に管理部門の従業員がいるポールトゥウィンHD(7人・8,413千円)持株会社の管理部門の数字のみ
提出会社に従業員がいない/記載を省略Appier Group(0人)、電算システムHD(記載を省略)読めない

**この会社は3つ目の型です。**したがって、**年収は求人票と面接でしか確認できません。**ただし、有価証券報告書から読めることもあります。

指標数値
ARR(2025年12月)48,259百万円(2024年12月36,259百万円から**+33.1%**)
売上収益43,737百万円(+28.4%
売上総利益率53.8%(+1.5ポイント)
EBITDA6,854百万円(前期比+1,938百万円)
営業利益2,976百万円(同+995百万円)
連結従業員数791人(+83人、主にADYOUNEED SASの連結子会社化)

**注目すべきは、ARR(48,259百万円)が売上収益(43,737百万円)を上回っている点です。**ARRは期末時点の経常収益を年換算した数字なので、期末の走行速度が、その期の実績を上回っていることを意味します。**つまり翌期は、いま契約されている分だけでも売上が伸びる計算になります。**当メディアが同じ時期に読んだ企業でも、受注残高(日鉄ソリューションズ=年商の約52%)や契約負債(トレンドマイクロ=年商の8割)といった「将来の売上が読める指標」がありましたが、ARRはそれをもっとも直接的に示す形式です。****応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、伸びている会社である。ARR33.1%増、売上28.4%増。2つ目、利益率も改善している。売上総利益率53.8%への上昇理由は「継続的な技術革新への取り組みと、高利益率プロダクトの構成比拡大」と明記されています。3つ目、M&Aが組み込まれている。直近期は「子会社の新規連結及びM&Aに関連する一時的な取引費用の発生」で販売及びマーケティング費用の対売上収益比率が1.8ポイント上昇しました。買って伸ばす局面です。面接では3つ聞いてください。1つ目、「募集職種の給与レンジを教えてください」(有価証券報告書からは読めないため)。2つ目、「配属先はAppier Japanか、それとも他の拠点ですか」。3つ目、「ARR拡大は、アップセルと新規獲得のどちらが主因ですか」

連結791人と「提出会社0人」

有価証券報告書の従業員の状況です(2025年12月31日現在)。

連結会社の状況

項目数値
従業員数791人

「当社グループは、単一セグメントであるため、セグメントに関連付けて記載しておりません」。臨時雇用者数は「従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略」。

増加の理由も明記されています。「前連結会計年度末に比べ従業員数が83名増加しておりますが、主として2025年3月5日付で、ADYOUNEED SASを連結子会社化したことによるものであります」。

提出会社の状況

項目数値
従業員数
平均年齢
平均勤続年数
平均年間給与

注記は1行です。「純粋持株会社である当社の事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社に所属する従業員が遂行しており、当社に従業員は存在しません」。

従業員数の推移は次のとおりです。

決算期連結従業員数売上収益(百万円)1人あたり売上収益
2021年12月574人12,661約2,206万円
2022年12月661人19,427約2,939万円
2023年12月706人26,418約3,742万円
2024年12月708人34,057約4,810万円
2025年12月791人43,737約5,529万円

5期で連結は574人→791人(+217人/+37.8%)、売上収益は+245.4%。1人あたり売上収益は約2,206万円から約5,529万円へ、約2.5倍になりました。人を増やす速度より、売上が伸びる速度のほうがはるかに速い構造です。

**労働組合は結成されていません。**男女に関する指標については、有価証券報告書に記載がありません。

赤字から5期で売上3.5倍

有価証券報告書の連結経営指標等の推移(第4期〜第8期/IFRS)です。

決算期売上収益(百万円)税引前利益(百万円)当期利益(百万円)連結従業員数持分比率
2021年12月12,661△1,170△1,179574人73.2%
2022年12月19,42711121661人72.9%
2023年12月26,4181,0631,002706人76.9%
2024年12月34,0572,0622,927708人76.9%
2025年12月43,7372,6742,558791人61.4%

※当期利益は親会社の所有者に帰属する当期利益。持分比率は親会社所有者帰属持分比率

第4期の損失については注記があります。「第4期は、売上収益を上回る規模で将来的な事業拡大のために営業人員やエンジニアの人件費等に対する先行投資を行ったため、親会社の所有者に帰属する当期損失及び営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました」。

直近期の損益は次のとおりです。

項目金額前連結会計年度比
売上収益43,737百万円+28.4%
売上総利益23,518百万円+32.1%
売上総利益率53.8%+1.5ポイント
EBITDA6,854百万円+1,938百万円
営業利益2,976百万円+995百万円
税引前当期利益2,674百万円+612百万円
親会社の所有者に帰属する当期利益2,558百万円△369百万円

**営業利益は995百万円増えているのに、当期利益は369百万円減っています。**税引前当期利益までは増益で、その先で差がついた形です。

営業費用についても分解されています。

事業規模の拡大、子会社の新規連結及びM&Aに関連する一時的な取引費用の発生により、営業費用(販売及びマーケティング費用、研究開発費、一般管理費)の金額は増加し、対売上収益比率は前期の47.5%から47.9%へと0.4%ポイント上昇しましたが、M&Aに関連する取引費用を除くと、営業費用の対売上収益比率は47.3%へと0.2%ポイント低下しました。研究開発費と一般管理費の対売上収益比率は、生産性改善及び効率性向上により、研究開発費が1.4%ポイント、一般管理費が0.0%ポイントそれぞれ低下しました。

財政状態は、M&Aと借入で大きく動いています。

項目前連結会計年度末比
総資産+15,860百万円(60,497百万円)
流動資産+8,563百万円(現金及び現金同等物+6,238百万円、営業債権及び契約資産+6,008百万円)
非流動資産+7,297百万円(M&Aに伴うのれん及び無形資産+8,011百万円
負債合計+13,026百万円(23,348百万円。借入金が流動+2,287百万円・非流動+5,754百万円、条件付取得対価に係る債務+3,199百万円)
資本合計+2,834百万円(37,149百万円)

親会社所有者帰属持分比率は76.9%から61.4%へ低下しています。借入とM&Aで資産・負債の両方が膨らんだためです。

売上の伸びと人員の伸びが釣り合わない会社

この会社の5期を並べると、ある特徴が浮かびます。

決算期連結従業員数前期比売上収益前期比
2021年12月574人12,661百万円
2022年12月661人+15.2%19,427百万円+53.4%
2023年12月706人+6.8%26,418百万円+36.0%
2024年12月708人+0.3%34,057百万円+28.9%
2025年12月791人+11.7%43,737百万円+28.4%

2024年12月期は、従業員が2人しか増えていないのに売上収益が28.9%伸びました。そして直近期の増員83人も、主因はADYOUNEED SASの連結子会社化です。自社での採用による増員と、買収による増員は分けて読む必要があります。

市場環境の認識は次のように記載されています。

インターネット及びモバイルデバイスの急速な普及に伴い、検索や商取引等の膨大なトランザクション・データや、画像・動画等の非構造化データが爆発的に増加しています。これらのデータを保管・処理する技術も飛躍的に進化しており、企業がデータに基づいた意思決定を行う必要性は益々高まっていると考えています。

エージェントベストの見解

「1人あたり売上収益が5期で約2.5倍」。この数字は、この会社の働き方を推測する材料になります。

決算期連結従業員数売上収益1人あたり売上収益
2021年12月574人12,661百万円約2,206万円
2025年12月791人43,737百万円約5,529万円

当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。受託開発中心の情報サービス企業では、1人あたり売上高は1,400万〜3,200万円の範囲に収まることが多く、5,529万円は明らかに上の水準です(物販を含む会社を除く)。**理由は事業の型にあります。**この会社が売っているのは人の時間ではなく、AIソリューションのライセンス・利用料です。売上総利益率53.8%、ARR48,259百万円という数字は、その型を示しています。**応募者にとっての意味は3つあります。****1つ目、人を増やして売上を作る会社ではない。**2024年12月期は従業員が2人増えただけで売上が28.9%伸びました。採用の枠は、事業の伸びとは比例しない可能性があります。****2つ目、プロダクトの力で売上が伸びる構造なので、開発と改善が事業の中心になる。有価証券報告書は売上総利益率の改善理由を「継続的な技術革新への取り組みと、高利益率プロダクトの構成比拡大」と説明しています。3つ目、成長の一部はM&Aで作られている。直近期の増員83人の主因はADYOUNEED SASの連結子会社化、非流動資産の増加要因は「M&Aに伴うのれん及び無形資産+8,011百万円」、負債増加の要因には「条件付取得対価に係る債務」も含まれます。買った会社をどう統合するかが、今後の論点になります。なお、日本のマーケットだけを見ている会社ではない点も重要です。事業を担うのはAppier, Inc.(台湾)とAppier Japan株式会社で、売上成長の要因に「地域及び顧客業種の拡大」が挙げられ、直近のM&AはフランスのADYOUNEED SASです。応募するなら、どの法人・どの地域に所属するのかを最初に確認すべきです。面接では3つ聞いてください。1つ目、「雇用契約はどの法人と結びますか」。2つ目、「日本の売上比率はどのくらいですか」。3つ目、「M&Aで加わったチームとは、どう連携しますか」

働き方とキャリア形成の特徴

有価証券報告書から読み取れる働き方の特徴は、次のとおりです。

1. 応募先は事業会社である

提出会社は純粋持株会社で従業員0人。事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社に所属する従業員が遂行しています。

2. 単一セグメントである

「当社グループは、単一セグメントであるため、セグメントに関連付けて記載しておりません」。事業はマーケティング分野のAIソリューションに集中しています。

3. 国際的な組織である

Appier, Inc.(台湾)を中心とし、直近ではフランスのADYOUNEED SASを連結子会社化。売上成長の要因に「地域の拡大」が挙げられています。

4. プロダクト主導で売上が伸びる

1人あたり売上収益は5期で約2.5倍。2024年12月期は従業員が2人増えただけで売上が28.9%伸びました。

5. 労働組合はない

「当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております」と記載されています。

向いている人/向いていない人

向いている可能性がある人

向いていない可能性がある人

選考に向けた準備

1. ARRという指標を理解する

2025年12月のARRは48,259百万円で、同期の売上収益43,737百万円を上回ります。**「期末時点の走行速度が実績を超えている」**という意味で、翌期の見通しに直結する数字です。この指標を自分の仕事とどう結びつけるかを語れると、事業理解が伝わります。

2. 雇用主体を確認する

提出会社に従業員はおらず、事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社が担っています。どの法人と雇用契約を結ぶのか、評価や報酬の制度はどこの基準かを、選考の早い段階で確認しておきましょう。

3. 給与は求人票と面接で確認する前提で臨む

有価証券報告書から平均年収は読めません。提示レンジ、評価サイクル、インセンティブの有無を整理して質問できるようにしておくことが、この会社では特に重要です。

まとめ

よくある質問

Q. Appier Groupの平均年収はいくらですか?

A. 有価証券報告書(第8期・2025年12月期)の提出会社の状況は、従業員数・平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与のすべてが**「―」です。注記には「純粋持株会社である当社の事業はAppier, Inc.及びAppier Japan株式会社に所属する従業員が遂行**しており、当社に従業員は存在しません」と記載されており、**事業会社の給与水準は同報告書からは確認できません。**求人票の提示レンジと面接での確認が手がかりになります。

Q. どんな事業をしていますか?

A. 有価証券報告書によると、マーケティング分野におけるAIソリューションを提供しており、「マーケティングからセールス活動まで顧客接点の全領域を支援する」と記載されています。近年はAaaS(Agentic AI as a Service)を提供するAIネイティブ企業として、自律型AIによるオムニチャネルマーケティングを提供しています。報告セグメントは単一です。

Q. 業績は伸びていますか?

A. 有価証券報告書によると、売上収益は第4期(2021年12月期)の12,661百万円から第8期(2025年12月期)の43,737百万円へ245.4%増。第4期は当期損失1,179百万円でしたが、第5期以降は黒字が続いています。直近期はARRが33.1%拡大し、売上総利益率も53.8%へ1.5ポイント上昇しました。ただし親会社所有者帰属持分比率は76.9%から61.4%へ低下しています。


※本記事は、Appier Group株式会社が提出した有価証券報告書(第8期)および公式サイトの公開情報をもとに構成しています。数値は同報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)