アルプス技研の評判|年収・働き方・選考対策まで解説

アルプス技研 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

5期連続の増収、平均勤続9.9年

アルプス技研は、機械・電気系の設計開発を中心とした技術者アウトソーシングの会社です。有価証券報告書(第45期・2025年12月期)から、この会社の輪郭がはっきり読み取れます。

まず業績です。

決算年月売上高(千円)経常利益(千円)親会社株主帰属当期純利益(千円)
第41期2021年12月39,261,5784,574,5793,095,732
第42期2022年12月43,647,6984,560,9973,416,932
第43期2023年12月46,216,0365,053,3123,696,080
第44期2024年12月49,858,5335,313,2253,677,439
第45期2025年12月52,649,7565,543,3853,981,061

売上高は5期連続で増加しています(392億→526億円、約1.34倍)。経常利益も第42期にわずかに落ちた以外は増加を続け、第45期は55億4,338万円です。当期純利益は39億8,106万円で5期の最高値です。

急拡大ではなく、着実に積み上げる推移です。この性格は、働く環境にも表れています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、公式サイトでご確認ください。

会社概要と単一セグメント

項目内容
会社名株式会社アルプス技研(Altech Corporation)
上場区分東京証券取引所上場(証券コード4641)
本社所在地神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3番5号
最寄りの連絡場所神奈川県相模原市緑区西橋本五丁目4番12号
事業内容アウトソーシングサービス事業(単一セグメント)
従業員数提出会社4,909名(臨時193名)※2025年12月31日現在
決算期12月

提出会社の従業員4,909名は全員がアウトソーシングサービス事業に属しています。事業の分散がなく、この領域に集中している構造です。

なお臨時雇用者数には、登録社員、嘱託、パート・アルバイトが含まれるとされています。

有価証券報告書には定年についての記載もあります。定年は満60歳に達した月の末日とし、ただし嘱託として満65歳まで、という趣旨の記載です。長く働く前提の制度が整えられていることが読み取れます。

平均年間給与557万9千円と平均勤続9.9年

有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は5,579,071円(557万9千円)です。2025年12月31日現在の従業員数は4,909名(臨時193名)、平均年齢35.7歳、平均勤続年数9.9年とされています。平均年間給与には賞与及び基準外賃金が含まれます。

平均勤続年数9.9年は、技術者アウトソーシングの領域では長い部類に入ります。平均年齢35.7歳から逆算すると、26歳前後で入社して10年在籍しているのが平均像です。

この構造は、案件が変わっても会社に留まる人が多いことを示します。技術者アウトソーシングでは、就業先が変わるたびに転職を検討する方もいますが、この会社ではそうなっていないと読めます。

評判の傾向

年収・評価制度

水準は業界のなかで安定しているという受け止めが見られます。等級にもとづく昇給の仕組みがあるとする声があります。配属される案件によって評価のされ方が変わるという指摘も見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

ワークライフバランス

配属先の環境に左右されるという指摘が見られます。案件によって差が出るという声があります。長く在籍する社員が多いことから、働き方の予見可能性を評価する声も見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

キャリア・成長機会

複数の顧客企業を経験することで、業種をまたいだ知見が得られるという声が見られます。研修体制については評価する声と、案件次第という指摘の両方が見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

社風・人間関係

長く在籍する社員が多く、落ち着いた雰囲気だとする声が見られます。平均勤続年数9.9年という数字とも整合します。所属会社との関わりの頻度については評価が分かれています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

エージェントベストの見解

技術者アウトソーシングを比較検討する方には、平均勤続年数を最初に見ることをお勧めしています。この会社は9.9年です。同じ領域のアルトナーは6.8年、平均年齢はアルプス技研35.7歳に対しアルトナー30.7歳。この5.0歳の差が、平均年間給与の差(557万9千円と463万8千円、約94万円)をおおむね説明します。 つまり報酬の優劣ではなく、組織の年齢構成の違いです。ではなぜ勤続年数に3.1年の差が出るのか。ここが本当に見るべき点です。案件が変わっても会社に留まるかどうかは、配属の質と、所属会社のフォロー体制で決まります。面接では「配属先が合わなかったときにどう対応するか」を聞いてみてください。制度として仕組みがあるか、担当者の裁量なのかで、答え方が変わります。勤続年数の差は、その運用の差として表れています。

4,909名が単一事業に属する構造

技術者としての働き方

所属はアルプス技研、就業先は顧客企業です。勤務地、勤務時間、開発環境は案件によって変わります。

単一セグメントであることの意味

全従業員がアウトソーシングサービス事業に属しています。事業の分散がないため、顧客企業の開発需要が業績に直結します。5期連続の増収は、その需要が続いていることを示します。

長期就業を前提とした制度

定年は満60歳に達した月の末日、ただし嘱託として満65歳までという記載があります。平均勤続年数9.9年という実績とあわせると、長く働くことを前提にした設計だと読めます。

臨時雇用者193名の内訳

登録社員、嘱託、パート・アルバイトが含まれます。正社員4,909名に対して193名ですから、比率としては小さく、正社員中心の運営であることが分かります。

5期連続の増収が、採用にどう表れるか

売上高が392億円から526億円へ5期連続で伸びている事実は、採用の観点でいくつかの意味を持ちます。

技術者の数が売上に直結する

技術者アウトソーシングでは、稼働している技術者の人数と単価が売上を作ります。売上が伸びているということは、人数か単価、あるいは両方が増えているということです。人数が増えていれば採用は活発ですし、単価が上がっていれば扱う案件の難度が上がっている可能性があります。

どちらが伸びているかで、求められる人材が変わる

人数を増やす局面では、育成前提の採用が中心になります。単価を上げる局面では、経験者や特定技術の保有者が求められます。有価証券報告書からはこの内訳は読み取れないため、面接で確認する項目になります。

利益率から読めること

第45期の経常利益55億4,338万円を売上高52億6,497万円で割ると、**経常利益率は10.5%**です。人材サービスとしては安定した水準で、無理な値付けや過剰な採用に走っていない構造が読み取れます。

定着率との関係

平均勤続年数9.9年という数字は、採用した人材が定着していることを示します。技術者アウトソーシングでは、採用と定着の両方が揃わないと売上が積み上がりません。5期連続の増収は、その両方が機能している結果だと読めます。

応募者として確認すべきは、この成長がどの職種の採用につながっているかです。募集要項に並ぶ職種と、その募集数を見ると、会社がいまどこに人を要しているかが分かります。

向いている人/向いていない人

向いている人

長く技術者として働きたい方

平均勤続年数9.9年、定年後も嘱託として満65歳までという制度は、長期就業を前提としています。

業種をまたいだ経験を積みたい方

複数の顧客企業に関わるため、特定の企業では得られない範囲の経験が積めます。

安定した環境を重視する方

5期連続の増収、正社員中心の人員構成は、事業と雇用の安定性を示しています。

向いていない人

短期で報酬を大きく伸ばしたい方

平均年間給与は557万9千円で、平均年齢35.7歳・平均勤続年数9.9年という構成です。年次とともに積み上がる形が想定され、短期間で跳ねる設計ではないと考えられます。

自社サービスの開発に関わりたい方

顧客企業の開発を支援する事業です。自社プロダクトを作りたい場合、日々の仕事とのずれが生じます。

エージェントベストの見解

面接で差がつくのは、「なぜ顧客企業に直接入社しないのか」への答えです。技術者アウトソーシングを受ける方は、この質問をほぼ例外なく受けます。ここで「まずは経験を積みたい」と答えると、数年で出ていく前提に聞こえます。平均勤続年数9.9年の会社ですから、長く在籍する前提の応募者が求められています。有効な答え方は、複数の現場を経験できることの価値を、自分の目的に接続することです。ひとつの企業では特定の製品しか扱えない。複数の業種を横断することで、設計の考え方の違いが見える。そういう説明ができると、この働き方を選ぶ理由として成立します。実際、業種をまたいだ経験は市場価値になります。そこまで言語化できている応募者は多くありません。

選考に向けた準備

選考フローの概要

公開されている情報の範囲では、書類選考、面接という流れが一般的とされています。技術職では経験を確認する面談が加わる場合があります。回数や内容は職種と時期により変動します。詳細は公式の募集要項でご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜこの業界か」では、技術者アウトソーシングというモデルを選ぶ理由を整理します。顧客企業への直接入社と比較したうえで話せると、説得力が出ます。

「なぜこの会社か」では、単一セグメントで4,909名を抱えていること、5期連続の増収、平均勤続年数9.9年という定着の実績に触れます。これらは公開資料から確認できる事実です。

職務経歴書で見られるポイント

担当した工程を具体的に書きます。設計、解析、評価、量産立ち上げのどこを担ったか。使用したCADや解析ツールもあわせて記載します。

複数の業種を経験している場合は、その幅を明示します。技術者アウトソーシングでは、対応できる領域の広さが配属の選択肢に直結します。

まとめ

アルプス技研は、アウトソーシングサービス事業を単一セグメントで手がける会社です。東京証券取引所に上場し、本社は横浜市西区、決算期は12月です。

第45期(2025年12月期)の連結売上高は526億4,975万円で5期連続の増加、経常利益55億4,338万円、当期純利益39億8,106万円はいずれも5期の最高値です。

提出会社の従業員数は4,909名(臨時193名)で、全員がアウトソーシングサービス事業に属します。平均年間給与557万9千円、平均年齢35.7歳、平均勤続年数9.9年です。

定年は満60歳に達した月の末日、ただし嘱託として満65歳までとされており、長期就業を前提とした制度が整えられています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書(第45期・2025年12月期)によると、提出会社の平均年間給与は5,579,071円(557万9千円)です。従業員数4,909名、平均年齢35.7歳、平均勤続年数9.9年を対象とした数字で、賞与及び基準外賃金を含みます。職種別や等級別の内訳は開示されていないため、実際の提示額は募集要項でご確認ください。

Q. 未経験でも転職できますか。

A. 職種によります。技術者アウトソーシングでは育成を前提とした採用が行われることがあります。ただし具体的な応募要件は有価証券報告書からは読み取れないため、募集要項でご確認ください。平均勤続年数9.9年という構成は、長く在籍する前提の採用が行われていることを示唆します。

Q. 勤務地はどこになりますか。

A. 本社は横浜市西区みなとみらい、最寄りの連絡場所は相模原市緑区と記載されています。ただし就業先は顧客企業となるため、配属によって勤務地が変わります。希望がある場合は応募時に確認することをお勧めします。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)