アスエネの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

アスエネ 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

設立6年で従業員約530名、グループ会社10社

アスエネは、CO2排出量の算定・可視化を軸にしたサステナビリティ領域のサービスを展開する非上場企業です。

非上場企業を調べるとき、たいていは情報の少なさが壁になります。この会社は違います。公式サイトの会社概要に、上場企業並みの項目が並んでいます。

項目内容
会社名アスエネ株式会社(ASUENE Inc.)
上場区分非上場
設立2019年10月
所在地東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア6階
資本金151億円(資本余剰金を含む)
従業員数約530名(2026年7月1日時点)
取引銀行三井住友銀行、GMOあおぞら銀行、PayPay銀行

設立から約6年で従業員約530名という速度は、この規模の非上場企業としては速い部類に入ります。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、公式サイトでご確認ください。

9つのサービスと、10社のグループ会社

公式サイトによれば、事業内容として次のサービスが挙げられています。

サービス領域
ASUENEAIサステナビリティ統合プラットフォーム
ASUENE LCALCA/CFP算定AIサービス
ASUENE SUPPLY CHAINサプライチェーンマネジメントAIプラットフォーム
ASUENE ESGESG評価AIサービス
ASUENE CAREERサステナビリティ特化の転職サービス
ASUENE VERITAS第三者保証/検証・開示アドバイザー
Carbon EXカーボンクレジット統合AIプラットフォーム
Iconic Airメタン排出量管理AIサービス
Secaroサプライチェーンインテリジェンス基盤

9つのサービスが公表されています。 CO2の算定から、サプライチェーンの管理、ESG評価、第三者保証、カーボンクレジットの取引、さらには人材紹介まで。サステナビリティ領域を横断的に押さえる構成です。

グループ会社も10社が記載されています。Asuene APAC Pte. Ltd.、Asuene Europe Ltd.、Asuene USA Inc.、ASUENE(THAILAND)Ltd.、Asuene America Holdings Inc.、アスエネヴェリタス株式会社、Anyflow株式会社、Carbon EX株式会社、NZero, Inc.、Secaro(2degrees Limited)です。

日本国外の社名が並ぶ点に注目したいところです。米国、シンガポール、タイ、英国に法人があり、フィリピン・セブにはグローバル開発センターを置いています。国内では名古屋支社(STATION Ai)も記載されています。

設立6年でこの構成に至るには、自社開発だけでは説明がつきません。 グループ会社の顔ぶれからは、買収を含めて拡大してきた可能性が読み取れます。公式サイトには経営陣として「M&A・戦略提携責任者」の役職が記載されており、この読みと整合します。

株主の顔ぶれが、事業の位置づけを示している

公式サイトには株主が列挙されています。金融機関、事業会社、ベンチャーキャピタルが混在する構成です。

金融・投資では、BlackRock(Decarbonization Partners)、三井住友銀行、日本生命、SBIインベストメント、スパークス・アセット・マネジメントなど。

事業会社では、ダイキン工業、村田製作所、JERA、NIPPON EXPRESSホールディングス、日揮、ソニー、KDDI、リコー、大和ハウスグループなど。

ベンチャーキャピタルでは、Incubate Fund、環境エネルギー投資、セールスフォース・ベンチャーズ、GMO VenturePartners、グローバル・ブレインSTRIVESBIインベストメントなど。

さらに脱炭素化支援機構の名もあります。

製造業の大手が並んでいる点は、この事業の性格を示しています。CO2の算定はサプライチェーン全体に及ぶため、製造業にとっては自社だけの問題で終わりません。取引先を巻き込む必要があり、その構造が資本関係にも表れていると読めます。

加盟団体としては、日本経済団体連合会、GXリーグ、JCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)、Catena-X Automotive Network、IFRS Sustainability Allianceなどが記載されています。

認証の取得状況

公式サイトには取得している認証も記載されています。

SOC1・SOC2は、顧客の財務報告や内部統制に関わるサービスを提供する事業者に求められる報告基準です。CO2排出量のデータが開示情報として使われる以上、その算定基盤にも統制が求められるという構造が、この認証取得に表れています。

B Corporationは、社会・環境への配慮を含めた企業認証です。事業内容との整合が取れています。

評判の傾向

年収・評価制度

非上場のため公式な水準は公表されていません。行動指針に「年功序列はなく、実力主義。成果で賞賛し挑戦環境と機会を提供していきます」という趣旨の記載があり、成果に連動する設計が想定されます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

ワークライフバランス

行動指針に「即レス徹底 スピードが最大の武器」「即レス・即対応、今すぐやることが最大の成果」という記載があります。速度を重視する文化が明示されており、働き方への影響を指摘する声が見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

キャリア・成長機会

9つのサービスとグループ会社10社を持つため、担当領域が広がる可能性を評価する声が見られます。海外拠点があることへの言及もあります。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

社風・人間関係

行動指針に「ワンアス -One for All, All for One-」「部門横断で協働や成果を称賛しあい」という記載があります。組織全体での連携を志向する文化が示されています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

エージェントベストの見解

この会社を検討される方には、公式サイトの行動指針を先に読むことをお勧めしています。多くの会社の企業理念は抽象的で、読んでも入社後の実感につながりません。この会社は違います。「即レス徹底 スピードが最大の武器」「令和の生産性・効率化重視を徹底」「AIに全振り」「年功序列はなく、実力主義」。どれも働き方を直接規定する言葉です。ここまで具体的に書いてあるということは、実際にその通りに運用されている可能性が高いと考えるのが自然です。判断材料としては極めて有用で、自分がこの速度で働きたいかどうかが、読んだ時点でかなり分かります。 合わないと感じたなら、それは会社の問題でも自分の問題でもなく、単に相性です。逆に「これは自分に合う」と感じたなら、面接でその言葉を引用して話すと、理解の深さが伝わります。

「AIに全振り」と書いてある会社で働くということ

公式サイトの行動指針に、次の項目があります。

AIに全振り — AIを大胆に採用し、最先端テクノロジーの研究・活用から、価値創出にフルコミットする。全員がAIの活用で、組織の進化と成果を加速し、イノベーションを起こします。

「全員が」と書かれている点が重要です。エンジニアだけでなく、営業も管理部門もAIを使うことが前提になります。

サービス名にも表れています。ASUENE、ASUENE LCA、ASUENE SUPPLY CHAIN、ASUENE ESGのいずれも「AIサービス」「AIプラットフォーム」と説明されています。プロダクトとしてAIを使うだけでなく、社内の働き方としてもAIを前提にしている構造です。

転職を検討する立場からは、次の点を確認しておく価値があります。

日常業務でAIをどう使っているか

抽象的な方針ではなく、実際の運用を聞きます。どのツールを、どの業務で、どの程度使っているか。

AIを使わない働き方が許容されるか

「全員が」と明記されている以上、慣れる意思は前提になります。

評価との関係

生産性や効率化を重視する方針が、評価にどう反映されるかを確認します。

向いている人/向いていない人

向いている人

速い意思決定が合う方

「即レス・即対応、今すぐやることが最大の成果」という指針が明示されています。判断と行動の速さを求められる環境です。

制度と事業の接点に関心がある方

サステナビリティ開示は制度に連動して要求水準が変わります。GXリーグ、IFRS Sustainability Alliance、Catena-Xといった加盟先の顔ぶれは、この会社が制度側の議論に接していることを示します。

拡大局面を経験したい方

設立約6年で従業員約530名、グループ会社10社、海外6拠点。組織が急速に変わる局面を経験できます。

向いていない人

成熟した組織の秩序を求める方

拡大局面では、制度も組織も動きます。安定した体制を前提としたい場合、合いにくくなります。

自分のペースで進めたい方

速度を最大の武器と掲げる会社です。じっくり検討する進め方を重視する場合、文化とのずれが生じます。

エージェントベストの見解

拡大局面のスタートアップを検討するとき、**確認すべきは成長率ではなく「自分が入る組織の状態」**です。この会社は設立約6年で従業員約530名、グループ会社10社を持ちます。ただし530名は全社の数字で、9つのサービスと10社に分散しています。自分が入る部署が何名なのか、そこは立ち上げ直後なのか、既に回っているのか。 ここで働き方が決まります。立ち上げ直後なら仕組みから作ることになり、既に回っていれば型に沿って動くことになります。どちらが良いということではなく、期待と現実を合わせておく必要があります。あわせて、買収したグループ会社に配属される可能性があるかも聞いておくと安心です。同じグループでも、法人が違えば制度も文化も別建てになることがあります。求人票の会社名を、公式サイトのグループ会社一覧と突き合わせておくと確実です。

選考に向けた準備

選考フローの概要

公開されている情報の範囲では、書類選考、複数回の面接という流れが一般的とされています。職種によっては課題が課される場合があります。回数や内容は時期により変動します。詳細は公式の募集要項でご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜこの業界か」では、サステナビリティという領域に関心を持った理由を整理します。環境問題への関心を語る応募者は多いため、そこから踏み込んで、なぜ算定・可視化という手段なのかまで話せると差が出ます。

「なぜこの会社か」では、9つのサービスとグループ会社10社を持つ構造、株主に製造業の大手が並ぶ点に触れます。これらは公式サイトから確認できる事実です。

職務経歴書で見られるポイント

数値で追える成果を書きます。速度と生産性を重視する会社であるため、何を、どのくらいの期間で、どこまで動かしたかが伝わる書き方が有効です。

制度対応に関わった経験があれば具体的に記載します。CO2算定やESG開示は制度に連動するため、規制対応の経験は直接つながります。

まとめ

アスエネは2019年10月に設立された非上場企業で、CO2排出量の算定・可視化を軸にサステナビリティ領域のサービスを展開しています。本社は東京都港区虎ノ門です。

公式サイトによれば、資本金151億円(資本余剰金を含む)、従業員数約530名(2026年7月1日時点)。設立から約6年でこの規模に達しています。

サービスは9つ、グループ会社は10社で、米国、シンガポール、タイ、英国に法人を持ち、フィリピン・セブにグローバル開発センターを置いています。

株主にはBlackRock(Decarbonization Partners)、三井住友銀行、日本生命のほか、ダイキン工業、村田製作所、JERAといった事業会社が並びます。認証はSOC2/SOC1、ISO 27001、プライバシーマーク、B Corporationを取得しています。

行動指針には「即レス徹底」「AIに全振り」「年功序列はなく、実力主義」といった具体的な言葉が並びます。働き方を直接規定する内容であり、応募前に読んでおく価値があります。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収はどのくらいですか。

A. 非上場企業のため有価証券報告書がなく、平均年収は公表されていません。公式サイトの行動指針に「年功序列はなく、実力主義。成果で賞賛し挑戦環境と機会を提供していきます」という趣旨の記載があり、成果に連動する設計が想定されます。実際の提示額は募集要項と面接でご確認ください。

Q. 従業員数はどのくらいですか。

A. 公式サイトによれば約530名(2026年7月1日時点)です。ただしこれは全社の数字で、9つのサービスとグループ会社10社に分散しています。自分が入る部署の人数は面接で確認することをお勧めします。

Q. 未経験でも転職できますか。

A. 職種によります。CO2算定やESG開示の知識は入社後に習得する部分が大きい領域です。一方で、制度対応に関わった経験や、数値で成果を管理した経験は職種を問わず評価されやすいと考えられます。具体的な要件は募集要項でご確認ください。

Q. 海外で働く機会はありますか。

A. 公式サイトによれば、米国(トーランス、リノ、モーガンタウンなど)、シンガポール、タイ・バンコク、英国ロンドンに法人があり、フィリピン・セブにグローバル開発センターを置いています。ただし日本からの異動機会があるかは公開情報からは読み取れないため、面接で確認することをお勧めします。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)