b→dash(データX)の評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

データX 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

公的データから見た、会社の輪郭

b→dashを提供する株式会社データXは非上場です。有価証券報告書を提出していないため、従業員数や平均年収を開示資料から読むことはできません。

gBizINFOに掲載されている内容(法人番号 1011101056020)

項目内容
法人名株式会社データX
所在地東京都新宿区西新宿7丁目20番1号
従業員数98人
業種G.情報通信業
特許0件
意匠0件
商標0件
補助金交付0件
調達0件

98人という規模

gBizINFOの従業員数は、事業所の被保険者数をもとにした数字です。業務委託の方は含まれません。

知的財産の記録がすべて0件

特許・意匠・商標いずれも0件です。gBizINFOの知的財産の紐づけは、法人番号との対応が取れたものに限られます。 記録がないことと、権利が存在しないことは同義ではありません。

この点は注意が要る

たとえば同じくスタートアップのアソビューは商標89件、Zealsは18件が記録されています。件数の比較は、記録の有無を踏まえて読む必要があります。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよびgBizINFOをご確認ください。

データを預かる事業を規定する考え方

顧客のデータを集めて統合し、活用できる形にする事業では、預かったデータの位置づけが事業設計の前提になります。

不正競争防止法第2条第7項

この法律において「限定提供データ」とは、業として特定の者に提供する情報として電磁的方法により相当量蓄積され、及び管理されている技術上又は営業上の情報(営業秘密を除く。)をいう。

この定義が示すもの

営業秘密として秘匿されていなくても、特定の相手に提供する目的で、相当量が蓄積・管理されているデータは、法律上の保護の対象になり得ます。

なぜ転職に関係するか

データ基盤を扱う会社では、「このデータは誰のものか」「どこまで使ってよいか」が日々の判断に出てきます。

契約と実装がつながる

顧客との契約で定めた利用範囲を、システムの権限設計に落とし込む必要があります。契約書の文言が、そのままアクセス制御の設計になります。

求められる視点

技術だけでも、法務だけでも完結しません。両方をつなぐ理解が要ります。

転職の観点

前職でデータの取り扱いに関する規程づくりや、権限設計に関わった経験は、この領域では直接の材料になります。詳しくはSaaSスタートアップのキャリアパスで整理しています。

基盤の領域という位置づけ

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の数値を並べます。

区分平均年収平均年齢有効求人倍率就業者数
システムエンジニア(基盤システム)889万円38.3歳2.28656,770人
データサイエンティスト611.9万円43.9歳11.8879,260人
プログラマー578.5万円37.1歳0.94389,760人

求人倍率が3つとも違う

2.28、11.88、0.94。同じIT領域でも、需給はまったく違います。

年収の順序は倍率と一致しない

最も年収が高いのは基盤システムの区分(889万円)ですが、求人倍率が最も高いのはデータサイエンティストの区分(11.88)です。需給と賃金は単純に連動しません。

就業者数の差

656,770人と79,260人。8倍以上の開きがあります。データサイエンティストの区分は、母集団そのものが小さい領域です。

この構造の意味

母集団が小さく求人倍率が高い区分では、経験のある人が足りていない状態です。一方、母集団が大きく倍率が低い区分では、選考の通過が難しくなります。

自分がどの区分に読まれるか

同じ「エンジニア」でも、データの設計や基盤の構築を担ってきた方と、アプリケーションの実装を担ってきた方では、市場での位置が違います。

転職の観点

職務経歴書のどこを前面に出すかで、読まれ方が変わります。 経験の棚卸しは、応募先を決める前にやっておく価値があります。

98人という規模で働くということ

役割の分かれ方

数千人規模の会社では、職務が細かく分かれます。98人の会社では、この境目が緩やかになります。

一人が担う範囲

企画から実装、導入後の支援まで通して関わる機会が増えます。

顧客との距離

導入する顧客の担当者と直接やり取りする場面が多くなります。データ基盤は、入れて終わりではなく使われて初めて価値が出るためです。

制度の整備

大手ほど制度が整っていないことがあります。評価制度、等級制度、研修。 明文化されているかは会社によって差があります。

確認したいこと

「評価制度は文書化されていますか」「等級はいくつありますか」。制度の有無ではなく、明文化されているかを聞くと実態が見えます。

採用の人数も限られる

98人の会社では、一つの職種の募集が年に数名ということもあります。求人が常に出ているとは限りません。

新宿という立地

所在地は東京都新宿区西新宿。顧客のオフィスが集まる地域に近い立地です。訪問を伴う職種では、移動の時間に影響します。

エージェントベストの見解

gBizINFOで知的財産の件数がすべて0件と表示される会社を見ると、権利を持っていないと考えたくなります。しかし、これは記録の有無を示すものであって、権利の有無を示すものではありません。gBizINFOの知的財産情報は、法人番号との対応が取れたものが掲載される仕組みです。名義や登録の経緯によっては、紐づかないことがあります。転職の企業研究でこの数字を使うときは、「0件」を「なし」と読み替えないでください。同じ理由で、件数の多い会社と少ない会社を単純に比較するのも避けたほうがよいと考えます。使い方としては、件数が多い場合に「ブランドや技術に投資している可能性がある」と推測の材料にする程度が適切です。少ない場合は、公開されている技術情報やサービスサイトから判断してください。

顧客データ基盤という商材の性質

導入して終わりではない

データ基盤は、入れたあとに使われて初めて価値が出ます。 導入時点では、まだ何も生んでいません。

この構造が仕事を決める

売る側にとっては、契約したあとの伴走が収益に直結します。 解約されれば、それまでの投資が回収できません。

カスタマーサクセスという職種

SaaSでは、開発と同じかそれ以上に導入後の支援に人を割くことがあります。98人という規模でも、この配分は事業の性格を映します。

求められる姿勢

技術の知識に加えて、顧客の業務への理解が要ります。どのデータをどう使いたいのかは、業務が分からないと設計できません。

前職の経験が効く場面

マーケティングや営業企画でデータを使ってきた方は、使う側の視点を持っています。これは作る側にはない材料です。

確認したいこと

「導入後の支援は、どの職種が担いますか」「開発とカスタマーサクセスの人数比を教えてください」。この2つで、会社の重心が見えます。

契約の継続期間

年単位の契約か、月単位か。 継続の前提が違えば、日々の仕事の緊張感も変わります。

選考で確認しておきたいこと

  1. 正社員数と、業務委託の人数の内訳
  2. 配属予定のチームの人数と、直近1年の増減
  3. 顧客データの利用範囲を、誰がどう決めているか
  4. 評価制度と、等級の上がり方
  5. ストックオプションの有無と、行使の条件
  6. 導入後の支援に、どこまで関わるか

1つ目は、gBizINFOの98人という数字を出発点にした確認です。被保険者数には業務委託の方が含まれません。

3つ目は、データを預かる事業に固有の確認事項です。契約で定めた利用範囲が、権限設計にどう落ちているかは、開発の進め方に直結します。

6つ目は、データ基盤が入れて終わりではないためです。導入後の支援に関わるかどうかで、身につく経験が変わります。

近い規模の会社はZealsの評判・年収・選考対策、転職の難易度はSaaSスタートアップの転職難易度もあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

データ基盤を扱う会社への転職で、意外に効くのが「契約書を読んだことがあるか」です。不正競争防止法は、業として特定の者に提供する目的で相当量が蓄積・管理されているデータを「限定提供データ」と定義しています。営業秘密として秘匿していなくても、保護の対象になり得るという考え方です。実務では、顧客と交わした契約でデータの利用範囲が決まり、それをシステムの権限設計に落とし込むことになります。つまり、契約書の文言とアクセス制御の設計がつながっています。前職でデータの取り扱い規程を作った、権限設計のレビューをした、といった経験があれば、それは技術経験と同じくらい語る価値があります。職務経歴書に書き漏らしやすい部分なので、棚卸しのときに思い出してみてください。

まとめ

b→dashを提供する株式会社データXについて、公的なデータから確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細はgBizINFOおよび各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収は分かりますか。

A. 非上場のため有価証券報告書がなく、公的なデータからは確認できません。job tagの基盤システムの区分は889万円ですが、これは調査区分全体の統計であり、同社の実態を示すものではありません。

Q. 知的財産が0件というのは、本当に何もないということですか。

A. gBizINFOに記録がないという意味です。法人番号との対応が取れたものが掲載される仕組みのため、権利が存在しないことを示すものではありません。

Q. gBizINFOの98人は、社員数ですか。

A. 事業所の被保険者数です。業務委託の方は含まれません。会社が発信する人数と一致しないことがあります。

Q. データの取り扱いに関する知識は必要ですか。

A. 求人の要件は公開情報からは読み取れません。ただしデータ基盤の事業では、契約で定めた利用範囲を権限設計に落とし込む場面があります。前職での規程づくりや権限設計の経験は材料になります。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)