日本総合研究所の評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

日本総合研究所 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

特許1,017件が示す、この会社の実態

日本総合研究所は非上場です。有価証券報告書はありません。 しかし、gBizINFOに記録された特許件数が、この会社の性格を端的に示しています。

同時期に調べた各社と並べる

会社特許商標従業員数
日本総合研究所1,017件65件4,859人
大和総研72件61件1,819人
帝国データバンク17件6件2,426人
東京商工リサーチ6件14件2,067人
三菱総研DCS3件32件2,503人
三菱UFJリサーチ&コンサルティング0件29件1,361人
デロイト トーマツ サイバー0件0件460人
マーサージャパン0件0件324人

桁が違う

1,017件。次点の大和総研72件の14倍以上です。

「シンクタンク」という言葉から想像する姿とは違う

特許はソフトウェアや情報処理の技術上の発明を守るものです。1,017件という規模は、システム開発が事業の中心にあることを示します。

事業概要も同じことを示す

gBizINFOの事業概要は、システムインテグレーション 経営コンサルティング・シンクタンクシステムインテグレーションが先に書かれています。

転職を考えるうえでの意味

シンクタンクを志望して入ったら、システム開発の会社だった。 この行き違いは起こり得ます。応募する前に、どちらの側かを確認する必要があります。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよびgBizINFOをご確認ください。

公的データから見た、会社の輪郭

gBizINFOに掲載されている内容(法人番号 4010701026082)

項目内容
法人名株式会社日本総合研究所
所在地東京都品川区東五反田2丁目18番1号
設立年月日2002年11月1日
従業員数4,859人(男性3,444人、女性1,415人)
業種G.情報通信業
事業概要システムインテグレーション 経営コンサルティング・シンクタンク
特許1,017件
意匠0件
商標65件
補助金交付17件
調達295件
表彰3件

4,859人という規模

同時期に調べたコンサルティング各社のなかで最大です。三菱UFJリサーチ&コンサルティング1,361人の3.6倍にあたります。

女性比率は約29.1%

4,859人のうち1,415人。システム開発を含む構成としては標準的な水準です。

業種はG.情報通信業

L.学術研究、専門・技術サービス業に分類される三菱UFJリサーチ&コンサルティングとは、行政上の分類が違います。

設立2002年

gBizINFOに記載された現在の法人としての設立日です。

調達295件

官公庁からの受注も一定量あります。ただし三菱UFJリサーチ&コンサルティングの1,031件と比べると3割弱です。

シンクタンクとSIerの、二面性

事業概要に3つの機能が並ぶ

システムインテグレーション。経営コンサルティング。シンクタンク。 性格の異なる3つが1社の中にあります。

それぞれの仕事の違い

機能成果物求められる技術
システムインテグレーション動くシステム設計・実装・プロジェクト管理
経営コンサルティング提案と実行支援課題の設定・論理構成・交渉
シンクタンク調査報告書・提言統計の読み方・調査設計・文章

人数の内訳は公表されていない

gBizINFOに機能別の人数はありません。 ただし特許1,017件という記録から、システムインテグレーションの比重が大きいと読み取れます。

なぜこの構成になるのか

金融グループのシステム開発を担う機能と、調査・提言を行う機能が同じ法人にある構造です。

転職の観点

入る機能によって、キャリアがまったく分かれます。 システム開発を続けるのか、調査・分析を深めるのか。

確認したいこと

「配属される部門は、システム側ですか、リサーチ・コンサルティング側ですか」。この質問が、応募の出発点になります。

部門間の異動

同じ会社にある以上、異動の可能性はあります。 ただし求められる技術が違うため、簡単には移れないと考えるのが現実的です。

確認したいこと

「システム部門とリサーチ部門の間で、異動の実績はありますか」。あるかないかで、長期のキャリアの選択肢が変わります。

SIerとしての位置づけ

金融グループのシステムを担う会社は、ユーザー系SIerと呼ばれる型にあたります。詳しくはユーザー系SIerのキャリアパスで整理しています。

4,859人という規模で働くということ

大規模組織の性質

職務が細かく分かれます。 要件定義だけ、テストだけ、という担当になることがあります。

制度の整備

この規模では、評価制度も研修も整っていると考えられます。

一方で

平均値が自分に当てはまりにくくなります。 部門によって働き方も処遇も違う可能性があります。

非上場であることの意味

平均年収が公的に確認できません。 4,859人という規模でも、有価証券報告書がない以上、水準は外から読めません。

確認したいこと

「提示額の内訳(基本給・賞与・手当)を教えてください」「賞与の実績レンジを教えてください」。

五反田という立地

所在地は東京都品川区東五反田。都心の南側にあたります。

補助金交付17件・表彰3件

公的な支援の受給と、外部からの評価がいずれも記録されています。

転職の観点

規模が大きいぶん、募集される職種の幅も広いと考えられます。自分の経験がどの部門に読まれるかを意識して応募する価値があります。

確認したいこと

「募集しているポジションは、どの部門の、どの職種にあたりますか」。大規模組織では、この特定が最初の一歩になります。

エージェントベストの見解

特許1,017件という数字を見たとき、多くの方は「シンクタンクなのに」と感じるはずです。しかし、これが実態を示しています。gBizINFOの事業概要も「システムインテグレーション 経営コンサルティング・シンクタンク」と、システム開発を先に挙げています。つまり、この会社の中心はシステム開発にある可能性が高い。転職を考える方にとって、この理解は決定的です。シンクタンクを志望して応募し、システム開発の部門に配属される。この行き違いは実際に起こります。求人票に「コンサルタント」と書かれていても、担当する領域がシステムの導入支援であることもある。面接では「配属される部門は、システム側ですか、リサーチ・コンサルティング側ですか」と、はっきり聞いてください。遠慮する質問ではありません。会社にとっても、期待の食い違いは避けたいはずです。

選考で確認しておきたいこと

  1. 配属される部門(システム/経営コンサルティング/シンクタンク)
  2. 部門間の異動の実績
  3. 募集ポジションの職種と、求められる経験
  4. 官公庁案件と民間案件の比率
  5. 提示額の内訳と、賞与の実績レンジ
  6. 正社員数と、業務委託の人数の内訳

1つ目が、キャリアを最も左右します。特許1,017件という記録から、システム側の比重が大きいと読み取れます。

2つ目は、長期のキャリアに関わります。求められる技術が違うため、簡単には移れないと考えるのが現実的です。

4つ目は、調達295件という記録を踏まえた確認です。

5つ目は、非上場のため平均年収が公的に確認できないためです。4,859人という規模でも外からは読めません。

近い規模の会社は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの評判・年収・選考対策、キャリアの筋道はシンクタンクのキャリアパスもあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

同じ「シンクタンク」と呼ばれる会社でも、公的データを並べると性格がはっきり分かれます。日本総合研究所は特許1,017件・調達295件・従業員4,859人。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは特許0件・調達1,031件・従業員1,361人。前者はシステム開発を軸に規模を持ち、後者は官公庁の受託研究に特化している。大和総研は特許72件・調達9件で、民間向けの調査とシステムの両方を持つ中間型に見えます。転職を考えるとき、この3社を「シンクタンク」という一語でまとめると判断を誤ります。自分が何をしたいかによって、選ぶべき会社が変わるからです。制度や政策に関わりたいなら受託研究の多い会社、技術を深めたいならシステム側の厚い会社。公的データは、その振り分けに使えます。

まとめ

日本総合研究所について、公的なデータから確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細はgBizINFOおよび各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収は分かりますか。

A. 非上場のため有価証券報告書がなく、公的なデータからは確認できません。従業員4,859人という規模でも、水準は外からは読めません。

Q. 特許1,017件は、何を意味しますか。

A. 技術上の発明を守る権利が1,017件記録されているという意味です。同時期に調べた各社のなかで突出しており、システム開発が事業の中心にあることを示します。

Q. シンクタンクとして応募できますか。

A. gBizINFOの事業概要にはシンクタンクも含まれます。ただしシステムインテグレーションが先に挙げられており、配属される部門を面接で確認する価値があります。

Q. 三菱UFJリサーチ&コンサルティングとの違いは何ですか。

A. 公的データで見ると、特許は1,017件と0件、調達は295件と1,031件と対照的です。前者はシステム開発を軸に、後者は官公庁の受託研究に重心があると読み取れます。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)