オイシックス・ラ・大地の評判|年収・働き方・選考対策まで解説

オイシックス・ラ・大地 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

正社員916名に対して、臨時従業員955名

オイシックス・ラ・大地は、食品のサブスクリプションを軸に事業を展開する会社です。有価証券報告書(第29期・2026年3月期)を開くと、人員構成に特徴が出ています。

提出会社の従業員数は916名。これに対して臨時従業員が955名(年間平均雇用人員)です。正社員より臨時従業員のほうが多い構成になっています。

セグメント別に見ると、その偏りがさらにはっきりします。

セグメント従業員数(人)臨時従業員(人)
B2Cサブスク794(924)
B2Bサブスク35(10)
その他87(21)
合計916(955)

B2Cサブスクだけで、正社員794名に対して臨時924名です。食品の仕分けや配送準備といった現場業務を、この体制で回している構造が読み取れます。

この記事では、事業の中身と働き方を公開情報から整理します。本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、公式サイトでご確認ください。

会社概要と2つのサブスク事業

項目内容
会社名オイシックス・ラ・大地株式会社(Oisix ra daichi Inc.)
上場区分東京証券取引所上場(証券コード3182)
本社所在地東京都品川区大崎一丁目11番2号
事業内容B2Cサブスク/B2Bサブスク/その他
従業員数提出会社916名(臨時955名)※2026年3月31日現在
決算期3月

事業はB2CサブスクB2Bサブスクに分かれます。人員では前者に集中しており、B2Bサブスクは提出会社で35名(臨時10名)です。

なお従業員数について、有価証券報告書は当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む就業人員としています。

売上は横ばいでも、利益は5期で最高

連結の業績推移です。

決算年月売上高(百万円)経常利益(百万円)親会社株主帰属当期純利益(百万円)
第25期2022年3月113,4764,1532,727
第26期2023年3月115,1762,8101,807
第27期2024年3月148,4084,4204,108
第28期2025年3月256,0096,5613,638
第29期2026年3月251,4196,8404,527

注目すべき動きが2つあります。

ひとつは第27期から第28期の急拡大です。 売上高が1,484億円から2,560億円へ、1年で1.7倍になっています。この規模の変化は、通常の事業成長では説明がつきにくく、企業結合を伴う可能性が高い動きです。

もうひとつは第29期の内容です。 売上高は2,514億円と前期からやや減っている一方、経常利益は68億4,000万円、当期純利益は45億2,700万円といずれも5期で最高です。

規模を追う局面から、収益性を高める局面へ移ったと読める推移です。転職を検討する立場からは、拡大したものを整えるフェーズにある会社として見ることになります。

評判の傾向

年収・評価制度

水準は業界の平均的なところという受け止めが見られます。事業の成長段階によって評価の指標が変わるという指摘があります。現場に近い職種と本社職種で、評価のされ方が異なるという声も見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

ワークライフバランス

繁忙の波が季節や販促の時期に連動するという指摘が見られます。食品を扱う事業の性格上、現場に近い職種では稼働の集中が生じるという声があります。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

キャリア・成長機会

事業の統合や拡大にともなう役割の変化を、機会と捉える声と落ち着かないと捉える声の両方が見られます。提出会社の平均勤続年数が10.0年である点は、長く在籍する層が中核にいることを示しています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

社風・人間関係

食や生産者に対する関心を共有する文化があるという声が見られます。事業の理念に共感して入社する人が多いという指摘もあります。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

エージェントベストの見解

この会社を検討するときに最も効くのが、臨時従業員955名という数字の意味を理解しておくことです。正社員916名を上回る規模の臨時従業員がいるということは、事業の相当部分が「人手を要する現場業務」で成り立っていることを示します。食品のサブスクリプションは、注文を受けて商品を集め、梱包し、届けるまでが事業です。ITサービスの企画・開発だけを想像して入社すると、想定と違ったと感じやすくなります。面接で確認しておきたいのは、配属予定の部署が現場のオペレーションにどの程度関わるかという点です。本社の企画職であっても、現場の制約を理解せずに施策を作ることはできません。逆に、この現場性を面白いと感じられる方には、机上で完結しない事業に関われる環境です。

平均年間給与693万7千円と平均勤続10.0年

有価証券報告書(第29期・2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は6,937千円(693万7千円)です。2026年3月31日現在の従業員数は916名(臨時955名)、平均年齢41.1歳、平均勤続年数10.0年とされています。

**平均年間給与の対前事業年度増減率は3.6%**と開示されています。前期から水準が上がっています。

平均勤続年数10.0年という数字は、この規模の企業としては長い部類に入ります。平均年齢41.1歳とあわせると、長く在籍する層が中核を担う構成が読み取れます。創業から時間が経ち、組織が成熟していることを示す数字です。

職種別の内訳は有価証券報告書からは読み取れません。現場に近い職種と本社職種では水準が異なる可能性があるため、実際の提示額は募集要項でご確認ください。

B2Cに794名、B2Bに35名という配分

働き方は、配属される事業によって大きく変わります。

B2Cサブスク(794名/臨時924名)

提出会社の従業員の87%がここに属します。個人の会員に向けた食品の定期宅配が中心で、商品の企画、調達、販促、そして物流に関わる業務が想定されます。臨時従業員924名という規模は、現場業務の比重の大きさを示しています。

B2Bサブスク(35名/臨時10名)

法人向けの領域で、提出会社では35名と小規模です。少人数で事業を組み立てる働き方が想定されます。

その他(87名/臨時21名)

新規領域や管理機能が含まれると考えられます。

季節性と販促の波

食品を扱う事業では、需要が季節や催事に連動します。物流の逼迫する時期には、本社職種であっても対応が生じる可能性があります。

向いている人/向いていない人

向いている人

現場のある事業に関わりたい方

商品が実際に届くまでを扱う事業です。データだけでなく、物と人の動きを含めて考えることに面白さを感じる方に向きます。

食や生産者に関心がある方

扱う商材が食品であるため、この領域への関心が業務の理解を早めます。

整える局面に関心がある方

売上が急拡大した後、収益性を高める局面にあります。拡大したものを整理し、利益に結びつける仕事に関心がある方に合います。

向いていない人

デジタル完結の事業を求める方

臨時従業員955名という構成が示すとおり、現場の業務が事業の相当部分を占めます。ソフトウェアだけで完結する事業を求める場合、日々の仕事とのずれが生じます。

短期で報酬を大きく伸ばしたい方

平均年間給与は693万7千円、平均勤続年数10.0年という構成です。年次とともに積み上がる形が想定されます。

エージェントベストの見解

面接で差がつくのは、第28期の急拡大をどう読むかです。売上高が第27期の1,484億円から第28期の2,560億円へ1年で1.7倍になっています。通常の事業成長でこの伸びは起きにくく、企業結合を伴った可能性が高い動きです。そして第29期は売上が2,514億円とやや減る一方、経常利益と当期純利益はいずれも5期で最高になりました。この2年で「広げる」から「整える」へ舵を切ったと読めます。面接でこの見立てを話せると、事業を数字で追う人だと伝わります。あわせて確認しておきたいのが、統合が完了したのか、まだ続いているのかという点です。統合の途中に入社すると、制度も組織も動きます。それを機会と捉えるか負担と捉えるかで、入社後の評価が変わります。求人票からは分からないので、面接で直接聞くのが確実です。

選考に向けた準備

選考フローの概要

公開されている情報の範囲では、書類選考、複数回の面接、最終面接という流れが一般的とされています。職種によっては課題や適性検査が加わる場合があります。回数や内容は時期により変動します。詳細は公式の募集要項でご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜこの業界か」では、食という領域に関心を持った理由を整理します。商品の利用体験から入る応募者は多いため、そこから踏み込んで、食品流通の構造的な課題をどう理解しているかまで話せると差が出ます。

「なぜこの会社か」では、B2CとB2Bの2つのサブスク事業を持つ構造、第28期の急拡大と第29期の利益改善に触れます。これらは公開資料から確認できる事実です。

職務経歴書で見られるポイント

継続的な取引を扱った経験があれば、継続率や解約率、会員あたりの単価といった指標で書きます。サブスクリプションを軸とする事業のため、この指標を扱った経験は直接つながります。

物流やオペレーションの改善に関わった経験も評価されます。臨時従業員955名という体制で回る事業では、現場の効率が利益に直結します。

まとめ

オイシックス・ラ・大地は、食品のサブスクリプションを軸にB2CとB2Bの事業を展開する会社です。東京証券取引所に上場しています。

第29期(2026年3月期)の連結売上高は2,514億1,900万円で前期からやや減少した一方、経常利益68億4,000万円、当期純利益45億2,700万円はいずれも5期で最高です。第27期から第28期にかけては売上高が1.7倍に拡大しています。

提出会社の従業員数は916名で、これに対し臨時従業員は955名と正社員を上回ります。B2Cサブスクに794名(臨時924名)が集中しています。平均年間給与は693万7千円、平均年齢41.1歳、平均勤続年数10.0年です。

選考では、拡大から収益性重視へ移った局面をどう読むかが材料になります。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書(第29期・2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は6,937千円(693万7千円)です。従業員数916名、平均年齢41.1歳、平均勤続年数10.0年を対象とした数字で、対前事業年度増減率は3.6%と開示されています。職種別の内訳は開示されていないため、実際の提示額は募集要項でご確認ください。

Q. 未経験でも転職できますか。

A. 職種によります。サブスクリプション事業の指標(継続率、解約率、会員単価)を扱った経験や、物流・オペレーションの改善経験は、業界が違っても評価されやすいと考えられます。食品業界の知識は入社後に習得する部分が大きい領域です。具体的な要件は募集要項でご確認ください。

Q. 働き方はどのような感じですか。

A. 配属先によって異なります。提出会社916名のうち794名がB2Cサブスクに属し、同事業には臨時従業員924名がいます。食品を扱う事業の性格上、季節や催事に需要が連動し、現場に近い職種では稼働が集中する時期があります。詳細な勤務条件は募集要項でご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)