福井コンピュータホールディングスの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
有価証券報告書によると、福井コンピュータホールディングス株式会社の直近期は売上高16,653百万円、経常利益7,483百万円。経常利益率は約44.9%です。当メディアがこれまで有価証券報告書から読んできた情報サービス企業のなかで、最上位にあたります。連結従業員は556人。最大人員会社である福井コンピュータアーキテクト㈱の平均勤続年数は20.0年で、グループの労働組合員数は494名です。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。
会社概要と建築・測量土木という2本柱
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 福井コンピュータホールディングス株式会社 |
| 上場区分 | 東京証券取引所(証券コード9790) |
| 決算期 | 3月 |
| 従業員数 | 連結556人〔臨時48人〕/提出会社86人〔臨時11人〕(2026年3月31日現在) |
| 会社の性格 | 持株会社(提出会社の従業員は全員が「全社(共通)」) |
| 報告セグメント | 建築システム事業/測量土木システム事業/ITソリューション事業/投資事業 |
グループは「当社(福井コンピュータホールディングス株式会社)及び子会社6社」で構成されています。
4つのセグメント
| セグメント | 内容(有価証券報告書の記載から) | 売上高 | 前年同期比 | 営業利益 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 建築システム事業 | 建築図面や見積書、部材の発注書などを迅速かつ正確に自動計算・作成するソフトウエアを開発・販売。営業から設計、積算・見積までトータルサポート。建築設計事務所、工務店、ハウスビルダー、ゼネコン等が顧客 | 8,032百万円 | 16.3%増 | 3,181百万円 | 26.3%増 |
| 測量土木システム事業 | 測量会社や土地家屋調査士が作成する土地・建物の形状や面積の図面を自動作成するソフトウエア。土木業では現場作業の効率性・安全性の向上、現場写真管理、出来形管理等に対応 | 7,861百万円 | 9.7%増 | 3,691百万円 | 7.4%増 |
| ITソリューション事業 | 選挙の出口調査に関わるモバイルアプリケーション及びWEBアプリケーションの開発 | 759百万円 | 18.0%増 | 580百万円 | 20.0%増 |
| 投資事業 | CVCを通じ、事業領域と関連性の高い国内外の建設テックスタートアップやベンチャー企業へ投資 | ― | ― | △4百万円 | (前年同期も△4百万円) |
主要な事業会社は、建築システム事業が福井コンピュータアーキテクト㈱・福井コンピュータスマート㈱・福井コンピュータシステム㈱、測量土木システム事業が福井コンピュータ㈱・福井コンピュータスマート㈱です。
KPIはARRとARPA
直近期の説明には、ストック型の指標が繰り返し登場します。
当連結会計年度は、建築システム事業の全事業において新規顧客の獲得が進むとともに、既存顧客におけるライセンス(アカウント)増設が順調に推移したことに加え、価格改定による単価改善効果が通期にわたり寄与し、ARR及びARPAの拡大に結びつきました。
注記では「ARR:ストック売上(使用権、保守サービス売上)における年間定期収益」「ARPA:ARRを3月末時点の契約企業社数で割り返し算出」と定義されています。
制度対応が需要を生む構造も明記されています。
- 住宅建材事業……2025年4月に施行された建築基準法改正に伴う設計対応需要の高まりを捉え、法改正対応プログラムの販売が伸長
- BIM事業……BIM確認申請制度の開始に向けた制度整備の進展を背景に、国産BIMソフトの強みを活かして売上が伸長
- 測量土木……国土交通省が推進するi-ConstructionやBIM/CIMの普及、国土地理院による作業規程の改正等に対応。3D Gaussian Splatting(3DGS)の読込みへの対応、土木ではAR技術への対応が奏功
ITソリューション事業の増収要因も具体的です。「2025年7月に行われた参議院議員選挙及び2026年2月に行われた衆議院議員選挙にかかわる売上を計上」。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書(第47期・2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は8,179,891円(平均年齢38.5歳、平均勤続年数11.9年)。最大人員会社である福井コンピュータアーキテクト㈱は8,403,563円(192名、平均年齢46.3歳、平均勤続年数20.0年)、次に人員が多い福井コンピュータ㈱は8,283,902円(164名、45.2歳、18.0年)です。給与については「評価制度、等級制度、報酬制度をむすび付け、各等級に設定された給与レンジと、評価から算定される年俸評定に基づき決定しております」と記載されています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
ワークライフバランス
有価証券報告書には、福井コンピュータグループ労働組合(1983年9月結成、組合員数494名)がある旨と、「労使関係は、結成以来円満に推移しており概ね良好であります」と記載されています。提出会社の男性労働者の育児休業取得率は100.0%です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
キャリア・成長機会
「当社が求める人物像を明確にしたうえで、公正性・納得性・透明性の高い人事制度を構築し、経営戦略と強く結びつけながら、積極的な人的資本投資に取り組んでおります」と記載されています。技術面では、BIM、i-Construction、BIM/CIM、3D Gaussian Splatting、ARといった領域が事業説明に登場します。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
社風・人間関係
最大人員会社の平均勤続年数は20.0年、次に人員が多い会社は18.0年。提出会社の管理職に占める女性労働者の割合は25.0%です。セグメント別の従業員数は建築システム240人、測量土木システム205人、ITソリューション6人、全社(共通)105人となっています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
**「経常利益率44.9%」。当メディアがこれまで読んできた情報サービス企業のなかで、最上位の水準です。当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読み、「経常利益率は事業の型でほぼ決まる」**という読み方を確立しました。受託開発中心は6.7〜12.1%、自社パッケージを持つ会社は24.7〜32.0%、自社製品に集中する会社は44%台に届く例もある——この会社は、その最上位に位置します。
| 会社 | 経常利益率 | 事業の型 |
|---|---|---|
| 福井コンピュータHD | 約44.9% | 建築・測量土木に特化した自社ソフトウエア |
| プロシップ | 約36.7% | 固定資産管理に絞った自社パッケージ |
| フィックスターズ(Solution事業) | 約35.3% | ソフトウェア高速化の受託 |
| ベース | 約26.6% | 受託(単一セグメント) |
**この水準を支えているのは、顧客の業務が制度と結びついていることです。**有価証券報告書には、需要の源が具体的に書かれています。2025年4月施行の建築基準法改正に伴う設計対応需要、BIM確認申請制度の開始に向けた制度整備、国土交通省のi-ConstructionやBIM/CIM、国土地理院による作業規程の改正。**制度が変われば、対応したソフトウエアが要る。**当メディアが同じ時期に読んだプロシップも「新リース会計基準」で同じ構造でしたが、この会社は建築・測量・土木という3つの制度領域を同時に抱えています。さらに、収益の形も変わりつつあります。KPIとしてARR(ストック売上における年間定期収益)とARPA(ARRを契約企業社数で割った値)が明記され、直近期は「新規顧客の獲得」「既存顧客におけるライセンス(アカウント)増設」「価格改定による単価改善効果」の3つでどちらも拡大したと説明されています。新規・追加・値上げの3つが同時に効いた期ということです。応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、制度改正の知識が武器になる。****2つ目、顧客は建築・測量・土木の現場である。ソフトウエアの知識だけでなく、その業務の理解が要ります。3つ目、利益率が高い=価格競争に晒されにくい領域である。面接では3つ聞いてください。1つ目、「次に控えている制度改正は何で、いつから開発に入りますか」。2つ目、「ARRとARPAは、どの職種の評価に紐づいていますか」。3つ目、「新規顧客とライセンス増設では、営業の動き方はどう違いますか」。
勤続20.0年という最大人員会社
有価証券報告書の従業員の状況です(2026年3月31日現在)。この会社は持株会社のため、最大人員会社の状況まで開示されています。
連結会社の状況
| セグメント | 従業員数 | 臨時雇用者(外数) |
|---|---|---|
| 建築システム事業 | 240人 | 21人 |
| 測量土木システム事業 | 205人 | 16人 |
| ITソリューション事業 | 6人 | ― |
| 投資事業 | ― | ― |
| 全社(共通) | 105人 | 11人 |
| 合計 | 556人 | 48人 |
提出会社の状況
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 86人〔臨時11人〕 |
| 平均年齢 | 38.5歳 |
| 平均勤続年数 | 11.9年 |
| 平均年間給与 | 8,179,891円 |
| 対前事業年度増減率 | 14.8% |
提出会社の86人は全員が「全社(共通)」です。増加理由も明記されています。「前事業年度末に比べ従業員数が42名増加しております。主な理由は、連結子会社の業務の一部を当該業務に従事していた従業員とともに提出会社へ移管したことによるものです」。
最大人員会社の状況
| 会社 | 従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 対前期増減率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福井コンピュータアーキテクト㈱ | 192名〔臨時21名〕 | 46.3歳 | 20.0年 | 8,403,563円 | 4.7% |
| 福井コンピュータ㈱ | 164名〔臨時16名〕 | 45.2歳 | 18.0年 | 8,283,902円 | 4.6% |
平均勤続年数20.0年は、当メディアが同じ時期に有価証券報告書から読んだ情報サービス企業(2.2年〜21.6年)のなかで最長級です。平均年齢46.3歳に対して20.0年ですから、26歳前後で入社した人がそのまま定着している構造が読めます。
**この3社の平均年間給与は、818万円〜840万円の範囲に収まっています。**持株会社と事業会社で水準が大きく違わない点は、応募先を選ぶうえで確認しやすい材料です。
労働組合については次のように記載されています。「当社グループの労働組合は、福井コンピュータグループ労働組合と称し、1983年9月に結成され、2026年3月31日現在の組合員数は、494名であります。労使関係は、結成以来円満に推移しており概ね良好であります」。連結556人に対して組合員494名です。
男女に関する指標(提出会社)は次のとおりです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 25.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 男女の賃金の差異(全労働者) | 73.1% |
| 男女の賃金の差異(正社員) | 78.6% |
| 男女の賃金の差異(契約社員) | 66.7% |
自己資本比率81.7%と現預金214億円
有価証券報告書の連結経営指標等の推移(第43期〜第47期)です。
| 決算期 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 当期純利益(百万円) | 連結従業員数 | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 14,331 | 6,358 | 4,222 | 526人 | 24.4% | 77.1% |
| 2023年3月 | 13,630 | 5,643 | 3,809 | 536人 | 18.7% | 81.1% |
| 2024年3月 | 13,821 | 5,676 | 3,817 | 549人 | 16.6% | 82.0% |
| 2025年3月 | 14,717 | 6,211 | 4,189 | 551人 | 16.3% | 82.0% |
| 2026年3月 | 16,653 | 7,483 | 4,313 | 556人 | 15.1% | 81.7% |
※当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益
直近期は売上高16,653百万円(前年同期比13.2%増)、営業利益7,263百万円(同19.4%増)、経常利益7,483百万円(同20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,313百万円(同3.0%増)。
**当期純利益の伸びだけが3.0%にとどまっています。**キャッシュ・フローの説明を読むと理由が見えます。営業CFの内訳に「税金等調整前当期純利益6,800百万円、減価償却費347百万円、投資有価証券評価損845百万円、前受金の増加262百万円」とあり、営業段階の利益は20%前後伸びた一方、投資有価証券の評価損が最終利益を圧縮しています。
キャッシュ・フローは次のとおりです。
| 決算期 | 営業CF(百万円) | 投資CF(百万円) | 財務CF(百万円) |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 4,858 | △1,837 | △1,240 |
| 2025年3月 | 5,652 | △2,968 | △1,345 |
| 2026年3月 | 6,089 | △4,329 | △1,447 |
投資CFの中身は「定期預金の預入による支出3,400百万円、投資有価証券の取得による支出4,611百万円、投資有価証券の償還による収入3,900百万円、有形固定資産の取得による支出289百万円」。設備ではなく、資金運用と投資有価証券が中心です。財務CFは「主として配当金の支払い」によるものです。
現金及び現金同等物の期末残高は21,485百万円で、年間売上高16,653百万円を上回ります。自己資本比率81.7%とあわせて、財務は厚い構造です。
制度改正と3次元化が需要をつくる
この会社の需要の源は、有価証券報告書に具体的に書かれています。
建設業界の環境認識
建設業界では、人手不足や長時間労働の課題に加え、人件費や資材価格の高騰、働き方改革による残業時間上限規制への対応が求められており、積極的なDXやデジタル化への投資が行われています。
セグメント別の需要要因
| セグメント | 直近期の需要要因 |
|---|---|
| 建築システム | 2025年4月施行の建築基準法改正に伴う設計対応需要/BIM確認申請制度の開始に向けた制度整備の進展(国産BIMソフトの強み) |
| 測量土木システム | i-ConstructionやBIM/CIMの普及/国土地理院による作業規程の改正/3D Gaussian Splatting(3DGS)の読込み対応/土木でのAR技術への対応 |
| ITソリューション | 2025年7月の参議院議員選挙および2026年2月の衆議院議員選挙 |
測量事業では「3次元対応ソフトウエアの導入及び更新に関する提案強化に加え、設計分野への提案拡大」、土木事業では「従来の3次元関連製品の拡販に加え、AR技術への対応が奏功」と記載されています。
投資事業についても方針が明記されています。
当社グループの事業領域と関連性の高い優れたサービスやビジネスモデルを持つスタートアップやベンチャー企業を投資対象としております。技術やノウハウの共有、ビジネスパートナーシップの構築などを図ることにより、相互に成長を促進し、社会的な課題解決に貢献するシステムの構築にも積極的に取り組んでおります。
エージェントベストの見解
**「平均勤続年数20.0年、組合員494名、自己資本比率81.7%」。この3つは、同じ性格の別の表れです。**当メディアはこの数か月、情報サービス業の有価証券報告書を50社以上読んできました。平均勤続年数のレンジは2.2年〜21.6年で、20.0年は最長級。労働組合を持つ情報サービス企業は少数派で、当メディアが読んだ多くの会社は「労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満」と書いています。**この会社は1983年結成の組合があり、連結556人に対して組合員が494名います。**そして財務。自己資本比率81.7%、現預金214億円は年商を上回ります。**つまりこの会社は、当メディアが同じ時期に読んできた「若い会社」「伸びている会社」とは、まったく違う形をしています。**比較のために並べます。
| 会社 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 組織の特徴 |
|---|---|---|---|
| ボードルア | 28歳 | 3.3年 | 未経験採用とM&Aで4期に連結が約4.1倍 |
| 福井コンピュータアーキテクト㈱ | 46.3歳 | 20.0年 | 1983年結成の労働組合、連結556人で5期の増員は+30人 |
**5期で連結従業員は526人→556人(+30人/+5.7%)。一方、売上高は+16.2%、経常利益は+17.7%。****人を増やさずに利益を伸ばしています。****応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、席が頻繁に空く組織ではない。**採用の枠は多くないと考えられます。**2つ目、入れば長く働ける可能性が高い。**勤続20.0年という数字は、そう簡単には出ません。3つ目、業務知識が資産になる。建築基準法、BIM確認申請、i-Construction、作業規程——制度と結びついた知識は、年数とともに積み上がります。注意点も1つあります。この構造は、変化の速さを求める人には向きません。5期の増員が30人という組織で、役割が急に変わることは考えにくいでしょう。面接では3つ聞いてください。1つ目、「直近3年間の中途入社は何名くらいですか」。2つ目、「入社後、建築や測量の業務知識はどう学びますか」。3つ目、「等級ごとの給与レンジは、何段階に分かれていますか」。
働き方とキャリア形成の特徴
有価証券報告書から読み取れる働き方の特徴は、次のとおりです。
1. 応募先は事業会社である
提出会社は持株会社で、従業員86人は全員が「全社(共通)」。実際の勤務先は福井コンピュータアーキテクト㈱(建築)、福井コンピュータ㈱(測量土木)などです。
2. 労働組合がある
福井コンピュータグループ労働組合(1983年結成、組合員494名)。情報サービス業では少数派です。
3. 給与は等級と年俸評定で決まる
「評価制度、等級制度、報酬制度をむすび付け、各等級に設定された給与レンジと、評価から算定される年俸評定に基づき決定」と記載されています。
4. 顧客は建築・測量・土木の現場である
建築設計事務所、工務店、ハウスビルダー、ゼネコン、測量会社、土地家屋調査士、コンサルタント、土木業者。業務そのものを理解する必要がある領域です。
5. CVCを通じた投資も行う
投資事業として、建設テックスタートアップやベンチャー企業への投資を行っています。
向いている人/向いていない人
向いている可能性がある人
- 自社製品を長く育てたい人……建築・測量土木のソフトウエアが主力です
- 業界特化の知識を積み上げたい人……制度改正が需要をつくる構造です
- 3次元・BIM・ARといった技術に関心がある人……3DGSやAR対応が事業説明に登場します
- 腰を据えて働きたい人……最大人員会社の平均勤続年数は20.0年です
- 財務の安定を重視する人……自己資本比率81.7%、現預金は年商を上回ります
向いていない可能性がある人
- 短期間で組織の変化を経験したい人……5期の連結増員は30人です
- 幅広い業界の顧客を担当したい人……顧客は建築・測量・土木が中心です
- 持株会社の数値だけで判断したい人……応募先は事業会社で、最大人員会社の数値を見る必要があります
- 大規模組織のスケールを求める人……連結556人の規模です
- 成果報酬の変動幅を大きくしたい人……等級ごとの給与レンジと年俸評定で決まる仕組みです
選考に向けた準備
1. 制度改正と需要のつながりを説明できるようにする
建築基準法改正、BIM確認申請制度、i-Construction、BIM/CIM、国土地理院の作業規程改正。どれも「制度が変わる→対応ソフトが要る」という同じ構造です。応募先セグメントに関わる制度の動きを1つでも具体的に語れると、事業理解の深さが伝わります。
2. ARRとARPAを踏まえて話す
有価証券報告書はKPIとしてARR(ストック売上における年間定期収益)とARPA(ARRを契約企業社数で割った値)を定義しています。直近期の拡大要因は「新規顧客の獲得」「既存顧客のライセンス増設」「価格改定による単価改善効果」の3つ。このうち自分がどこに貢献できるかを整理しておきましょう。
3. 応募先の会社を特定する
建築システム事業(福井コンピュータアーキテクト㈱ほか)と測量土木システム事業(福井コンピュータ㈱ほか)では、顧客も製品も違います。最大人員会社の平均年間給与は8,403,563円、次に多い会社は8,283,902円と開示されているので、応募先が決まれば水準の見当がつきます。
まとめ
- 有価証券報告書によると、直近期は売上高16,653百万円(前年同期比13.2%増)、経常利益7,483百万円(同20.5%増)。経常利益率は約44.9%です
- 最大人員会社の福井コンピュータアーキテクト㈱は192名・平均年齢46.3歳・平均勤続年数20.0年・平均年間給与8,403,563円。提出会社は86人で8,179,891円です
- 福井コンピュータグループ労働組合(1983年結成)の組合員数は494名。連結従業員556人に対する比率が高い構成です
- KPIはARRとARPA。直近期は新規顧客の獲得、既存顧客のライセンス増設、価格改定による単価改善が同時に寄与しました
- 自己資本比率81.7%、現金及び現金同等物21,485百万円で、年間売上高を上回る手元資金があります
よくある質問
Q. 福井コンピュータホールディングスの平均年収はいくらですか?
A. 有価証券報告書(第47期・2026年3月期)によると、提出会社(持株会社)の平均年間給与は8,179,891円(平均年齢38.5歳、平均勤続年数11.9年)です。あわせて最大人員会社の状況も開示されており、福井コンピュータアーキテクト㈱が8,403,563円(192名、46.3歳、20.0年)、福井コンピュータ㈱が8,283,902円(164名、45.2歳、18.0年)となっています。
Q. どんな製品を扱っていますか?
A. 有価証券報告書によると、建築システム事業では建築図面・見積書・部材の発注書などを自動計算・作成するソフトウエアを、測量土木システム事業では土地・建物の形状や面積の図面を自動作成するソフトウエアや土木施工業向けソフトウエアを開発・販売しています。このほかITソリューション事業(選挙の出口調査に関わるアプリケーション開発)と投資事業(CVCによる建設テックスタートアップ等への投資)があります。
Q. 利益率が高いのはなぜですか?
A. 有価証券報告書は理由を直接説明していませんが、事業構造から読み取れる点が2つあります。1つ目は、建築・測量・土木という特定領域に絞った自社ソフトウエアであること。2つ目は、制度改正が更新需要を生む構造であることです。直近期は2025年4月施行の建築基準法改正への対応、BIM確認申請制度の整備進展、i-ConstructionやBIM/CIMの普及、国土地理院による作業規程の改正が需要要因として挙げられています。
※本記事は、福井コンピュータホールディングス株式会社が提出した有価証券報告書(第47期)および公式サイトの公開情報をもとに構成しています。数値は同報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。