GreenBeeの評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント
有価証券報告書が示す、会社の輪郭
GreenBeeについて、第19期(2025年12月期)の有価証券報告書から確認できる事実を整理します。
提出会社の状況(2025年12月31日現在)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 11人 |
| 平均年齢 | 47.6歳 |
| 平均勤続年数 | 6.6年 |
| 平均年間給与 | 7,886千円 |
注記に理由が書かれている
前連結会計年度末に比べ従業員数が5名減少しておりますが、主に福岡オフィスの閉鎖に伴う自己都合退職によるものであります。
連結会社の状況(同日現在)
| 事業部門 | 従業員数 |
|---|---|
| ソフトウェア事業 | 37人 |
| 全社(共通) | 4人 |
| 合計 | 41人 |
全社(共通)はコーポレートコントロール本部に所属する者と注記されています。
提出会社11人、連結41人
差の30人は連結子会社に所属しています。約73%が子会社側です。
子会社
GreenBee Technology(Shanghai)Inc.(ソフトウェアの研究および開発、100%)とタオソフトウエア㈱(東京都中央区、資本金10百万円、ソフトウェアの開発・販売、100%)。いずれも特定子会社です。
タオソフトウエアの規模
売上高178,180千円、経常利益22,955千円、当期純利益17,276千円、純資産240,100千円、総資産283,208千円。連結売上高に占める割合が10%を超えるため開示されています。
多様性の指標
当社は常時雇用される従業員が100名以下の事業規模であり、女性活躍推進法等の規定による公表をしておりません。
労働組合
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております としています。
本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよび有価証券報告書をご確認ください。
sMedioからGreenBeeへ、という転換
有価証券報告書には、商号変更の経緯と狙いが記載されています。
商号変更
当社は、「テクノロジーで社会を豊かにする会社」から「テクノロジーで持続可能な未来を築く会社」に変革していくため、2024年4月1日より商号を**「株式会社sMedio」から「GreenBee株式会社」へ変更**し(後略)
3つの事業領域
| 事業 | 内容 |
|---|---|
| GXサービス事業 | 再生可能エネルギー関連製品をワンストップで提供 |
| DXサービス事業 | AIとシステムで情報活用可能なサービスを提供 |
| テクノロジーライセンス事業 | 競争力の高い自社テクノロジー製品をライセンス |
もとの事業はライセンス
当社は、自社保有技術を活用したテクノロジーソフトウェア・サービス開発を強みとし、ライセンス提供することを主な事業としてきました。
その事業環境の認識
当社の主戦場としているパソコン・デジタル家電領域では、消費者ニーズの変化や製品のコモディティ化が進んでいる状況にあり当社製品を搭載する顧客製品の出荷数が伸び悩んでいる現状があります。
会社自身が課題を書いている
この率直さは、有価証券報告書でも珍しい部類です。主力事業の環境が厳しいことを明記しています。
転職の観点
転換期の会社に入るということを理解しておく価値があります。新しい領域を立ち上げる仕事になる可能性があります。
収益モデルの移行という課題
有価証券報告書は、優先的に対処すべき課題を3つ挙げています。
① 収益モデルの移行
当社グループは、ハードウェア製品に搭載するソフトウェアを開発してきた経緯からPC等の電子機器の出荷数に応じて受け取るロイヤリティ収入を主な収益源としてきました。しかしながら、「DXサービス事業」と、「GXサービス事業」においては、サービスに対して料金を課金する収益モデルへの移行を進める必要があります。
この違いが働き方を変える
ロイヤリティ収入は、出荷されれば入ってくる構造です。一方、サービス課金は、使い続けてもらう必要があります。
求められる役割が変わる
売って終わりから、使われ続けるための支援へ。 カスタマーサクセスのような役割の比重が増える可能性があります。
② 製品構成の充実
サービスに対して料金を得るために必要な製品群の開発が必要となります。
③ 開発管理体制
「GXサービス事業」領域に参入するにあたり、社内開発者、外部協力者を合わせた開発管理体制を構築し、品質担保していく(後略)
外部協力者を含む体制
41人という規模で新領域に参入する以上、外部の力を借りる前提が読み取れます。
転職の観点
外部の開発者を含めた進行管理の経験は、この会社では直接の材料になります。
確認したいこと
「GXサービス事業はいま何名で進めていますか」「外部協力者との分担はどうなっていますか」。課題が公表されている会社では、この質問が通じます。
11人という提出会社の規模
平均年齢47.6歳、平均勤続6.6年
この2つから、平均入社年齢は41.0歳と計算されます。経験を積んだ層が中心の構成です。
平均年間給与7,886千円
同時期に見た会社と並べます。
| 会社 | 提出会社の従業員数 | 平均年間給与 |
|---|---|---|
| GreenBee | 11人 | 7,886千円 |
| GMOプライム・ストラテジー | 27人 | 7,650,000円 |
| HEROZ | 105人 | 7,624千円 |
| Hiクラテス | 117名 | 5,361千円 |
小規模でも水準は低くない
11人という規模ですが、7,886千円は上の4社のなかで最も高い水準です。
ただし母数が小さい
一人の入退社で平均は大きく動きます。 5名減という直近の変化も踏まえる必要があります。
福岡オフィスの閉鎖
有価証券報告書に明記されています。拠点の整理が直近で行われていることを示します。
確認したいこと
「現在の拠点はどこですか」「今後の拠点計画を教えてください」。閉鎖の記載がある以上、この質問は自然です。
上海の子会社
GreenBee Technology(Shanghai)Inc. がソフトウェアの研究および開発を担っています。開発の一部が海外にある構造です。
エージェントベストの見解
有価証券報告書に「福岡オフィスの閉鎖に伴う自己都合退職」と書かれている。この一文は、応募する側にとって重要な情報です。従業員数の減少には、業績悪化によるもの、事業の切り出しによるもの、拠点整理によるものなど複数の背景があります。同社の場合は3つ目です。そして、それを会社自身が明記しています。転職を考える方が確認すべきは、この整理が完了しているのか、続いているのかです。あわせて、有価証券報告書には主力のライセンス事業について「顧客製品の出荷数が伸び悩んでいる」とも書かれています。つまり、事業の転換と組織の整理が同時に進んでいる局面です。新しい領域を立ち上げる仕事に手応えを感じる方には機会になりますが、安定した環境を求める方には向きません。どちらを求めるかで、評価が分かれる会社です。
選考で確認しておきたいこと
- 雇用契約の相手方(提出会社か、タオソフトウエア㈱か)
- 配属される事業(GX/DX/テクノロジーライセンス)
- 現在の拠点と、今後の拠点計画
- 収益モデル移行の進捗
- 上海子会社との連携の頻度
- 外部協力者を含む開発体制の実態
1つ目は、**連結41人に対し提出会社11人(約27%)**であるためです。多くの人員は子会社側にいます。
2つ目が、日々の仕事を最も左右します。再生可能エネルギー関連の事業と、ソフトウェアのライセンス事業では、求められるものが違います。
3つ目は、福岡オフィスの閉鎖が有価証券報告書に明記されていることを踏まえた確認です。
4つ目は、会社自身が優先課題の1番目に挙げている項目です。
近い規模の会社はGMOプライム・ストラテジーの評判・年収・選考対策、転職の難易度はSIerの転職難易度もあわせてご覧ください。
エージェントベストの見解
収益モデルの移行という課題は、働く側の役割を根本から変えます。同社はこれまで、PC等の電子機器の出荷数に応じたロイヤリティ収入を主な収益源としてきました。この構造では、いったん製品に搭載されれば、あとは出荷されるだけ収益が入ります。一方、DXやGXのサービス課金モデルでは、使い続けてもらわないと収益が続きません。つまり、売った後の関わり方が必要になります。技術者にとっては、作って納めれば終わりだった仕事が、使われ方を見ながら改善する仕事に変わるということです。この変化に手応えを感じるかどうかは、人によります。面接では「移行はどこまで進んでいますか」「サービス課金の売上比率はどのくらいですか」と聞いてください。課題を公表している会社であれば、この質問には答えが返ってきます。
まとめ
GreenBeeについて、有価証券報告書から確認できる点を整理します。
- 提出会社は11人、平均年齢47.6歳、平均勤続6.6年、平均年間給与7,886千円
- 前期末比5名減。理由は福岡オフィスの閉鎖に伴う自己都合退職と明記
- 連結41人。ソフトウェア事業37/全社(共通)4。約73%が連結子会社に所属
- 子会社はGreenBee Technology(Shanghai)Inc.とタオソフトウエア㈱。いずれも特定子会社
- 2024年4月1日に株式会社sMedioからGreenBee株式会社へ商号変更
- 事業領域はGXサービス/DXサービス/テクノロジーライセンスの3つ
- 主力のライセンス事業について、顧客製品の出荷数が伸び悩んでいると会社自身が記載
- 優先課題は収益モデルの移行、製品構成の充実、開発管理体制の構築
- 常時雇用100名以下のため、女性活躍推進法等の規定による公表はしていない
本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細は有価証券報告書および各社公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Q. 平均年間給与7,886千円は、どの範囲の平均ですか。
A. 提出会社11人の平均です。連結41人の平均ではありません。母数が小さいため、一人の入退社で数値が大きく動きます。
Q. 従業員が5名減っているのはなぜですか。
A. 有価証券報告書に、主に福岡オフィスの閉鎖に伴う自己都合退職によるものと明記されています。
Q. sMedioとGreenBeeは同じ会社ですか。
A. 同じ会社です。2024年4月1日に商号が株式会社sMedioからGreenBee株式会社へ変更されました。
Q. 多様性の指標が載っていないのはなぜですか。
A. 有価証券報告書に、常時雇用される従業員が100名以下の事業規模であり、女性活躍推進法等の規定による公表をしていないと記載されています。
- GreenBee株式会社 有価証券報告書 第19期(2025年12月期)
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)/プログラマー
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)/システムエンジニア(組込み、IoT)
本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。