ウーブン・バイ・トヨタの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

ウーブン・バイ・トヨタ 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/5

ウーブン・バイ・トヨタ株式会社は、トヨタ自動車の全額出資子会社です。公式の企業概要によると、設立は2023年4月、従業員数は約2,500名。前身であるトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社は2018年3月の設立です。この記事では、公式情報とトヨタのリリースをもとに、この会社の現在地を整理します。

Woven Cityは2025年9月に実証を開始した

トヨタ自動車が2025年9月25日に公表したリリースによると、「Toyota Woven City」は同日にオフィシャルローンチを迎えました。

項目内容
オフィシャルローンチ2025年9月25日
構想の公表2020年のCES
Inventors(発明家)の数計20(2025年9月25日時点)
うちトヨタグループ企業12社
Phase 1の居住者最終的に300名程度が住む予定
一般のビジター受け入れ2026年度以降を予定

リリースには、2025年9月よりトヨタ関係者とその家族数世帯が住み始めたことが記載されています。

Woven Cityは、企業や個人が製品やサービスの実証を行う「モビリティのテストコース」と位置づけられています。実証を行う企業・個人はInventors(インベンター/発明家)、住む人・訪れる人はWeaversと呼ばれます。

何が試されているのか

同リリースには、Inventorごとの実証テーマが記載されています。

Inventor実証テーマ
ダイキン工業「花粉レス空間」やパーソナライズされた機能的空間
ダイドードリンコ自動販売機を通じた新たな価値創造
日清食品新たな「食文化」創造に向けた食環境の構築と影響の検証
UCCジャパンコーヒーが人々の創造性や生産性に与える影響
増進会ホールディングスデータ活用による先進的な教育スタイルと新しい学びの場
共立製薬ペットと人の「より良い共生社会のあり方」
インターステラテクノロジズロケットの製造体制強化(社外への技術・人的リソース提供)

ウーブン・バイ・トヨタ自身の実証テーマとしては、配送プラットフォームを活用した「Smart Logistics」が記載されています。

またトヨタの実証としてe-Palette(バッテリーEV)、Personal Mobility Vehicle(電動小型三輪モビリティ)、Summon Share(自律走行ロボットによるシェアカー自動搬送)が挙げられています。

街そのものの仕組みについては、地上の道を3種類(歩行者専用/歩行者とパーソナルモビリティが共存/モビリティ専用)に分け、さらに地下に4本目の道を設けたこと、モビリティと連動して切り替えタイミングを制御する信号システムを導入したことが記載されています。

事業は3つの柱

公式の企業概要によると、主な事業内容は「ソフトウェアを基盤とした、モビリティの新技術・事業開発」で、次の3つが挙げられています。

拠点は日本(東京・本社)のほか、米国のパロアルト、シアトル、アナーバー、ブルックリン、英国のロンドンです。

公開情報から読み取れる範囲

以下は、公式情報とトヨタのリリースから読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、公表された内容をもとにしています。

年収・評価制度

ウーブン・バイ・トヨタ株式会社は非上場であり、有価証券報告書を提出していません。平均年間給与は公表されていません。親会社であるトヨタ自動車の開示にも、この会社単体の給与水準の記載はありません。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

労働時間に関する公表数値は確認できません。拠点は日本のほか米国4か所と英国1か所にあり、時差をまたぐ体制であることが公式の企業概要から読み取れます。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

事業はソフトウェアプラットフォーム Arene、自動運転技術、Woven Cityの3つです。Woven Cityは2025年9月25日に実証を開始し、計20のInventorsが参画しています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

従業員数は約2,500名(公式の企業概要)。設立は2023年4月で、前身のトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社は2018年3月の設立です。株主はトヨタ自動車株式会社の全額出資と記載されています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

この会社を検討するときに整理しておきたいのが、3つの事業の性格の違いです。ソフトウェアプラットフォーム Arene、自動運転技術、Woven City。どれもトヨタの中核に関わりますが、時間の流れ方がまったく違います。Areneと自動運転は、量産車に載せる前提の開発です。品質と安全の要求が高く、検証の工程が長い。一方Woven Cityは、2025年9月に実証を始めたばかりで、Phase 1の居住者は最終的に300名程度の予定、一般のビジター受け入れは2026年度以降とされています。試して学ぶ段階です。応募を検討する立場では、この2つを混同しないことです。「新しいことがしたい」という動機でWoven City側を想像して入り、実際は量産に向けた開発を任される、という食い違いは起こりえます。面接で「配属予定はArene、自動運転、Woven Cityのどれか」「量産に向けた開発か、実証段階か」を確認してください。この2点で、日々の仕事の性格は大きく変わります。

報酬について確認できること

ウーブン・バイ・トヨタ株式会社は非上場であり、有価証券報告書を提出していません。平均年間給与は公表されていません。

親会社であるトヨタ自動車株式会社の開示にも、この会社単体の給与水準の記載はありません。

第三者サイトに掲載されている数字は出所が明示されていないものが多く、そのまま前提にすることは避けたほうがよいです。

ソフトウェア領域の中途採用では、基本給に加えて賞与やインセンティブが組み合わされる例が多く見られます。総額のうちどの部分が確定給か、変動部分がどの指標で決まるか。この2点は選考の過程で確認してください。

また拠点が日本・米国・英国にまたがるため、日本法人の雇用条件と海外拠点の条件は別のものになります。どの拠点に所属するかも確認する項目です。

前身から数えると8年

公式の企業概要によると、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社の設立は2023年4月です。ただし前身であるトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社は2018年3月の設立と記載されています。

トヨタのリリースによると、Woven Cityの構想が公表されたのは2020年のCESです。そこから2025年9月25日のオフィシャルローンチまで、5年以上が経っています。

同リリースには、Inventorとして参画が決まっているトヨタグループ企業として、豊田自動織機、ジェイテクト、トヨタ車体、豊田通商、アイシン、デンソー、トヨタ紡織、トヨタ自動車東日本、豊田合成、トヨタ自動車九州、トヨタ、ウーブン・バイ・トヨタの計12社が挙げられています。

またグループ外からは、ダイキン工業、ダイドードリンコ、日清食品、UCCジャパン、増進会ホールディングス、インターステラテクノロジズ、共立製薬などが参画しています。

2025年9月8日からは、スタートアップや起業家、大学・研究機関などを対象としたアクセラレータープログラム「Toyota Woven City Challenge - Hack the Mobility -」の募集が始まり、応募は2025年10月14日まで受け付けられました。

自動車会社が単独で開発を進める形ではなく、外部の企業と組み合わせて価値をつくる形が採られています。

この環境で積める経験

この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、ソフトウェアが事業の中心にあります。 公式の企業概要では、事業内容を「ソフトウェアを基盤とした、モビリティの新技術・事業開発」と記載しています。

第二に、実証の場を自前で持っています。 Woven Cityは2025年9月25日に実証を開始し、計20のInventorsが参画しています。

第三に、拠点が複数の国にあります。 日本(東京)、米国(パロアルト、シアトル、アナーバー、ブルックリン)、英国(ロンドン)。

向いている人/向いていない人

向いている人

車載ソフトウェアや自動運転に専門性がある方

事業の柱としてソフトウェアプラットフォーム Areneと自動運転技術が挙げられています。

他社と組んで進める仕事に慣れている方

Woven Cityには計20のInventorsが参画し、うち12社がトヨタグループ企業、それ以外は業種の異なる企業です。

英語での業務に抵抗がない方

拠点は日本のほか米国4か所と英国1か所にあります。

向いていない人

入社前に会社の数値を確認したい方

非上場であり有価証券報告書を提出していません。売上高、利益、平均年間給与のいずれも公表されていません。

成果が短期間で確定する仕事を求める方

Woven Cityは2020年のCESでの構想公表から2025年9月の実証開始まで5年以上を要しています。一般のビジター受け入れは2026年度以降の予定です。

エージェントベストの見解

面接で問われるのは、「車という制約のなかでソフトウェアをどう作るか」を語れるかです。ソフトウェアの経験がある方が応募するとき、Webやスマートフォンのアプリと同じ感覚で話してしまうことがあります。ところが車載ソフトウェアには、動かなければ人命に関わるという前提があります。更新の頻度も、テストの厚みも、リリースの手順も違います。準備としてお伝えしているのは、自分が関わった開発で「壊さないために何をしたか」を1つ用意しておくことです。テストの設計、段階的な展開、切り戻しの仕組み。この話ができると、量産に耐える開発の感覚があると伝わります。もう1つ、Woven Cityの位置づけを正確に理解しているかも見られます。あれは完成した街ではなく、テストコースです。計20のInventorsが実証を行う場であり、Phase 1の居住者は最終的に300名程度の予定。規模ではなく、試行の速さに意味がある場所です。ここを取り違えると、志望動機が浮いて聞こえます。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

事業はソフトウェアプラットフォーム Arene、自動運転技術、Woven Cityの3つです。応募するポジションがどれにあたるかを確認してください。

拠点は日本(東京)、米国(パロアルト、シアトル、アナーバー、ブルックリン)、英国(ロンドン)にあります。所属する拠点によって雇用条件も業務の進め方も変わります。

また非上場のため会社の数値が公表されていません。組織の規模やレポートラインは、選考の過程で確認する項目になります。

募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜモビリティか」と「なぜウーブン・バイ・トヨタか」の2段で組み立てます。

前者については、Webサービスやエンタープライズ向けソフトウェアとの違いをどう捉えているかを説明します。動かなければ人命に関わるという制約が、開発の進め方を規定します。

後者の材料は公表情報にあります。ソフトウェアプラットフォーム Arene、自動運転技術、Woven Cityという3つの柱。2025年9月25日に実証を開始したWoven Cityの現在地。計20のInventorsが参画し、うち12社がトヨタグループ企業であること。地上を3種類の道に分け、地下に4本目の道を設けた街の構造。

Woven Cityを「未来都市」ではなく「テストコース」として語れると、下調べの深さが伝わります。

職務経歴書で見られるポイント

ソフトウェア系の中途採用では、技術の深さと、品質をどう担保したかが読まれます。

車載ソフトウェアの経験がある方は、扱ったECUや通信規格、そして安全要件(機能安全の規格を含む)にどう対応したかを書きます。

自動運転や認識技術の経験がある方は、担当した領域(知覚、計画、制御、シミュレーション)と、評価指標をどう定義したかを書きます。

プラットフォーム開発の経験がある方は、利用者数や依存するチームの数と、後方互換をどう保ったかを書きます。Areneはプラットフォームです。

クラウドやデータ基盤の経験がある方は、扱ったデータ量と、実車から得たデータをどう処理したかを書きます。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。日本語と英語のどちらで業務を行うかは、ポジションによって異なるため確認が必要です。

まとめ

ウーブン・バイ・トヨタ株式会社は、公式の企業概要によると2023年4月設立、従業員数約2,500名、株主はトヨタ自動車株式会社の全額出資です。前身であるトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社は2018年3月の設立。主な事業内容は「ソフトウェアを基盤とした、モビリティの新技術・事業開発」で、ソフトウェアプラットフォーム Arene、自動運転技術、Woven Cityの3つが挙げられています。拠点は日本(東京・本社)、米国(パロアルト、シアトル、アナーバー、ブルックリン)、英国(ロンドン)。トヨタ自動車の2025年9月25日のリリースによると、Toyota Woven Cityは同日にオフィシャルローンチを迎え、計20のInventorsが参画、うち12社がトヨタグループ企業です。Phase 1では最終的に300名程度が住む予定で、一般のビジター受け入れは2026年度以降を予定しています。非上場のため売上高・利益・平均年間給与は公表されていません。

よくある質問

Q. ウーブン・バイ・トヨタの年収はどのくらいですか。

A. 非上場であり有価証券報告書を提出していないため、平均年間給与は公表されていません。親会社であるトヨタ自動車の開示にも、この会社単体の給与水準の記載はありません。第三者サイトに掲載されている数字は出所が明示されていないものが多いため、そのまま前提にすることは避けたほうがよいです。また拠点が日本・米国・英国にまたがるため、所属する拠点によって条件が異なります。実額は選考の過程でご確認ください。

Q. Woven Cityはどのような場所ですか。

A. トヨタ自動車のリリースでは「モビリティのテストコース」と位置づけられています。2025年9月25日にオフィシャルローンチを迎え、企業・個人が製品やサービスの実証を開始しました。実証を行う企業・個人はInventors、住む人・訪れる人はWeaversと呼ばれます。2025年9月よりトヨタ関係者とその家族数世帯が住み始め、Phase 1では最終的に300名程度が住む予定です。一般のビジター受け入れは2026年度以降を予定しています。街の構造としては、地上の道を歩行者専用・歩行者とパーソナルモビリティが共存・モビリティ専用の3種類に分け、地下に4本目の道を設けたことが記載されています。

Q. トヨタ自動車との関係はどうなっていますか。

A. 公式の企業概要には、株主構成(普通株式)としてトヨタ自動車株式会社が全額を出資している旨が記載されています。トヨタのリリースでは、Woven Cityについて「トヨタ自動車株式会社が2020年のCESで構想を発表し、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社とともに開発を進めてきた」と記載されており、両社が共同で進める形が示されています。またInventorとして参画が決まっているトヨタグループ企業には、豊田自動織機、ジェイテクト、トヨタ車体、豊田通商、アイシン、デンソー、トヨタ紡織、トヨタ自動車東日本、豊田合成、トヨタ自動車九州、トヨタ、ウーブン・バイ・トヨタの計12社が挙げられています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/5 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)