GA technologiesの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

GA technologies 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

有価証券報告書によると、株式会社GA technologiesの直近期の売上収益は248,947百万円(前年同期比31.1%増)。ただし同社は主要KPIとしてネット売上収益44,251百万円(同39.0%増)という別の指標も併記しています。売上収益248,947百万円のうち、RENOSYマーケットプレイス事業が241,420百万円(約97.0%)を占めるためです。提出会社の平均年齢は32.5歳、平均勤続年数3.7年。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。

会社概要と2つのセグメント

項目内容
会社名株式会社GA technologies
上場区分東京証券取引所グロース市場(証券コード3491)
決算期10月
会計基準国際会計基準(IFRS会計基準・第10期より)
従業員数連結1,665人〔臨時239人〕/提出会社663人〔臨時66人〕(2025年10月31日現在)
報告セグメントRENOSYマーケットプレイス事業/ITANDI事業/その他事業

セグメント別の実績

セグメント売上収益前年同期比売上総利益セグメント利益前年同期比
RENOSYマーケットプレイス事業241,420百万円30.7%増36,724百万円12,714百万円43.1%増
ITANDI事業6,586百万円45.9%増4,798百万円1,367百万円3.9%増

RENOSYマーケットプレイス事業の定義も注記されています。「主にAI不動産投資サービス『RENOSY』における不動産の購入DX・売却DX不動産オーナー向けにサブスクリプション(定額利用)での管理プラン提供、新築コンパクトマンションを活用したサービス提供」。

KPIが細かく開示されている

RENOSYマーケットプレイス事業

KPI数値前年同期比
RENOSY会員ストック数606,427人約17%増
オーナー数23,666人約29%増
サブスクリプション契約件数(管理戸数)44,239戸約36%増

ITANDI事業

KPI数値前年同期比
ARR4,843百万円約7%増
導入社数5,211社約16%増
導入プロダクト数15,431プロダクト約17%増
チャーンレート0.44%(直近12か月の平均月次)
ITANDI BB PV数19,111,482PV約73%増
ライフラインサービス利用数154,888件約17%増

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

有価証券報告書(第13期・2025年10月期)によると、提出会社の平均年間給与は7.7百万円(同報告書は百万円単位で記載)、平均年齢32.5歳、平均勤続年数3.7年です。賞与および基準外賃金を含んだ数字です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

有価証券報告書には、四半期業績について「従来課題であった四半期業績のボラティリティ低減を目指した平準化施策も引き続き実施しました」と記載されています。繁閑の波を平準化する取り組みが明示されている点は、働き方に関わる材料です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

2024年6月に公表した中期経営計画に基づき「フロービジネスは商品ラインアップの拡充を含むトップライン拡大や利益率向上を図るとともに、安定収益であるストックビジネスの積み上げによる盤石な収益構造へ転換を図ってまいりました」と記載されています。ITANDI事業はバーティカルSaaSで、ARR・導入社数・チャーンレートといったSaaSのKPIが開示されています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

提出会社の平均年齢は32.5歳、平均勤続年数3.7年。連結従業員は1,665人で、「当連結会計年度において178人増加していますが、これは主に業容の拡大に伴う採用の増加によるもの」と記載されています。提出会社663人のうち、RENOSYマーケットプレイス事業394人、全社(共通)269人という構成です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

**この会社の売上収益248,947百万円を、そのまま事業規模として読んではいけません。**有価証券報告書自身が、別の指標を主要KPIとして併記しています。

指標金額前年同期比定義(有価証券報告書の注記)
売上収益248,947百万円+31.1%
ネット売上収益44,251百万円+39.0%RENOSYマーケットプレイス事業の売上総利益+ITANDI及びその他事業及び調整額の売上収益
リカーリングビジネス粗利11,621百万円+48.8%RENOSYのサブスクリプションビジネス(海外含む)及びITANDI事業の売上総利益の合計
コア事業利益率16.5%(前期12.2%)連結事業利益÷ネット売上収益

なぜ2つの売上があるのか。RENOSYマーケットプレイス事業は不動産を仕入れて販売する事業なので、**物件価格が総額で売上に計上されます。**売上収益241,420百万円に対し売上総利益は36,724百万円——**粗利率は約15.2%**です。**当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。**同じ「売上規模で測れない会社」でも、型が分かれます。

会社構造
総額計上型(仕入販売)GA technologies、日本ビジネスシステムズ売上に商品原価が含まれる。粗利で見る
手数料型(プラットフォーム)BASE、CBcloud売上は手数料のみ。GMVで見る

**この会社は前者で、しかも自ら「ネット売上収益」という補正指標を出しています。**44,251百万円——これが実質的な事業規模です。そのうえで、注目すべきは中身の変化です。****リカーリングビジネス粗利が+48.8%と、ネット売上収益(+39.0%)より速く伸びています。有価証券報告書も「安定収益であるストックビジネスの積み上げによる盤石な収益構造へ転換」と明記しています。サブスクリプション契約件数44,239戸(約36%増)、オーナー数23,666人(約29%増)、ITANDIのARR4,843百万円・チャーンレート0.44%。不動産を売る会社から、不動産を管理し続ける会社へ——数字がその移行を示しています。応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、売上の大きさから仕事量を想像しない。実質規模はネット売上収益で見ます。2つ目、フロー(販売)とストック(管理・SaaS)で仕事の性質が違う。****3つ目、四半期のボラティリティが課題として認識されている。「平準化施策」が明記されています。面接では3つ聞いてください。1つ目、「配属候補はフローとストックのどちらですか」。2つ目、「四半期の平準化施策で、現場の働き方は変わりましたか」。3つ目、「ネット売上収益に対する人員生産性の目標はありますか」

提出会社663人の年収770万円

有価証券報告書の従業員の状況です(2025年10月31日現在)。

連結会社の状況

セグメント従業員数臨時雇用者(外数)
RENOSYマーケットプレイス事業1,039人179人
ITANDI事業330人35人
その他事業27人1人
全社(共通)269人24人
合計1,665人239人

「従業員数が当連結会計年度において178人増加していますが、これは主に業容の拡大に伴う採用の増加によるものであります」。

提出会社の状況

項目数値
従業員数663人〔臨時66人〕
平均年齢32.5歳
平均勤続年数3.7年
平均年間給与7.7百万円

提出会社の内訳は、RENOSYマーケットプレイス事業394人、全社(共通)269人です。ITANDI事業の330人は、子会社に属しています。

連結1,665人のうち提出会社は663人で、約39.8%。

平均年齢32.5歳は、当メディアが同じ時期に有価証券報告書から読んだ企業のなかでは若い側にあたります(ボードルア28歳、GENOVA29.4歳に次ぐ水準)。

従業員数の推移は次のとおりです。

決算期連結従業員数臨時雇用者(外数)売上収益(百万円)
2021年10月739人129人74,867
2022年10月967人144人113,569
2023年10月1,090人227人146,647
2024年10月1,487人258人189,883
2025年10月1,665人239人248,947

5期で連結は739人→1,665人(約2.3倍)、売上収益は74,867百万円→248,947百万円(約3.3倍)。

赤字から5期で利益128.6%増へ

有価証券報告書の連結経営指標等の推移(第9期〜第13期/IFRS)です。

決算期売上収益(百万円)税引前利益(百万円)当期利益(百万円)連結従業員数ROE持分比率
2021年10月74,867△1,543△854739人△7.2%36.4%
2022年10月113,569477384967人2.1%35.0%
2023年10月146,6471,5851,0101,090人5.1%33.5%
2024年10月189,8832,9571,7021,487人7.9%29.4%
2025年10月248,9476,1793,8901,665人14.5%37.4%

※当期利益は親会社の所有者に帰属する当期利益または当期損失。ROEは親会社所有者帰属持分当期利益率、持分比率は親会社所有者帰属持分比率

直近期の内訳は次のとおりです。

項目金額前年同期比
売上収益248,947百万円+31.1%
売上総利益42,163百万円+37.2%
事業利益7,298百万円+88.6%
営業利益7,095百万円+92.1%
親会社の所有者に帰属する当期利益3,890百万円+128.6%

売上の伸び(+31.1%)を、利益の伸び(当期利益+128.6%)が大きく上回っています。

ROEは第9期の△7.2%から14.5%へ、持分比率も29.4%(第12期)から37.4%へ改善しました。

キャッシュ・フローは次のとおりです。

決算期営業CF(百万円)投資CF(百万円)財務CF(百万円)
2023年10月6,798△2,052+808
2024年10月3,635△4,793+2,965
2025年10月+15,935△3,637△1,351

直近期の営業CFは15,935百万円で、現金及び現金同等物は11,039百万円増の30,365百万円になりました。

財政状態では、投資不動産が6,866百万円減少して3,823百万円になった一方、のれんが1,862百万円増加して14,892百万円になっています。

フローとストックの二層構造

この会社の事業は、**売る事業(フロー)と持ち続ける事業(ストック)**に分かれます。

フロー:RENOSYマーケットプレイス事業の販売

有価証券報告書は、市場環境を具体的に説明しています。

当社グループの属する不動産市場におきましては、首都圏中古マンション成約件数は2024年11月〜2025年10月にかけて前年比で増加傾向が続いており(公益財団法人 東日本不動産流通機構 統計情報)、当社グループの主力とする中古コンパクトマンション投資の市場も拡大傾向にあると想定しております。

需要の背景も記載されています。

現在、国策の「資産所得倍増プラン」での新NISA等の税制優遇制度強化による個人の投資意欲の高まりを背景に、分散投資の一環として不動産投資にも注目が集まってきており、特に不動産は、株式などと比較して相対的に安定した収益を見込める資産であるとの認識から、特にインフレーションに対するヘッジ手段として注目されています。

ストック:サブスクリプションとSaaS

事業ストック指標数値
RENOSY(プロパティマネジメント)サブスクリプション契約件数44,239戸(約36%増)
RENOSYオーナー数23,666人(約29%増)
ITANDIARR4,843百万円(約7%増)
ITANDI導入社数5,211社(約16%増)
ITANDIチャーンレート0.44%(直近12か月の平均月次)

有価証券報告書には「プロパティマネジメント事業について、サブスクリプションにつながる投資不動産の販売が好調なことにより、サブスクリプションのオーナー数、契約数共に増加基調を維持しております」と記載されています。物件を売ることが、そのまま管理契約の獲得につながる構造です。

ITANDI事業については「バーティカルSaaSのネットワーク効果、過去にM&Aした会社の寄与、賃貸・売買両領域への販路拡大、複数プロダクトへの導入推進等により」順調に業績を拡大したと記載されています。

エージェントベストの見解

**「チャーンレート0.44%」。ITANDI事業のこの数字が、この会社のもう1つの顔を示しています。**当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。**チャーンレート(解約率)を数値で開示する会社は限られます。**同じ時期に読んだ企業では、AI insideが「チャーンレートも引き続き低水準で推移」と定性的に書き、ファインデックスが「利用継続率99%以上」「公共ビジネスの解約数はサービス開始以来0件」と書いていました。この会社は0.44%という実数を、算定方法(直近12か月の平均月次)まで添えて出しています。****月次0.44%ということは、単純計算で年間約5%程度の解約水準にあたります。SaaSとしては低い部類です。**この数字が示すのは、ITANDI事業が「不動産会社の業務に埋め込まれている」ということです。**導入社数5,211社、導入プロダクト数15,431プロダクト——1社あたり約3プロダクト。**複数のプロダクトが業務に入り込むほど、乗り換えは難しくなります。**有価証券報告書も「バーティカルSaaSのネットワーク効果」「複数プロダクトへの導入推進」と明記しています。**ただし、注意点もあります。****ITANDI事業のARRは4,843百万円で前年同期比約7%増。**導入社数は約16%増、導入プロダクト数は約17%増ですから、社数やプロダクト数の伸びに対してARRの伸びが緩やかです。単価が下がっているのか、無料・低価格プランからの積み上げ段階なのかは、面接で確認する価値があります。またセグメント利益は1,367百万円(前年同期比3.9%増)で、売上収益+45.9%に対して利益の伸びが小さい点も、投資段階にあることを示唆します。一方で、この会社の利益の柱は明確にRENOSY側です。セグメント利益12,714百万円(+43.1%)対1,367百万円(+3.9%)。約9.3倍の差があります。応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、SaaS(ITANDI)は成長投資の段階にある。****2つ目、収益を支えているのは不動産の販売と管理である。****3つ目、両者はつながっている。物件販売がサブスク契約を生み、ITANDIは不動産会社の業務を押さえる。面接では3つ聞いてください。1つ目、「ITANDIのARRが導入社数ほど伸びていない理由は何ですか」。2つ目、「ITANDI事業はいつ利益貢献のフェーズに入りますか」。3つ目、「RENOSYとITANDIの人事評価は、同じ制度ですか」

働き方とキャリア形成の特徴

有価証券報告書から読み取れる働き方の特徴は、次のとおりです。

1. 若い組織である

提出会社の平均年齢32.5歳、平均勤続年数3.7年。連結従業員は5期で約2.3倍に増えました。

2. 事業の性質が2つに分かれる

RENOSYマーケットプレイス事業(不動産の購入DX・売却DX、サブスクリプション管理)とITANDI事業(バーティカルSaaS)。

3. 提出会社と子会社で担当が分かれる

提出会社663人はRENOSY事業394人と全社269人。ITANDI事業の330人は子会社に属しています。

4. 四半期の平準化が課題として認識されている

「従来課題であった四半期業績のボラティリティ低減を目指した平準化施策も引き続き実施しました」と記載されています。

5. KPIが細かく設定されている

会員ストック数、オーナー数、サブスクリプション契約件数、ARR、導入社数、チャーンレート、PV数、ライフラインサービス利用数。数字で管理される環境と考えられます。

向いている人/向いていない人

向いている可能性がある人

向いていない可能性がある人

選考に向けた準備

1. 「ネット売上収益」で事業規模を語る

売上収益248,947百万円ではなく、ネット売上収益44,251百万円(RENOSYの売上総利益+ITANDI等の売上収益)が実質規模です。この違いを理解して話せるかどうかで、事業理解の深さが伝わります。コア事業利益率16.5%(前期12.2%)という指標もあわせて押さえておきましょう。

2. フローとストックの関係を説明する

物件販売(フロー)がサブスクリプション契約(ストック)を生み、リカーリングビジネス粗利は+48.8%と全体より速く伸びています。「売って終わりではない」構造を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

3. 応募先セグメントを特定する

RENOSYマーケットプレイス事業(連結1,039人)とITANDI事業(同330人)では、事業の段階も仕事の性質も異なります。セグメント利益は12,714百万円対1,367百万円と差があり、ITANDIは成長投資の段階にあります。どちらに応募するかを確認しておきましょう。

まとめ

よくある質問

Q. GA technologiesの平均年収はいくらですか?

A. 有価証券報告書(第13期・2025年10月期)によると、提出会社の平均年間給与は7.7百万円(同報告書は百万円単位で記載)です。平均年齢32.5歳、平均勤続年数3.7年で、賞与および基準外賃金を含みます。

Q. 売上が2,489億円もあるのはなぜですか?

A. RENOSYマーケットプレイス事業が不動産を仕入れて販売する事業であり、物件価格が総額で売上収益に計上されるためです。同事業の売上収益241,420百万円に対し売上総利益は36,724百万円(粗利率約15.2%)です。同社は主要KPIとしてネット売上収益44,251百万円(RENOSYマーケットプレイス事業の売上総利益+ITANDI及びその他事業及び調整額の売上収益)も併記しています。

Q. どんな事業をしていますか?

A. 報告セグメントはRENOSYマーケットプレイス事業(AI不動産投資サービス「RENOSY」における不動産の購入DX・売却DX、不動産オーナー向けのサブスクリプション管理プラン、新築コンパクトマンションを活用したサービス)と、ITANDI事業(不動産会社向けのバーティカルSaaS)です。RENOSY会員ストック数606,427人、オーナー数23,666人、サブスクリプション契約件数44,239戸、ITANDIの導入社数5,211社と公表されています。


※本記事は、株式会社GA technologiesが提出した有価証券報告書(第13期)および公式サイトの公開情報をもとに構成しています。数値は同報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)