アイスタイルの評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

アイスタイル 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

有価証券報告書が示す、会社の輪郭

アイスタイルについて、第26期(2025年6月期)の有価証券報告書から確認できる事実を整理します。

提出会社の従業員の状況(2025年6月30日現在)

項目数値
従業員数539名(18)
平均年齢35.7歳
平均勤続年数5年6ヶ月
平均年間給与6,830千円

( )内は臨時従業員数の年間平均人数(外数)。パートタイマーのみで、人材会社からの派遣社員は除くと注記されています。

連結会社の状況(同日現在)

セグメント従業員数
マーケティング支援事業490名(29)
リテール事業407名(183)
グローバル事業118名(33)
その他事業31名(2)
全社(共通)164名(11)
合計1,210名(258)

前期比131名増

同報告書は、業容の拡大に伴い期中採用が増加したことによる としています。提出会社も61名増です。

労働組合

労働組合は結成されておりませんが、労使関係については良好であります としています。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよび有価証券報告書をご確認ください。

提出会社と連結で、セグメント構成がまったく違う

同報告書は、提出会社についてもセグメント別の従業員数を開示しています。

セグメント連結提出会社
マーケティング支援事業490名368名
リテール事業407名3名
グローバル事業118名1名
その他事業31名3名
全社(共通)164名164名
合計1,210名539名

リテール事業は連結407名、提出会社3名

ほぼすべてが連結子会社に所属しています。店舗の運営を担う会社が別法人であることが読み取れます。

グローバル事業も同じ構造

連結118名に対し、提出会社は1名。海外の拠点が別法人であると考えられます。

マーケティング支援事業は提出会社が中心

490名中368名。約75%が提出会社です。

全社(共通)は164名で一致

管理部門は提出会社に集約されています。コーポレート職として入る場合、この区分になります。

転職の観点

「アイスタイルに応募する」と言っても、どのセグメントかで所属する法人が変わります。 求人票に法人名が明記されていない場合、面接で確認する価値があります。

臨時従業員の偏り

連結258名のうち、リテール事業が183名を占めます。店舗の運営には、パートタイマーの体制が組まれていることが読み取れます。

管理職に占める女性52.6%という数字

第26期の有価証券報告書には、提出会社の指標が記載されています。

指標数値
管理職に占める女性労働者の割合52.6%
男性労働者の育児休業取得率100%
男女の賃金の差異(全労働者)71.6%
男女の賃金の差異(正規雇用労働者)72.4%
男女の賃金の差異(パート・有期労働者)130.6%

52.6%という水準

管理職の半数以上が女性であることを示します。同時期の他社と比べます。

会社管理職に占める女性労働者の割合
アイスタイル52.6%
note30.5%
アイティメディア24.6%
じげん15.3%
クボタ5.1%

連結子会社はさらに高い

同報告書は、株式会社アイスタイルリテールの管理職に占める女性労働者の割合を100% と記載しています。

男性育児休業取得率100%

制度が使われていることを示す数値です。

賃金差異は71.6%

管理職に女性が多い一方、全労働者の賃金差異は71.6%です。管理職比率と賃金差異は、必ずしも連動しません。

パート・有期130.6%

女性のほうが高いことを示します。母数の構成によって、この向きは変わります。

転職の観点

管理職の半数が女性という環境は、キャリアの見通しを立てるうえで具体的な材料になります。制度の有無ではなく、実際にその地位に就いている人がいることが示されています。

化粧品業界特化型プラットフォームという事業

有価証券報告書には、会社が自らの事業をどう捉えているかが記載されています。

事業の広がり

当社グループは「@cosme」を中核に多様な事業を展開しており、メディアのみならずEC運営・店舗運営・人材サービスなどを含む化粧品業界に関する総合的なプラットフォームとして成長してまいりました。

この記載が示すもの

メディア、EC、店舗、人材。性質の異なる4つの事業が同じ会社の中にあります。

セグメント構成と重ねて読む

マーケティング支援事業490名、リテール事業407名。メディア側と店舗側が、ほぼ同じ規模です。

働き方の違い

メディアやマーケティングの仕事と、店舗の運営では、日々の業務も評価のされ方も違います。

転職の観点

同じ会社名でも、配属先で仕事の性格が大きく変わります。 応募する前に、どのセグメントの募集かを確認する価値があります。

「生活者中心の市場の創造」というビジョン

同報告書は、1999年に「@cosme」の運営を開始したと記載しています。メディアとして始まり、その周辺に事業を広げてきた構造が読み取れます。

求められる視点

化粧品という商材への理解と、プラットフォームの運営という技術。どちらか一方では完結しにくい領域です。詳しくはSaaSスタートアップのキャリアパスで、プラットフォーム型の事業の性質を整理しています。

エージェントベストの見解

有価証券報告書が提出会社についてもセグメント別従業員数を開示している場合、そこには読み取れることが多くあります。アイスタイルのリテール事業は、連結407名に対して提出会社は3名です。つまり店舗の運営は、ほぼすべて連結子会社が担っています。グローバル事業も連結118名に対して提出会社1名。海外拠点が別法人であることが分かります。これは応募する側にとって実務的な情報です。同じ「アイスタイル」への応募でも、マーケティング支援事業なら提出会社の可能性が高く、リテール事業なら子会社の可能性が高い。給与体系も評価制度も、法人ごとに異なることがあります。求人票に法人名が書かれていないときは、必ず面接で「雇用契約を結ぶ法人名を教えてください」と確認してください。有価証券報告書を読んでいれば、この質問の重みが分かります。

選考で確認しておきたいこと

  1. 雇用契約の相手方(提出会社か、連結子会社か)
  2. 配属されるセグメント(マーケティング支援/リテール/グローバル/その他)
  3. 評価制度と、等級の上がり方
  4. 管理職に占める女性52.6%の内訳(どの職種か)
  5. 中途入社者が部門に何人いるか
  6. 店舗の運営に関わる可能性の有無

1つ目と2つ目は連動します。リテール事業とグローバル事業は、提出会社にはほぼ人がいません。

4つ目は、52.6%という数字を具体化する質問です。自分の職種に前例があるかが、キャリアの見通しには効きます。

6つ目は、この会社に固有の確認事項です。メディア側で入社しても、店舗の運営に関わる場面があるかは事前に確認する価値があります。

近い規模の会社はじげんの評判・年収・選考対策、年収の構造はメガベンチャーの年収相場もあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

管理職に占める女性労働者の割合52.6%という数字は、有価証券報告書で見る水準としてはかなり高いほうです。同時期のじげん15.3%、アイティメディア24.6%、クボタ5.1%と比べると際立ちます。ただし、この数字だけでキャリアの見通しを立てるのは早いと考えます。あわせて見るべきは、全労働者の男女の賃金の差異71.6%という数値です。管理職に女性が多いのに、賃金の差異は7割台にとどまる。ここには、職種ごとの構成や雇用形態の違いが反映されています。面接で聞くとすれば、「どの職種に女性の管理職が多いですか」です。マーケティング支援事業なのか、リテール事業なのか、コーポレートなのか。自分が入る職種に前例があるかどうかは、全体の比率では分かりません。数字は入口として使い、そこから具体的な質問に変換してください。

まとめ

アイスタイルについて、有価証券報告書から確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細は有価証券報告書および各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年間給与6,830千円は、どの範囲の平均ですか。

A. 提出会社の従業員539名の平均です。連結1,210名の平均ではありません。賞与および基準外賃金を含みます。

Q. リテール事業に応募すると、どの会社に所属しますか。

A. 有価証券報告書からは、リテール事業は連結407名に対し提出会社3名と読み取れます。ほぼすべてが連結子会社に所属しているため、面接で雇用契約の相手方を確認する価値があります。

Q. 管理職に占める女性52.6%は高い水準ですか。

A. 同時期のnote 30.5%、アイティメディア24.6%、じげん15.3%と比べると高い水準です。ただし全労働者の賃金差異は71.6%であり、比率と差異は必ずしも連動しません。

Q. 臨時従業員258名の内訳は分かりますか。

A. セグメント別では、リテール事業が183名と最も多くなっています。パートタイマーのみを計上し、人材会社からの派遣社員は除くと注記されています。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)