じげんの評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

じげん 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

有価証券報告書が示す、会社の輪郭

じげんについて、第20期(2026年3月期)の有価証券報告書から確認できる事実を整理します。

提出会社の従業員の状況(2026年3月31日現在)

項目数値
従業員数226人[99]
平均年齢33.20歳
平均勤続年数4.00年
平均年間給与5.54百万円
平均年間給与の対前事業年度増減率1.08%

[ ]内は臨時雇用者数の年間平均人員(外数)。契約社員、派遣社員及びアルバイトを含むと注記されています。従業員数は期末正社員数です。

連結会社の状況(同日現在)

セグメント従業員数
ライフサービスプラットフォーム事業1,276人[354]
その他74人[19]
合計1,350人[373]

注記に書かれていること

同報告書は、従業員数には、人材派遣事業の派遣従業員315名を含んでおります としています。

前期比386名増

増加の理由は、M&Aによる子会社の増加(エニーキャリア株式会社、株式会社アルファスタッフ)及び、派遣事業からの撤退(株式会社ミラクス)等によるものと記載されています。

労働組合

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております としています。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよび有価証券報告書をご確認ください。

平均年齢33.20歳という、若い構成

平均年齢33.20歳、平均勤続年数4.00年。

この2つから、平均的な社員は29.2歳で入社している計算になります。

他社と比べる

会社平均年齢平均勤続年数平均年間給与
じげん33.20歳4.00年5.54百万円
アイスタイル35.7歳5年6ヶ月6,830千円
アイティメディア39.9歳8.6年6,989千円
アイモバイル36.00歳6.41年7,001千円

4社のなかで最も若い

33.20歳。アイティメディアとは6.7歳の差があります。平均年間給与も4社のなかで最も低くなっています。

年齢と給与の関係

平均年齢が低ければ、平均給与も低くなる傾向があります。年齢を揃えずに給与だけを比べると、実態を取り違えます。

提出会社226人という規模

連結1,350人に対し、提出会社は226人。約83%が連結子会社に所属しています。雇用契約の相手方によって、条件が変わる可能性があります。

臨時雇用者99人

提出会社226人に対し99人。正社員の4割強にあたる人数が契約社員・派遣社員・アルバイトとして働いていることになります。

役割等級制度と、年4回のフィードバック

有価証券報告書には、給与改定の方針が具体的に記載されています。

役割等級制度

年齢や入社年次に関わらず、担う役割の大きさにより等級を決定、等級に応じた報酬を支払い、実績を重視した等級・報酬設計

高頻度なフィードバック

事業のPDCAサイクルを早め、従業員の成長を促すため、年4回(四半期ごと)の頻度で人事評価を実施

多角的な評価軸

「アウトプット(業績・成果)」「プロセス(目標達成のための行動)」「UPDATE(新規チャレンジや業務効率化などの付加価値)」の3項目で評価を行い、従業員の自律的な目標設定を重視

「UPDATE」という評価軸

同報告書は、評価軸に「UPDATE(付加価値の創出)」を組み込むことで、現状維持にとどまらない挑戦を高く評価します としています。成果を出すだけでなく、新しいことに取り組んだかが評価される設計です。

インセンティブの構成

種類内容
業績連動賞与会社業績目標を達成した場合に支給
事業責任者インセンティブ年間で最も業績向上に寄与した事業責任者へ
有償ストックオプション取締役やグループ会社役員、キーマンとなる従業員へ
従業員持株会制度奨励金を付与する形で運用

転職の観点

年4回の評価は、処遇が動く機会が多いことを意味します。一方、目標の設定と振り返りに時間を使う働き方でもあります。詳しくはメガベンチャーのキャリアパスで整理しています。

連結子会社ごとに指標が開示されていること

第20期の有価証券報告書には、提出会社に加えて連結子会社3社の指標が記載されています。

提出会社

指標数値
管理職に占める女性労働者の割合15.3%
男性労働者の育児休業取得率(全労働者)75.0%
男女の賃金の差異(全労働者)63.3%
男女の賃金の差異(正規雇用労働者)75.9%
男女の賃金の差異(パート・有期労働者)115.1%

連結子会社

会社管理職女性割合男性育休取得率賃金差異(全労働者)
株式会社リジョブ35.3%33.0%67.9%
株式会社タイズ13.0%0.0%59.5%
株式会社アルファスタッフ25.0%0.0%95.4%

同じグループで、ここまで違う

管理職に占める女性の割合は13.0%から35.3%。**男性育児休業取得率は0.0%から75.0%**まで開きます。

この開示が示すもの

グループ全体の平均では見えない差が、会社ごとに存在します。「グループの制度」と「実際に働く会社の運用」は別です。

パート・有期115.1%という数値

女性のほうが高いことを示します。同報告書は、パート・有期労働者における差異は、賃金水準が低い学生インターンの男性比率が高いことに起因 すると注記しています。

正規雇用労働者の内訳

同報告書はさらに、管理職以外の一般労働者(時短勤務者と地域限定職を除く)の賃金差異は88.0%、管理職のみの賃金差異は82.7% と記載しています。

エージェントベストの見解

グループ企業に応募するとき、多くの方はグループ全体の情報を見て判断します。しかしじげんの有価証券報告書は、連結子会社3社の指標を個別に開示しています。管理職に占める女性の割合は、リジョブ35.3%、アルファスタッフ25.0%、タイズ13.0%。男性の育児休業取得率は、リジョブ33.0%に対し、タイズとアルファスタッフは0.0%です。同じグループでも、これだけ違います。ここから読み取れるのは、制度と運用は別物だということです。グループとして制度が整っていても、実際に使われるかは会社ごとの空気に依ります。応募する際は「どの法人と雇用契約を結ぶか」を確認してください。そのうえで、その法人の数値を見る。有価証券報告書がここまで分けて開示している以上、この確認は現実的な意味を持ちます。

選考で確認しておきたいこと

  1. 雇用契約の相手方(提出会社か、どの連結子会社か)
  2. 役割等級制度の等級構成と、募集ポジションの位置づけ
  3. 年4回の評価が、処遇にどう反映されるか
  4. 有償ストックオプションの対象条件
  5. 配属予定の事業と、その人員規模
  6. M&Aで加わった会社との連携の実態

1つ目が最も重要です。連結1,350人のうち提出会社は226人で、多くの人は子会社に所属しています。指標も会社ごとに開示されています。

2つ目は、有価証券報告書に「年齢や入社年次に関わらず、担う役割の大きさにより等級を決定」と明記されていることを踏まえた確認です。

4つ目は、同報告書が 取締役やグループ会社役員、キーマンとなる従業員に対し 発行するとしていることに関わります。全員が対象とは書かれていません。

6つ目は、前期に386名増となった要因がM&Aであることを踏まえた確認です。

エージェントベストの見解

年4回の人事評価という制度は、応募する方によって受け取り方が分かれます。処遇が動く機会が多いという点では、成果を出せば早く反映されます。等級が年齢や入社年次に関わらないのであれば、中途で入った方にも道筋があります。一方、四半期ごとに目標を設定し、振り返る時間が必要になります。前職が年1回の評価だった方には、リズムの変化が大きく感じられるかもしれません。加えて、評価軸に「UPDATE(新規チャレンジや業務効率化などの付加価値)」が含まれている点も見てください。決められた業務をこなすだけでは、この軸で評価されにくい設計です。自分が前職でどう働いてきたかと照らして、合うかどうかを考える材料になります。制度が公表されている会社では、この照合が事前にできます。

まとめ

じげんについて、有価証券報告書から確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細は有価証券報告書および各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年間給与5.54百万円は、低いですか。

A. 同時期のアイスタイル(6,830千円)やアイティメディア(6,989千円)より低い水準です。ただし同社の平均年齢33.20歳は4社のなかで最も若く、年齢を揃えずに比べると実態を取り違えます。

Q. 連結1,350人と提出会社226人の差は何ですか。

A. 約83%が連結子会社に所属しています。うち315名は人材派遣事業の派遣従業員と注記されています。応募先がどの法人かで条件が変わる可能性があります。

Q. 役割等級制度とは何ですか。

A. 有価証券報告書に「年齢や入社年次に関わらず、担う役割の大きさにより等級を決定」と記載されています。等級構成と募集ポジションの位置づけを面接で確認する価値があります。

Q. パート・有期労働者の賃金差異115.1%とは、どういう意味ですか。

A. 女性のほうが高いことを示します。有価証券報告書は、賃金水準が低い学生インターンの男性比率が高いことに起因すると注記しています。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)