Link-Uグループの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
有価証券報告書によると、株式会社Link-Uグループの直近期は売上収益4,835,406千円(前年同期比131.7%)。一方で営業利益326,968千円(同104.7%)、税引前当期利益308,943千円(同99.5%)、親会社の所有者に帰属する当期利益147,986千円(同94.0%)でした。売上は3割増えたのに、利益は横ばいから微減です。連結従業員は193人、提出会社は35人。同社は高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術を強みに、マンガ・Webtoon領域を手がけています。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。
会社概要と事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Link-Uグループ |
| 上場区分 | 東京証券取引所(証券コード4446) |
| 決算期 | 7月 |
| 会計基準 | 国際会計基準(IFRS。当連結会計年度より適用) |
| 従業員数 | 連結193人〔臨時8人〕/提出会社35人〔臨時1人〕(2025年7月31日現在) |
| 報告セグメント | インターネットサービス事業の単一セグメント |
| グループパーパス | 「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」 |
事業の中身は、有価証券報告書に次のように記載されています。
当社グループは、(中略)高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術を強みに、多くのコンテンツホルダーのDX推進パートナーとして取り組んでまいりました。国内の複数のマンガサービスの開発・企画・運用に取り組むほか、マンガやWebtoonの制作・流通、コンテンツのローカライズ、グローバルマンガサービスの運営、マーケティングを通じたコンテンツやサービスのグロースなど、コンテンツを軸に事業領域を拡大してまいりました。
市場環境
有価証券報告書は、市場規模を官公庁統計と調査データで示しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 情報通信産業の名目GDP(2023年) | 57.4兆円(全産業の10.0%/総務省「令和7年版情報通信白書」) |
| 電子書籍市場規模(2024年度) | 6,703億円(2023年度の6,449億円から254億円・3.9%増) |
| 2029年度の予測 | 8,000億円弱(インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告2025」) |
サービス区分
売上は2つの区分で説明されています。
| 区分 | 内容 | 売上収益 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| リカーリングサービス | レベニューシェア収益及び月額固定収益(サブスクリプション)で構成されるストック型のビジネスモデル | 4,309,574千円 | 128.9% |
| 初期開発・保守開発サービス | ― | ― | ― |
リカーリングサービスの伸びについては「前第4四半期より新たに連結子会社となった、株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算及び、地震予測AIサービス『ゆれしる』やインハウスによる広告運用収益、昨年度リリースをしたサービスの月額固定収益などが順調に伸長」と記載されています。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書(第12期・2025年7月期)によると、提出会社の平均年間給与は5,207千円、平均年齢32.8歳、平均勤続年数2.1年です。賞与および基準外賃金を含んだ数字です。ただし提出会社の従業員は35人であり、平均値の読み方には注意が必要です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
ワークライフバランス
有価証券報告書には「労働組合は結成されておりませんが、労使関係については円満に推移しております」と記載されています。
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キャリア・成長機会
高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術が強みとされ、事業はマンガサービスの開発・企画・運用、マンガやWebtoonの制作・流通、コンテンツのローカライズ、グローバルマンガサービスの運営、マーケティングへと広がっています。**地震予測AIサービス「ゆれしる」**という異なる領域のサービスも展開しています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
社風・人間関係
連結193人〔臨時8人〕に対し、提出会社は35人。有価証券報告書には「従業員数が当事業年度において21名減少しましたのは、主としてグループ全体での人員体制強化の一環として当社グループ会社への出向が増加したためであります」と記載されています。平均年齢32.8歳、平均勤続年数2.1年です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
「売上収益131.7%、営業利益104.7%、当期利益94.0%」。この3つの数字が、直近期の実態を語ります。
| 指標 | 前年同期比 |
|---|---|
| 売上収益 | 131.7%(+31.7%) |
| 営業利益 | 104.7%(+4.7%) |
| 税引前当期利益 | 99.5%(△0.5%) |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 94.0%(△6.0%) |
**売上が3割増えても、最終利益は6%減っている。**当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。このパターンには、たいてい理由があります。****この会社の場合、有価証券報告書は増収の主因を明記しています。「前第4四半期より新たに連結子会社となった、株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算」。つまり増収の相当部分は買収によるものです。**買収で売上が乗る一方、のれん償却や統合コストが利益を圧迫する——これは典型的な構図です。**実際、財務にも変化が出ています。
| 指標 | 第11期 | 第12期 |
|---|---|---|
| 総資産額 | 5,040,930千円 | 5,720,877千円 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 51.36% | 45.26% |
| 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE) | 6.41% | 5.72% |
| 財務CF | △86,440千円 | △362,034千円 |
**総資産が増える一方、持分比率は51.36%から45.26%へ下がりました。****応募者にとっての意味は3つあります。****1つ目、成長は買収で作られている部分が大きい。**株式会社ビューン、株式会社Romanz。2つ目、収益の型はストックである。リカーリングサービスが売上収益4,309,574千円(全体の約89.1%)で、レベニューシェア収益+月額固定収益と定義されています。3つ目、提出会社の人員が21名減っている。ただし理由は「グループ全体での人員体制強化の一環として当社グループ会社への出向が増加」——辞めたのではなく、グループ内で動いたということです。連結193人に対し提出会社35人という比率(約18.1%)も、この構造を反映しています。面接では3つ聞いてください。1つ目、「雇用契約はどの会社と結びますか」。2つ目、「買収した2社との統合はどこまで進んでいますか」。3つ目、「レベニューシェアと月額固定の比率はどのくらいですか」。
提出会社35人という規模
有価証券報告書の従業員の状況です(2025年7月31日現在)。
連結会社の状況
| セグメント | 従業員数 |
|---|---|
| 全社(共通) | 193人〔臨時8人〕 |
「当社グループは、インターネットサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員の記載は行っておりません」。
提出会社の状況
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 35人〔臨時1人〕 |
| 平均年齢 | 32.8歳 |
| 平均勤続年数 | 2.1年 |
| 平均年間給与 | 5,207千円 |
減少の理由が明記されています。「従業員数が当事業年度において21名減少しましたのは、主としてグループ全体での人員体制強化の一環として当社グループ会社への出向が増加したためであります」。
連結193人のうち提出会社は35人で、約18.1%。残りの約8割は子会社に所属しています。
平均年齢32.8歳、平均勤続年数2.1年は、当メディアが同じ時期に有価証券報告書から読んだ企業のなかでも若く、勤続は短い側です。
IFRS適用初年度の数字
有価証券報告書の連結経営指標等の推移です。当連結会計年度よりIFRS会計基準を適用しており、前連結会計年度の数値もIFRSに組み替えられています。
| 決算期 | 売上収益(千円) | 税引前当期利益(千円) | 当期利益(千円) | 総資産額(千円) | 持分比率 | ROE |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年7月 | 3,671,858 | 310,440 | 157,362 | 5,040,930 | 51.36% | 6.41% |
| 2025年7月 | 4,835,406 | 308,943 | 147,986 | 5,720,877 | 45.26% | 5.72% |
※当期利益は親会社の所有者に帰属する当期利益
- 売上収益……3,671,858千円→4,835,406千円(+31.7%)
- 税引前当期利益……310,440千円→308,943千円(△0.5%)
- 当期利益……157,362千円→147,986千円(△6.0%)
キャッシュ・フローは次のとおりです。
| 決算期 | 営業CF(千円) | 投資CF(千円) | 財務CF(千円) |
|---|---|---|---|
| 2024年7月 | +264,316 | △30,459 | △86,440 |
| 2025年7月 | +222,561 | △112,808 | △362,034 |
営業CFは2期ともプラスですが、投資CFと財務CFの支出が拡大しています。
株価収益率は51.35倍から32.38倍へ下がりました。
コンテンツとインフラの両輪
この会社の特徴は、技術(サーバー・インフラ)とコンテンツ(マンガ・Webtoon)の両方を持っている点です。
有価証券報告書の記述を整理すると、次のようになります。
| 領域 | 内容 |
|---|---|
| インフラ技術 | 高性能オリジナルサーバーを中心とした技術が「強み」 |
| サービス開発・運用 | 国内の複数のマンガサービスの開発・企画・運用 |
| コンテンツ制作・流通 | マンガやWebtoonの制作・流通 |
| ローカライズ | コンテンツのローカライズ |
| グローバル展開 | グローバルマンガサービスの運営 |
| マーケティング | マーケティングを通じたコンテンツやサービスのグロース |
**「コンテンツホルダーのDX推進パートナー」**という位置づけが、この会社の立ち位置を示しています。自らコンテンツを持つ出版社ではなく、その基盤とサービスを支える側です。
リカーリングという収益の型
「リカーリングサービス」は、**レベニューシェア収益及び月額固定収益(サブスクリプション)**で構成されており、ストック型のビジネスモデルとなります。
直近期の売上収益は4,309,574千円(前年同期比128.9%)。全体(4,835,406千円)の**約89.1%**を占めます。
伸びた要因として挙げられているのは4つです。
- 株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算(前第4四半期より新たに連結子会社化)
- 地震予測AIサービス「ゆれしる」
- インハウスによる広告運用収益
- 昨年度リリースをしたサービスの月額固定収益
**「地震予測AIサービス」**がマンガ関連の事業と並んでいる点は、この会社の事業の広がりを示しています。
エージェントベストの見解
**「連結193人、提出会社35人」。この比率が、この会社の組織の形を示しています。**当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。提出会社比率が2割を切る会社は、たいてい2つの型のどちらかです。
| 型 | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 純粋持株会社型 | 電算システムHD、Appier Group | 提出会社は統括機能のみ |
| 買収で子会社が増えた型 | JMDC(約20.4%)、Link-Uグループ(約18.1%) | 事業ごとに会社が分かれる |
Link-Uグループは2つ目に近い形です。直近期も株式会社ビューンと株式会社Romanzが新たに連結子会社となりました。そして提出会社の人員が21名減った理由も、「グループ全体での人員体制強化の一環として当社グループ会社への出向が増加」。****人がグループ内を移動しているということです。応募者にとって、これは重要な確認事項になります。雇用契約を結ぶ会社と、実際に働く場所が違う可能性があるからです。提出会社の平均年間給与5,207千円は、35人の数字——連結193人の水準ではありません。****そのうえで、この会社の事業には独特の強みがあります。「高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術」。マンガサービスは、新刊公開時にアクセスが集中するという特徴があります。その負荷を捌く技術が、コンテンツホルダーから選ばれる理由になっていると読めます。当メディアが同じ時期に読んだ企業では、Ideinが「多数のエッジデバイスへのソフトウェア配信や遠隔管理」、Kudanが「SLAM」——いずれも技術を核に事業を組み立てていました。****Link-Uグループの場合、技術(サーバー)を土台に、その上でコンテンツ事業(制作・流通・ローカライズ・グローバル展開)へ広げている構造です。市場についても、有価証券報告書は数字を挙げています。電子書籍市場は2024年度6,703億円(前年度比+3.9%)、2029年度には8,000億円弱の予測。年率3〜4%程度の緩やかな成長です。市場が急拡大しないなかで31.7%増収したのは、買収と新サービスによるもの。面接では3つ聞いてください。1つ目、「配属先はどの会社になりますか」。2つ目、「サーバー技術の優位性は、具体的にどこにありますか」。3つ目、「今後もM&Aで事業を広げる方針ですか」。
働き方とキャリア形成の特徴
有価証券報告書から読み取れる働き方の特徴は、次のとおりです。
1. 連結の約8割が子会社に所属する
連結193人に対し提出会社35人(約18.1%)。雇用主体の確認が必要です。
2. グループ内の出向がある
提出会社の人員が21名減った理由は「グループ全体での人員体制強化の一環として当社グループ会社への出向が増加」。
3. 技術とコンテンツの両方を扱う
高性能オリジナルサーバーというインフラ技術と、マンガ・Webtoonの制作・流通。
4. 単一セグメントである
「インターネットサービス事業の単一セグメント」。セグメント別の記載はありません。
5. 労働組合はない
「労働組合は結成されておりませんが、労使関係については円満に推移しております」と記載されています。
向いている人/向いていない人
向いている可能性がある人
- マンガ・Webtoonの領域に関わりたい人……コンテンツを軸に事業を広げています
- 大規模アクセスを捌く技術に関心がある人……高性能オリジナルサーバーが強みです
- グローバル展開に興味がある人……ローカライズとグローバルマンガサービスの運営があります
- ストック型ビジネスを経験したい人……リカーリングサービスが売上の約89.1%です
- 買収後の統合に関わりたい人……直近期に2社が新たに連結子会社となりました
向いていない可能性がある人
- 提出会社の給与を目安にしたい人……5,207千円は35人の数字です
- 利益成長を重視する人……売上+31.7%に対し当期利益は△6.0%です
- 雇用主体が固定された環境を望む人……グループ会社への出向が増えています
- 長期勤続の組織を望む人……提出会社の平均勤続年数は2.1年です
- 急拡大する市場で働きたい人……電子書籍市場は年率3〜4%程度の成長予測です
選考に向けた準備
1. 「増収でも減益」の理由を理解する
売上収益+31.7%に対し、当期利益△6.0%。増収の主因は株式会社ビューン・株式会社Romanzの連結子会社化と記載されています。買収による売上の加算と、利益への影響を分けて理解しておくと、事業の見方が伝わります。
2. サーバー技術の価値を語れるようにする
「高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術」が強みと明記されています。**マンガサービスの負荷特性(新刊公開時のアクセス集中)**と結びつけて説明できると、技術理解が伝わります。
3. 雇用主体を確認する
連結193人のうち提出会社は35人。グループ会社への出向も増えています。どの会社と雇用契約を結び、どこで働くのかを、選考の早い段階で確認しておきましょう。
まとめ
- 有価証券報告書によると、直近期は売上収益4,835,406千円(前年同期比131.7%)。一方で**営業利益326,968千円(同104.7%)、税引前当期利益308,943千円(同99.5%)、当期利益147,986千円(同94.0%)**です
- 増収の主因は、前第4四半期より新たに連結子会社となった株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算と記載されています
- リカーリングサービス(レベニューシェア収益+月額固定収益)が売上収益4,309,574千円で、全体の約89.1%を占めます
- 連結従業員は193人、提出会社は35人(平均年齢32.8歳、平均勤続年数2.1年、平均年間給与5,207千円)
- **提出会社の人員21名減の理由は「グループ全体での人員体制強化の一環として当社グループ会社への出向が増加」**です
よくある質問
Q. Link-Uグループの平均年収はいくらですか?
A. 有価証券報告書(第12期・2025年7月期)によると、提出会社の平均年間給与は5,207千円です。平均年齢32.8歳、平均勤続年数2.1年で、賞与および基準外賃金を含みます。ただし提出会社の従業員は35人(連結193人)と少人数であり、連結の約8割は子会社に所属しています。
Q. どんな事業をしていますか?
A. 有価証券報告書によると、高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術を強みに、多くのコンテンツホルダーのDX推進パートナーとして、国内の複数のマンガサービスの開発・企画・運用、マンガやWebtoonの制作・流通、コンテンツのローカライズ、グローバルマンガサービスの運営、マーケティングを通じたグロースなどを手がけています。報告セグメントはインターネットサービス事業の単一セグメントです。
Q. 売上が3割増えたのに利益が減っているのはなぜですか?
A. 有価証券報告書は増収の主因として「前第4四半期より新たに連結子会社となった、株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算」を挙げています。同期は売上収益が前年同期比131.7%となる一方、営業利益は104.7%、税引前当期利益は99.5%、親会社の所有者に帰属する当期利益は94.0%でした。親会社所有者帰属持分比率も51.36%から45.26%へ低下しています。
※本記事は、株式会社Link-Uグループが提出した有価証券報告書(第12期)および公式サイトの公開情報をもとに構成しています。数値は同報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。