リブ・コンサルティングの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

リブ・コンサルティング 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/3

リブ・コンサルティングは、2012年設立の総合経営コンサルティングファームです。大手ファームが手を出しにくい中堅・ベンチャー領域を主戦場として成長してきた点に特徴があり、現在は大手企業の新規事業開発まで手掛けています。組織規模は約390名で、戦略ファームともBig4とも異なる立ち位置にあります。この記事では、公式に開示されている会社情報と育成制度、中途採用の職種区分を整理し、この会社を選ぶ場合に何が判断軸になるのかをまとめます。

2012年設立・約390名の総合コンサルティングファーム

項目内容
会社名株式会社リブ・コンサルティング(LiB Consulting Co., Ltd.)
上場区分非上場
設立2012年7月
本社所在地東京都中央区日本橋二丁目7-1 東京日本橋タワー29階
事業内容総合経営コンサルティング業務、DXコンサルティング業務
従業員数約390名(2026年7月)
海外拠点タイ(バンコク)

三位一体モデルという立ち位置

中途採用サイトの事業領域ページでは、同社が中堅・ベンチャー領域コンサルティングのパイオニアとして成長し、現在は大手企業の新規事業開発も手掛けている旨が説明されています。

対象クライアントは、スタートアップ・ベンチャー、中小・中堅企業、エンタープライズ(大手企業)の3つのドメインです。この幅広い層へサービスを提供する体制を、業界でも数少ない三位一体モデルのコンサルティングファームであると位置づけています。

この立ち位置は、キャリアを考えるうえで実質的な差になります。大手ファームでは案件の最低規模があるため、成長途上の企業に伴走する仕事は構造的に生まれにくくなります。同社はそこを主戦場としてきた会社です。

扱っている領域は6つ

事業領域ページで示されているコンサルティング領域は、新規事業開発、経営戦略、DX領域、営業戦略、マーケ・セールス、組織開発の6つです。

領域の並びを見ると、この会社の性格が読み取れます。経営戦略やDXといった上流のテーマだけでなく、営業戦略、マーケティング・セールス、組織開発という現場側のテーマが同じ重みで置かれています。戦略を描いて終わりではなく、売上を作る仕組みや組織そのものに手を入れる案件が事業の柱になっている構造です。

掲げているのは「インパクト・カンパニー」

同社は「100年後の世界を良くする会社」を増やすことを使命として掲げています。そうした企業を「インパクト・カンパニー」と定義し、Before と After のインパクトを生み出す企業を対象としている旨が示されています。

グループの構成にも、この方針が表れています。会社案内では、グループ会社として株式会社プルーセル、株式会社Impact Venture Capital、LiB Consulting (Thailand) Co., Ltd.、株式会社Goofy、株式会社Flow Groupが挙げられ、海外提携先としてISKRA Consulting Inc.(韓国)が示されています。ベンチャーキャピタルをグループに持つ点は、コンサルティング単体の会社との違いです。

口コミに共通して現れる論点

以下は、公開されている口コミの傾向を整理したものです。個別の書き込みを引用したものではありません。

年収・評価制度

成果に応じて報酬が上がるという受け止めが共通しています。稼働量と成長・報酬が連動しやすいという指摘も見られる一方、待遇面への不満を退職理由として挙げる声も一定数見られます。大手ファームとの水準比較で判断が分かれるテーマです。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

以前は土日や深夜も含めて働く風潮が強かったが、その後改善が進み、土日祝は基本的に休めるようになったという記述が共通して見られます。事前に伝えれば平日の休みも取りやすい雰囲気があるとされる一方、プロジェクトが佳境に入ると長時間勤務や休日勤務が続くこともあるという指摘も残っています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

成長志向が強い人が多く、挑戦が奨励される環境であるという評価が多く見られます。若手のうちから裁量を持てる点を挙げる声も共通しています。他方で、仕事を詰め込む傾向があり、働き方は自分でコントロールする意思が必要だという指摘も見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

理念への共感を軸に集まっている組織であるという受け止めが共通しています。互いに配慮し合う雰囲気を評価する声が多く見られます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

この会社で最も多いミスマッチは、「経営コンサルタント」という職種名から戦略立案を想像して入り、実際には手を動かす量の多さに驚く、というものです。公開されている事業領域を見ると、経営戦略やDXと並んで営業戦略、マーケ・セールス、組織開発が置かれています。中堅・ベンチャー企業の案件では、提言を渡して終わりにはなりません。クライアント側に実行できる体制がないことも多く、そのぶん伴走の比重が上がります。口コミで指摘される業務量の多さも、この構造から来ています。逆に言えば、自分の打ち手が実際に数字を動かす場面を見られるということです。事業会社で企画を立てても実行段階で止まった経験がある方には、むしろ合う環境です。応募前に確認すべきは、提言と実行のどちらに時間を使いたいかです。

公開されている報酬情報をどう読むか

同社は非上場のため、有価証券報告書による平均年間給与の開示はありません。ただし新卒採用の募集要項では、経営コンサルタント職について具体的な数値が公開されています。

新卒採用の募集要項によると、年収600万円、月給500,000円以上(基本給358,744円以上)と示されています。所定労働時間は9:15から18:15で、時差勤務がある旨、時間外労働がある旨も記載されています。年間休日は125日(2026年度)、完全週休2日制(土曜日、日曜日)、祝日、年末年始、年次有給休暇が挙げられています。

福利厚生としては、社会保険完備、交通費支給、研修制度、家賃補助、借り上げ社宅制度、確定拠出年金が列挙されています。

中途入社の水準は職種と経験によって変わります。参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)、平均年齢を39.4歳としていますが、これは職種全体の統計であり特定企業の実額ではありません。実際の提示額は募集ポジションごとにご確認ください。

日本橋の本社とテレワークという前提

勤務地は東京都中央区日本橋の東京日本橋タワー29階で、テレワークを含む旨が募集要項に記載されています。海外拠点としてタイ(バンコク)があり、グループにLiB Consulting (Thailand) Co., Ltd. が置かれています。

働き方について公開されている情報からは、改善が進んできた一方で案件のフェーズによる変動が残るという状況が読み取れます。ハンズオンの実行支援が中心である以上、クライアント側のスケジュールに稼働が連動しやすい構造です。

口コミで共通して指摘されるのは、働き方を自分でコントロールする意思が要るという点です。挑戦を奨励する文化は機会の多さと表裏一体であり、どこまで引き受けるかを自分で決める必要がある環境だと考えられます。

3か月のユース期間から始まる育成

同社の育成体制は、中途採用サイトに具体的に記載されています。

入社後3か月のオンボーディング期間(ユース期間) が設けられており、コンサルタントとして活躍するための基礎スキルを徹底して身につけることに主眼が置かれています。プロジェクトへのアサインと研修を組み合わせた形で学習が進む設計です。

業界未経験の中途入社者にはトレーナーが付きます。 ウィークリーの1on1が行われ、育成上のアドバイスがなされる旨が示されています。未経験からの転職を検討する場合、この体制の有無は実務的に大きな差になります。

配属後はLiB Universityという社内研修プログラムがあります。 講座の例として、コミュニケーションコース、統計・エクセルコース、マーケティングコース、企業戦略コース、ファイナンスコース、DXコース、そして経営メンバーによる1on1トレーニングであるTSPが挙げられています。

基礎スキルから経営層との直接的なトレーニングまでが体系として置かれている点は、約390名という組織規模を考えると手厚い部類に入ります。

向いている人/向いていない人

向いている人

実行まで踏み込みたい方

事業領域に営業戦略、マーケ・セールス、組織開発が置かれており、中堅・ベンチャー企業への伴走が中心です。提言で終わらず、成果が出るところまで関わりたい方に接続します。

成長企業に関わりたい方

スタートアップ・ベンチャーが対象ドメインのひとつとして明示され、グループにベンチャーキャピタルも持ちます。成長段階の企業と仕事をしたい方には、大手ファームにない機会があります。

コンサル未経験から入りたい方

3か月のオンボーディング期間と、業界未経験者へのトレーナー制度が公式に示されています。中途採用の求人区分にも未経験可のポジションが含まれています。

向いていない人

大企業の全社戦略を主戦場にしたい方

対象クライアントに大手企業も含まれますが、その領域では新規事業開発が中心と説明されています。大企業の全社戦略を継続的に扱いたい場合は、戦略ファームやBig4のほうが接続します。

業務量を一定に保ちたい方

ハンズオンの実行支援が中心であり、案件が佳境に入ると稼働が伸びるという指摘が公開情報にも見られます。働き方を自分でコントロールする意思が求められる環境です。

エージェントベストの見解

この会社を検討される方は、事業会社の企画職や、成長企業への転職と並行して見ているケースが多く見られます。大手ファームと並べて比較している方もいますが、その比較は軸がずれていることが多い。判断が割れるのは、扱う企業の規模と、自分の打ち手が結果に届くまでの距離です。大手ファームでは、意思決定者との距離が遠く、提言が実行されるかどうかを見届けられないことがあります。リブの場合、対象がスタートアップから中堅企業まで含まれるぶん、経営者と直接やり取りし、打ち手の結果まで見える案件が多くなります。そのかわり、支援の泥臭さは増します。比較すべきは知名度や年収の額面ではなく、5年後に「何をどこまでやった人」として語れるかです。ここを言語化してから受けると、志望動機も自然に固まります。

職種区分から逆算する選考準備

選考フローの概要

中途採用の求人は、外部の採用プラットフォーム上で職種別に公開されています。職種の区分は、Consultant、IT Consultant、PM/PMO、Engineer、Sales、Corporateに分かれており、コンサルタント職の募集数が最も多い構成です。

求人には未経験可のものと経験者限定のものがあり、第2新卒限定の職種やコンサル経験者限定の職種も含まれています。選考プロセスの詳細は個別の求人ページに記載される仕様のため、応募時点の内容をご確認ください。

まず確認すべきは、自分がどの区分の求人に応募するかです。未経験可のポジションと経験者限定のポジションでは、見られる観点も準備の仕方も変わります。

志望動機で問われること

「なぜコンサルティングか」と「なぜリブ・コンサルティングか」の2段で組み立てます。

後者について有効なのは、同社が掲げる方針に触れることです。「100年後の世界を良くする会社」を増やすという使命、インパクト・カンパニーという定義、スタートアップ・ベンチャーから大手企業までをカバーする三位一体モデル。いずれも公式に示されている内容です。

理念への共感だけで終わらせず、なぜ自分がその対象企業に関わりたいのかを経験に紐づけます。中堅・ベンチャー領域を主戦場としてきた会社である以上、成長段階の企業と仕事をした経験や、リソースが限られた環境で成果を出した経験は、そのまま接続点になります。

職務経歴書で見られるポイント

実行支援が中心の会社であるため、書類でも「動かした実績」が読まれます。

案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。特に、限られた人員や予算の中で成果を出した経験は、この会社の案件環境と直結するため具体的に書き出す価値があります。

営業やマーケティングの実務経験がある方は、その経験を前面に出して構いません。事業領域に営業戦略とマーケ・セールスが明示されているため、実務の現場感は評価対象になります。DXやITの経験がある場合は、IT Consultant区分での応募も検討できます。

まとめ

リブ・コンサルティングは、2012年7月設立、従業員約390名(2026年7月)の総合経営コンサルティングファームです。中堅・ベンチャー領域を主戦場として成長し、現在はスタートアップ・ベンチャー、中小・中堅、大手企業の三位一体モデルを掲げています。事業領域は新規事業開発、経営戦略、DX、営業戦略、マーケ・セールス、組織開発の6つで、実行支援の比重が高い構成です。育成面では、入社後3か月のオンボーディング期間、未経験者へのトレーナーによるウィークリー1on1、LiB Universityという社内研修プログラムが公式に示されています。中途採用は職種別に区分され、未経験可の求人も含まれます。応募にあたっては、提言と実行のどちらに時間を使いたいかが、最も本質的な判断軸になります。

よくある質問

Q. リブ・コンサルティングの年収はどのくらいですか。

A. 非上場のため有価証券報告書による平均年間給与の開示はありません。ただし新卒採用の募集要項では、経営コンサルタント職について年収600万円、月給500,000円以上(基本給358,744円以上)と公開されています。中途入社の水準は職種と経験によって変わるため、募集ポジションごとの記載をご確認ください。参考として厚生労働省のjob tagは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円としていますが、これは職種全体の統計であり特定企業の実額ではありません。

Q. コンサル未経験でも応募できますか。

A. 応募の可能性はあります。中途採用の求人一覧には未経験可の区分が含まれており、第2新卒限定の職種も掲載されています。育成面でも、入社後3か月のオンボーディング期間(ユース期間)が設けられ、業界未経験の中途入社者にはトレーナーによるウィークリーの1on1が行われる旨が公式に示されています。配属後はLiB Universityという社内研修プログラムが用意されています。応募条件は必ず最新の募集要項でご確認ください。

Q. 働き方や休日はどうなっていますか。

A. 新卒採用の募集要項では、所定労働時間9:15から18:15(時差勤務あり)、完全週休2日制(土曜日、日曜日)、祝日、年末年始、年次有給休暇、年間休日125日(2026年度)と記載されています。勤務地は東京日本橋タワーで、テレワークを含む旨も示されています。公開されている口コミでは、以前より働き方の改善が進み土日祝は基本的に休めるようになったという記述が共通する一方、プロジェクトが佳境に入ると長時間勤務が続くこともあるという指摘も見られます。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/3 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)