リンクアンドモチベーションの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

リンクアンドモチベーション 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

株式会社リンクアンドモチベーションの有価証券報告書には、給与について具体的な記載があります。注力事業であるコンサル・クラウド事業において、2020年から2025年までの間に7回のベースアップを実施し、2019年と比較して新卒(学部卒)の給与は134%、管理職の給与は128%になったというものです。ここまで具体的に書く会社は多くありません。この記事では、有価証券報告書をもとに事業と組織の実態を整理します。

会社概要と3つのDivision

項目内容
会社名株式会社リンクアンドモチベーション
上場区分東証プライム(証券コード2170)
決算期12月
従業員数連結1,629名(外3,758名)/提出会社558名(外65名)(2025年12月31日現在)
報告セグメント組織開発Division/個人開発Division/マッチングDivision/その他

連結会社の従業員数の内訳は次のとおりです。

セグメント従業員数(外、臨時従業員)
組織開発Division783名(74名)
個人開発Division477名(73名)
マッチングDivision367名(3,611名)
その他2名(-)
合計1,629名(3,758名)

臨時従業員は年間平均雇用人員(1日8時間換算)とされています。

臨時従業員3,611名という数字

この表で最も目を引くのは、マッチングDivisionの臨時従業員3,611名です。正社員367名に対して、臨時従業員が約10倍。連結全体の臨時従業員3,758名のうち、96%がこのDivisionに集中しています。

事業の性質が数字に現れています。マッチングという領域では、人材の紹介や派遣を伴う業務が想定され、そこに多数の人員が関わる構造になります。

一方、組織開発Divisionは783名に対し臨時従業員74名、個人開発Divisionは477名に対し73名。こちらは正社員が中心の構成です。

つまり同じ会社の中に、正社員中心の事業と、臨時従業員が主体の事業が並んでいます。応募する立場からは、どのDivisionに入るかで組織の性格がまったく変わる点を意識しておきたいところです。

なお提出会社558名はすべて組織開発Divisionに属しており、個人開発・マッチングの人員は子会社側にいます。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は6,969,014円、平均年齢32.5歳、平均勤続年数6.4年、対前事業年度増減率1.2%です。加えて、2020年から2025年までに7回のベースアップを行った旨が記載されています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

顧客の組織診断や研修の実施スケジュールに業務が紐づくため、時期による波があるという傾向が語られます。同社の勤務制度の詳細は有価証券報告書に記載がありません。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

3つのDivisionがあり、それぞれ組織の性格が異なります。提出会社558名はすべて組織開発Divisionに属しています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

提出会社の平均年齢32.5歳、平均勤続年数6.4年です。若い年齢構成でありながら勤続が6年を超える点は、新卒採用が機能していることを示唆します。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

有価証券報告書に「7回のベースアップ」と書いてある会社を、私は他に見たことがありません。この会社は具体的にこう記しています。注力事業であるコンサル・クラウド事業において、2020年から2025年までの間に7回ベースアップを行い、2019年と比較すると新卒(学部卒)の給与は134%、管理職の給与は128%になった、と。6年で7回ですから、年1回以上のペースです。そして新卒と管理職で上げ幅が違う点も重要です。新卒134%に対し管理職128%。若手の水準を意図的に引き上げてきたことが読めます。ここから何が言えるか。採用市場での競争力を、報酬で確保する方針を取っているということです。応募を検討されるなら、この記載を面接で使ってください。「7回のベースアップの背景と、今後の方針」を聞けば、会社が人材投資をどう位置づけているかが分かります。開示している以上、答えられるはずの問いです。

給与に関する記載を読む

有価証券報告書の提出会社の状況(2025年12月31日現在)です。

項目数値
従業員数558名(外、臨時従業員65名)
平均年齢32.5歳
平均勤続年数6.4年
平均年間給与6,969,014円
平均年間給与の対前事業年度増減率1.2%

セグメント別では、組織開発Division 558名(65名)のみで、個人開発Division・マッチングDivision・その他はいずれも0名です。

そして人的資本に関する記載として、次の内容が記されています。注力事業であるコンサル・クラウド事業においては、2020年から2025年までの間に7回ベースアップを行っており、2019年と比較すると新卒(学部卒)の給与は134%、管理職の給与は128%となっている、というものです。

ここで注意したい点があります。**平均年間給与の対前事業年度増減率は1.2%です。**7回のベースアップという記載と、直近1年の増減率1.2%は、一見すると噛み合わないように見えます。

考えられる説明は2つあります。1つは、ベースアップの効果が複数年にわたって現れており、直近の1年だけでは大きな変化にならないこと。もう1つは、若手の採用が増えることで平均が押し下げられ、ベースアップの効果が相殺されていることです。

平均年齢32.5歳という若い構成を踏まえると、後者の可能性も考えられます。ただし要因は有価証券報告書からは特定できません。

業績の状況

第26期(2025年12月期)の連結業績は、収益415億2200万円で前期比10.85%増、当期純利益20億2000万円で同50.16%減とされています。増収でありながら当期純利益が半減した期です。

売上が伸びて利益が減る場合、費用の増加が要因になります。人員の増加、事業への投資、あるいは一時的な費用の計上が考えられますが、公開されている数値だけでは要因を特定できません。

7回のベースアップという人件費の増加も、利益に影響している可能性があります。人材への投資を優先した結果として利益が圧迫されているとすれば、それは経営の選択です。この点は面接で確認する価値のある論点です。

働き方とキャリア形成の特徴

同社グループでのキャリアを考えるうえで軸になるのは、3つのDivisionの性格の違いです。

組織開発Divisionは連結783名で、提出会社558名がすべてここに属します。企業の組織診断や改善を支援する領域で、いわゆるモチベーションクラウドを含むコンサル・クラウド事業がここにあたると考えられます。顧客は企業の人事部門や経営層です。

個人開発Divisionは477名。個人向けの教育や能力開発の領域だと読めます。

マッチングDivisionは正社員367名に対し臨時従業員3,611名。人材のマッチングを扱う領域で、運営に多数の人員が関わる構造です。

この3つは、顧客も収益の立ち方も異なります。どこに配属されるかで、日々の仕事が変わります。

なお提出会社の平均年齢32.5歳・平均勤続年数6.4年という組み合わせは、新卒で入った方が長く続けている構成を示唆します。20代半ばで入社し、6年以上在籍している層が中心だと読めます。

向いている人/向いていない人

向いている人

組織と人の課題に向き合いたい方

組織開発Divisionが提出会社のすべてを占めます。企業の組織づくりを支援する仕事です。

報酬への投資を重視する会社を選びたい方

有価証券報告書に7回のベースアップが明記されています。人材投資の方針が公開されています。

新卒からのキャリアに近い環境を求める方

提出会社の平均年齢32.5歳、平均勤続年数6.4年です。長く続ける前提の組織だと読めます。

向いていない人

安定した増益基調を前提にしたい方

第26期は増収でありながら、当期純利益が前期比50.16%減となりました。

応募先のDivisionを確認せずに決めたい方

3つのDivisionは組織の性格が大きく異なります。マッチングDivisionは臨時従業員が3,611名です。

エージェントベストの見解

この会社を検討される方に、連結の従業員表を一度ご覧いただきたいです。組織開発Division 783名(臨時74名)、個人開発Division 477名(臨時73名)、マッチングDivision 367名(臨時3,611名)。マッチングDivisionだけ、臨時従業員が正社員の約10倍います。同じ会社の中に、まったく性格の違う組織が並んでいるということです。組織開発は少人数の専門職が企業の人事に向き合う仕事。マッチングは多数の人員を動かして運営する仕事。マネジメントの形も、評価の仕組みも、日々の風景も違います。そして提出会社558名はすべて組織開発Divisionです。つまり「リンクアンドモチベーション」という社名で応募しても、雇用される法人とDivisionによって働き方が変わる。求人票を見たら、まず「どの法人の、どのDivisionか」を確認してください。ここを飛ばすと、入社後に想定が崩れます。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

株式会社リンクアンドモチベーションは東証プライム上場(証券コード2170)、決算期は12月です。有価証券報告書(第26期・2025年12月期)によると、連結従業員1,629名(外3,758名)、提出会社558名(外65名)です。

提出会社の平均年間給与は6,969,014円、平均年齢32.5歳、平均勤続年数6.4年、対前事業年度増減率1.2%。提出会社の従業員はすべて組織開発Divisionに属しています。

第26期は収益415億2200万円(前期比10.85%増)に対し、当期純利益20億2000万円(同50.16%減)です。

選考フローは職種によって異なり、時期によっても変動します。最新の内容は公式の採用サイトでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜ組織開発の領域か」と「なぜリンクアンドモチベーションか」の2段で組み立てます。

前者については、組織のどの課題に関わりたいのかを具体化します。診断、改善の設計、実行の支援、定着と、工程は分かれています。

後者の材料は有価証券報告書にあります。3つのDivisionを持ち、それぞれ組織の性格が異なること。提出会社558名がすべて組織開発Divisionに属すること。2020年から2025年までに7回のベースアップを行い、2019年比で新卒134%・管理職128%となったこと。第26期が増収減益であったこと。

「人材への投資と利益のバランスをどう見るか」に自分の考えを持って臨むと、面接での会話が具体的になります。

職務経歴書で見られるポイント

組織開発の中途採用では、担当した領域と動かした数値が読まれます。

組織開発・人事コンサルティングの経験がある方は、担当した企業の規模と、組織の課題に対して何を実施したかを書きます。診断の結果をどう改善につなげたかまで書けると具体性が出ます。

人事の経験がある方は、担当した組織の規模と、制度設計やエンゲージメント向上に関わった経験を書きます。

法人営業の経験がある方は、担当した業種と顧客規模、商談相手の役職を書きます。人事部門や経営層が相手だった案件は明記します。

SaaS・カスタマーサクセスの経験がある方は、担当社数と更新率、導入から定着までに何をしたかを書きます。クラウドの提供を含む事業では、この経験が効きます。

人材紹介・派遣の経験がある方は、担当した業界と職種、年間の成約件数を書きます。マッチングDivisionに関わる材料になります。

いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。

まとめ

株式会社リンクアンドモチベーションは、組織開発を主軸とする東証プライム上場企業(証券コード2170)です。有価証券報告書(第26期・2025年12月期)によると、連結従業員は1,629名(外3,758名)で、組織開発Division 783名(74名)、個人開発Division 477名(73名)、マッチングDivision 367名(3,611名)という構成です。マッチングDivisionは臨時従業員が正社員の約10倍おり、同じ会社の中で組織の性格が大きく異なります。提出会社558名はすべて組織開発Divisionに属し、平均年間給与6,969,014円、平均年齢32.5歳、平均勤続年数6.4年です。特筆すべきは、有価証券報告書に2020年から2025年までに7回のベースアップを行い、2019年比で新卒(学部卒)134%・管理職128%になったと明記されている点です。第26期は増収でありながら当期純利益が前期比50.16%減となっています。

よくある質問

Q. リンクアンドモチベーションの年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書(第26期・2025年12月期)によると、提出会社の平均年間給与は6,969,014円、平均年齢32.5歳、平均勤続年数6.4年、従業員数558名、対前事業年度増減率1.2%です。加えて人的資本に関する記載として、注力事業であるコンサル・クラウド事業において2020年から2025年までに7回のベースアップを行い、2019年と比較して新卒(学部卒)の給与は134%、管理職の給与は128%になった旨が記されています。ただし提出会社の従業員はすべて組織開発Divisionに属しており、他のDivisionの水準は開示されていません。

Q. 3つのDivisionは何が違うのですか。

A. 有価証券報告書によると、連結従業員の内訳は組織開発Division 783名(臨時従業員74名)、個人開発Division 477名(臨時73名)、マッチングDivision 367名(臨時3,611名)です。最も違うのは臨時従業員の比率で、マッチングDivisionは正社員367名に対し臨時従業員が約10倍の3,611名。連結全体の臨時従業員3,758名の96%がこのDivisionに集中しています。組織開発と個人開発は正社員が中心の構成です。つまり同じ会社の中に性格の異なる組織が並んでおり、配属されるDivisionによって働き方が変わります。なお提出会社558名はすべて組織開発Divisionです。

Q. 業績はどうなっていますか。

A. 第26期(2025年12月期)の連結業績は、収益415億2200万円で前期比10.85%増、当期純利益20億2000万円で同50.16%減です。増収でありながら当期純利益が半減しています。売上が伸びて利益が減る場合は費用の増加が要因になりますが、公開されている数値だけでは特定できません。なお同社は2020年から2025年までに7回のベースアップを実施しており、人件費の増加が利益に影響している可能性も考えられます。人材への投資を優先した結果なのか、他に要因があるのかは、面接で確認することをおすすめします。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)