Voicyの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

Voicy 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

Voicyは音声プラットフォームの運営で知られる企業ですが、非上場であるため有価証券報告書がありません。年収や従業員数といった数値を一次情報で確認できないという制約があります。この記事では、公式サイトで確認できる事実と官公庁統計だけを使って構造を整理し、数値が得られない企業をどう判断するかという観点まで含めて解説します。2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の募集要項は公式サイトをご確認ください。

会社の概要と、4つの事業領域

同社の公式サイトで確認できる情報を整理します。

項目内容
会社名株式会社Voicy
創業2016年
ミッション音声×テクノロジーで豊かな日々をつくる
ビジョン声で人の視界を広げ、豊かな社会へ

事業内容として、公式サイトには以下の領域が示されています。

領域内容
プラットフォーム音声プラットフォーム「Voicy」の開発・運営
企業向けブランドソリューション
コンテンツ音声コンテンツ企画制作・音声イベント運営
社内向けクローズドコミュニケーションサービス

注目したいのは、事業が消費者向けのプラットフォーム運営だけで完結していない点です。企業向けのブランドソリューションや、社内向けのクローズドなコミュニケーションサービスも領域として掲げられています。

音声メディアを利用者として知っている人がこの会社を検討する場合、応募する職務がプラットフォーム側なのか法人向け側なのかで、日々の仕事が変わる可能性があります。求人票の記載を確認する必要があります。

非上場企業の年収を、どう判断するか

同社は非上場であるため、有価証券報告書による従業員数や平均年間給与の開示がありません。本メディアでは、数値は一次情報で確認できるものだけを掲載する方針を取っているため、この会社の年収水準を数値で示すことはできません。

代わりに、判断の手がかりになる材料を整理します。

第一に、職種側の統計を参照する。 厚生労働省が運営する職業情報提供サイト job tag では、以下の数値が示されています。

職種平均年収平均年齢有効求人倍率
システムエンジニア(Webサービス開発)578.5万円37.1歳2.57
プログラマー578.5万円37.1歳0.94

平均年収と平均年齢は令和7年賃金構造基本統計調査、有効求人倍率は令和6年度ハローワーク求人統計にもとづく数値です。両区分は賃金構造基本統計調査上は同一分類として集計されており、ハローワーク求人統計の側だけが分かれています。

第二に、同じ性質の上場企業の開示を見る。 自社プロダクトを持つ非上場企業の水準を推し量る際、上場しているサービス提供企業の開示が参考になります。本メディアで扱った例では、提出会社の平均年間給与が688万円から723万円という帯に収まる企業がありました。

第三に、募集要項のレンジと面談で確認する。 結局のところ、非上場企業の水準はこの2つでしか確認できません。上場企業のように事前に調べられないことを前提に、選考の早い段階で確認する姿勢が要ります。

評判の傾向

公開されている口コミの傾向を、カテゴリ別に要約します。個別の投稿を引用するものではなく、全体として見られる傾向の整理です。

年収・評価制度について。 職種や入社時期による差に触れる投稿が見られます。組織規模が大きくない企業では、制度が個別対応になりやすい面があると考えられます。

ワークライフバランスについて。 裁量の大きさに触れる内容が見られます。一方で、業務量が時期によって変動するという趣旨の指摘もあります。

キャリア・成長機会について。 担当範囲の広さに言及する投稿が見られます。組織が大きくない環境では、役割が細かく分かれていないことの表れと推測されます。

社風・人間関係について。 ミッションへの共感を挙げる内容が見られます。

出典:OpenWork等の公開口コミの傾向

なお、非上場かつ組織規模が大きくない企業の口コミは、投稿数そのものが限られます。少数の投稿から全体像を判断すると偏りが生じやすいため、面談で直接確認する材料として扱うほうが安全です。

働き方とキャリア形成の特徴

公式サイトで確認できる範囲では、事業が4つの領域に分かれています。プラットフォームの開発・運営、企業向けのブランドソリューション、コンテンツの企画制作とイベント運営、そして社内向けのコミュニケーションサービスです。

これだけの領域を抱えるということは、職種も分かれることを意味します。開発、プロダクトマネジメント、法人営業、コンテンツ制作、カスタマーサクセスといった職務が想定されます。

2016年創業という時期も、判断の材料になります。創業から相応の年数を経ており、立ち上げ期を過ぎた段階にあると考えられます。この段階の企業では、事業の型がある程度定まっている一方、組織の制度は整備の途上にあることが一般的です。

キャリア形成という観点では、担当範囲が広くなりやすい環境と考えられます。役割が細かく分かれた大企業とは、求められる動き方が違います。

エージェントベストの見解

非上場企業を検討するとき、多くの方が情報の少なさに戸惑います。有価証券報告書がないので、従業員数も年収も勤続年数も分かりません。ここで口コミサイトの断片的な情報に頼ると、投稿数が少ないぶん偏った像を持つことになります。実務的な進め方は、公式サイトで事業領域を把握し、そのうえで面談で3点を聞くことです。直近1年で人員がどう変化したか、自分が入る職種の人数は何人か、そして評価と報酬がどう決まるか。この3点が具体的に返ってくる会社は、社内の整理ができています。答えが曖昧な会社は、制度が整っていない可能性が高いと考えてよいと思います。

向いている人・向いていない人

向いている人

第一に、音声という領域そのものに関心がある人です。テキストや動画とは異なる特性を持つ媒体であり、その違いを面白いと感じられるかは適性に直結します。

第二に、担当範囲が広いことを歓迎できる人です。組織規模が大きくない環境では、職務の境界が緩くなります。

第三に、情報が限られた状態で判断できる人です。非上場企業への転職は、事前に確認できる材料が少ない状態での意思決定になります。

向いていない人

第一に、事前に数値で比較したい人です。前述のとおり、この会社の年収や従業員数は一次情報で確認できません。

第二に、役割が明確に定義された環境を求める人です。事業領域が4つに分かれている一方、組織規模から考えると各領域の人員は限られると推測されます。

選考に向けた準備

応募する職務がどの領域かを特定する。 プラットフォーム側と法人向け側では、求められる経験が異なります。求人票の記載を読み込んでから書類を作ります。

利用者としての視点を、提供側の視点に変換する。 音声プラットフォームを使っている人ほど、要望を並べたくなります。ただし提供側は、多数の利用者に共通して使える形を設計します。この非対称を理解していることが伝わると、職種理解が示せます。

面談で数値を確認する準備をしておく。 非上場企業では、公開情報から得られない部分を面談で埋めることになります。何を聞くかを事前に決めておくと、限られた時間を有効に使えます。

エージェントベストの見解

この会社を検討する方は、他のメディアプラットフォーム、SaaSベンダー、そして広告・コンテンツ制作会社を並行して比較しているケースが多く見られます。判断が割れるのは、事業の確実性と関われる範囲のどちらを取るかという点です。上場しているSaaS企業は開示があり、水準も組織の状態も事前に把握できます。非上場のプラットフォーム企業は情報が限られる代わりに、事業が伸びる局面に立ち会える可能性があります。どちらが良いという話ではなく、自分がどこまでの不確実性を許容できるかという問題です。ここを言語化しないまま応募すると、内定が出てから迷うことになります。

音声という媒体の特性を、選考前に整理しておく

この会社を検討するなら、音声という媒体がテキストや動画と何が違うのかを自分の言葉で説明できる状態にしておくと、面接での会話が変わります。

音声は、他の作業をしながら消費できる数少ない媒体です。移動中や家事の最中に聞けるという特性は、利用される時間帯や場面を規定します。一方で、聞き飛ばしや検索がしにくく、必要な情報だけを取り出す用途には向きません。

この特性は、プロダクトの設計にも法人向けの提案にも影響します。利用者がどの場面で聞いているかを前提にしなければ、機能の優先順位も、企業向けの提案内容も定まりません。

面接では、こうした媒体特性への理解が問われる場面があると考えられます。利用者として使った感想にとどまらず、なぜその設計になっているのかを考えたところまで話せると、提供側の視点が伝わります。

まとめ

Voicyは2016年創業の企業で、音声プラットフォームの開発・運営に加えて、企業向けブランドソリューション、音声コンテンツの企画制作とイベント運営、社内向けクローズドコミュニケーションサービスという4つの領域を事業として掲げています。

非上場であるため有価証券報告書がなく、従業員数や平均年間給与を一次情報で確認することはできません。判断の材料としては、職種側の官公庁統計と、募集要項のレンジ、そして面談での確認が中心になります。

応募にあたっては、どの事業領域に紐づく職務かを特定し、面談で人員規模や評価制度を確認することが要点になります。

よくある質問

Q. 平均年収はどのくらいですか。

非上場であるため、有価証券報告書による開示がありません。本メディアでは一次情報で確認できない数値は掲載しない方針のため、金額を示すことはできません。職種側の統計としては、システムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収が578.5万円(令和7年賃金構造基本統計調査)と示されています。

Q. 従業員数はどのくらいですか。

公式サイトの会社情報には従業員数の記載が確認できませんでした。面談で確認するか、募集要項に記載がある場合はそちらを参照してください。

Q. 音声業界の経験は必要ですか。

公式サイトの記載からは、音声業界の経験を必須とする情報は確認できません。事業がプラットフォーム運営、法人向けソリューション、コンテンツ制作、社内向けサービスに分かれていることを踏まえると、それぞれの職務に対応する経験が接続すると考えられます。募集要項の必須要件を確認してください。

Q. どのような職種の募集がありますか。

公式サイトでは事業として、プラットフォームの開発・運営、企業向けブランドソリューション、音声コンテンツの企画制作とイベント運営、社内向けコミュニケーションサービスが挙げられています。これらに対応する職種が想定されますが、実際の募集は採用サイトで確認してください。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)