ヤマップの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

ヤマップ 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

株式会社ヤマップは、登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する福岡発の非上場企業です。同社の公式資料によると従業員数は106名(2025年5月現在)、公式リリースによるとアプリの累計ダウンロードは540万(2025年12月時点)。**非上場のため有価証券報告書がなく、平均年収は公開されていません。**この記事では、同社が自ら公表している資料と官公庁のオープンデータから、事業の構造と応募前に確認すべき点を整理します。

会社概要と「YAMAP」というサービス

項目内容
会社名株式会社ヤマップ(YAMAP INC.)
上場区分非上場
法人番号4290001063492(gBizINFO)
創業日2013年7月18日(公式資料。gBizINFO掲載の設立年月日も同日)
代表者代表取締役 春山 慶彦
資本金1億円(資本準備金等含む・2025年5月現在)
従業員数106名(2025年5月現在)
企業理念「地球とつながるよろこび。」
福岡オフィス福岡市博多区博多駅3-23-20 博多AGビル6F
東京オフィス東京都港区西新橋1-5-13 8東洋海事ビル4F

この記事で扱う数値は、同社が公表している資料および経済産業省gBizINFOに掲載されたものです。

事業内容

公式資料に記載されている事業は次の5つです。

事業内容
「YAMAPアプリ・Web」開発・運営
「YAMAP STORE」運営(アウトドア用品等のEC)
「YAMAPアウトドア保険」販売(ヤマップネイチャランス損害保険代理店)
「YAMAP MAGAZINE」運営(オウンドメディア)
「YAMAPふるさと納税」運営

主力の「YAMAP」アプリは、公式資料によれば「電波の届かない山の中でも現在地を表示できる登山GPS地図アプリ」です。公式リリースでは「命を守る『お守りアプリ』として定着している」と位置づけられています。

540万ダウンロードと、登山アプリ市場での位置

同社が公表している数字を時点ごとに並べます。

指標数値時点・出典
会員数500万人超2025年5月・公式資料
累計ダウンロード540万2025年12月・公式リリース
月間閲覧回数約2,000万PV2025年5月・公式資料
「YAMAP MAGAZINE」月間PV最大200万公式資料
登山アプリ市場のシェア約7割(同社説明)公式資料
自治体との取り組み実績累計50以上公式資料

同社は市場規模の前提として、国内の登山・ハイキング人口を約860万人としています。出典は総務省「15-1 男女,ふだんの健康状態,頻度,年齢,スポーツの種類別行動者数(10歳以上)-全国」(2021年)です。この860万人という母数に対して、会員500万人・累計540万ダウンロードという規模になります。

公表されている受賞・協定

公式資料には次の実績が記載されています。

官公庁との協定・選定が複数ある点は、単なる消費者向けアプリの会社とは異なる特徴です。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

**非上場のため有価証券報告書がなく、平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数はいずれも公表されていません。**この記事では、確認できない企業固有の数値は記載しません。一般論として、ITスタートアップの給与水準はフェーズと職種で幅が大きく、同じ社内でもエンジニア・ビジネス職・カスタマーサポートで設計が分かれるのが通例です。実額は募集要項の提示レンジで確認してください。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

勤務制度に関する公表資料は確認できませんでした。同社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づく情報公表の対象規模かどうかも含め、外部から検証できる労務指標が限られます。なお経済産業省gBizINFOに掲載された厚生年金保険・健康保険適用事業所の被保険者数は92人です(公式資料の従業員数106名とは集計基準が異なります)。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

公式資料では、法人向けの「共創推進事業本部」が「企業理念を社会実装する集団」と位置づけられています。アプリ開発・EC・保険代理店・メディア・ふるさと納税・法人向けマーケティングと、1社のなかで扱う事業の種類が多い構成です。106名という規模を踏まえると、1人が複数領域に関わる働き方になりやすいと読めます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

公式資料には「YAMAPメンバーは現役の登山者。ターゲットである登山者目線で企画・遂行できる」と記載されています。サービスの利用者と社員が重なっている組織であることを、会社自身が強みとして説明しています。本社は福岡市博多区で、東京にもオフィスがあります。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

**「好きなことを仕事にできる」という理由で応募し、入社後に苦しくなる。これは趣味起点のサービスを運営する会社で、当メディアが最も多く見るミスマッチのパターンです。**ヤマップの場合、公式資料が「YAMAPメンバーは現役の登山者」と明記しているとおり、**登山が好きであることは前提であって、差別化要因ではありません。**では何が仕事になるのか。事業の並びを見れば分かります。**アプリ開発、EC(YAMAP STORE)、保険代理店(YAMAPアウトドア保険)、メディア(YAMAP MAGAZINE)、ふるさと納税、法人向け広告(YAMAP Ads)。このうち登山そのものが業務時間の中心になる職種は、ほとんどありません。**ECなら在庫と粗利、保険なら代理店業務と募集規制、メディアなら記事本数とPV、広告なら案件の受注と納品。**どれも一般的な事業運営の仕事です。**しかも従業員数は106名。専任の分業体制を敷ける規模ではありません。もう1つ、事業構造から来る難しさがあります。登山は季節性が強い。春から秋に活動が集中し、冬は落ちます。通年で収益を平準化する設計が必要で、ふるさと納税や保険、法人向け広告といった事業の広がりは、その要請とも重なって見えます。応募前に確認すべきことは3つ。1つ目、「入社後1年、業務時間の何割が登山関連の現場業務か」。2つ目、「その職種の売上または指標は何で測られるか」。3つ目、「繁忙期と閑散期で仕事の中身はどう変わるか」この3つに具体的な答えが返ってくるかどうかが、入社後の納得感を大きく左右します。

収益をどこから得ているか

同社は収益の内訳を公表していませんが、公表されている事業の並びから、収益源の型は読み取れます。

該当する事業収益の性質
ユーザー課金YAMAPアプリ(プレミアム機能等)ストック型・会員数に連動
物販YAMAP STORE在庫と粗利で決まる
手数料YAMAPアウトドア保険(損害保険代理店)、YAMAPふるさと納税取扱高に連動
広告・法人取引YAMAP MAGAZINE、YAMAP Ads、自治体・企業とのタイアップ案件単位・受注型

このうち法人向けは2025年に一段進んでいます。公式リリースによれば、「YAMAP Ads」は2025年4月のベータ版リリースを経て、2025年12月に本格展開が発表されました。同リリースには、エンゲージメントの高さを示す実績として「メールマガジンの開封率は40〜60%」(2025年8月〜11月のYAMAP Ads メルマガ案件の実績。有効配信数に対する総開封数の割合)と記載されています。

法人向けサービスの中身についても、公式資料は具体例を挙げています。OMデジタルソリューションズ株式会社(旧オリンパス)を対象に、ユーザー調査からターゲット設定、コンテンツ制作、キャンペーン実施まで一貫して担う「戦略サポート」を提供し、調査により「YAMAP」における推定TAM(総顧客数)が109万人存在することを把握した、という記載があります。

**つまり、この会社の法人向け事業は「広告枠の販売」だけではありません。**調査・戦略設計から入る、マーケティング支援に近い仕事が含まれます。

非上場企業の年収情報をどう扱うか

**同社は非上場のため、有価証券報告書の「従業員の状況」(平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数)が存在しません。**上場企業であれば毎期この3点が開示されますが、非上場企業ではその手段がありません。

そのため、口コミサイトに掲載されている年収の数値は、投稿者の職種・等級・在籍時期がばらばらのまま平均された値です。同じ会社でも、エンジニアとカスタマーサポートでは設計が異なります。この種の数値を判断材料の中心に置くのは避けたほうが安全です。

外部から確認できる情報としては、以下があります。

項目内容出典
法人番号4290001063492国税庁法人番号公表サイト(gBizINFOに掲載)
本店所在地福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目23-20同上
設立年月日2013年7月18日gBizINFO(GEPS)
厚生年金保険・健康保険適用事業所の被保険者数92人gBizINFO(厚生年金保険・健康保険適用事業所検索システム)
全省庁統一資格等級C/広告・宣伝、調査・研究gBizINFO(GEPS)

**公式資料の従業員数106名と、被保険者数92人。**この差は集計時点と集計基準(役員・短時間勤務者の扱い等)の違いによるものと考えられますが、いずれにせよ100名前後の組織であることは複数の情報源で一致しています。

エージェントベストの見解

**非上場・100名規模の会社では、職務経歴書の書き方で通過率が明確に変わります。理由は単純で、書類を読むのが人事の専任担当ではなく、その職種の責任者本人であることが多いからです。**106名の組織に、大企業のような書類選考の分業はありません。**読み手は「明日から自分のチームで動けるか」を見ています。**だから、書くべきことは3つに絞られます。**1つ目、担当した業務ではなく、担当した「数字」。**ECなら取扱高と粗利率、メディアならPVと記事本数、広告なら受注額と継続率。**ヤマップは自社の数字を細かく出す会社です。**公式資料には累計540万ダウンロード、月間約2,000万PV、メルマガ開封率40〜60%、推定TAM109万人といった数値が並びます。数値で会話する文化の会社に、数値のない職務経歴書を出すのは不利です。**2つ目、事業をまたいだ経験。**アプリ・EC・保険・メディア・ふるさと納税・法人広告を106名で回している以上、1領域しかできない人より、隣の領域に手が伸びる人が求められます。「本業の隣で何をやったか」を1行入れてください。**3つ目、地域とオフラインへの適性。**自治体との取り組みは累計50以上、環境省・国土地理院との協定もあります。現場に足を運ぶ仕事が実際にある会社です。リモート前提の働き方だけを想定していると、志望動機がずれます。**逆に書かないほうがよいのは、登山歴そのものです。**社員の多くが現役の登山者である会社で、それは前提条件であって、選ばれる理由にはなりません。

向いている人/向いていない人

向いている可能性がある人

向いていない可能性がある人

応募前に確認しておきたいこと

**選考プロセスに関する公開情報は確認できませんでした。**選考フローや面接内容は時期により変動しますので、最新の募集要項は公式採用ページでご確認ください。以下は、公表資料から準備しておくとよい論点です。

1. 応募する職種が、どの収益源に紐づくか

ユーザー課金・物販・手数料・広告のどれに属するかで、評価される指標が変わります。「アプリの会社」という括りで志望動機を作らないことが重要です。

2. 「YAMAP Ads」以降の法人向け展開をどう見るか

2025年4月のベータ版から2025年12月の本格展開へ。**ユーザー基盤を法人収益に変える動きが進んでいます。**この流れに自分の経験がどう乗るかを言語化しておくと、話が具体化します。

3. 100名規模の組織で何を持ち込めるか

分業されていない組織では、**「既にある仕組みを回せる人」より「無い仕組みを作れる人」**が評価されやすい傾向があります。過去に自分で作った仕組みを1つ用意してください。

まとめ

よくある質問

Q. ヤマップの平均年収はいくらですか?

A. **同社は非上場のため有価証券報告書がなく、平均年間給与は公表されていません。**上場企業であれば有価証券報告書の「従業員の状況」で平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数が毎期開示されますが、非上場企業にはその開示義務がありません。口コミサイトに掲載されている金額は投稿者の職種・等級・在籍時期がまちまちのまま平均された値のため、判断の中心には置かないほうが安全です。実額は募集要項の提示レンジでご確認ください。

Q. どのくらいの規模の会社ですか?

A. 公式資料によると従業員数は106名(2025年5月現在)、資本金は1億円(資本準備金等含む)です。経済産業省gBizINFOに掲載された厚生年金保険・健康保険適用事業所の被保険者数は92人で、集計基準の違いはあるものの、100名前後の組織である点は一致しています。オフィスは福岡(博多区)と東京(港区西新橋)の2拠点です。

Q. どんな事業で収益を得ているのですか?

A. 収益の内訳は公表されていませんが、公式資料に記載された事業は「YAMAPアプリ・Web」の開発運営、EC「YAMAP STORE」、損害保険代理店として販売する「YAMAPアウトドア保険」、メディア「YAMAP MAGAZINE」、「YAMAPふるさと納税」の5つです。加えて法人向けに、累計540万ダウンロードのユーザー基盤を活用したマーケティングソリューション「YAMAP Ads」を2025年12月に本格展開しています。自治体との取り組みは累計50以上と記載されています。


※本記事は、株式会社ヤマップが公表している企業向けサービスガイド(2025年5月現在)およびプレスリリース、経済産業省gBizINFOに掲載された情報をもとに構成しています。数値は各資料に記載された時点のものです。本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。募集要項や選考プロセスは変更される場合がありますので、応募前に各社の公式サイトでご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)