ビジョンの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

ビジョン 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

有価証券報告書によると、株式会社ビジョンの直近期は売上高39,012,357千円(前期比9.8%増)、営業利益6,465百万円(同20.5%増)、経常利益6,466,714千円(同19.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,522,061千円(同34.0%増)。有価証券報告書は「いずれも前年実績を上回り、過去最高となりました」と記載しています。5期前(2021年12月期)の売上高は18,100,837千円で、5期で2.2倍。経常利益は1,143,772千円から5.7倍です。提出会社の平均年間給与は5,581千円。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。

会社概要と3つの事業セグメント

項目内容
会社名株式会社ビジョン
代表者代表取締役社長 佐野 健一
本店所在地東京都新宿区新宿六丁目27番30号
決算期12月期(第25期は2025年1月1日〜2025年12月31日)
上場区分東証(縦覧場所として東京証券取引所を記載)
資本金2,937,734千円
連結従業員数789名〔ほか、平均臨時雇用人員170名〕
提出会社の従業員数540名〔111名〕
労働組合ありません(「労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません」)

この記事で扱う数値は、すべて有価証券報告書に記載されたものです。

セグメント別の実績

セグメント売上高(百万円)前期比セグメント利益(百万円)前期比
グローバルWiFi事業21,011+5.7%6,351+6.1%
情報通信サービス事業16,406+13.2%1,746+3.1%
グランピング・ツーリズム事業1,588+37.4%176+47.2%

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は5,581千円(賞与及び基準外賃金を含む)、平均年齢36.4歳、平均勤続年数8.1年、従業員数540名〔111名〕です。評価制度の詳細については有価証券報告書に記載がありません。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

**男性労働者の育児休業取得率は36.4%**です。**労働組合はありません。**働き方の制度そのものについては、有価証券報告書に詳細な記載がありません。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

連結従業員数は5期で607名→789名へ増加しました。中期経営計画(2025-2028)の初年度にあたり、有価証券報告書は「最終事業年度(2028年)における営業利益100億円達成に向けた各種施策に取り組んでおります」と記載しています。当期はニューヨーク子会社の営業開始「World eSIM」事業の拡大経理BPO業務推進のための人的資本の投資を実施しました。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

有価証券報告書は経営方針として「創業以来の電話受注(Vision 1.0)から、Webマーケティングによるインバウンド戦略(Vision 1.5)、CLT(カスタマー・ロイヤリティ・チーム)設立による生産性向上(Vision 2.0)へと、常にビジネスモデルを進化させてまいりました」と記載しています。現在は「Vision 3.0」を掲げています。**管理職に占める女性労働者の割合は12.1%**です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

**「株式会社メンバーズモバイル 4,489百万円 11.5%」。この行は、前期の表には存在しませんでした。**有価証券報告書の販売実績には「主な相手先別の販売実績」という注記があり、総販売実績の10%以上を占める取引先を記載する決まりになっています。

相手先前連結会計年度当連結会計年度
株式会社メンバーズモバイル(10%未満のため記載省略)4,489百万円・11.5%

**前期は10%未満だった取引先が、当期は売上の1割を超えた。****これは、情報通信サービス事業の伸び(+13.2%)と対応しています。**有価証券報告書は同事業について「販売チャネルの更なる強化を進め、事業の拡大に取り組んだ結果、移動体通信機器販売が好調に推移」と記載しています。**チャネルを強化した結果、1社が売上の11.5%を占めるようになった。****これは成長の証拠であると同時に、集中の兆候でもあります。**もう1つ、セグメント利益の伸びを見てください。

セグメント売上高の伸び利益の伸び
グローバルWiFi事業+5.7%+6.1%
情報通信サービス事業+13.2%+3.1%
グランピング・ツーリズム事業+37.4%+47.2%

**情報通信サービス事業だけ、売上の伸び(+13.2%)が利益の伸び(+3.1%)を大きく上回っています。**有価証券報告書は、この事業について「データドリブンセールスに向けた経理BPO業務推進のための人的資本の投資等を実施」と記載しています。人に投資したから、利益の伸びが売上に追いついていない。****そして会社は、これを「先行投資」と明記しています。上記先行投資を吸収し、いずれも前年実績を上回り、過去最高となりました」。計画との比較も出ています。

指標実績計画
売上高39,012百万円40,002百万円△990百万円(△2.5%)
営業利益6,465百万円6,439百万円+26百万円(+0.4%)
当期純利益4,522百万円4,382百万円+139百万円(+3.2%)

売上は計画を下回り、利益は計画を上回った。****有価証券報告書は「当社グループは本業である営業活動における収益性を重要視していることから、営業利益を目標に掲げております」と記載しています。****売上ではなく営業利益を目標に置く会社であることが、この2行から読み取れます。応募者にとっての意味は、売上規模を追う営業ではなく、単価と原価を管理する営業が評価される可能性があるということです。面接では3つ聞いてください。1つ目、「メンバーズモバイル向けの4,489百万円は、どういう取引ですか」。2つ目、「情報通信サービス事業の人的資本投資は、具体的にどのポジションですか」。3つ目、「営業利益を目標にする方針は、個人の評価指標にどう反映されていますか」

インバウンドという追い風と、その数字

グローバルWiFi事業は売上21,011百万円(構成比53.9%)、セグメント利益6,351百万円で、利益の大半を稼ぐ事業です。

有価証券報告書は、市場環境を次のように記載しています。

指標数値出典(有価証券報告書の記載)
訪日外国人数4,268万人(前年比15.8%増)年間過去最高を更新。前年の3,687万人を580万人以上上回る(日本政府観光局(JNTO))
訪日外国人旅行消費額9兆4,559億円(2024年比16.4%増)観光庁「インバウンド消費動向調査」
日本人出国者数1,473万人(前年比13.3%増)2019年比では73.4%に留まる

**訪日は過去最高、出国は7割強。**有価証券報告書は日本人出国者について「回復傾向にはあるものの、2019年比では依然として73.4%に留まっており、本格的な回復にはなお時間を要する状況が続いております」と記載しています。

当期の取り組み

方向内容
インバウンド訪日外国人向け日本用Wi-Fiレンタル「NINJA WiFi」、空港カウンターでの自動販売機によるSIMカードの販売
大阪・関西万博「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の会場内の主要ゲート広場にサービスブースを展開(2025年10月閉幕)。Wi-Fiルーター・モバイルバッテリーのキャッシュレスレンタル環境を整備
アウトバウンド法人向け「グローバルWiFi for Biz」、データ容量「無制限プラン」の需要が堅調。顧客単価も引き続き高く維持
eSIMWorld eSIM」の認知度の高まりとともに利用者数を拡大

有価証券報告書は今後について「従来の物理ルーターレンタルに加え、オンラインで完結するeSIMサービスの提供に注力し、利便性の向上と在庫レスによる収益性の改善を推進」「無人カウンターの活用やAIによる効率化等、為替変動の影響を最小限に抑えつつ」と記載しています。

**ルーターを貸す会社から、eSIMを売る会社へ。**在庫と物流を持つビジネスから、在庫を持たないビジネスへの移行が明記されています。

グランピングという第3の柱

グランピング・ツーリズム事業は売上1,588百万円と規模は小さいものの、**前期比+37.4%、セグメント利益+47.2%**と最も伸びています。

施設・取り組み内容
VISION GLAMPING Resort & Spa 山中湖山梨県山中湖村。堅調に推移
VISION GLAMPING Resort & Spa こしかの温泉鹿児島県霧島市。堅調に推移
VISION GLAMPING Resort & Spa 淡路島兵庫県淡路市岩屋にて2027年初旬オープンを目指し建設中
ツーリズム事業訪日外国人旅行者を対象とした観光サービス。「プロフェッショナルなDMC(Destination Management Company)モデルの高度化に注力」

固定資産の増加要因として「建設仮勘定が612百万円増加」と記載されており、淡路島の建設が進んでいることが数字にも表れています。

5期の推移と財務

売上高(千円)経常利益(千円)当期純利益(千円)自己資本比率従業員数
第21期(2021年12月)18,100,8371,143,772729,12967.7%607〔133〕
第22期(2022年12月)25,487,7272,422,5001,548,61067.0%649〔150〕
第23期(2023年12月)31,807,7894,337,9903,025,89567.3%744〔152〕
第24期(2024年12月)35,528,9935,422,2333,375,59069.1%782〔165〕
第25期(2025年12月)39,012,3576,466,7144,522,06169.2%789〔170〕

**売上は5期で2.2倍、経常利益は5.7倍、当期純利益は6.2倍。**一方、**従業員数は607名→789名(1.3倍)**です。

**自己資本利益率(ROE)は7.7%→23.6%**へ上昇しています。

財務の状況

項目当期末前期末比
総資産30,172百万円+4,911百万円
負債8,883百万円+1,512百万円(長期借入金+1,372百万円
純資産21,289百万円+3,398百万円
自己資本比率69.2%(前期69.1%)
当座比率310.0%(前期270.2%)
現金及び現金同等物13,599百万円+1,686百万円

キャッシュ・フロー

区分当期前期
営業活動+3,635百万円+3,116百万円
投資活動△2,129百万円(有形固定資産の取得1,742百万円)△1,163百万円
財務活動+149百万円△478百万円

財務活動の内訳には、長期借入1,441百万円・自己株式の処分1,471百万円・ストック・オプションの行使445百万円の収入と、自己株式の取得1,440百万円・配当金の支払1,669百万円の支出が記載されています。**1株当たり配当額は50.00円(前期27.00円)、配当性向55.0%**です。

エージェントベストの見解

**「全労働者66.26%、正規雇用労働者73.66%、パート・有期労働者93.82%」。この3つの数字は、同じ会社の男女賃金差異です。**男女の賃金差異は、男性の平均年間賃金を100とした場合の女性の割合を示します。そして有価証券報告書には、会社自身の説明が付いています。非正規雇用労働者の女性の割合が高く、全労働者の賃金差異が大きくなっています」。当メディアはこの数か月、複数の会社でこの構造を見てきました。

会社全労働者正規雇用女性管理職比率
ビジョン66.26%73.66%7.4pt12.1%
Sansan51.5%84.5%33.0pt
PR TIMES95.5%30.4%
朝日ネット65.8%5.0%

**全労働者と正規雇用の差が大きい会社は、非正規に女性が偏っている。**Sansanは差33.0pt、ビジョンは7.4pt。**ビジョンの場合、乖離は比較的小さい。**臨時従業員は111名(従業員540名に対して)です。**では、正規雇用の73.66%はどう読むか。****ここで効くのが、もう1つの数字です。****管理職に占める女性労働者の割合12.1%。****当メディアが読んできた範囲では、賃金差異と女性管理職比率は連動します。**PR TIMESは管理職30.4%で賃金差異95.5%。朝日ネットは管理職5.0%で65.8%。**朝日ネットの有価証券報告書は「男性の管理職比率が高いことによる」と明記していました。****ビジョンの12.1%は、その2社の中間です。****そして、賃金差異73.66%(正規)も中間にあります。**もう1つ、平均勤続年数8.1年という数字があります。

指標ビジョン
平均年齢36.4歳
平均勤続年数8.1年
平均年間給与5,581千円
男性育休取得率36.4%

36.4歳で勤続8.1年。28歳前後で入社している計算です。当メディアが読んできた中で、勤続8年台は決して短くありません。PKSHA Technologyは1.5年(子会社の吸収合併が理由)、ヌーラボは4.2年でした。人の定着はしている。****では、男性育休36.4%をどう読むか。****PR TIMESは100.0%でした。36.4%は、3人に1人強です。応募者にとっての読み方は、「制度があるかどうか」ではなく「何割が実際に使っているか」を数字で確認できる、ということです。有価証券報告書の女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく開示は、上場企業なら必ず載っています。面接では3つ聞いてください。1つ目、「女性管理職12.1%を、いつまでに何%にする計画ですか」。2つ目、「男性育休36.4%の平均取得日数を教えてください」。3つ目、「正規雇用の賃金差異73.66%の要因は何だと分析していますか」

働き方とキャリア形成の特徴

有価証券報告書から読み取れる特徴は、次のとおりです。

1. グローバルWiFi事業が利益の柱

売上21,011百万円(構成比53.9%)、セグメント利益6,351百万円。3事業の利益合計8,273百万円の76.8%を占めます。

2. 情報通信サービス事業が最大の投資先

売上+13.2%に対し利益+3.1%。「データドリブンセールスに向けた経理BPO業務推進のための人的資本の投資」と記載されています。

3. 中期経営計画(2025-2028)の初年度

「最終事業年度(2028年)における営業利益100億円達成に向けた各種施策」。当期の営業利益は6,465百万円です。

4. 海外子会社が多い

有価証券報告書には、ハワイ・香港・シンガポール・台湾・英国・ベトナム・上海・フランス・イタリア・カリフォルニア・ニューカレドニア・ニューヨークの子会社が記載されています。

5. 労働組合はない

「労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません」と記載されています。

向いている人/向いていない人

向いている可能性がある人

向いていない可能性がある人

選考に向けた準備

1. 3事業の利益構造を押さえる

グローバルWiFi 6,351百万円/情報通信サービス 1,746百万円/グランピング・ツーリズム 176百万円。売上の構成比と利益の構成比が違うことを説明できるようにしておきましょう。

2. 「先行投資を吸収した」という表現を読む

有価証券報告書は「上記先行投資を吸収し、いずれも前年実績を上回り、過去最高となりました」と記載しています。何に投資して、それでも利益が伸びたのかが、この一文の中身です。

3. 中期経営計画の数字を押さえる

「2028年に営業利益100億円」。当期は64.65億円です。残り3期で35億円強を積む計画という理解を持っておきましょう。

まとめ

よくある質問

Q. ビジョンの平均年収はいくらですか?

A. 有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は5,581千円(賞与及び基準外賃金を含む)、平均年齢36.4歳、平均勤続年数8.1年、従業員数540名〔臨時従業員の年間平均雇用人員111名〕です。提出会社全体の平均であり、職種や等級による差は含まれていません。提出会社の従業員内訳は、グローバルWiFi事業194名〔33〕、情報通信サービス事業254名〔55〕、グランピング・ツーリズム事業21名〔16〕、その他4名〔2〕、全社(共通)67名〔5〕です。

Q. どんな事業をしている会社ですか?

A. グローバルWiFi事業(売上21,011百万円)は、海外用Wi-Fiルーターレンタル「グローバルWiFi」、訪日外国人向け「NINJA WiFi」、eSIMサービス「World eSIM」などを提供しています。情報通信サービス事業(16,406百万円)は、中小企業向けの移動体通信機器販売や経理BPO事業などを行っています。グランピング・ツーリズム事業(1,588百万円)は、「VISION GLAMPING Resort & Spa」を山中湖・こしかの温泉で運営し、兵庫県淡路市で2027年初旬オープンを目指して建設中です。

Q. 男女の賃金差異や女性管理職比率はどうなっていますか?

A. 有価証券報告書によると、提出会社の管理職に占める女性労働者の割合は12.1%男性労働者の育児休業取得率は36.4%、**男女の賃金の差異は全労働者66.26%・正規雇用労働者73.66%・パート有期労働者93.82%**です(男性の平均年間賃金を100とした場合の女性の割合)。補足説明として「非正規雇用労働者の女性の割合が高く、全労働者の賃金差異が大きくなっています」と記載されています。連結子会社は公表義務の対象外のため記載が省略されています。


※本記事は、株式会社ビジョンの有価証券報告書(第25期)および公式サイトをもとに構成しています。数値は当該報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)