ビザスクの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
有価証券報告書によると、株式会社ビザスクの直近期は営業収益9,974,670千円(前期比2.0%増)、営業利益1,341,141千円(同9.3%増)、経常利益1,404,403千円(同15.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益891,901千円(同86.9%増)。同社は第12期に当期純損失12,635,778千円(約126億円)を計上し、純資産が302,195千円まで落ち込みました。そこから2期で1,813,415千円まで回復しています。提出会社の平均年間給与は5,479千円、平均年齢31.2歳。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。
会社概要と知見プラットフォーム
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ビザスク |
| 代表者 | 代表取締役 執行役員CEO 端羽 英子 |
| 決算期 | 2月期(第14期は2025年3月1日〜2026年2月28日) |
| 上場区分 | 東証(縦覧場所は東京証券取引所) |
| ミッション | 「知見と、挑戦をつなぐ」 |
| セグメント | 知見プラットフォーム事業の単一セグメント |
| 連結従業員数 | 493人〔ほか平均臨時雇用32人〕(前期497人) |
| 提出会社の従業員数 | 314人〔32人〕 |
この記事で扱う数値は、すべて有価証券報告書に記載されたものです。
3つの事業領域
有価証券報告書は、取扱高の伸びを3つの領域に分けて説明しています。
| 領域 | 内容 | 取扱高成長率 |
|---|---|---|
| 国内事業法人事業 | 国内における事業会社を主要顧客とする領域 | 約+7% |
| コンサル・金融(国内顧客)事業 | 国内のコンサルティング・ファーム、金融機関等 | 約+11% |
| コンサル・金融(海外顧客)事業 | 海外のコンサルティング・ファーム、金融機関等 | 約△9% |
当連結会計年度末時点の取扱高は、知見プラットフォーム事業全体で14,535百万円です。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は5,479千円(賞与及び基準外賃金を含む)、平均年齢31.2歳、平均勤続年数2.8年です。評価制度の詳細については有価証券報告書に記載がありません。なお同社は調整後EBITDAを指標の1つとしており、その定義に株式報酬費用が含まれています。
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ワークライフバランス
**働き方の制度そのものについては、有価証券報告書に記載がありません。**なお、海外顧客を持つ事業があるため、時差のある業務が発生する可能性があります。この点は面接で確認しておきたい項目です。
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キャリア・成長機会
平均年齢31.2歳という若い組織です。連結493人〔臨時32人〕に対し提出会社は314人で、残る約180人は子会社側にいます。事業は国内事業法人、コンサル・金融(国内)、コンサル・金融(海外)の3領域で、有価証券報告書は「多様なプロダクトの展開やAIも活用した組織的な営業推進」に取り組んでいると記載しています。
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社風・人間関係
**労働組合は結成されていません。**連結従業員は497人→493人とほぼ横ばいです。ミッションは「知見と、挑戦をつなぐ」。代表取締役 執行役員CEOは端羽英子氏です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
**「第12期 親会社株主に帰属する当期純損失 △12,635,778千円」。約126億円。営業収益が90億円規模の会社が、その1.4倍の損失を計上しました。**5期の推移を並べます。
| 期 | 営業収益 | 経常利益/損失 | 当期純利益/損失 | 純資産 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第10期(2022年2月) | 3,702,461千円 | △389,762 | △475,557 | 10,048,420千円 | 53.2% |
| 第11期(2023年2月) | 8,380,515千円 | △51,169 | +75,857 | 12,078,532千円 | 57.5% |
| 第12期(2024年2月) | 8,967,692千円 | +112,418 | △12,635,778 | 302,195千円 | 3.2% |
| 第13期(2025年2月) | 9,780,950千円 | +1,211,854 | +477,245 | 865,496千円 | 10.6% |
| 第14期(2026年2月) | 9,974,670千円 | +1,404,403 | +891,901 | 1,813,415千円 | 21.5% |
**第12期は経常利益が黒字(+112,418千円)なのに、当期純損失が126億円。**つまり、特別損失です。第10期に投資活動によるキャッシュ・フローが△11,123,020千円(約111億円)、財務活動が+12,644,660千円(約126億円)——大型の買収を借入と増資でまかなったことが読み取れます。**そして第12期に、その価値を見直した。****注目すべきは、その後の回復です。****3.2% → 10.6% → 21.5%。**自己資本比率が2期で18.3ポイント上がりました。しかも、1株当たり純資産額は依然としてマイナス(当期△901.93円)。これは優先株式等に優先して配分される残余財産額を控除した算定によるものです。回復の中身は、本業の利益です。
| 指標 | 当期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 9,974,670千円 | +2.0% |
| 営業利益 | 1,341,141千円 | +9.3% |
| 調整後EBITDA | 1,161,904千円 | +11.3% |
| 営業活動によるCF | +1,292,027千円 | (前期+927,720千円) |
**同社が定義する調整後EBITDAは「営業利益+減価償却費及びのれん償却費+株式報酬費用-Coleman社ソフトウエア開発費に関する減損損失」**です。定義に特定の社名が入っている——当メディアがこの数か月に読んだ独自指標のなかでも珍しい形です(JMDCのEBITDA、GA technologiesのネット売上収益、電通グループの調整後営業利益、MS-Japanの調整後当期純利益など)。応募者にとっての意味は3つあります。****1つ目、この会社は大きな痛みを経験している。126億円の損失、純資産3億円。2つ目、そこから2期で回復軌道に乗せた。営業利益は3期連続で増え、自己資本比率は21.5%まで戻りました。3つ目、まだ財務は厚くない。負債合計6,278,209千円のうち、1年内返済予定の長期借入金が1,874,062千円増加し、長期借入金が2,373,812千円減少しています。返済期限が1年以内に寄ってきているということです。面接では3つ聞いてください。1つ目、「第12期の減損の対象と、その後の立て直しの中身を教えてください」。2つ目、「借入金の返済計画はどうなっていますか」。3つ目、「調整後EBITDAの目標水準を教えてください」。
取扱高145億円という規模
この会社の事業規模を測る指標は、営業収益ではなく取扱高です。
有価証券報告書は、取扱高を「当社の知見プラットフォーム事業において当社が顧客から得た対価(知見提供取引毎に顧客と合意した値引控除前の数値であり、エキスパートへの謝礼を含みます)の合計」と定義しています。
| 指標 | 金額 |
|---|---|
| 取扱高(知見プラットフォーム事業全体) | 14,535百万円 |
| 営業収益 | 9,974,670千円 |
取扱高145億円に対し、営業収益は100億円弱。****差の約45億円が、エキスパートへの謝礼や値引きにあたると読めます。
**当メディアはこの数か月、この構造の会社を繰り返し読んできました。**ココナラの流通総額17,228,331千円と売上高9,410,783千円、ROXXのGMVとテイクレート、Macbee Planetの広告費の総額計上。いずれも「顧客が払った金額」と「自社の売上」が違うという構造です。
領域別の状況
| 領域 | 取扱高成長率 | 有価証券報告書の記述 |
|---|---|---|
| 国内事業法人 | 約+7% | 「多様なプロダクトの展開やAIも活用した組織的な営業推進を通じて、顧客内の需要を掘り起こす取り組み」 |
| コンサル・金融(国内顧客) | 約+11% | 「主要顧客であるコンサルティング・ファーム等における好調な需要を背景として、国内外エキスパートのマッチングが増加」 |
| コンサル・金融(海外顧客) | 約△9% | 「米国における通商政策等や地政学的リスクの上昇により経済状況が不透明」。AIの活用などを通じた収益性回復の施策を実施 |
**国内は伸び、海外は縮んでいる。**当メディアが同じバッチで読んだ電通グループも、日本+6.2%に対しAmericas△3.0%という同じ方向でした。
財務の現在地
| 項目 | 当期末 | 前期末比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 7,554,196千円 | +400,657千円 |
| 固定資産 | 537,427千円 | +180,348千円 |
| 総資産 | 8,091,624千円 | +581,005千円 |
| 流動負債 | 6,173,444千円 | +2,016,920千円 |
| 固定負債 | 104,764千円 | △2,383,833千円 |
| 負債合計 | 6,278,209千円 | △366,912千円 |
| 純資産 | 1,813,415千円 | +947,918千円 |
**流動負債が20億円増え、固定負債が24億円減っています。**理由は「1年内返済予定の長期借入金が1,874,062千円増加」「長期借入金が2,373,812千円減少」——返済期限が1年以内に移ったためです。
キャッシュ・フロー
| 区分 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動 | +1,292,027千円 | +927,720千円 |
| 投資活動 | △382,991千円 | △269,828千円 |
| 財務活動 | △519,747千円(長期借入金の返済499,750千円) | △435,996千円 |
現金及び現金同等物は5,003,357千円(+396,705千円)。営業CFが安定して積み上がっています。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローの内訳には減損損失254,135千円が含まれています。
エージェントベストの見解
「平均年齢31.2歳、平均勤続年数2.8年、平均年間給与5,479千円」。当メディアがこの数か月に読んだ企業のなかで、平均年齢は最も若い部類です。
| 会社 | 平均年齢 | 平均勤続 | 平均年間給与 |
|---|---|---|---|
| ROXX | 29.7歳 | 2.0年 | 5,606千円 |
| PR TIMES | 30.8歳 | 3.9年 | 6,630千円 |
| ビザスク | 31.2歳 | 2.8年 | 5,479千円 |
| Sansan | 31.7歳 | 3.1年 | 7,800千円 |
| MS-Japan | 32.4歳 | 5.4年 | 5,431千円 |
**31.2歳で勤続2.8年ということは、平均して28歳台で入社している計算になります。****そして、この年齢構成が事業と噛み合っています。****この会社の仕事は「知見をつなぐ」ことです。**顧客(コンサルティング・ファーム、金融機関、事業会社)が知りたいテーマを聞き取り、その分野の経験者(エキスパート)を探し、両者をつなぐ。必要なのは、業界知識そのものより、探す力と段取りの力です。だから若い組織でも回る。****ただし、応募者が理解しておくべき構造もあります。****連結493人に対し、提出会社は314人。****残る約180人は子会社側にいます。有価証券報告書は事業領域を「国内事業法人」「コンサル・金融(国内顧客)」「コンサル・金融(海外顧客)」の3つに分けており、海外顧客事業は Coleman 社関連と読めます(調整後EBITDAの定義に「Coleman社ソフトウエア開発費に関する減損損失」が明記されているため)。**つまり、日本の会社と海外の会社が1つのグループになっている。****そして、その海外側が当期は取扱高△9%と縮んでいる。****この状況で、この会社は何をしているか。****有価証券報告書は「AIの活用などを通じた収益性回復などの施策」と記載しています。**国内事業でも「AIも活用した組織的な営業推進」。AIが、縮む事業の収益性を戻す手段として位置づけられている。****当メディアが同じバッチで読んだMS&Consultingも、「AI活用によるレポートチェックコストの低減」で粗利率を43.9%→48.5%に改善していました。****人が担っていた工程をAIに寄せて、率を戻す。****この型が、複数の会社で同時に起きています。****応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、若い組織で早く任される可能性がある。平均年齢31.2歳、勤続2.8年。2つ目、国内と海外で状況が違う。国内+7〜11%、海外△9%。3つ目、AI活用が業務改善の中心にある。面接では3つ聞いてください。1つ目、「国内と海外、どちらの事業の配属ですか」。2つ目、「AIは具体的にどの工程で使っていますか」。3つ目、「エキスパートの登録者数と、マッチングの流れを教えてください」。
働き方とキャリア形成の特徴
有価証券報告書から読み取れる特徴は、次のとおりです。
1. 知見プラットフォーム事業の単一セグメントである
ただし国内事業法人、コンサル・金融(国内顧客)、コンサル・金融(海外顧客)の3領域に分けて説明されています。
2. 取扱高で規模を測る
取扱高14,535百万円に対し、営業収益は9,974,670千円です。
3. 独自指標として調整後EBITDAを使う
「営業利益+減価償却費及びのれん償却費+株式報酬費用-Coleman社ソフトウエア開発費に関する減損損失」と定義されています。
4. 組織が若い
提出会社の平均年齢31.2歳、平均勤続年数2.8年。
5. 大きな損失から回復途上にある
第12期に当期純損失12,635,778千円を計上し、自己資本比率3.2%まで低下。当期は21.5%まで回復しました。
向いている人/向いていない人
向いている可能性がある人
- 人と情報をつなぐ仕事に関心がある人……知見プラットフォームが事業の中核です
- コンサルティング・金融業界と接点を持ちたい人……主要顧客層です
- 若い組織で早く任されたい人……平均年齢31.2歳、平均勤続年数2.8年です
- 立て直しの局面に関わりたい人……第12期の大幅損失から回復途上にあります
- AI活用を業務に組み込みたい人……国内外の事業でAI活用が施策に挙げられています
向いていない可能性がある人
- 財務の厚い会社を選びたい人……自己資本比率21.5%、1年内返済予定の長期借入金が18億円増えています
- 売上が急拡大する局面を求める人……当期の営業収益は+2.0%です
- 勤続年数の長い組織を好む人……平均勤続年数は2.8年です
- 高い給与水準を重視する人……提出会社の平均年間給与は5,479千円です
- 海外事業が伸びている会社を選びたい人……コンサル・金融(海外顧客)事業は取扱高が約9%減少しています
選考に向けた準備
1. 「取扱高」と「営業収益」の違いを理解する
取扱高14,535百万円は「顧客から得た対価(値引控除前・エキスパートへの謝礼を含む)の合計」、営業収益は9,974,670千円。差がエキスパートへの謝礼等にあたります。この構造を説明できると、事業理解が伝わります。
2. 3領域の状況を押さえる
国内事業法人 約+7%、コンサル・金融(国内顧客)約+11%、コンサル・金融(海外顧客)約△9%。どこが伸び、どこが縮んでいるかを数字で語れるようにしておきましょう。
3. 財務の推移を時系列で理解する
第12期に当期純損失126億円・自己資本比率3.2%、第13期10.6%、第14期21.5%。何が起きて、どう戻したかを自分の言葉で説明できると、準備の深さが伝わります。
まとめ
- 株式会社ビザスクは代表取締役 執行役員CEO 端羽英子氏、2月決算、東証上場。ミッションは「知見と、挑戦をつなぐ」、知見プラットフォーム事業の単一セグメントです
- 直近期は**営業収益9,974,670千円(前期比2.0%増)、営業利益1,341,141千円(同9.3%増)、経常利益1,404,403千円(同15.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益891,901千円(同86.9%増)、調整後EBITDA 1,161,904千円(同11.3%増)**です
- 取扱高は知見プラットフォーム事業全体で14,535百万円。領域別の取扱高成長率は**国内事業法人 約+7%、コンサル・金融(国内顧客)約+11%、コンサル・金融(海外顧客)約△9%**です
- 第12期(2024年2月期)に親会社株主に帰属する当期純損失12,635,778千円を計上し、純資産は302,195千円・自己資本比率3.2%まで低下しました。当期は純資産1,813,415千円・自己資本比率21.5%まで回復しています
- **調整後EBITDAの定義は「営業利益+減価償却費及びのれん償却費+株式報酬費用-Coleman社ソフトウエア開発費に関する減損損失」**です
- 提出会社の平均年間給与は5,479千円、平均年齢31.2歳、平均勤続年数2.8年。連結従業員は493人〔臨時32人〕です
よくある質問
Q. ビザスクの平均年収はいくらですか?
A. 有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は5,479千円(賞与及び基準外賃金を含む)、平均年齢31.2歳、平均勤続年数2.8年です。提出会社314人〔ほかパート・契約社員・嘱託社員32人〕の平均であり、職種や等級による差は含まれていません。なお連結従業員は493人で、残る約180人は子会社側に所属しています。
Q. どんな事業をしていますか?
A. 知見プラットフォーム事業の単一セグメントです。顧客が知りたいテーマに対し、その分野の経験者(エキスパート)をマッチングするサービスを提供しています。有価証券報告書は事業を3領域に分けて説明しており、国内事業法人事業(国内の事業会社が主要顧客)、コンサル・金融(国内顧客)事業(国内のコンサルティング・ファーム、金融機関等)、コンサル・金融(海外顧客)事業(海外のコンサルティング・ファーム、金融機関等)です。取扱高は事業全体で14,535百万円です。
Q. 過去に大きな損失があったと聞きましたが?
A. 第12期(2024年2月期)に、親会社株主に帰属する当期純損失12,635,778千円を計上しました。この期の経常利益は112,418千円の黒字であり、損失は特別損失によるものです。この結果、純資産は12,078,532千円(第11期)から302,195千円へ、自己資本比率は57.5%から**3.2%**へ低下しました。その後、**第13期に純資産865,496千円・自己資本比率10.6%、第14期に1,813,415千円・21.5%**まで回復しています。営業利益も112,418千円(第12期経常利益)から1,341,141千円(第14期営業利益)へ伸びています。
※本記事は、株式会社ビザスクの有価証券報告書(第14期)および公式サイトをもとに構成しています。数値は当該報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。