ビットキーの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
株式会社ビットキーは、認証技術を軸にソフトウェアとハードウェアの両方を手がける非上場企業です。公式の会社概要によると、設立は2018年5月16日、本社は東京都中央区京橋、拠点は東京・大阪・宮崎の3か所。スマートロックのような物理的な製品を自社で企画・開発・販売している点が、一般的なSaaS企業と異なります。この記事では、公開されている情報から事業の構造を読み取り、選考で何を確認すべきかまで整理します。
会社概要と3つの事業領域
公式の会社概要に載っている項目です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ビットキー(Bitkey Inc.) |
| 上場区分 | 非上場 |
| 設立 | 2018年5月16日(創業 2018年8月1日) |
| 資本金 | 50,000,000円(2026年5月28日時点) |
| 本社所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン9F |
| 代表者 | 共同創業者・代表取締役社長CEO 寳槻 昌則/共同創業者・取締役副社長CRO 福澤 匡規 |
| 拠点 | 東京本社、大阪オフィス、宮崎オフィス |
| ミッション | つなげよう。人は、もっと自由になれる。 |
事業内容として記載されているのは次の3つです。
- bitkey platformの企画・開発・運用
- homehub・workhubの企画・開発・販売
- スマートロック等ハードウェア製品の企画・開発・販売
従業員数の記載はありません。
プラットフォーム・アプリケーション・ハードウェアの3層
事業の並びを読むと、3つの層で構成されていることが分かります。
bitkey platformは基盤にあたります。認証や権限のやりとりを担う仕組みです。
homehubとworkhubはその上に載るアプリケーションです。名称から、前者が住宅向け、後者がオフィス・働く場向けと読み取れます。同じ基盤の上に、対象の異なるサービスを2つ置く構成です。
スマートロック等ハードウェア製品は物理的な製品です。ここが他のソフトウェア企業と大きく異なる点になります。
ハードウェアを持つことの意味
ソフトウェアだけの会社と、ハードウェアも持つ会社では、事業の性格が変わります。
一般に、ハードウェアには製造、在庫、物流、設置、保守、故障対応が伴います。ソフトウェアのように更新して配信すれば直る、という世界ではありません。製品を出荷した後も、現物が現場に存在し続けます。
またハードウェアは開発のやり直しが効きにくい領域です。金型や部品の調達が絡むため、設計の変更に時間と費用がかかります。
応募する立場から見ると、この違いは仕事の進め方に直結します。プロダクト開発の速度、品質基準、顧客対応の性質が、SaaS専業の会社とは異なる可能性があります。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
非上場のため平均年間給与の公式開示はありません。成長段階の企業では基本給に加えてストックオプションを組み合わせる設計が採られることが多い領域だとされますが、同社の制度が公開されているわけではありません。報酬の構成は選考の過程でご確認ください。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
ワークライフバランス
ハードウェアを扱うため、製品の不具合対応や導入現場での作業が発生する場面があるという傾向が語られます。拠点は東京本社、大阪オフィス、宮崎オフィスの3か所です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
キャリア・成長機会
プラットフォーム、アプリケーション、ハードウェアと層が分かれており、担当領域によって身につく技術が異なるという声が見られます。設立は2018年5月で、8年ほどの会社です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
社風・人間関係
共同創業者2名が代表と副社長を務めており、創業メンバーが経営に残っている構成です。ミッションとして「つなげよう。人は、もっと自由になれる。」が掲げられています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
スタートアップの会社概要を読むとき、資本金の欄は必ず見てください。この会社は「50,000,000円(2026年5月28日時点)」と記載しています。同じ領域の他社が「◯◯億円(資本準備金含む)」と書くのに対し、ここは5,000万円という額のみです。読み方を整理します。まず会社法上、払い込まれた金額のうち資本金に組み入れる額は会社が決められ、残りは資本準備金に振り分けられます。つまり資本金の額だけでは、これまでに払い込まれた資金の総額は分かりません。次に、資本金1億円以下の会社は法人税法上の中小法人として扱われ、税率や欠損金の繰越控除の扱いが変わります。そして「2026年5月28日時点」という具体的な日付が入っていること自体、その時期に資本の異動があったことを示唆します。何が起きたのかは公開情報からは読み取れません。だから面接で「直近の資金調達はいつで、いま何に使っていますか」と聞いてください。
拠点構成から読めること
公式に記載されている拠点は、東京本社、大阪オフィス、宮崎オフィスの3か所です。
東京と大阪は事業の中心地として自然な配置ですが、宮崎に拠点を置いている点は特徴的です。地方に拠点を持つ理由は会社によって異なり、開発、カスタマーサポート、オペレーションなど役割はさまざまです。同社の宮崎オフィスの役割は公開されていないため、応募を検討される場合は確認事項になります。
勤務地の選択肢が3か所あるということは、職種によっては東京以外での勤務が可能な場合があります。この点も募集要項でご確認ください。
働き方と労働環境
従業員数、勤務制度、リモートワークの可否、残業時間、有給休暇取得率などの数値はいずれも公開されていません。非上場のため有価証券報告書もなく、労働条件に関する一次情報は確認できませんでした。
ハードウェア製品を扱う会社では、実機を使った検証や、導入現場での作業が必要になる工程があります。職種によってリモートの範囲が異なることは一般にあり得ます。
キャリア形成の特徴
同社でのキャリアを考えるうえで軸になるのは、ソフトウェアとハードウェアの両方を持つ会社である点です。
ソフトウェアエンジニアとして入る場合でも、扱う対象がハードウェアと接続します。デバイスとの通信、電池残量や通信断への対応、ファームウェアの更新といった論点が出てきます。Webサービスだけを扱ってきた方には新しい領域になります。
逆にハードウェアの経験がある方にとっては、量産と品質の知識がそのまま活きます。スマートロックのように建物に取り付けられる製品は、設置後に長期間使われるため、耐久性や保守性の設計が重要になります。
もう1つの軸は、住宅向け(homehub)と働く場向け(workhub)という2つの顧客セグメントです。住宅は個人と管理会社、オフィスは企業と施設の管理者が相手になります。同じ基盤の上に載っていても、売り方も導入の進め方も異なります。
向いている人/向いていない人
向いている人
ソフトウェアとハードウェアの境目に関心がある方
bitkey platformという基盤の上に、アプリケーションとスマートロック等の製品が載る構成です。層をまたいで関われる環境は限られます。
現物が動く仕事に手応えを感じる方
扉が開く、入退室が記録されるといった、物理的な結果が伴う領域です。画面の中で完結しません。
東京以外の拠点で働く選択肢に関心がある方
拠点は東京本社、大阪オフィス、宮崎オフィスの3か所です。
向いていない人
入社前に会社の規模や年収を数字で確認したい方
非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも従業員数・売上高・給与の記載はありません。
更新して配信すれば直る前提で働きたい方
ハードウェア製品は出荷後に現物が現場に残ります。品質の考え方がソフトウェア専業とは異なります。
エージェントベストの見解
IoT領域への転職で最も多いミスマッチは、SaaS企業のつもりで入ってしまうケースです。この会社の事業内容には「スマートロック等ハードウェア製品の企画・開発・販売」と明記されています。ここを軽く読むと、入社後に驚くことになります。ハードウェアがあると、製造の歩留まり、部材の調達、在庫、物流、設置工事、そして故障の一次対応まで事業の中に入ってきます。プロダクトマネージャーなら仕様凍結の重みが違いますし、カスタマーサクセスなら「現場に人が行く」という選択肢を常に持つことになります。営業なら建物の管理会社や施工業者との調整が仕事の一部になります。悪いことではありません。ソフトウェアだけでは作れない体験を作れる会社です。ただし覚悟の置き場所が違う。面接では「自分の職種で、現物に関わる業務がどのくらいの割合を占めるか」を具体的に聞いてください。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
株式会社ビットキーは非上場です。設立は2018年5月16日(創業は2018年8月1日)、資本金は50,000,000円(2026年5月28日時点)、本社は東京都中央区京橋、代表取締役社長CEOは寳槻昌則氏、取締役副社長CROは福澤匡規氏です。
従業員数、売上高、利益、平均年間給与、導入実績はいずれも公開されていません。面接で確認する項目を事前に決めておくことをおすすめします。とくに配属予定チームの人数、担当するのがhomehubかworkhubか、ハードウェアに関わる業務の割合、直近の資金調達の時期は押さえておきたい項目です。
募集要項の詳細と選考フローは公式の採用ページでご確認ください。内容は職種と時期により変動します。
志望動機で問われること
「なぜIoT・認証領域か」と「なぜビットキーか」の2段で組み立てます。
前者については、認証や鍵という領域のどこに関心があるのかを具体化します。住宅の入退室、オフィスの受付や会議室、施設の設備管理と、対象は分かれています。
後者の材料は公式情報にあります。bitkey platformという基盤を持ち、その上にhomehubとworkhubという対象の異なるアプリケーションを載せていること。スマートロック等のハードウェアを自社で企画・開発・販売していること。共同創業者2名が経営に残っていること。拠点が東京・大阪・宮崎の3か所であること。ミッションが「つなげよう。人は、もっと自由になれる。」であること。
「なぜ基盤とハードウェアの両方を自社で持つ必要があるのか」を自分の言葉で説明できると、下調べの深さが伝わります。
職務経歴書で見られるポイント
ソフトウェアとハードウェアを併せ持つ会社の中途採用では、扱った対象と担当した層が読まれます。
組込み・ファームウェアの経験がある方は、扱ったマイコンや無線規格(BLEなど)、量産に関わった経験を書きます。出荷後の不具合対応を担った経験があれば具体的に書きます。
ハードウェア開発の経験がある方は、担当した製品の出荷規模と、量産設計や品質保証で動かした数値を書きます。
ソフトウェアエンジニアリングの経験がある方は、扱ったシステムの規模と、デバイスとの通信を伴う開発経験があれば明記します。
プロダクトマネジメントの経験がある方は、担当プロダクトの利用者規模と動かした指標を書きます。ハードウェアを含むプロダクトの経験があれば具体的に書きます。
法人営業の経験がある方は、担当した業種と顧客規模、受注件数と継続率を書きます。不動産、建設、施設管理の領域を担当した経験は、この会社では直接の武器になります。
カスタマーサクセス・サポートの経験がある方は、担当社数と、現場対応を伴う支援を行った経験を書きます。
いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。
まとめ
株式会社ビットキーは、認証技術を軸にソフトウェアとハードウェアの両方を手がける非上場企業です。公式の会社概要によると、設立は2018年5月16日、創業は2018年8月1日、資本金は50,000,000円(2026年5月28日時点)、本社は東京都中央区京橋、代表取締役社長CEOは寳槻昌則氏、取締役副社長CROは福澤匡規氏です。事業はbitkey platformの企画・開発・運用、homehub・workhubの企画・開発・販売、スマートロック等ハードウェア製品の企画・開発・販売の3つ。拠点は東京本社、大阪オフィス、宮崎オフィスです。従業員数や売上高は公開されていないため、組織と事業の規模は選考の過程で確認する必要があります。ハードウェアを持つ会社である点は、SaaS専業との比較で最も大きな違いになります。
よくある質問
Q. ビットキーの年収はどのくらいですか。
A. 平均年間給与は公開されていません。非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも給与に関する記載がないためです。同ページには従業員数の記載もありません。公式に出ているのは会社名、設立2018年5月16日、創業2018年8月1日、資本金50,000,000円(2026年5月28日時点)、本社所在地、代表者、事業内容、拠点、ミッションです。転職サイトや企業データベースに載る数字は出典を確認できないため、本記事では扱っていません。報酬の構成は選考の過程でご確認ください。
Q. 資本金5,000万円というのは規模が小さいということですか。
A. そうとは限りません。会社法では、株主から払い込まれた金額のうち資本金に組み入れる額を会社が決め、残りは資本準備金に振り分けられます。そのため資本金の額だけでは、これまでに払い込まれた資金の総額は分かりません。また資本金1億円以下の会社は法人税法上の中小法人として扱われ、税率や欠損金の繰越控除の扱いが変わります。同社の公式サイトには「50,000,000円(2026年5月28日時点)」と時点が明記されており、その時期までに資本の異動があったことがうかがえますが、詳細は公開されていません。事業の規模は選考の過程でご確認ください。
Q. どんな製品を扱っている会社ですか。
A. 公式の会社概要によると、事業内容は「bitkey platformの企画・開発・運用」「homehub・workhubの企画・開発・販売」「スマートロック等ハードウェア製品の企画・開発・販売」の3つです。bitkey platformが基盤、homehubとworkhubがその上に載るアプリケーション、スマートロック等が物理的な製品という構成になっています。名称からhomehubが住宅向け、workhubがオフィス・働く場向けと読み取れます。ソフトウェアだけでなくハードウェアを自社で企画・開発・販売している点が、一般的なSaaS企業との大きな違いです。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/14 時点の公開情報にもとづいて作成しています。