ExaWizardsの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
有価証券報告書によると、株式会社エクサウィザーズの直近期は売上高11,996百万円(前期比22.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,533百万円。第7期から第10期まで4期連続で当期純損失を計上しており、第10期は2,576百万円の損失でした。そこからの黒字転換です。売上総利益率は66.7%、提出会社の平均年間給与は8,550千円(対前事業年度増減率5.3%)。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。
会社概要と2つのセグメント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社エクサウィザーズ |
| 上場区分 | 東京証券取引所グロース市場(証券コード4259) |
| 決算期 | 3月 |
| 従業員数 | 連結624人〔臨時77人〕/提出会社270人〔臨時55人〕(2026年3月31日現在) |
| 報告セグメント | AIプロダクト事業/AIソリューションサービス事業(当連結会計年度より2区分へ変更) |
セグメントの区分は直近期に変更されています。
報告セグメントの業績をより適切に評価するため、当連結会計年度より報告セグメントの区分方法を変更しており、従来「AIプロダクト事業」「AIプラットフォーム事業」「その他サービス事業」の3つを報告セグメントとしていたものを、「AIプロダクト事業」「AIソリューションサービス事業」の2つに変更しております。
従業員のセグメント別内訳
| セグメント | 連結 | 提出会社 |
|---|---|---|
| AIプロダクト事業 | 204人〔臨時9人〕 | 87人〔臨時7人〕 |
| AIソリューションサービス事業 | 318人〔臨時40人〕 | 85人〔臨時20人〕 |
| 報告セグメント計 | 522人〔臨時49人〕 | 172人〔臨時27人〕 |
| 全社(共通) | 102人〔臨時28人〕 | 98人〔臨時28人〕 |
| 合計 | 624人〔臨時77人〕 | 270人〔臨時55人〕 |
全社(共通)は「社長直下・技術統括本部及びコーポレート統括本部等に所属しているもの」と注記されています。**提出会社270人のうち98人(約36.3%)が全社(共通)**という構成です。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書(第11期・2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は8,550千円、平均年齢34.9歳、平均勤続年数3.0年、対前事業年度増減率は**5.3%**です。賞与および基準外賃金を含んだ数字です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
ワークライフバランス
有価証券報告書には、人的資本に関する指標として男性労働者の育児休業取得率、男女間賃金格差、平均年間給与の対前事業年度増減率に加え、**当社独自指標として「Credo浸透率」**を掲げている旨が記載されています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
キャリア・成長機会
事業はAIプロダクトとAIソリューションサービスの2つ。直近期の増収は「主に、AIプロダクト事業において、当社サービスの利用数が増加したことによるもの」と説明されています。売上総利益率は66.7%(前期比で大きく改善)です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
社風・人間関係
有価証券報告書には、四半期ごとの従業員エンゲージメント調査について具体的な記載があります。「eNPSとワークエンゲージメントを重視しています。直近の1月末実施のサーベイでは、eNPSが-10.6%、ワークエンゲージメントは4.5となり、好調を維持しています」。要因として「事業紹介イベントや新プロダクトに関する社内アナウンス等が好影響を与えていると考えており、今後も部署横断のコミュニケーションを継続していきます」と記載されています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
**「eNPSが-10.6%」。この数字を有価証券報告書に書く会社は、ほとんどありません。**当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。**エンゲージメントに触れる会社は増えましたが、多くは「エンゲージメントサーベイを実施しています」という記述にとどまります。同じ時期に読んだミロク情報サービスはエンゲージメントスコア3.5P→3.6P(2030年度目標4.5P)**を開示していましたが、**eNPS(従業員推奨度)をマイナスの実数で書く例は初めてです。****eNPSは「この会社を知人に勧めたいか」を0〜10で聞き、推奨者の割合から批判者の割合を引いた指標です。**構造上、日本企業ではマイナスになることが多いとされます。**つまり-10.6%という数字そのものより、「出している」ことのほうが重要です。**しかも同社はこれを「好調を維持」と評価し、要因まで「事業紹介イベントや新プロダクトに関する社内アナウンス等が好影響」と分析しています。測って、原因を特定して、施策につないでいるという一連の流れが書かれています。**さらに、独自指標として「Credo浸透率」も掲げています。**当メディアが同じ時期に読んだ企業では、ボードルアが「IT教育プログラム受講者数」、ミロク情報サービスが「女性採用比率」を人的資本の指標に置いていました。行動指針の浸透度を数値で管理する会社は、それだけ価値観の共有を重視していると読めます。応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、組織の状態が定期的に測られている。四半期ごとのサーベイです。2つ目、その結果が経営に上がっている。有価証券報告書に載るということは、取締役会レベルで扱われているということです。3つ目、Credo(行動指針)への共感が問われる可能性が高い。浸透率を指標にしている以上、採用でも価値観の一致を見ていると考えるのが自然です。面接では3つ聞いてください。1つ目、「eNPSの内訳(推奨者と批判者の比率)はどうなっていますか」。2つ目、「Credo浸透率はどう測っていますか」。3つ目、「サーベイの結果は、どんな施策につながりましたか」。
提出会社270人の年収855万円
有価証券報告書の従業員の状況です(2026年3月31日現在)。
提出会社の状況
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 270人〔臨時55人〕 |
| 平均年齢 | 34.9歳 |
| 平均勤続年数 | 3.0年 |
| 平均年間給与 | 8,550千円 |
| 対前事業年度増減率 | 5.3% |
平均年間給与8,550千円は、当メディアが同じ時期に有価証券報告書から読んだ企業のなかでは高い側にあたります。**対前事業年度増減率5.3%**も、同時期のレンジ(△5.6%〜+15.2%)のなかで上位です。
連結624人のうち提出会社は270人で、約43.3%。AIソリューションサービス事業は連結318人に対し提出会社85人で、子会社側に人員が多い構成です。
従業員数の推移(連結)と業績の対応は次のとおりです。
| 決算期 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 当期純利益(百万円) | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 4,810 | △97 | △137 | 83.77% |
| 2023年3月 | 5,591 | △375 | △141 | 82.37% |
| 2024年3月 | 8,384 | △330 | △610 | 49.26% |
| 2025年3月 | 9,811 | 2 | △2,576 | 34.31% |
| 2026年3月 | 11,996 | 1,566 | 1,533 | 48.12% |
※当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益または当期純損失
**第7期から第10期まで4期連続で当期純損失。**とくに第10期は2,576百万円の損失でした。第11期に1,533百万円の黒字となり、ROEは44.1%です。
黒字転換の中身を分解する
有価証券報告書は、直近期の損益を段階ごとに説明しています。
| 項目 | 金額 | 前期比 | 有価証券報告書の説明 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,996百万円 | +22.3% | 主に、AIプロダクト事業において、当社サービスの利用数が増加したことによるもの |
| 売上原価 | 3,994百万円 | △3.6% | 主に、売上原価となるシステム利用料が増加した一方、減価償却費が減少したことによるもの |
| 売上総利益 | 8,002百万円 | +41.2% | 売上総利益率は66.7% |
| 販売費及び一般管理費 | 6,408百万円 | +13.5% | 主に、人件費等、広告宣伝費及びシステム利用料が増加したことによるもの |
| 営業利益 | 1,594百万円 | (前年度は23百万円) | ― |
| 経常利益 | 1,566百万円 | (前年度は2百万円) | ― |
| 当期純利益 | 1,533百万円 | (前年度は△2,576百万円) | ― |
**注目すべきは、売上が22.3%増えるなかで売上原価が3.6%減っている点です。**理由は「システム利用料が増加した一方、減価償却費が減少した」。過去の投資の償却が一巡したことが、利益率の改善につながっています。
最終利益には、税効果会計の影響も含まれます。
税効果会計の適用において将来減算一時差異に対して追加的に繰延税金資産を計上したこと等により、法人税等調整額として464百万円をマイナスに計上しました。これは、今後の業績見通し等を踏まえ、将来の課税所得が確保できる見通しとなったことで、繰延税金資産の回収可能性が高まったと判断したことによるものです。
つまり「これから利益が出る見通しが立った」という会計上の判断が、当期の純利益を押し上げています。
特別損失についても記載があります。「AIソリューションサービス事業に属する連結子会社が保有するソフトウエア資産について、収益性が低下した資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失として22百万円計上した」。
キャッシュ・フローは次のとおりです。
| 決算期 | 営業CF(百万円) | 投資CF(百万円) | 財務CF(百万円) |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | △197 | △2,953 | +1,409 |
| 2025年3月 | +621 | △880 | △221 |
| 2026年3月 | +1,725 | △1,040 | +285 |
営業CFは3期で△197百万円→+1,725百万円へ転じています。
2つのセグメントの役割
セグメントは直近期に3区分から2区分へ変更されました。
| セグメント | 連結従業員数 | 位置づけ |
|---|---|---|
| AIプロダクト事業 | 204人 | 直近期の増収の主因。「当社サービスの利用数が増加」 |
| AIソリューションサービス事業 | 318人 | 連結従業員数では最大。子会社にも人員が多い(提出会社は85人) |
人数はソリューション側が多く、成長はプロダクト側が牽引している構図です。
なお、AIソリューションサービス事業に属する連結子会社では、ソフトウエア資産の減損損失22百万円が計上されています。
自己資本比率の推移も、この会社の局面を示しています。
| 決算期 | 自己資本比率 |
|---|---|
| 2022年3月 | 83.77% |
| 2023年3月 | 82.37% |
| 2024年3月 | 49.26% |
| 2025年3月 | 34.31% |
| 2026年3月 | 48.12% |
**83.77%から34.31%まで下がり、直近期に48.12%へ戻しています。**純資産は6,633百万円→2,539百万円→4,750百万円という動きです。赤字の累積で資本が減り、黒字化で戻り始めたという推移が読めます。
エージェントベストの見解
**「売上+22.3%、売上原価△3.6%」。この2つの数字の組み合わせが、黒字転換の正体です。**当メディアはこの数か月、有価証券報告書を50社以上読んできました。赤字から黒字に転じる会社には、大きく3つのパターンがあります。
| パターン | 例 | 中身 |
|---|---|---|
| コスト削減型 | CARTA HOLDINGS | 希望退職を含む固定費削減で営業利益+64.4% |
| 売上拡大型 | BASE | 売上+29.7%で営業利益+118.2% |
| 原価構造の転換型 | エクサウィザーズ | 売上+22.3%に対し売上原価△3.6%=売上総利益率66.7% |
この会社は3つ目です。有価証券報告書は理由を明記しています。「売上原価となるシステム利用料が増加した一方、減価償却費が減少した」。過去に積んだ開発投資の償却が抜けたということです。**ソフトウェア事業では、開発費を資産計上して数年かけて償却します。**投資期には償却費が原価を押し上げ、**償却が終わると同じ売上でも利益が残る。**この会社は、その転換点を通過したところです。**もう1つ、最終利益の見方には注意が要ります。**当期純利益1,533百万円には、繰延税金資産の追加計上による法人税等調整額△464百万円が含まれます。有価証券報告書は「今後の業績見通し等を踏まえ、将来の課税所得が確保できる見通しとなった」と説明しています。会社が「これから継続的に利益が出る」と判断したから計上できたものであり、**前向きな材料ではありますが、営業段階の実力(営業利益1,594百万円)と分けて読むべきです。****応募者にとっての意味は3つあります。1つ目、投資期を抜けた直後である。**自己資本比率も34.31%から48.12%へ戻りました。2つ目、成長の主役はAIプロダクト事業である。増収の理由が「当社サービスの利用数が増加」と明記されています。3つ目、人員はAIソリューションサービス事業のほうが多い。連結318人(提出会社85人)対204人(同87人)。成長領域と人員配置がずれているので、どちらに配属されるかで見える景色が変わります。面接では3つ聞いてください。1つ目、「AIプロダクトとAIソリューションでは、いまどちらの採用を増やしていますか」。2つ目、「償却が一巡した後、次の開発投資はどの規模で計画していますか」。3つ目、「セグメント区分の変更で、評価の見方は変わりましたか」。
働き方とキャリア形成の特徴
有価証券報告書から読み取れる働き方の特徴は、次のとおりです。
1. 2つのセグメントで人員配置が異なる
AIプロダクト事業204人、AIソリューションサービス事業318人(いずれも連結)。提出会社はプロダクト87人・ソリューション85人とほぼ同数で、ソリューション側は子会社に人員が多い構成です。
2. 全社(共通)の比率が高い
提出会社270人のうち98人(約36.3%)が全社(共通)。「社長直下・技術統括本部及びコーポレート統括本部等」と注記されています。
3. エンゲージメントを四半期ごとに測っている
eNPSとワークエンゲージメントを重視し、コンディションサーベイを継続実施していると記載されています。
4. Credo(行動指針)の浸透率を独自指標にしている
人的資本に関する当社独自指標として「Credo浸透率」が挙げられています。
5. 平均勤続年数は3.0年
平均年齢34.9歳に対し勤続3.0年。中途入社が中心の構成と読めます。
向いている人/向いていない人
向いている可能性がある人
- AIプロダクトの開発・改善に関わりたい人……直近期の増収を牽引した領域です
- 黒字転換直後の局面に加わりたい人……4期連続赤字から利益が出る構造に変わりました
- 価値観の共有を重視する人……Credo浸透率が独自指標に置かれています
- 組織の状態が可視化された環境を望む人……四半期ごとにeNPSとワークエンゲージメントを測定しています
- 年収の伸びを重視する人……平均年間給与の対前事業年度増減率は5.3%です
向いていない可能性がある人
- 業績の連続性を重視する人……第7期から第10期まで4期連続で当期純損失でした
- 長期勤続の組織を望む人……提出会社の平均勤続年数は3.0年です
- セグメント構成の安定を求める人……直近期に報告セグメントの区分が3つから2つへ変更されました
- 大企業の規模を求める人……連結624人、提出会社270人です
- サーベイや指標管理を負担に感じる人……四半期ごとの調査が継続実施されています
選考に向けた準備
1. 黒字転換の中身を説明できるようにする
売上+22.3%に対し売上原価△3.6%、売上総利益率66.7%。償却が一巡したことによる原価構造の改善が効いています。当期純利益に繰延税金資産の計上(法人税等調整額△464百万円)が含まれる点まで理解しておくと、事業の見方が深いと伝わります。
2. AIプロダクトとAIソリューションの違いを押さえる
増収を牽引したのはプロダクト側、人員が多いのはソリューション側。**どちらに応募するかで、求められる働き方が変わります。**直近期にセグメント区分が変更された点も踏まえて質問できると良いでしょう。
3. Credoとエンゲージメントについて自分の考えを持つ
「Credo浸透率」を独自指標に置き、四半期ごとにeNPSを測る会社です。行動指針への共感や、組織づくりへの関与について、自分の経験から語れるようにしておきましょう。
まとめ
- 有価証券報告書によると、直近期は売上高11,996百万円(前期比22.3%増)、営業利益1,594百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,533百万円。第7期から第10期まで4期連続で当期純損失でした
- 売上原価は前期比3.6%減で、売上総利益率は66.7%。理由は「システム利用料が増加した一方、減価償却費が減少した」ことです
- 当期純利益には、繰延税金資産の追加計上による法人税等調整額△464百万円が含まれます
- 連結従業員は624人、提出会社は270人(平均年齢34.9歳、平均勤続年数3.0年、平均年間給与8,550千円、対前事業年度増減率5.3%)
- 四半期ごとにeNPSとワークエンゲージメントを測定し、直近ではeNPS-10.6%、ワークエンゲージメント4.5と記載されています
よくある質問
Q. ExaWizards(エクサウィザーズ)の平均年収はいくらですか?
A. 有価証券報告書(第11期・2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は8,550千円です。平均年齢34.9歳、平均勤続年数3.0年、対前事業年度増減率は**5.3%**で、賞与および基準外賃金を含みます。
Q. 業績は安定していますか?
A. 有価証券報告書によると、第7期(2022年3月期)から第10期(2025年3月期)まで4期連続で親会社株主に帰属する当期純損失を計上しており、第10期は2,576百万円の損失でした。第11期(2026年3月期)に1,533百万円の黒字となり、経常利益も1,566百万円(前年度は2百万円)へ改善しています。自己資本比率は34.31%から48.12%へ回復しました。
Q. どんな事業をしていますか?
A. 有価証券報告書によると、報告セグメントはAIプロダクト事業とAIソリューションサービス事業の2つです(当連結会計年度より、従来の3区分から変更)。直近期の増収は「主に、AIプロダクト事業において、当社サービスの利用数が増加したこと」によると説明されています。連結従業員はAIプロダクト事業204人、AIソリューションサービス事業318人という構成です。
※本記事は、株式会社エクサウィザーズが提出した有価証券報告書(第11期)および公式サイトの公開情報をもとに構成しています。数値は同報告書に記載された時点のものです。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。