グローバルインフォメーションの評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

グローバルインフォメーション 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

有価証券報告書が示す、会社の輪郭

グローバルインフォメーションについて、第31期(2025年12月期)の有価証券報告書から確認できる事実を整理します。

提出会社の状況(2025年12月31日現在)

項目数値
従業員数49人(22)
平均年齢47.7歳
平均勤続年数9.83年
平均年間給与7,232,088円

注記に重要な情報がある

従業員数は海外の現地採用者を含む就業人員であり、臨時雇用者数は、( )内外書きに年間の平均人員を概数で記載しております。 平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与は、海外の現地採用者、臨時雇用者を含んでおりません。

従業員数と平均値で、範囲が違う

49人には海外の現地採用者が含まれますが、平均年齢や平均年間給与の算定からは除かれています。 母数が異なります。

連結会社の状況(同日現在)

セグメント従業員数
市場・技術動向に関する情報提供事業49人(22)
その他事業2人(—)
合計51人(22)

臨時雇用者22人

従業員49人に対し22人。 約45%にあたる規模です。

子会社が1社

株式会社ギブテック(神奈川県川崎市麻生区、資本金83百万円、その他事業、議決権98.9%、特定子会社)。IoT向け無線通信LPWAの規格「ZETA」に関する機器の開発・製造・販売を行うと記載されています。

労働組合

当社の労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は安定しております としています。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の情報は各社公式サイトおよび有価証券報告書をご確認ください。

平均年齢47.7歳という構成

平均年齢47.7歳、平均勤続年数9.83年。

この2つから、平均的な社員は37.9歳で入社している計算になります。

同時期に調べた各社と比べる

会社平均年齢平均勤続年数平均入社年齢
グローバルインフォメーション47.7歳9.83年37.9歳
コーチ・エィ39.9歳7.6年32.3歳

47.7歳は高い側

49人という規模でこの平均年齢です。経験を十分に積んだ層が中心の構成が読み取れます。

なぜこの構成になるのか

市場調査レポートを扱う仕事では、業界の知識と海外の調査出版会社との関係が資産になります。蓄積が効く領域です。

中途で入る方への含意

37.9歳という平均入社年齢は、40代での転職も想定内であることを示唆します。

平均年間給与7,232,088円

49人の平均です。ただし海外の現地採用者と臨時雇用者は算定から除かれています。

多様性の指標は連結ベースで開示

提出会社および連結子会社は公表義務の対象外のため省略とされる一方、連結会社を対象とした数値が記載されています。

指標数値
管理職に占める女性労働者の割合46.2%
男性労働者の育児休業取得率
男女の賃金の差異(全労働者)64.6%
男女の賃金の差異(正規雇用労働者)70.6%
男女の賃金の差異(パート・有期労働者)50.9%

管理職に占める女性46.2%

高い水準です。ただし海外の現地採用者は賃金差異の算定に含まれていないと注記されています。

仕入先の環境変化が明記されている

有価証券報告書の経営環境の記載には、事業の前提となる変化が具体的に書かれています。

市場の見通し

当社グループの主要商品である市場調査レポートの市場は、国内においては日本企業の海外進出、技術革新、新規事業の開拓等に伴い、成長を続ける市場であると考えており(後略)

一方で、仕入先の動向

当社グループの仕入先である海外調査出版会社の近年の動向としては、安価で豊富な労働力と最新のAI・ビッグデータ解析技術等を活用したインド・中国系の新興調査出版会社の著しい台頭調査出版会社自身による直販部門の戦略的強化等の動きが見られます。

この記載が示すもの

2つの変化が同時に起きていると会社自身が認識しています。

変化内容
新興調査出版会社の台頭AI・ビッグデータを使う競合が増えている
仕入先の直販強化仕入先が顧客に直接売り始めている

なぜこれが転職に関係するか

販売代理という機能だけでは、事業の前提が揺らぐことを意味します。

会社の対応

**2026年12月期を初年度とする3か年の中期経営計画『GII Vision 2028』を策定いたしました。(中略)主力事業である市場調査レポート事業をさらに強化するとともに、多様化する顧客の情報ニーズに全方位的に対応できる「総合市場情報プロバイダーへの進化」**を目指します。

重点施策の1つ目

ニッチ化・多様化する顧客ニーズに対し、従来のレポート販売の枠を超え、委託調査やAI搭載型情報プラットフォーム製品を含む多角的な解決策を柔軟に提案する体制を強化してまいります。

転職の観点

いま入ると、この転換の途中に関わることになります。レポートを売る仕事から、解決策を提案する仕事へ。 求められる能力が変わる局面です。

確認したいこと

「レポート販売と、委託調査やプラットフォーム製品の売上比率を教えてください」。転換がどこまで進んでいるかが見えます。

IoT事業という、もう一つの柱

子会社ギブテック

有価証券報告書には、IoT向け無線通信LPWAの規格の1つである「ZETA」に関し、IoTネットワークの構築に必要な機器である基地局(AP)、中継器(Mote)及び通信モジュールを搭載したスマートセンサーの開発、製造及び販売を行うと記載されています。

「その他事業」というセグメント

連結51人のうち2人がこのセグメントです。

中期経営計画での位置づけ

IoT関連事業については、引き続き当社の成長ドライバーとして位置づけ、IoTデバイスおよび展示会向けDXツールの拡販を通じて事業の拡大を図ってまいります。

2人で「成長ドライバー」

人員は限られる一方、期待は明記されています。 今後の増員がありうる領域と読めます。

転職の観点

ハードウェアに関わる経験がある方には、この領域が入口になる可能性があります。ただし現在の人員は2人です。

確認したいこと

「IoT関連事業の人員計画を教えてください」。成長ドライバーと位置づけている以上、この質問には答えがあるはずです。

49人という規模

役割の分かれ方は緩やかと考えられます。一人が担う範囲が広くなります。

海外との仕事

海外調査出版会社が仕入先であるため、英語での取引が日常的である可能性があります。詳しくはシンクタンクのキャリアパスで、調査業の働き方を整理しています。

エージェントベストの見解

有価証券報告書に、自社の仕入先が競合になりつつあると書く会社は多くありません。グローバルインフォメーションは「調査出版会社自身による直販部門の戦略的強化等の動きが見られます」と明記しています。市場調査レポートを海外から仕入れて日本で販売する事業では、仕入先が直接売り始めれば、間に立つ意味が問われます。あわせて「インド・中国系の新興調査出版会社の著しい台頭」も挙げている。転職を考える方にとって、これは事業の岐路を示す情報です。ただし、悲観的に読む必要はありません。会社は中期経営計画『GII Vision 2028』で「総合市場情報プロバイダーへの進化」を掲げ、委託調査やAI搭載型プラットフォーム製品への展開を打ち出しています。いま入るということは、この転換に関わるということです。面接では「レポート販売と、それ以外の売上比率」を聞いてください。

選考で確認しておきたいこと

  1. 配属される事業(市場・技術動向に関する情報提供/その他=IoT)
  2. レポート販売と、委託調査・プラットフォーム製品の売上比率
  3. 海外調査出版会社との取引で求められる英語力
  4. IoT関連事業の人員計画
  5. 提示額の内訳と、賞与の実績レンジ
  6. 臨時雇用者22人の職務内容

1つ目は、連結51人のうちIoT側は2人であるためです。規模がまったく違います。

2つ目は、中期経営計画で「総合市場情報プロバイダーへの進化」を掲げていることを踏まえた確認です。

3つ目は、仕入先が海外調査出版会社であるためです。

6つ目は、従業員49人に対し臨時雇用者22人という構成を踏まえた確認です。

近い規模の会社はコーチ・エィの評判・年収・選考対策、年収の水準はシンクタンクの年収相場もあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

注記の読み方でひとつ注意点があります。同社の従業員数49人には海外の現地採用者が含まれますが、平均年齢47.7歳・平均勤続9.83年・平均年間給与7,232,088円の算定には含まれていません。つまり、人数の母数と平均値の母数が違います。これは有価証券報告書ではよくある構造ですが、見落とすと比較を誤ります。たとえば49人で割って人件費を推計しようとすると、ずれます。転職を考える方にとって実務的なのは、平均年間給与7,232,088円が「海外現地採用者と臨時雇用者を除いた国内の就業人員」の数字だという理解です。日本で採用される方が参照するには、むしろ適切な母集団といえます。有価証券報告書の数値を見るときは、本表だけでなく注記の但し書きまで読んでください。

まとめ

グローバルインフォメーションについて、有価証券報告書から確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。詳細は有価証券報告書および各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年間給与7,232,088円は、どの範囲の平均ですか。

A. 提出会社の就業人員のうち、海外の現地採用者と臨時雇用者を除いた人数の平均です。従業員数49人とは母数が異なります。

Q. 平均年齢47.7歳は高くないですか。

A. 同時期に調べたコーチ・エィ(39.9歳)と比べると高い水準です。平均勤続9.83年との組み合わせから、平均入社年齢37.9歳という構成が読み取れます。

Q. IoT事業に応募できますか。

A. 有価証券報告書では「その他事業」として連結2人と記載されています。中期経営計画では成長ドライバーと位置づけられているため、人員計画を面接で確認する価値があります。

Q. 仕入先が競合になるという記載は、不安材料ですか。

A. 会社自身が経営環境として明記しています。あわせて中期経営計画で「総合市場情報プロバイダーへの進化」を掲げており、転換の途中にあると読めます。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)