グロービングの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

グロービング 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

グロービング株式会社の有価証券報告書には、提出会社の平均年間給与15,206千円という数字が記載されています。1,520万円。同時に平均勤続年数は1.3年、平均年齢は34.7歳です。日本発の戦略コンサルティングファームとして2024年11月に東証プライムへ上場しました。この記事では、有価証券報告書をもとに事業と組織の実態を整理し、選考で何を準備すべきかまで扱います。

会社概要と2つの事業

項目内容
会社名グロービング株式会社(Globe-ing Inc.)
上場区分東証プライム(証券コード277A、2024年11月29日上場)
決算期5月
従業員数連結273名/提出会社230名(2025年5月31日現在)
報告セグメントコンサルティング事業/クラウドプロダクト事業

連結会社の従業員数の内訳は、コンサルティング事業225名、クラウドプロダクト事業13名、全社(共通)35名の合計273名です。提出会社ではコンサルティング事業187名、クラウドプロダクト事業13名、全社(共通)30名の合計230名となっています。

注記には、最近1年間において連結で従業員が70名、提出会社で51名増加しており、主な理由は業容の拡大に伴う期中採用の増加であると記されています。

なお有価証券報告書には、上海巨球協英信息技術有限公司およびX-AI.Labo株式会社が特定子会社に該当する旨も記載されています。

業績は1年で大きく伸びた

有価証券報告書の連結経営指標です。

回次決算年月売上高経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
第9期2024年5月4,175,324千円378,800千円260,507千円
第10期2025年5月8,255,896千円2,783,476千円1,768,207千円

売上高は41億円から82億円へ約2倍、経常利益は3億78百万円から27億83百万円へ約7.3倍、当期純利益は2億60百万円から17億68百万円へ約6.8倍になりました。

第10期末の自己資本比率は65.6%、自己資本利益率は48.8%です。営業活動によるキャッシュ・フローも第9期の△72,963千円から第10期の3,097,971千円へ転じています。

上場が2024年11月29日ですので、上場直前から直後にかけての期にあたります。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は15,206千円、平均年齢34.7歳、平均勤続年数1.3年です。戦略コンサルティングファームとしては高い水準にあたります。ただし注記の表現には注意が必要です(後述)。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

戦略コンサルティングの領域では、プロジェクトの山場に稼働が集中する傾向があるとされます。同社の勤務制度は有価証券報告書に詳細が記載されていません。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

連結で1年に70名増えており、拡大の途上にあります。コンサルティング事業とクラウドプロダクト事業の2つがあり、担当領域が分かれています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

提出会社の平均年齢34.7歳、平均勤続年数1.3年という構成です。2021年の創業から日が浅く、中途入社が中心の組織であることが読み取れます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

平均年間給与1,520万円という数字には、必ず注記まで確認していただきたい理由があります。この会社の有価証券報告書の注記は「平均年間給与は、基準外賃金及び手当を含んでおります」。多くの会社は「賞与及び基準外賃金を含んでおります」と書きます。表現が違うのです。賞与という語がない。これが何を意味するかは、報酬制度の設計によります。年俸制で賞与という区分を持たない会社もあれば、賞与が別にある会社もある。断定はできませんが、他社の数値と並べるときは注意が必要です。加えて平均勤続年数1.3年という点も重要です。230名のうち51名が直近1年の入社。つまりこの1,520万円は、経験者を高い水準で採用してきた結果としての平均です。中途で入る方にとってはむしろ参考になる数字ですが、提示額の内訳(固定と変動の比率)は面接で必ず確認してください。

平均勤続1.3年という組織

有価証券報告書の提出会社の状況(2025年5月31日現在)です。

項目数値
従業員数230名
平均年齢34.7歳
平均勤続年数1.3年
平均年間給与15,206千円

平均年間給与の注記は「基準外賃金及び手当を含んでおります」となっています。また従業員数の注記には、最近1年間で51名増加しており、主な理由は業容の拡大に伴う期中採用の増加であると記されています。

230名のうち51名が直近1年の入社であれば、平均勤続年数が1.3年になるのは自然です。急速に人を増やしている組織の特徴といえます。

セグメント別では、提出会社のコンサルティング事業が187名、クラウドプロダクト事業が13名、全社(共通)が30名です。コンサルティングが人員の大半を占めます。

創業3年で東証プライムへ

同社は2024年11月29日に東証プライムへ上場しました。日本での創業は2021年とされており、創業から3年での上場になります。

新規上場は通常グロース市場が選ばれることが多い中で、プライム市場への上場は珍しい部類です。プライム市場には流通株式時価総額や株主数などの要件があり、一定の規模が求められます。

業績の推移を見ると、第9期の売上高41億円から第10期の82億円へと1年で倍増しています。この成長が上場を支えたと読めます。

一方、上場して間もない会社であることは、応募を検討する立場から見ると2つの意味を持ちます。1つは、四半期ごとの業績開示が始まり、数字への説明責任が生じること。もう1つは、この成長の速度が続くかどうかがまだ検証されていないことです。

働き方とキャリア形成の特徴

同社でのキャリアを考えるうえで軸になるのは、戦略コンサルティングとクラウドプロダクトの2軸です。

コンサルティング事業には提出会社で187名が配置されており、事業の中心です。戦略の立案から実行の支援までを扱う領域だと考えられます。

クラウドプロダクト事業は13名と小規模ですが、独立したセグメントとして開示されています。コンサルティングで得た知見をプロダクトにする構想があるとすれば、今後の成長領域になる可能性があります。

特定子会社として上海の法人とX-AI.Labo株式会社が挙げられている点も特徴です。海外拠点とAI領域の子会社を持つ構成です。

なお平均勤続年数1.3年という組織では、入社後すぐに成果を求められる可能性が高くなります。前職の経験を短期間で発揮できるかが問われる環境だと考えられます。

向いている人/向いていない人

向いている人

戦略と実装の両方に関わりたい方

コンサルティング事業とクラウドプロダクト事業の2つがあります。提案だけで終わらない構成です。

拡大局面で早く立ち上がれる方

連結で1年に70名増えています。前職の経験を短期間で発揮することが期待されます。

上場直後の体制づくりに関わりたい方

2024年11月に東証プライムへ上場したばかりです。開示体制や内部統制の整備が進む局面にあります。

向いていない人

手厚い育成を前提にしたい方

提出会社の平均勤続年数は1.3年です。長期育成を前提とした組織とは異なります。

安定した成長実績を確認したい方

第9期から第10期にかけて売上が倍増しましたが、この速度が続くかは検証されていません。

エージェントベストの見解

戦略コンサルティングファームを比較するとき、私は3つの数字を並べます。平均年間給与、平均年齢、平均勤続年数です。この会社なら1,520万円・34.7歳・1.3年。この組み合わせが何を語るか。まず給与水準は外資系戦略ファームに近い領域です。次に平均年齢34.7歳は、マネージャー前後の層が中心だと推測できます。そして勤続1.3年。つまり「経験者を高い水準で集めて、いま組織を作っている最中」という状態です。ここに機会と覚悟の両方があります。機会は、組織の型がまだ固まっていないので自分で作れること。覚悟は、育ててもらう前提が置けないことです。既存の戦略ファームで数年経験を積んだ方が、次の場所として選ぶには合理性があります。逆に事業会社から未経験で入るには、相当な立ち上がりの速さが要ります。自分がどちらの立場かを踏まえて、応募を判断してください。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

グロービング株式会社は東証プライム上場(証券コード277A、2024年11月29日上場)、決算期は5月です。有価証券報告書(第10期・2025年5月期)によると、連結売上高は8,255,896千円、経常利益2,783,476千円、連結従業員273名、提出会社230名です。

提出会社の平均年間給与は15,206千円、平均年齢34.7歳、平均勤続年数1.3年。平均年間給与の注記は「基準外賃金及び手当を含んでおります」となっており、他社で一般的な「賞与及び基準外賃金」という表現とは異なります。報酬の内訳は選考の過程でご確認ください。

選考フローは職種によって異なり、時期によっても変動します。最新の内容は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜ戦略コンサルティングか」と「なぜグロービングか」の2段で組み立てます。

前者については、戦略のどの段階に関わりたいのかを具体化します。方針の立案、実行計画への落とし込み、実装の支援と、段階は分かれています。

後者の材料は有価証券報告書にあります。第9期から第10期にかけて売上高が41億円から82億円へ倍増したこと。2024年11月に東証プライムへ上場したこと。コンサルティング事業とクラウドプロダクト事業の2セグメントを持つこと。連結で1年に70名増えていること。上海の法人とX-AI.Labo株式会社が特定子会社であること。

戦略コンサルティングの選考では、志望動機に加えてケース面接が課されることが一般的とされます。構造化して考え、詰まったときに立て直せるかを見られます。

職務経歴書で見られるポイント

戦略コンサルティングファームの中途採用では、担当した案件と担った役割が読まれます。

コンサルティングの経験がある方は、担当したクライアントの業種と規模、テーマ、プロジェクトの期間と体制、自分の役割(メンバーかマネージャーか)を書きます。実行支援まで関わった経験があれば具体的に書きます。

事業会社の経営企画・事業開発の経験がある方は、担当した事業の規模と、意思決定に関わった経験を書きます。「調整だけしていた人」と見なされないよう、自分が決めた経験を切り出すことが重要です。

データ・AI領域の経験がある方は、扱ったデータの規模と、分析結果が何の意思決定に使われたかを書きます。X-AI.Labo株式会社を特定子会社に持つ会社では、この経験が効きます。

プロダクト開発の経験がある方は、担当プロダクトの利用者規模と動かした指標を書きます。クラウドプロダクト事業に関わる材料になります。

いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。

まとめ

グロービング株式会社は、日本発の戦略コンサルティングファームとして東証プライムに上場しています(証券コード277A、2024年11月29日上場)。有価証券報告書(第10期・2025年5月期)によると、連結売上高は8,255,896千円で前期の約2倍、経常利益2,783,476千円、親会社株主に帰属する当期純利益1,768,207千円。自己資本比率65.6%、自己資本利益率48.8%です。従業員数は連結273名(コンサルティング事業225名、クラウドプロダクト事業13名、全社35名)、提出会社230名。提出会社の平均年間給与は15,206千円、平均年齢34.7歳、平均勤続年数1.3年で、直近1年に51名が増加しています。経験者を高い水準で採用しながら組織を作っている局面だと読めます。

よくある質問

Q. グロービングの年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書(第10期・2025年5月期)によると、提出会社の平均年間給与は15,206千円、平均年齢34.7歳、平均勤続年数1.3年、従業員数230名です。ただし注記の表現が「平均年間給与は、基準外賃金及び手当を含んでおります」となっており、多くの会社が用いる「賞与及び基準外賃金を含んでおります」とは異なります。報酬制度の設計によって意味が変わるため、他社の数値と並べる際は注意が必要です。また平均勤続年数1.3年という構成から、経験者採用が中心の組織であることが読み取れます。提示額の内訳は選考の過程でご確認ください。

Q. 創業してどのくらいの会社ですか。

A. 公式サイトによると日本での創業は2021年で、2024年11月29日に東証プライムへ上場しています。創業から3年での上場にあたります。有価証券報告書の連結経営指標では、第9期(2024年5月期)の売上高4,175,324千円から第10期(2025年5月期)8,255,896千円へ約2倍に伸びており、この成長が上場を支えたと読めます。新規上場ではグロース市場が選ばれることが多い中、プライム市場への上場は珍しい部類です。一方で上場して間もないため、成長の持続性はまだ検証の途上にあります。

Q. どんな事業をしている会社ですか。

A. 有価証券報告書によると、報告セグメントはコンサルティング事業とクラウドプロダクト事業の2つです。連結従業員273名の内訳はコンサルティング事業225名、クラウドプロダクト事業13名、全社(共通)35名で、コンサルティングが人員の大半を占めます。公式サイトでは戦略コンサルティングとAI・Techの実装で事業成長を加速すると説明されています。また特定子会社として上海巨球協英信息技術有限公司とX-AI.Labo株式会社が挙げられており、海外拠点とAI領域の子会社を持つ構成です。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)