コミューンの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
コミューンは、企業と顧客・従業員をつなぐコミュニティプラットフォームを提供する非上場企業です。2018年5月設立で、公式リリースに記載された資本金は44億7,000万円。経済産業省のgBizINFOに記録された従業員数は190人(被保険者数)です。非上場のため業績は公開されていませんが、資本金の規模と公表された経営体制の変更から、事業の段階をある程度読み取ることができます。この記事では、公式リリースと公的データから確認できる範囲で、事業の構造・働き方・選考の準備を整理します。
「信頼起点経営」を掲げる会社
2026年1月13日に公表されたリリースおよびgBizINFO(法人番号 7010001191814)に記載されている内容は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | コミューン株式会社 |
| 設立 | 2018年5月(gBizINFOでは2018年5月10日) |
| 資本金 | 44億7,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 高田 優哉 |
| 所在地 | 東京都品川区東五反田5-22-33 TK池田山ビル3F |
| 事業内容 | 「信頼起点経営」を社会実装する事業の展開 |
| 上場区分 | 非上場 |
提供しているサービス
同社が提供するサービスとして、次のものが挙げられています。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| Commune | コミュニティを通じて事業成果の創出を支援するプラットフォーム |
| Commune for Work | 社内および取引先とのコミュニケーションを活性化する社内向けアプリ |
| SuccessHub | 顧客を可視化し、効率的な支援活動を可能にするカスタマーサクセス管理ツール |
顧客向けと社内向けの両方を持っている点が特徴です。もともと顧客コミュニティの領域から始まり、社内コミュニケーションや従業員の声を活用する領域へ広がっている構成と読めます。
資本金44億7,000万円という規模
非上場企業で資本金がこの規模になるのは、複数回の資金調達を重ねてきた結果と考えられます。設立から8年でこの水準に達しており、投資家からの資金を事業拡大に投じてきた経緯がうかがえます。
公的データが示す会社の輪郭
gBizINFO(法人番号 7010001191814)の内容は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都品川区東五反田5丁目22-33 TK池田山ビル3F |
| 設立年月日 | 2018年5月10日 |
| 従業員数 | 190人(被保険者数) |
| 業種 | 情報処理、ソフトウェア開発等 |
| 特許 | 0件 |
| 商標 | 12件 |
| 補助金交付・調達 | いずれも0件 |
| 届出・認定 | 0件 |
商標12件・特許0件
サービス名やブランドの保護が積み重なる一方、特許はありません。技術特許よりも、プロダクトの使いやすさと運用ノウハウで差をつけるタイプの事業と読み取れます。
調達0件・補助金0件
官公庁向けの受託や公的支援に依存しない、民間顧客中心の構造です。
2026年1月の経営体制変更
公表されたリリースには、2026年1月からの経営体制の変更として、次の内容が記載されています。
- 執行役員CMOが**「執行役員CRO兼CMO」へ昇格**し、マーケティングと収益を一体で管理する
- 執行役員CTOが全社R&D統括を追加で担う
- カスタマーサクセス本部長が**「VP of CS」へ昇格**し、顧客成功を起点とした事業成長を支援する体制を構築する
マーケティングと収益の一体管理
CMOがCROを兼ねるという設計は、集客と売上の責任を1人に集約することを意味します。組織として「獲得はしたが売上にならない」という分断を避ける狙いと読めます。
顧客成功が事業成長の起点に置かれている
VP of CSという役職が新たに置かれた点は、カスタマーサクセスを事業の中心に据える方針を示します。SaaSでは継続率が事業の成否を決めるため、この配置は理にかなっています。
評判の傾向
年収・評価制度
SaaS企業として相場感のある水準という声が見られます。一方、非上場のため株式報酬の扱いが分かりにくいという指摘もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。
ワークライフバランス
柔軟な勤務体系への言及が見られます。導入や運用支援の時期に負荷が高まるという声もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。
キャリア・成長機会
新しい領域で担当範囲を広く持てる点を評価する声が中心です。仕組みが整備の途上にあるという指摘も見られます。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。
社風・人間関係
コミュニティという事業内容もあり、対話を重んじる文化という評価が見られます。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。
エージェントベストの見解
この会社で起きやすいミスマッチは、「コミュニティ」という言葉から連想する仕事と、実際の業務のズレです。コミュニティ運営と聞くと、人が集まって交流する場を育てる仕事を想像しがちですが、法人向けSaaSとしてのコミューンが売っているのは顧客企業が自社のコミュニティを運営するための道具です。つまり日々の相手は、コミュニティの参加者ではなく、それを運営する企業の担当者になります。導入時には目的の整理、KPIの設定、初期の投稿設計まで踏み込む必要があり、実態は業務コンサルティングに近い場面もあります。ここを理解せずに入ると「思っていたコミュニティの仕事と違う」となります。面接では「導入後、顧客が最もつまずくのはどの段階か」を聞いてください。答えが具体的なら、支援のノウハウが組織に蓄積されています。
年収の考え方
同社は非上場であり、有価証券報告書の提出会社ではありません。平均年間給与を公的資料で確認することはできません。
従業員190人という規模は、等級制度が整備されつつある段階と考えられます。確認しておきたいのは、次の点です。
- 提示額の内訳(基本給・賞与・みなし残業の有無と時間数)
- 等級・グレードの定義と、そのレンジ
- ストックオプションの有無、付与のタイミングと行使条件
- 評価のサイクルと、昇給が反映される時期
- 職種による報酬設計の違い(セールス・カスタマーサクセス・エンジニア)
3点目は非上場企業で重要な論点です。資本金44億7,000万円という規模の会社では、株式に関する条件が書面で示されるかを必ず確認してください。
働き方と、190人という規模
190人は、部門が形になりつつある一方、全社の距離がまだ近い規模です。2026年1月の経営体制変更で役職の再編が行われていることからも、組織づくりが進行中であることが分かります。
確認しておきたいのは、次の点です。
- 配属予定チームの人数と、直近1年の増減
- リモートと出社の運用ルール
- 顧客訪問やオンライン商談の比率
- プロダクト開発と顧客支援の連携の仕方
4点目は、SaaS企業では働き方の満足度を左右します。顧客からの要望が製品にどう反映されるかの仕組みは、面接で確認する価値があります。
キャリアの積み上がり方
同社で積み上がるのは、顧客企業のコミュニティ運営を設計・支援した経験です。加えて「Commune for Work」に関われば、社内コミュニケーションや従業員エンゲージメントの領域にも接点が生まれます。
この経験は、他のSaaS企業のカスタマーサクセス、事業会社のCRM・マーケティング部門、人事部門のエンゲージメント担当などで評価されます。顧客と従業員の両面を扱った経験は、他社では得にくい組み合わせです。
一方、190人規模では大規模組織のマネジメント経験は積みにくくなります。また非上場のため、上場企業のような開示・IRの経験も得られません。
向いている人/向いていない人
顧客との関係づくりに関心がある人
「信頼起点経営」を掲げる会社です。取引を超えた関係の設計に関心を持てる方に向きます。
仕組みを作る側に回りたい人
従業員190人で、組織づくりが進行中です。整っていない部分を設計する立場に価値を感じる方に合います。
顧客と製品の両方に関わりたい人
顧客向けと社内向けの両方のプロダクトを持っています。領域をまたいで動きたい方に機会があります。
整った制度のもとで働きたい人
非上場で、組織も変化の途上にあります。確立された人事制度を求める方には環境が異なります。
業績を数字で確認してから決めたい人
非上場のため売上や利益は公開されていません。開示情報を前提に判断したい方には、情報が限られます。
エージェントベストの見解
非上場企業を受けるときに面接で聞いておきたいのが、**「直近の調達はいつ、どのラウンドか」**です。この会社の資本金は44億7,000万円と公表されていますが、いつ積み上がったものかは公表資料からは分かりません。資本金が大きくても、調達から時間が経っていれば手元資金は減っています。逆に直近であれば、採用や投資に振り向ける余力があります。加えて聞きたいのが、2026年1月の経営体制変更の背景です。CMOがCROを兼ね、カスタマーサクセスにVPが置かれた。収益と顧客成功に責任者を明確に立てたということは、そこが課題だったか、これから伸ばす領域だという表明です。「その変更で何を変えようとしているのか」を聞けば、会社がいま何に困っているかが見えます。ここまで踏み込める応募者は、経営側の視点を持っていると評価されます。
商標12件・特許0件が示すこと
gBizINFOに記録された知的財産の内訳は、事業の性格を読む手がかりになります。
商標12件
サービス名やブランドの保護が積み重なっています。「Commune」「Commune for Work」「SuccessHub」と複数のプロダクトを持つ構成と整合します。
特許0件
技術的な発明で参入障壁を作るタイプではない、ということです。コミュニティプラットフォームの価値は、機能そのものより運用の設計と蓄積されたノウハウにあると考えられます。
この構造が働き方に及ぼす影響
差別化がノウハウ側にあるということは、顧客と向き合う職種の重要性が高いことを意味します。カスタマーサクセスにVPが置かれた2026年1月の体制変更も、この構造と整合します。
確認しておきたいこと
「導入支援のノウハウが、社内でどう共有されているか」を聞いてください。属人化しているのか、型になっているのか。答えで組織の成熟度が測れます。
選考に向けた準備
選考フローについて
公開情報では、書類選考ののち複数回の面接という構成がとられているとされています。職種によっては課題やロールプレイングが含まれる場合があるとされますが、内容と回数はポジションと時期によって変動します。最新の募集要項は公式サイトでご確認ください。
志望動機の組み立て
「なぜSaaSか」と「なぜコミュニティという領域か」を分けます。後者では、顧客コミュニティと社内コミュニケーションの両方を扱う会社であることを踏まえた説明ができると、事業理解が伝わります。
職務経歴書で見られる点
SaaSの経験があれば、担当社数、解約率、アップセルの実績を数字で書きます。コミュニティやユーザー会の運営経験がある方は、参加者数だけでなく、そこから生まれた成果を書いてください。マーケティングの経験があれば、獲得から受注までのどこを担当したかを明記すると、CRO兼CMO体制との接点が伝わります。
まとめ
コミューンについて、公開情報から確認できる点を整理します。
- 2018年5月設立の非上場企業。代表取締役CEOは高田優哉氏、所在地は東京都品川区東五反田
- 資本金は44億7,000万円(2026年1月13日公表のリリース記載)
- gBizINFOの従業員数は190人(被保険者数)。業種は情報処理、ソフトウェア開発等
- gBizINFOに商標12件が記録されている。特許・意匠は0件、補助金交付・調達も0件
- サービスは「Commune」「Commune for Work」「SuccessHub」
- 2026年1月より経営体制を変更。CMOがCROを兼務、CTOが全社R&D統括を追加、カスタマーサクセスにVP of CSを設置
- 事業内容は「信頼起点経営」を社会実装する事業の展開
- 非上場のため、売上・利益・平均年間給与を公的資料で確認することはできない
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Q. 平均年収は分かりますか。
A. 非上場のため有価証券報告書がなく、公的資料からは確認できません。従業員190人という規模では等級制度が整備されつつある段階と考えられるため、応募職種のレンジとストックオプションの条件を書面で確認することをおすすめします。
Q. どのくらいの規模の会社ですか。
A. gBizINFOに掲載されている従業員数は190人(被保険者数)です。資本金は44億7,000万円と公表されています。売上や利益は非上場のため公開されていません。
Q. コミュニティの運営が仕事ですか。
A. 提供しているのは、顧客企業が自社のコミュニティを運営するためのプラットフォームです。日々向き合う相手はコミュニティの参加者ではなく、それを運営する企業の担当者になります。応募ポジションの業務範囲を面接で確認することをおすすめします。
本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。