みつきコンサルティングの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

みつきコンサルティング 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/4

みつきコンサルティングは、税理士法人を母体とするM&A仲介会社です。M&A仲介の多くが営業会社として立ち上がる中、この会社は会計・税務の実務から入っています。従業員50名という規模ながら、東京・名古屋・松江・熊本・バンコクに拠点を持つ点も特徴です。この記事では、公式に開示されている情報を軸に、この会社の輪郭と応募前に確認すべき点を整理します。

従業員50名・5拠点の税理士法人系仲介

項目内容
会社名みつきコンサルティング株式会社
上場区分非上場
設立2013年8月
資本金1億円
代表者公認会計士・税理士
東京本部東京都新宿区
従業員数計50名(2025年12月1日現在)
事業内容M&A仲介・助言、デューデリジェンス・企業価値評価、事業承継コンサルティング
登録・加入認定経営革新等支援機関、M&A支援機関登録、一般社団法人M&A支援機関協会 正会員、東京税理士会・中国税理士会

母体は税理士法人

会社概要によると、グループはみつき税理士法人とみつきコンサルティング株式会社で構成され、傘下にみつきアカウンティング(タイ)を有しています。

沿革としては、2005年に税理士法人が設立され、2013年にコンサルティング子会社が設立された経緯が示されています。つまり、会計・税務の実務が8年先行し、そこからM&A仲介事業が立ち上がった構造です。

代表者が公認会計士・税理士であることも、この出自と整合します。

M&A仲介会社を比較するとき、この「出自」は案外重要です。営業会社として立ち上がった仲介と、会計事務所から派生した仲介では、案件の入口が違います。後者の場合、税務顧問として長く関わってきた企業から事業承継の相談が持ち込まれる経路が存在します。

拠点が松江と熊本にある

会社概要に記載されている拠点は次のとおりです。

拠点設置時期
東京本部(新宿区)
バンコク事務所2013年4月
名古屋支店2013年10月
松江事務所2014年1月
熊本支店2023年1月

注目すべきは松江と熊本です。M&A仲介の拠点は東京・大阪・名古屋に集中しがちですが、同社は島根と熊本にも事務所を構えています。

事業承継のニーズは地方の中堅・中小企業に多く存在します。後継者不在の問題は、むしろ地方で深刻です。地方に事務所を置くということは、その地域の企業と継続的に関わる体制を持つということになります。

またバンコク事務所を2013年4月、つまりコンサルティング会社の設立より前に設置している点も特徴です。海外進出企業への対応やクロスボーダー案件の窓口として機能していると考えられます。

登録と協会加入を揃えている

会社概要には、認定経営革新等支援機関、M&A支援機関登録、一般社団法人M&A支援機関協会の正会員、そして東京税理士会・中国税理士会への所属が示されています。

M&A仲介は、譲渡側と譲受側の双方に関わる構造上、利益相反の扱いが論点になります。中小企業庁が「中小M&Aガイドライン」を整備し、支援機関の登録制度を設けているのはこうした背景によるものです。

登録制度と業界団体の両方に名を連ねていること、加えて認定経営革新等支援機関でもあることは、公的な枠組みの中で事業を行う立場を選んでいることを示します。

公開されている情報から読み取れる傾向

以下は、公開されている情報から読み取れる範囲の傾向です。組織規模が小さく口コミの母数も限られるため、公式に開示されている内容を中心に整理しています。

年収・評価制度

固定給とインセンティブで構成される設計であることが、公開されている口コミから読み取れます。M&A仲介の一般的な報酬構造と同様です。同社について公式に開示された報酬水準はありません。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

残業についての個人差が大きいという指摘が見られます。有給休暇の取得が推奨されているという記述もあります。案件の局面によって稼働が変動する構造は、仲介各社に共通します。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

事業内容としてM&A仲介・助言に加えて、デューデリジェンス・企業価値評価、事業承継コンサルティングが挙げられています。税理士法人が母体であるため、税務や会計の知見に触れやすい環境だと考えられます。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

従業員50名という規模であり、少人数の組織です。公開されている口コミでは、コンサルタントの在籍期間について言及する声も見られます。実態は選考の場で確認する必要があります。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

M&A仲介を比較するとき、「会社の出自」を確認してください。この業界には大きく2つの系譜があります。ひとつは営業会社として立ち上がった仲介。もうひとつは会計事務所や税理士法人から派生した仲介です。みつきコンサルティングは後者で、2005年設立の税理士法人が母体、2013年にコンサルティング会社が設立されています。何が違うかというと、案件の入口です。営業系の仲介は、DMや電話でオーナー企業を新規開拓します。会計事務所系は、顧問先や提携士業からの紹介が入口になりやすい。前職が法人営業なら前者、会計事務所や金融機関で顧客と長く付き合ってきたなら後者のほうが力を出しやすい。求人票の年収だけでは、この違いは見えません。会社概要の沿革を見て、母体が何かを確認するだけで判断の精度が上がります。

開示のない報酬をどう考えるか

同社は非上場のため、有価証券報告書による平均年間給与の開示はありません。採用に関する報酬水準も公式には示されていません。

参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)としていますが、これは職種全体の統計であり仲介の水準を示すものではありません。

公開されている口コミからは、固定給とインセンティブで構成される設計であることが読み取れます。M&A仲介の報酬は成約時の手数料に連動するのが業界の一般的な形であり、会社によって固定給の水準もインセンティブ率も大きく異なります。

実際の条件は、選考の過程で固定給の水準とインセンティブの計算方法を確認するほかありません。特に、成約がなかった年の年収がいくらになるかは、応募前に把握しておくべき数字です。

東京・名古屋・松江・熊本・バンコク

会社概要によると、拠点は東京本部(新宿区)、名古屋支店、松江事務所、熊本支店、バンコク事務所の5ヵ所です。

従業員50名で5拠点という構成は、各拠点が少人数で運営されていることを意味します。地方拠点で働く場合、東京本部のような分業は期待しにくく、担当範囲は広くなると考えられます。

一方で、地方に拠点があるということは、その地域に生活基盤を持ちながらM&Aの仕事ができるということでもあります。事業承継の案件は地方に多く、地元企業のオーナーと関係を築ける立場は、東京から出張で通う担当者にはない強みになります。

働き方については、公開されている口コミで残業の個人差が大きいこと、有給休暇の取得が推奨されていることが指摘されています。具体的な勤務時間や休日、リモートの可否は、選考の過程でご確認ください。

税務・会計に隣接するキャリア

同社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、税理士法人がグループ内にあります。 みつき税理士法人とみつきコンサルティング株式会社でグループが構成されています。M&Aの案件では、株式譲渡の税務、組織再編税制、相続・事業承継対策といった論点が常に絡みます。税務の専門家が同じグループにいる環境は、案件を進めるうえで実務的な意味を持ちます。

第二に、業務の幅があります。 M&A仲介・助言に加えて、デューデリジェンス・企業価値評価、事業承継コンサルティングが事業内容として挙げられています。仲介の営業だけでなく、分析や評価の側面にも関わる可能性があります。

第三に、海外拠点があります。 バンコク事務所を2013年4月に設置し、みつきアカウンティング(タイ)を傘下に持ちます。海外展開している中堅企業の案件や、クロスボーダーの相談に対応する体制です。

向いている人/向いていない人

向いている人

会計・税務の知見を活かしたい方

税理士法人が母体であり、代表者も公認会計士・税理士です。会計事務所や税理士法人での経験、あるいは金融機関で決算書を読んできた経験は、そのまま接続します。

地方でM&Aに関わりたい方

松江事務所(2014年1月設置)と熊本支店(2023年1月設置)があります。地方に拠点を持つM&A仲介は多くないため、地元で事業承継に関わりたい方には選択肢になります。

幅広い業務に関わりたい方

従業員50名という規模であり、仲介の営業だけでなくデューデリジェンスや企業価値評価にも関わる可能性があります。分業されていない環境を望む方に向きます。

向いていない人

大規模組織の分業を求める方

従業員50名で5拠点という構成です。工程ごとに専門チームが分かれた体制ではなく、一人の担当範囲が広くなります。

大型案件を主戦場にしたい方

中堅・中小企業の会社売却、事業譲渡、事業承継を支援する体制です。上場企業のTOBやカーブアウトを継続的に扱いたい場合は、FASや投資銀行のほうが接続します。

エージェントベストの見解

地方拠点のあるM&A仲介を検討している方に、確認してほしいことがあります。「その拠点に何人いるか」です。みつきコンサルティングは従業員50名で東京・名古屋・松江・熊本・バンコクの5拠点を運営しています。単純に割れば1拠点あたり10名前後、東京本部に多くが所属していると考えれば地方拠点はさらに少数です。少人数の拠点で働くということは、案件の全工程を自分で担うということです。上司が隣にいて教えてくれる環境ではないかもしれません。良い面としては、地域の経営者と直接、長く関係を築けること。厳しい面としては、行き詰まったときに相談できる相手が近くにいるとは限らないこと。面接では、配属予定の拠点の人数と、案件で困ったときの相談体制を必ず聞いてください。ここが曖昧な会社で、地方拠点勤務を選ぶのは危険です。

応募前に確認すべきこと

採用の状況を確認する

同社は採用情報をHRMOSのページで公開しています。ただし公開時点によっては、募集中の求人がない場合があります。

M&A仲介は通年で大量採用を行う会社もあれば、必要に応じて募集する会社もあります。従業員50名という規模を踏まえると、後者に近い運用だと考えられます。

選考プロセスの具体的なステップは公開されていないため、応募時の案内をご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜM&A仲介か」と「なぜみつきコンサルティングか」の2段で組み立てます。

前者では、仲介という業態の理解が問われます。譲渡側と譲受側の双方に関わる仲介と、片側につくFAでは、利益相反の扱いが構造的に異なります。同社が認定経営革新等支援機関であり、M&A支援機関登録を受け、一般社団法人M&A支援機関協会の正会員である点に触れられると、業界の枠組みへの理解が伝わります。

後者について、この会社は差別化の材料が明確です。2005年設立の税理士法人を母体とすること。東京・名古屋・松江・熊本・バンコクの5拠点を持つこと。M&A仲介だけでなくデューデリジェンス・企業価値評価、事業承継コンサルティングも手掛けること。いずれも公式に確認できます。

特に地方拠点や税務との連携をどう評価しているかは、自分の志向を示す材料になります。

職務経歴書で見られるポイント

会計・税務の実務経験がある方は、担当した領域を明示します。法人税、相続税、組織再編税制、決算業務といった具体の粒度まで書くと、どこに接続するかが読み手に伝わります。

金融機関出身の方は、融資や事業承継の相談を通じてオーナー経営者と関係を築いた経験が接続します。決算書を読み込んで与信判断をしてきた経験も、企業価値評価の土台になります。

営業経験がある方は、新規開拓の実績と、経営者や決裁者と直接やり取りした経験を具体的に書きます。

地方勤務を希望する場合は、その地域との縁や、地域の企業に関わってきた経験を明示すると説得力が出ます。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

みつきコンサルティングは、2013年8月設立、資本金1億円、従業員計50名(2025年12月1日現在)のM&A仲介会社です。母体は2005年設立のみつき税理士法人で、グループにはみつきアカウンティング(タイ)も含まれます。拠点は東京本部(新宿区)、名古屋支店(2013年10月)、松江事務所(2014年1月)、熊本支店(2023年1月)、バンコク事務所(2013年4月)の5ヵ所です。事業内容はM&A仲介・助言、デューデリジェンス・企業価値評価、事業承継コンサルティングで、認定経営革新等支援機関、M&A支援機関登録、一般社団法人M&A支援機関協会の正会員という位置づけです。応募にあたっては、配属予定の拠点の人数と相談体制を確認しておくことが要点になります。

よくある質問

Q. みつきコンサルティングの年収はどのくらいですか。

A. 非上場のため有価証券報告書による平均年間給与の開示はなく、採用に関する報酬水準も公式には示されていません。公開されている口コミからは、固定給とインセンティブで構成される設計であることが読み取れます。M&A仲介の報酬は成約時の手数料に連動するのが業界の一般的な形ですが、会社によって固定給の水準もインセンティブ率も大きく異なります。参考として厚生労働省のjob tagは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円としていますが、これは職種全体の統計です。実際の条件は選考の過程でご確認ください。

Q. 地方の拠点でも働けますか。

A. 会社概要によると、東京本部(新宿区)のほか、名古屋支店(2013年10月設置)、松江事務所(2014年1月設置)、熊本支店(2023年1月設置)、バンコク事務所(2013年4月設置)があります。従業員は計50名(2025年12月1日現在)であるため、各拠点は少人数で運営されていると考えられます。地方拠点での勤務が可能かどうか、また配属予定の拠点の人数や相談体制については、選考の過程でご確認ください。

Q. 他のM&A仲介と何が違いますか。

A. 公式に確認できる違いは主に3点です。ひとつは母体で、2005年設立のみつき税理士法人がグループの起点になっています。代表者も公認会計士・税理士です。ふたつめは拠点で、東京・名古屋に加えて松江・熊本という地方拠点、さらにバンコク事務所を持ちます。みっつめは業務の幅で、M&A仲介・助言に加えてデューデリジェンス・企業価値評価、事業承継コンサルティングが事業内容として挙げられています。加えて、認定経営革新等支援機関、M&A支援機関登録、一般社団法人M&A支援機関協会の正会員という位置づけも示されています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/4 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)