日本コカ・コーラの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

日本コカ・コーラ 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/8

「コカ・コーラで働く」と言っても、日本には性格の違う法人が並んでいます。日本コカ・コーラ株式会社は公式の会社概要によれば従業員418人で、事業内容は清涼飲料(原液)の製造販売です。一方、製品を製造して売る側のコカ・コーラ ボトラーズジャパングループは連結従業員12,667人。この記事では、その分かれ方と、応募前に確認すべきことを整理します。

従業員418人、事業内容は「原液の製造販売」

まず公式の会社概要です。

項目内容
会社名日本コカ・コーラ株式会社(Coca-Cola (Japan) Company, Limited)
上場区分非上場
設立1957年6月25日に日本飲料工業株式会社として創設、1958年3月15日に社名変更
資本金36億円
株主ザ コカ・コーラ エクスポート コーポレーション(全額出資/ザ コカ・コーラ カンパニーの子会社)
従業員数418人(2026年4月現在)
本社所在地東京都渋谷区渋谷4丁目6番3号
事業内容清涼飲料(原液)の製造販売

418人という数字は、飲料の大手企業として想像する規模より小さいはずです。理由は事業内容にあります。この会社が扱うのは原液で、それを使って製品を製造し、自動販売機や小売店へ届けるのは別の会社です。

つまりブランドを預かり、商品企画やマーケティング、原液の供給を担う会社、という位置づけになります。工場のライン、営業車、自動販売機のオペレーションは、この418人の外側にあります。

製造と販売を担うボトラーは連結12,667人

製品を作って売る側の規模は、上場しているボトラーの有価証券報告書で確認できます。コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社は東証プライム市場に上場しており、第68期(2025年12月期)の有価証券報告書に会社別の従業員数が載っています。

会社名従業員数臨時雇用者(年間平均、外数)
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社7,387人1,216人
コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディング株式会社3,978人1,137人
ネオアーク株式会社821人22人
FVジャパン株式会社336人94人
その他(持株会社ほか)145人86人
合計12,667人2,555人

2025年12月31日現在です。持株会社であるコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス自体の従業員は15人と記載されています。

業績も見ておきます。

回次決算年月売上収益税引前利益親会社の所有者に帰属する当期利益
第64期2021年12月785,837百万円△21,683百万円△2,503百万円
第65期2022年12月807,430百万円△12,491百万円△8,070百万円
第66期2023年12月868,581百万円3,224百万円1,871百万円
第67期2024年12月892,681百万円12,896百万円7,309百万円
第68期2025年12月893,805百万円△72,718百万円△50,763百万円

第68期は売上収益893,805百万円に対し、親会社の所有者に帰属する当期損失が50,763百万円です。有価証券報告書には、減損損失90,497百万円、希望退職プログラム実施にともなう特別退職加算金3,433百万円、抜本的な変革の実行に係る事業構造改善費用3,634百万円などが含まれると記載されています。

セグメント別では、ベンディング事業の売上収益399,880百万円(前期比2.7%減)・セグメント利益11,266百万円(同117.1%増)、OTC事業の売上収益417,949百万円(同1.7%増)・セグメント利益46,975百万円(同5.3%減)、フードサービス事業の売上収益45,323百万円(同8.3%増)・セグメント利益8,775百万円(同27.5%増)です。

エージェントベストの見解

飲料メーカー志望の方から「コカ・コーラを受けたい」と言われたとき、最初に確認するのは応募先の法人です。日本コカ・コーラ株式会社は従業員418人で、事業内容は清涼飲料(原液)の製造販売。ブランドと商品企画、原液の供給を担う会社です。一方、製品を製造して自動販売機や店頭に届けるのはコカ・コーラ ボトラーズジャパングループで、連結従業員12,667人。事業会社のコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社だけで7,387人、自動販売機を担うベンディング会社が3,978人です。同じブランドの下にありながら、418人と12,667人。日々の仕事も、評価される成果も、まったく違います。マーケティングや商品開発を志望するのか、製造・物流・営業の現場を志望するのかで、そもそも受ける会社が変わる。求人サイトで「コカ・コーラ」と検索して出てきた会社名を、まず正確に確認してください。

開示された情報から読み取れること

以下は、公式の会社概要とボトラーの有価証券報告書から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された情報をもとにしています。

年収・評価制度

日本コカ・コーラ株式会社の平均年間給与は公開されていません。非上場で自社の有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも給与の記載がないためです。

なお、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスは上場していますが、有価証券報告書の「提出会社の状況」には、純粋持株会社であるため記載を省略していると書かれており、こちらも平均年間給与は開示されていません。

グループ全体を通じて、平均年収を一次情報で確認することはできない状態です。待遇は選考の過程でご確認ください。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

日本コカ・コーラ株式会社について、残業時間や育児休業取得率は公開されていません。

ボトラー側については、有価証券報告書に労働組合の状況が記載されています。コカ・コーラ ボトラーズジャパングループEast労働組合、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループウエスト労働組合のほか、一部の連結子会社に労働組合が組織されており、2025年12月31日現在の組合員の総員は10,735人とされています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

日本コカ・コーラ株式会社の事業内容は清涼飲料(原液)の製造販売です。従業員418人という規模から、1人あたりが担う範囲は広いと考えられますが、職種別の人員配置は公開されていません。

株主はザ コカ・コーラ エクスポート コーポレーションで、ザ コカ・コーラ カンパニーの子会社と記載されています。グローバル本社を持つ外資系企業の日本法人という構成です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

設立は1957年6月25日で、日本飲料工業株式会社として創設され、1958年3月15日に社名変更したと記載されています。日本での事業は70年近い歴史があります。

本社は東京都渋谷区渋谷4丁目6番3号です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ボトラーは構造改革の途中にある

応募先を考えるうえで、ボトラー側が置かれている局面も見ておいてください。

第68期の親会社の所有者に帰属する当期損失50,763百万円は、前期の利益7,309百万円から58,072百万円の減少です。有価証券報告書は、営業利益が前期と比べ減少したことなどによると説明しています。その中身として、減損損失90,497百万円、希望退職プログラム実施にともなう特別退職加算金3,433百万円、抜本的な変革の実行に係る事業構造改善費用3,634百万円が挙げられています。

一方で、事業ごとの損益は一様ではありません。ベンディング事業は売上収益が2.7%減ったにもかかわらず、セグメント利益が11,266百万円と117.1%増えています。フードサービス事業も売上収益8.3%増・セグメント利益27.5%増です。逆にOTC事業は売上収益が1.7%増えたのに対し、セグメント利益は5.3%減っています。

親会社所有者帰属持分比率は54.4%、総資産額は698,486百万円です。

この構造改革はボトラー側の話であり、日本コカ・コーラ株式会社の状況を示すものではありません。ただし同じブランドの供給網でつながっているため、事業環境を理解するうえでは押さえておく価値があります。

向いている人/向いていない人

向いている人

ブランドと商品企画の側に関わりたい方

事業内容は清涼飲料(原液)の製造販売です。製品を作って届ける機能はボトラー側にあり、この会社はブランドと原液を担います。

少人数の組織で広い範囲を担いたい方

従業員は418人(2026年4月現在)です。大規模な組織に細かく職務が分かれている構成とは異なります。

グローバル本社を持つ環境で働きたい方

株主はザ コカ・コーラ エクスポート コーポレーションで、ザ コカ・コーラ カンパニーの子会社と記載されています。

向いていない人

製造・物流・自動販売機の現場に関わりたい方

それらの機能はコカ・コーラ ボトラーズジャパングループ(連結従業員12,667人)が担っています。応募先が異なります。

入社前に平均年収を数字で確認したい方

日本コカ・コーラ株式会社は非上場で、平均年間給与は公開されていません。ボトラー側の持株会社も、純粋持株会社であるため従業員の状況の記載を省略しています。

エージェントベストの見解

数字が公開されていない会社を受けるときこそ、面接で聞く項目を決めてから臨んでください。この会社の場合、確認すべきは4点です。1つ目は担当領域で、ブランドマーケティング、商品開発、原液の供給に関わるサプライチェーン、コーポレート機能のどこか。従業員418人の会社なので、募集ポジションが会社全体のどの機能にあたるかは面接官も答えやすいはずです。2つ目はボトラーとの役割分担で、自分の仕事がどこまでで、どこからがボトラー側かという線引き。3つ目はグローバル本社との関係で、日本で決められる範囲がどこまでか。4つ目が処遇の設計で、等級と評価の仕組み、入社時にどの等級になるかです。公開情報が少ない会社では、この4点を押さえて帰れるかどうかで、意思決定の精度が変わります。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

日本コカ・コーラ株式会社は非上場で、株主はザ コカ・コーラ エクスポート コーポレーション(ザ コカ・コーラ カンパニーの子会社)です。資本金は36億円、従業員数は418人(2026年4月現在)、本社は東京都渋谷区渋谷4丁目6番3号です。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社は別の上場会社です。求人がどちらの法人のものかを最初に確認してください。

年収・評価制度は公開されていません。面接で確認する項目を事前に決めておくことをおすすめします。

募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜ飲料か」と「なぜ日本コカ・コーラか」の2段で組み立てます。

前者については、ブランドを育てる仕事、商品を開発する仕事、供給網を回す仕事のどこに関わりたいのかを具体化します。

後者の材料は公開情報にあります。事業内容が清涼飲料(原液)の製造販売であること。従業員が418人であること。1957年に日本飲料工業株式会社として創設され、1958年に現社名になったこと。ザ コカ・コーラ カンパニーの子会社が全額出資していること。製造・販売はコカ・コーラ ボトラーズジャパングループ(連結従業員12,667人・売上収益893,805百万円)が担っていること。

「原液の会社とボトラーが分かれている」という構造を理解していることが伝わると、下調べの深さが出ます。

職務経歴書で見られるポイント

消費財メーカーの中途採用では、担当したブランドや製品と、そこで動かした数値が読まれます。

ブランドマーケティングの経験がある方は、担当ブランドの売上規模、投下した予算と得られた効果、シェアや認知をどれだけ動かしたかを書きます。

商品開発の経験がある方は、担当したカテゴリと開発期間、上市に至った件数、消費者調査をどう設計に反映したかを書きます。

デジタル・EC領域の経験がある方は、扱ったチャネルの規模と、獲得や継続の指標をどう改善したかを書きます。

サプライチェーン・調達の経験がある方は、扱った品目と取引規模、コストや在庫をどれだけ動かしたかを書きます。原液の供給はこの会社の中核機能です。

コーポレート部門の経験がある方は、担当した機能と、少人数の組織で何を1人で回してきたかを書きます。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

日本コカ・コーラ株式会社は、ザ コカ・コーラ エクスポート コーポレーション(ザ コカ・コーラ カンパニーの子会社)が全額出資する非上場会社です。公式の会社概要によると、1957年6月25日に日本飲料工業株式会社として創設され1958年3月15日に社名変更、資本金36億円、従業員数418人(2026年4月現在)、本社は東京都渋谷区、事業内容は清涼飲料(原液)の製造販売です。製品の製造・販売を担うコカ・コーラ ボトラーズジャパングループは別法人で、有価証券報告書 第68期(2025年12月期)によれば連結従業員12,667人、売上収益893,805百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失50,763百万円。同期には減損損失90,497百万円、希望退職プログラムの特別退職加算金3,433百万円、事業構造改善費用3,634百万円が含まれると記載されています。日本コカ・コーラ株式会社の平均年間給与は公開されていません。

よくある質問

Q. 日本コカ・コーラの年収はどのくらいですか。

A. 日本コカ・コーラ株式会社は非上場で、平均年間給与は公開されていません。自社の有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも給与の記載がないためです。なおコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社は東証プライム市場に上場していますが、有価証券報告書の「提出会社の状況」には純粋持株会社であるため記載を省略していると書かれており、こちらも平均年間給与は開示されていません。等級と評価の仕組みを含め、待遇は選考の過程でご確認ください。

Q. ボトラーとは何が違うのですか。

A. 日本コカ・コーラ株式会社の事業内容は、公式の会社概要によると清涼飲料(原液)の製造販売です。従業員数は418人(2026年4月現在)。一方、製品を製造して自動販売機や小売店へ届けるのはコカ・コーラ ボトラーズジャパングループで、有価証券報告書 第68期(2025年12月期)によると連結従業員は12,667人(臨時雇用者2,555人は外数)です。内訳はコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社7,387人、コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディング株式会社3,978人などとなっています。応募先の法人によって仕事の中身が変わります。

Q. ボトラーの業績はどうなっていますか。

A. コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスの有価証券報告書 第68期(2025年12月期)によると、売上収益は893,805百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失は50,763百万円です。前期の利益7,309百万円から58,072百万円の減少で、減損損失90,497百万円、希望退職プログラム実施にともなう特別退職加算金3,433百万円、抜本的な変革の実行に係る事業構造改善費用3,634百万円などが含まれると記載されています。セグメント別ではベンディング事業のセグメント利益が11,266百万円(前期比117.1%増)、フードサービス事業が8,775百万円(同27.5%増)と伸びる一方、OTC事業は46,975百万円(同5.3%減)です。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/8 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)