Preferred Networksの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
Preferred Networksの公式の会社概要には、事業内容として「半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで計算機科学の要素技術を広く垂直統合」と書かれています。AIの会社でありながら半導体まで自社で扱う、という構成です。株主にはSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが並びます。この記事では、その事業構造と応募前の確認事項を整理します。
AI半導体から応用まで垂直統合する構成
まず公式の会社概要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社Preferred Networks(Preferred Networks, Inc.) |
| 上場区分 | 非上場 |
| 設立 | 2014年3月26日 |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル(受付3階) |
| 代表者 | 共同創業者2名(代表取締役会長・代表取締役社長) |
| 主なグループ会社 | Preferred Robotics、PFCI、Matlantis |
| 株主 | SBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所など多数 |
事業内容は4つの領域に分かれています。
- AIプロダクト・ソリューション
- 生成AI基盤モデル
- 計算基盤
- AI半導体
そして会社概要には、これらを「半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで計算機科学の要素技術を広く垂直統合」していると記載されています。
この構成は、AI企業のなかでも珍しい部類です。生成AIのモデルを作る会社、モデルを使ってアプリケーションを作る会社、計算基盤を提供する会社はそれぞれ存在しますが、AI半導体まで含めて自社で持つ会社は限られます。
設立は2014年3月26日で、10年を超える歴史があります。所在地は東京都千代田区大手町です。
なお資本金と従業員数は公式の会社概要に記載されていません。非上場のため有価証券報告書もなく、売上高や損益も公開されていません。
株主構成が示すもの
公式の会社概要には、株主としてSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが挙げられています(五十音順、多数の株主のうちの一部)。
顔ぶれを整理すると、金融、通信、自動車、電機という異なる産業の大手が並んでいることが分かります。
このうちNTT株式会社は、2025年7月1日に日本電信電話株式会社から商号変更した会社です。トヨタ自動車と日立製作所はいずれも東証プライム市場の上場企業で、有価証券報告書で事業の中身が確認できます。
株主にこうした事業会社が並ぶ意味は2つあります。1つは資金の出し手であること。もう1つは、事業上の接点を持つ可能性があることです。自動車、通信、電機はいずれもAIと計算基盤の需要が大きい産業です。
ただし、株主であることと事業上の取引があることは別の話です。公式の会社概要には取引関係の記載はありません。具体的な協業の有無は、面接で確認する必要があります。
グループ会社としてPreferred Robotics、PFCI、Matlantisが挙げられている点も押さえておきたいところです。ロボティクスと、素材シミュレーションを扱うMatlantisが別会社として立っています。事業領域が広いぶん、応募先が本体なのかグループ会社なのかで仕事が変わります。
エージェントベストの見解
AI領域を志望する方から「Preferred Networksを受けたい」と言われたとき、最初に確認するのは技術スタックのどこに入りたいかです。公式の会社概要には事業領域が4つ挙げられています。AIプロダクト・ソリューション、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体。この4つは、必要なスキルがまったく違います。AI半導体はハードウェアの設計、計算基盤は大規模なシステムの構築と運用、生成AI基盤モデルは機械学習の研究開発、AIプロダクト・ソリューションは顧客の課題を解く応用です。「AIをやりたい」という粒度で応募すると、面接の早い段階で噛み合わなくなります。しかも垂直統合を掲げている会社なので、隣の領域との接続を理解しているかも見られます。準備としてお伝えしているのは、4領域から1つを選び、その領域で自分が何を作ってきたかを具体的に話せるようにしておくことです。
開示された情報から読み取れること
以下は、公式の会社概要から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された情報をもとにしています。
年収・評価制度
Preferred Networksの平均年間給与は公開されていません。非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも給与の記載がないためです。
従業員数と資本金も公式の会社概要には記載されていません。転職サイトや企業データベースに載る数字は出典が確認できないため、本記事では扱いません。
一般に、研究開発の比重が大きいAI企業では、職種や専門性に応じて報酬に幅を持たせる設計が採られることが多い領域です。ただし同社の制度が公開されているわけではないため、水準と構成は選考の過程でご確認ください。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
ワークライフバランス
残業時間や育児休業取得率は公開されていません。
所在地は東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルです。グループ会社を含めた勤務地は募集ポジションによって異なる可能性があります。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
キャリア・成長機会
事業領域はAIプロダクト・ソリューション、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体の4つです。会社概要には、半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで計算機科学の要素技術を広く垂直統合していると記載されています。
グループ会社としてPreferred Robotics、PFCI、Matlantisが挙げられています。ロボティクスや素材シミュレーションなど、応用領域が別会社として展開されている構成です。
設立は2014年3月26日で、10年を超える歴史があります。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
社風・人間関係
代表者は共同創業者2名で、代表取締役会長と代表取締役社長を務めています。創業者が経営に残っている構成です。
株主にはSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが並びます。異なる産業の大手が出資している構成です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
垂直統合を掲げる会社で確認すべきこと
公開情報が会社概要に限られるため、面接で聞く項目を先に決めておくことをおすすめします。この会社では次の4点が要点です。
**1つ目は技術スタックのどこを担当するかです。**AIプロダクト・ソリューション、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体の4領域のうち、どこに配属されるのか。垂直統合を掲げる会社ほど、領域をまたぐ異動の可能性もあります。
**2つ目は本体かグループ会社かです。**Preferred Robotics、PFCI、Matlantisが主なグループ会社として挙げられています。雇用契約を結ぶ法人がどこかを確認してください。
**3つ目は収益の構造です。**非上場のため売上高も損益も公開されていません。事業領域ごとの収益の立ち方、つまり研究開発の受託なのか、プロダクトの販売なのか、計算基盤の利用料なのかを聞ければ、その領域の仕事の性質が見えます。
**4つ目は組織の規模です。**従業員数が公開されていないため、何人の組織に入るのかが分かりません。所属予定チームの人数と、直近の増減を確認してください。
AI半導体や計算基盤のように投資が先行する領域と、プロダクトのように収益が立ちやすい領域では、社内での位置づけが異なる可能性があります。この点も含めて確認しておくと、入社後の想定がずれにくくなります。
向いている人/向いていない人
向いている人
技術スタックの深いところに関わりたい方
事業領域にAI半導体と計算基盤が含まれます。モデルやアプリケーションだけでなく、その下の層を持つ会社です。
研究開発と事業化の両方に関心がある方
会社概要には、半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで垂直統合していると記載されています。
産業横断の顧客基盤に関心がある方
株主にはSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが並び、金融・通信・自動車・電機と産業が分かれています。
向いていない人
入社前に会社の規模や年収を数字で確認したい方
非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも資本金・従業員数・給与の記載がありません。
単一の技術領域に閉じて働きたい方
事業領域は4つにわたり、グループ会社も複数あります。領域をまたぐ関わり方が想定されます。
エージェントベストの見解
株主にSBIグループ、NTT、トヨタ自動車、日立製作所が並んでいることを「安心材料」として捉える方がいます。見方を1段階変えてください。株主であることと、事業上の取引があることは別です。公式の会社概要に取引関係の記載はありません。むしろ読み取るべきは産業の分布です。金融、通信、自動車、電機。いずれもAIと計算基盤の需要が大きい産業で、そこから出資が入っているという事実は、この会社の技術が複数産業から必要とされていることを示唆します。面接で確認したいのは、自分が担当する領域の顧客が実際にどの産業なのかという1点。垂直統合を掲げる会社では、半導体を作る仕事と、その半導体を使って顧客の課題を解く仕事が同じ社内にあります。前者は顧客が見えにくく、後者は顧客が近い。どちらを望むかで、選ぶべきポジションが変わります。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
株式会社Preferred Networksは非上場です。設立は2014年3月26日、所在地は東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルです。
資本金、従業員数、売上高、平均年間給与はいずれも公開されていません。面接で確認する項目を事前に決めておくことをおすすめします。
主なグループ会社としてPreferred Robotics、PFCI、Matlantisが挙げられています。求人がどの法人のものかを確認してください。
事業領域はAIプロダクト・ソリューション、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体の4つです。募集ポジションがどの領域かで、求められるスキルが大きく変わります。
募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜAIか」と「なぜPreferred Networksか」の2段で組み立てます。
前者については、AI半導体、計算基盤、生成AI基盤モデル、AIプロダクト・ソリューションのどこに関わりたいのかを具体化します。4領域は必要なスキルが異なるため、ここを曖昧にすると噛み合いません。
後者の材料は公式情報にあります。半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで計算機科学の要素技術を広く垂直統合していること。設立が2014年3月26日で10年を超える歴史があること。グループ会社にPreferred Robotics、PFCI、Matlantisがあること。株主にSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが並ぶこと。
「垂直統合という構成を理解したうえで、どの層に入りたいか決めている」ことが伝わると、下調べの深さが出ます。
職務経歴書で見られるポイント
AI企業の中途採用では、扱った技術領域と、そこで出した成果が読まれます。
機械学習・研究開発の経験がある方は、扱ったモデルの規模と課題設定、成果をどの指標で測ったか、論文や実装の公開があれば具体的に書きます。
計算基盤・インフラの経験がある方は、扱ったクラスタの規模、学習や推論のスループットをどう改善したかを書きます。計算基盤が事業領域の1つです。
ハードウェア・半導体の経験がある方は、担当した設計領域と、電力効率や性能をどれだけ動かしたかを書きます。AI半導体を持つ会社は限られます。
プロダクト・ソリューションの経験がある方は、担当した顧客の業種と課題、実装から運用までのどこを担ったかを書きます。
ロボティクスの経験がある方は、扱った機構と制御、実機での検証経験を書きます。グループ会社にPreferred Roboticsがあります。
いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。
まとめ
株式会社Preferred Networksは非上場のAI企業です。公式の会社概要によると、設立は2014年3月26日、所在地は東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル、代表者は共同創業者2名(代表取締役会長・代表取締役社長)です。事業内容は「半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで計算機科学の要素技術を広く垂直統合」するもので、AIプロダクト・ソリューション、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体の4領域が挙げられています。主なグループ会社はPreferred Robotics、PFCI、Matlantis。株主にはSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが並びます。一方、資本金、従業員数、売上高、平均年間給与はいずれも公式の会社概要に記載がなく、一次情報で確認できません。
よくある質問
Q. Preferred Networksの年収はどのくらいですか。
A. 平均年間給与は公開されていません。非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社概要にも給与の記載がないためです。資本金や従業員数も同様に記載がありません。転職サイトや企業データベースに載る数字は出典が確認できないため、本記事では扱っていません。一般に研究開発の比重が大きいAI企業では、職種や専門性に応じて報酬に幅を持たせる設計が採られることが多い領域ですが、同社の制度が公開されているわけではありません。水準と構成は選考の過程でご確認ください。
Q. どんな事業をしている会社ですか。
A. 公式の会社概要によると、事業内容は「半導体・計算インフラからソリューション・アプリケーションまで計算機科学の要素技術を広く垂直統合」するもので、AIプロダクト・ソリューション、生成AI基盤モデル、計算基盤、AI半導体の4領域が挙げられています。AI企業のなかでも、半導体まで含めて自社で扱う構成は限られます。主なグループ会社としてPreferred Robotics、PFCI、Matlantisが挙げられており、ロボティクスや素材シミュレーションなどの応用領域が別会社として展開されています。設立は2014年3月26日です。
Q. 株主にはどんな会社がいますか。
A. 公式の会社概要には、株主としてSBIグループ、NTT株式会社、トヨタ自動車株式会社、日立製作所などが挙げられています(多数の株主のうちの一部)。金融、通信、自動車、電機と産業が分かれている点が特徴です。ただし株主であることと事業上の取引があることは別で、公式の会社概要に取引関係の記載はありません。なおNTT株式会社は2025年7月1日に日本電信電話株式会社から商号変更した会社です。具体的な協業の有無は選考の過程でご確認ください。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/9 時点の公開情報にもとづいて作成しています。