プラスアルファ・コンサルティングの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

プラスアルファ・コンサルティング 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/12

プラスアルファ・コンサルティングは、人材データを扱うSaaSとマーケティング分析のツールを提供する東証上場企業です。第19期(2025年9月期)の連結売上高は170億8,435万円、経常利益は63億2,045万円経常利益率は37.0%、自己資本比率は79.39%に達します。これを連結469人で実現しており、SaaS企業のなかでも収益性が際立つ構造です。この記事では、有価証券報告書の数値をもとに、事業の構造・年収・選考の準備を整理します。

469人、HRに人が集中

有価証券報告書(第19期)に記載されている内容は、次のとおりです。

項目内容
会社名株式会社プラスアルファ・コンサルティング(Plus Alpha Consulting Co.,LTD.)
代表者代表取締役社長 三室 克哉
本店所在地東京都港区東新橋一丁目9番2号 汐留住友ビル25階
事業年度第19期(2024年10月1日〜2025年9月30日)
上場区分東京証券取引所(証券コード4071)
連結従業員数469人(2025年9月30日現在)
労働組合結成されていない

セグメント別の人員配置

セグメント連結提出会社
HRソリューション343人218人
マーケティングソリューション78人78人
全社(共通・管理部門)48人48人
合計469人344人

HRソリューションが約73%

343人。マーケティングソリューションの78人と比べると4倍以上です。社名には「コンサルティング」とありますが、人員の重心は人材データのSaaSにあります。

HRは子会社側にも人がいる

連結343人に対し、提出会社は218人。差の125人は子会社に配置されています。連結469人と提出会社344人の差125人は、すべてHRソリューションによるものです。

1年で40名増えた

有価証券報告書には、連結従業員数が前連結会計年度末と比べて40名増加した旨と、その理由が事業拡大に伴う採用の強化であることが記載されています。提出会社単体でも40名増加しています。

業績の推移

連結の主要な経営指標は、次のとおりです。

決算年月売上高経常利益親会社株主に帰属する当期純利益自己資本比率
2023年9月111億7,175万円36億7,877万円26億2,077万円78.59%
2024年9月139億1,448万円45億2,977万円30億9,223万円78.37%
2025年9月170億8,434万円63億2,044万円32億5,867万円79.39%

(第15期・第16期は連結財務諸表を作成していないため、記載がありません)

3期で売上が1.5倍

111億7,175万円から170億8,434万円へ。第19期は前期比22.8%の増収です。

経常利益率37.0%

63億2,044万円 ÷ 170億8,434万円。上場企業のなかでも高い水準です。経常利益の伸び率は前期比39.5%で、増収率を上回っています。

財務は極めて厚い

自己資本比率は79.39%。純資産額は148億907万円です。営業活動によるキャッシュ・フローは51億5,441万円で、前期の33億1,882万円から大きく増えました。

自己資本利益率は低下している

27.75% → 28.74% → 24.26%。純利益の伸び(前期比5.4%)が純資産の増加に追いついていないためです。経常利益が39.5%伸びたのに純利益は5.4%増という差は、確認しておきたい点です。

評判の傾向

年収・評価制度

SaaS企業として相場感のある水準という声が見られます。一方、若い組織のため等級の上限が見えにくいという指摘もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

ワークライフバランス

制度面は整備されているという評価が中心です。導入支援の時期に負荷が高まるという声もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

キャリア・成長機会

事業の拡大に伴い担当範囲が広がる点を評価する声が見られます。組織変更が多いという指摘もあります。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

社風・人間関係

数字への意識が高く、若手が多い環境という評価が中心です。※公開されている口コミの傾向をまとめたものです。

エージェントベストの見解

経常利益率37.0%という数字は、この会社の事業構造を示しています。SaaSは、一度作った製品を多数の顧客に提供するモデルで、顧客が増えても開発費は比例しません。だから利益率が高くなる。ただし、それがそのまま個人の報酬になるわけではありません。 提出会社の平均年間給与は6,985千円、平均年齢31.6歳。若い組織で、これから等級が上がっていく層が中心です。もう一つ見ておきたいのが、経常利益が前期比39.5%増なのに純利益は5.4%増にとどまっている点です。経常段階から下で何かが起きています。面接では「今期の投資方針」と「利益をどこに配分する考えか」を聞いてください。高収益企業では、その利益が採用・開発・株主のどこに向かうかで、働く側の待遇が変わります。

年収の実態

有価証券報告書に記載された提出会社の従業員の状況は、次のとおりです。

項目内容
従業員数344人
平均年齢31.6歳
平均勤続年数4.2年
平均年間給与6,985千円(賞与および基準外賃金を含む)

平均年齢31.6歳

上場企業のなかでは若い水準です。新卒から数年、あるいは20代での中途入社が中心の構成と読めます。

管理職に占める女性労働者の割合は18.5%

有価証券報告書に記載されています。

確認しておきたいこと

  1. 応募職種・等級の給与レンジ
  2. 等級が上がる標準的な期間と、上限の水準
  3. 雇用契約を結ぶ法人(提出会社か子会社か)
  4. 配属予定がHRソリューションかマーケティングソリューションか

3点目は重要です。連結469人のうち125人は子会社に所属しており、その全員がHRソリューションです。

働き方と、2つのソリューション

**HRソリューション(343人)**は、人材データを扱う領域です。顧客企業の人事部門が主な相手になります。人事制度、評価、配置といったテーマに踏み込むため、顧客の内部事情に深く入る仕事です。

**マーケティングソリューション(78人)**は、顧客の声やテキストデータの分析を扱う領域と考えられます。相手はマーケティング部門で、扱うデータの性質が異なります。

確認しておきたいのは、次の点です。

2点目はHR領域に固有の論点です。個人の評価や給与に関わるデータを扱うため、取り扱いのルールが働き方に影響します。

キャリアの積み上がり方

同社で積み上がるのは、人材データを経営判断に使う仕組みの知見です。誰がどこで成果を出し、どう配置すれば組織が動くか。この設計に関わる経験は、他のHRテック企業、事業会社の人事企画部門、人事コンサルティングファームで評価されます。

マーケティングソリューションに関われば、テキストデータの分析と顧客理解の経験が加わります。

一方、HRソリューションが人員の約73%を占める構成では、マーケティング側の枠は限られます。 どちらに関心があるかを明確にしたうえで応募する必要があります。

向いている人/向いていない人

人事の領域をデータで扱いたい人

HRソリューションに343人を配置しています。人材の可視化という領域に関心がある方に向きます。

成長局面で役割を取りにいける人

3期で売上が1.5倍になった組織です。新しいポジションが生まれる環境で動ける方に合います。

若い組織で早く任されたい人

提出会社の平均年齢は31.6歳です。年次に関係なく機会を取りにいける方に向きます。

成熟した組織を求める人

平均年齢31.6歳・平均勤続年数4.2年という構成です。長い在籍者から学びたい方には、環境が異なる可能性があります。

高収益がそのまま報酬になると考える人

経常利益率37.0%に対し、提出会社の平均年間給与は6,985千円です。事業の収益性と個人の報酬は別に見る必要があります。

エージェントベストの見解

面接の終盤で問われるのは、「人事データを扱うことの重さを理解しているか」です。この会社のHRソリューションが扱うのは、評価、給与、配置といった個人の人生に直結する情報です。可視化すれば管理が進みますが、同時に「見られている」と感じる社員も出てきます。導入した顧客企業で反発が起きることもある。ここを「データで最適化できます」とだけ語ると、現場を知らないと受け取られます。評価されるのは、データの活用と、そこで働く人の納得感を両立させる視点です。準備としては、自分が過去に評価される側・される仕組みを作る側で感じたことを整理し、「どこまで可視化すべきで、どこからは慎重であるべきか」を自分の言葉で語れるようにしておくことをおすすめします。

経常利益と純利益の差を確認する

第19期は、経常利益が前期比39.5%増の63億2,044万円だった一方、純利益は5.4%増の32億5,867万円にとどまりました。この差は押さえておきたい点です。

自己資本利益率の低下

27.75%(第17期)→28.74%(第18期)→24.26%(第19期)。純利益の伸びが純資産の増加(120億9,983万円→148億907万円)に追いついていないためです。

経常利益率は上がっている

32.9%(第17期)→32.6%(第18期)→37.0%(第19期)。本業の稼ぐ力は明確に高まっています。

この差が示すもの

経常段階から下、つまり特別損益や税金の部分で何かが起きていることになります。内訳は有価証券報告書の損益計算書で確認できます。

確認しておきたいこと

面接で財務の詳細を聞くのは適切でない場合もありますが、**「今期の投資方針」や「利益をどこに配分する考えか」**は聞いて構いません。高収益企業では、その配分が採用計画と処遇に直結します。

選考に向けた準備

選考フローについて

公開情報では、書類選考ののち複数回の面接という構成がとられているとされています。職種によっては課題やロールプレイングが含まれる場合があるとされますが、内容と回数はポジションと時期によって変動します。最新の募集要項は公式サイトでご確認ください。

志望動機の組み立て

「なぜHRテック(またはマーケティング分析)か」と「なぜこの会社か」を分けます。後者では、人員の約73%がHRソリューションという構成を踏まえた説明ができると、事業理解が伝わります。

職務経歴書で見られる点

SaaSの経験があれば、担当社数、解約率、アップセルの実績を数字で書きます。人事部門での実務経験がある方は、扱った制度と、その運用で苦労した点を具体的に書いてください。顧客側の視点を持っていることは、この会社では強みになります。

まとめ

プラスアルファ・コンサルティングについて、有価証券報告書(第19期)から確認できる点を整理します。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 平均年収はいくらですか。

A. 有価証券報告書に記載された提出会社の平均年間給与は6,985千円です。対象は344人で、平均年齢31.6歳・平均勤続年数4.2年という構成です。経常利益率37.0%という収益性と個人の報酬は直結しないため、等級ごとのレンジを面接で確認することをおすすめします。

Q. どちらの事業に関われますか。

A. 連結469人のうちHRソリューションが343人、マーケティングソリューションが78人です。人員の重心はHR側にあります。応募ポジションがどのセグメントに属するかを確認することをおすすめします。

Q. 業績は伸びていますか。

A. 売上高は3期で1.5倍、経常利益は前期比39.5%増と伸びています。一方、純利益は前期比5.4%増にとどまり、自己資本利益率は28.74%から24.26%へ低下しています。

出典

本記事は 2026/8/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

この記事のタグ

スタートアップ・ITの他の企業

スタートアップ・ITの企業一覧を見る →

監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)