テラスカイの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
株式会社テラスカイの2026年2月期は、連結従業員が1年で204名増えました。1,404名から1,608名へ、14.5%の増加です。売上高も5期で125億円から280億円へ2.2倍に伸びています。加えて同社は、東証グロース上場のBeeXを子会社に持つ構造でもあります。この記事では、有価証券報告書をもとに事業と組織の実態を整理し、選考で何を準備すべきかまで扱います。
会社概要と2つのセグメント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社テラスカイ |
| 上場区分 | 東証プライム(証券コード3915) |
| 決算期 | 2月 |
| 従業員数 | 連結1,608名/提出会社816名(2026年2月28日現在) |
| 報告セグメント | ソリューション事業/製品事業 |
連結会社の従業員数の内訳は、ソリューション事業1,408名、製品事業143名、全社(共通)57名の合計1,608名です。提出会社ではソリューション事業617名、製品事業143名、全社(共通)56名の合計816名となっています。
注記には、従業員数が最近1年間において204名増加しており、事業拡大のため人員採用を積極的に行ったためであると記されています。
ソリューションと製品という2つの収益
ソリューション事業は連結1,408名と、人員の大半を占めます。クラウドの導入支援や構築を担う領域です。人が動くことで売上が立つ構造になります。
製品事業は143名。自社で開発した製品を提供する領域です。連結と提出会社で人数が同じ143名ですので、製品開発は本体に集約されていることが読み取れます。
この2つは事業の伸び方が異なります。ソリューションは人員の増加が売上に直結し、製品は人員を増やさなくても契約が積み上がれば売上が伸びます。
なおソリューション事業は連結1,408名に対し提出会社617名で、およそ800名が子会社側にいます。グループ会社が導入支援を担う構造です。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は6,603,751円、平均年齢35.3歳、平均勤続年数4年3ヶ月です(2026年2月28日現在)。従業員数と平均年齢等には、同社から他社への出向者は含まれていません。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
ワークライフバランス
システムの導入や移行を扱うため、切り替えの時期に業務が集中する可能性があるという傾向が語られます。1年で204名増えており、体制が拡大している局面です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
キャリア・成長機会
ソリューション事業と製品事業に分かれており、担当領域によって仕事の性質が変わります。連結1,608名のうち提出会社は816名で、グループ会社にも人員がいます。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
社風・人間関係
提出会社の平均年齢35.3歳、平均勤続年数4年3ヶ月です。中途入社が一定の比率を占める組織だと考えられます。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
1年で204名増という数字を、機会と読むか、リスクと読むか。両方あります。連結1,608名の会社が1年で14.5%増えるということは、7人に1人が入社1年未満という計算になります。機会の面は明らかです。組織が増えれば役割が生まれ、マネジメントの層が必要になる。早く入るほど、任される範囲は広がります。一方でリスクもあります。急に人が増える組織では、育成の体制が追いつかないことがある。とくにソリューション事業は人が動いて売上が立つ構造ですから、増えた人員をどう立ち上げるかが会社の課題になります。だから面接では「入社後の立ち上がりをどう支援しているか」を具体的に聞いてください。研修があるか、メンターがつくか、最初の案件はどう決まるか。この3つが答えられる会社は、増員に体制が追いついています。
上場子会社BeeXを持つ構造
同社は、東証グロースに上場する株式会社BeeXの発行済株式総数の62.9%を保有する主要株主です。BeeXは企業の基幹システムをクラウドへ移行する事業を主軸としており、とくにSAPシステムのクラウド移行に特化しています。
BeeXの有価証券報告書には、2019年3月に同社からAWS事業を吸収分割により事業承継し統合した経緯も記載されています。もともと関係の深い会社です。
詳細はBeeXの評判で整理しています。
この構造は、応募を検討する立場から見て2つの意味を持ちます。
**1つ目は、グループ内で領域が分かれていることです。**テラスカイ本体はSalesforceをはじめとするクラウドの導入支援、BeeXはSAPを中心とした基幹システムのクラウド移行。同じクラウド領域でも、扱う対象が異なります。
**2つ目は、親子上場の構造です。**親会社と子会社の双方が上場している状態は、資本市場から解消を求められることがあります。完全子会社化や株式の売却が起これば、グループの構成が変わり得ます。
業績は5期で2.2倍に伸びた
有価証券報告書の連結経営指標です。
| 回次 | 決算年月 | 売上高 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 第16期 | 2022年2月 | 12,578,368千円 | 661,990千円 | 306,770千円 |
| 第17期 | 2023年2月 | 15,440,782千円 | 610,157千円 | 347,423千円 |
| 第18期 | 2024年2月 | 19,137,184千円 | 655,405千円 | 300,031千円 |
| 第19期 | 2025年2月 | 24,709,987千円 | 1,603,866千円 | 1,018,427千円 |
| 第20期 | 2026年2月 | 28,056,820千円 | 1,727,301千円 | 1,572,400千円 |
売上高は5期で125億円から280億円へ2.2倍。注目したいのは利益の推移です。第16期から第18期までは経常利益が6億円台で横ばいでしたが、第19期に16億円へ跳ね、第20期は17億円です。
当期純利益も第18期の3億00百万円から第19期10億18百万円、第20期15億72百万円へと伸びました。自己資本利益率も第18期の2.9%から第20期13.3%へ改善しています。
売上を伸ばしながら利益が出にくい時期を経て、収益性が改善した構図だと読めます。
働き方とキャリア形成の特徴
同社グループでのキャリアを考えるうえで軸になるのは、クラウド領域の中でどこを担うかです。
ソリューション事業は顧客のクラウド導入を支援する仕事です。要件を聞き、設計し、構築し、定着まで支える。複数の顧客の環境に触れることになります。
製品事業は自社で製品を開発し提供する仕事です。1つのプロダクトを継続して改良していく働き方になります。連結143名と提出会社143名が同数であることから、本体に集約された機能だと読めます。
この2つは、身につくものが違います。前者は幅、後者は深さです。
もう1つの軸は、グループの広がりです。連結1,608名に対し提出会社816名。ソリューション事業では800名近くが子会社側にいます。加えて上場子会社のBeeXもあります。応募先の法人によって、扱う技術も顧客も変わる構造です。
向いている人/向いていない人
向いている人
クラウド領域を専門にしたい方
ソリューション事業と製品事業のいずれもクラウドが軸です。領域を絞って深めたい方に向きます。
拡大する組織で役割を作りたい方
連結従業員が1年で204名増えています。新しい役割が生まれやすい環境です。
導入支援と製品開発の両方に関心がある方
グループ内に2つの事業があり、性質の異なる働き方が並んでいます。
向いていない人
分業が固まった環境を求める方
1年で14.5%増という拡大速度です。組織や役割が動く可能性を織り込む必要があります。
親会社・子会社の関係を気にせず働きたい方
東証グロース上場のBeeXを62.9%保有しており、親子上場の構造にあります。
エージェントベストの見解
クラウド関連企業への転職では、応募先が「どのクラウドの、どの層を扱うか」を確認してください。同じクラウドという言葉でも、中身がまったく違います。このグループを例にすると分かりやすい。テラスカイ本体はSalesforceをはじめとする業務アプリケーション寄りの導入支援が軸とされます。一方、子会社のBeeXはSAPを中心とした基幹システムのクラウド移行、つまりインフラ寄りです。前者は業務プロセスの理解が効き、後者はサーバーやネットワークの知識が効く。求められる経験が違います。さらに同じテラスカイでも、ソリューション事業と製品事業では働き方が別です。求人票に「クラウドエンジニア」と書いてあっても、それだけでは判断できません。面接で「担当するのはどの製品・どの層か」を必ず確認してください。ここを詰めた方は、入社後のギャップが小さく済みます。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
株式会社テラスカイは東証プライム上場(証券コード3915)、決算期は2月です。有価証券報告書(第20期・2026年2月期)によると、連結売上高は28,056,820千円、経常利益1,727,301千円、親会社株主に帰属する当期純利益1,572,400千円、連結従業員1,608名、提出会社816名です。
提出会社の平均年間給与は6,603,751円、平均年齢35.3歳、平均勤続年数4年3ヶ月。連結1,608名に対し提出会社816名ですので、応募先がどの法人かを確認してください。東証グロース上場の株式会社BeeXも子会社です。
選考フローは職種によって異なり、時期によっても変動します。最新の内容は公式の採用ページでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜクラウド領域か」と「なぜテラスカイか」の2段で組み立てます。
前者については、クラウドのどの層に関わりたいのかを具体化します。業務アプリケーション、基幹システム、インフラ基盤と、層は分かれています。
後者の材料は有価証券報告書にあります。ソリューション事業と製品事業の2セグメントを持つこと。連結従業員が1年で204名増え、事業拡大のため人員採用を積極的に行ったこと。売上高が5期で125億円から280億円へ伸び、自己資本利益率が2.9%から13.3%へ改善したこと。東証グロース上場のBeeXを62.9%保有していること。
「導入支援と自社製品の両方を持つ意味」を自分の言葉で説明できると、下調べの深さが伝わります。
職務経歴書で見られるポイント
クラウド領域の中途採用では、扱った環境と担った工程が読まれます。
クラウド導入支援の経験がある方は、扱った製品と導入先の規模、担った工程(要件定義、設計、構築、定着支援)を書きます。Salesforceをはじめとする業務アプリケーションの経験があれば具体的に書きます。
システム開発の経験がある方は、案件の規模(金額、期間、要員数)と使用した技術を書きます。
プロダクト開発の経験がある方は、担当プロダクトの利用者規模と動かした指標を書きます。製品事業に関わる材料になります。
法人営業の経験がある方は、担当した業種と顧客規模、受注件数と継続率を書きます。
プロジェクトマネジメントの経験がある方は、管理した要員数と予算、トラブルへの対処を書きます。1年で204名増えている会社では、人を束ねる経験が評価されやすいと考えられます。
いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。
まとめ
株式会社テラスカイは、クラウドのソリューション事業と製品事業を展開する東証プライム上場企業(証券コード3915)です。有価証券報告書(第20期・2026年2月期)によると、連結売上高は28,056,820千円で5期前の2.2倍、経常利益1,727,301千円、親会社株主に帰属する当期純利益1,572,400千円。自己資本利益率は第18期の2.9%から第20期13.3%へ改善しています。従業員数は連結1,608名(ソリューション事業1,408名、製品事業143名、全社57名)、提出会社816名。連結従業員は1年で204名増加しており、事業拡大のための積極採用が理由とされています。提出会社の平均年間給与は6,603,751円、平均年齢35.3歳、平均勤続年数4年3ヶ月です。なお東証グロース上場の株式会社BeeXの発行済株式総数の62.9%を保有しており、親子上場の構造にあります。
よくある質問
Q. テラスカイの年収はどのくらいですか。
A. 有価証券報告書(第20期・2026年2月期)によると、提出会社の平均年間給与は6,603,751円、平均年齢35.3歳、平均勤続年数4年3ヶ月、従業員数816名です。従業員数は同社から他社への出向者を除いた就業人員数であり、平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与にも出向者は含まれていません。ただしこれは提出会社の数値で、連結1,608名の平均ではありません。ソリューション事業では連結1,408名に対し提出会社617名と、およそ800名が子会社側にいます。応募先の法人によって条件が異なりますので、募集の掲載元をご確認ください。
Q. BeeXとの関係はどうなっていますか。
A. 株式会社BeeXの有価証券報告書によると、テラスカイはBeeXの発行済株式総数の62.9%(1,414,700株)を保有する主要株主です。BeeXも東証グロースに上場しており、いわゆる親子上場の構造にあります。またBeeXの沿革には、2019年3月にテラスカイからAWS事業を吸収分割により事業承継し統合した経緯が記載されています。事業領域としては、テラスカイ本体がSalesforceをはじめとする導入支援、BeeXがSAPを中心とした基幹システムのクラウド移行を担う構成です。親子上場は資本関係が変わり得るため、押さえておきたい論点です。
Q. 1年で204名増えたというのは急拡大ですか。
A. 有価証券報告書によると、連結従業員数は1,608名で、最近1年間において204名増加しています。前年の1,404名から14.5%の増加です。注記には「事業拡大のため人員採用を積極的に行ったため」と記されています。7人に1人が入社1年未満という計算になり、拡大の速度としては速い部類です。組織が増える局面では新しい役割が生まれやすい一方、育成の体制が追いつかない可能性もあります。入社後の立ち上がりをどう支援しているかは、面接で確認することをおすすめします。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。