アバントグループの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
有価証券報告書によると、株式会社アバントグループの連結従業員数は5期で1,107人から1,707人へ600人増えました。増加率54.2%です。しかも直近期の185名増について、有価証券報告書は「主に業務拡大に伴う新規採用によるもの」と明記しています。買収による連結範囲の拡大ではなく、自社で採った人数です。同じ5期で売上高は73.9%増、ROEは5期すべて18%超。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。
会社概要とディーバから持株会社アバントグループへ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アバントグループ |
| 上場区分 | 東京証券取引所プライム市場(証券コード3836) |
| 決算期 | 6月 |
| 従業員数 | 連結1,707人(外28人)/提出会社56人(2025年6月30日現在) |
| 報告セグメント | 連結決算開示事業/デジタルトランスフォーメーション推進事業/経営管理ソリューション事業 |
| グループ構成 | 当社および子会社7社(純粋持株会社) |
| 本店 | 東京都港区港南二丁目15番2号 |
有価証券報告書の沿革は、1つのパッケージソフトから始まります。
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1997年5月 | 連結会計パッケージ・ソフトウエア(商品名:DivaSystem)の開発・販売・サポートおよび連結会計業務支援を目的として、東京都大田区に株式会社ディーバ(資本金11百万円)を設立 |
| 1997年10月 | DivaSystemの販売を開始 |
| 1998年12月 | 会計制度の変更に対応し、DivaSystemにキャッシュ・フロー計算書自動作成機能を追加 |
| 2002年6月 | 連結会計業務支援の一環として連結会計実務講座を開始 |
| 2004年1月 | 連結決算業務のアウトソーシング・サービスを開始 |
| 2007年2月 | 大阪証券取引所ヘラクレスに株式を上場 |
| 2007年8月 | 管理連結機能を強化したDivaSystem Version9の販売を開始。DivaSystemご利用お客様数500社を達成 |
| 2008年10月 | DIVA CORPORATION OF AMERICAを米国カリフォルニア州に設立 |
| 2009年11月 | 株式会社インターネットディスクロージャーの全株式を取得 |
| 2010年11月 | 本社を東京都港区港南(現所在地)に移転 |
| 2012年10月 | 株式会社DHIより情報システム事業を株式会社ジール(2012年7月設立)が承継 |
| 2013年10月 | **株式会社ディーバから株式会社アバントに商号を変更し、持株会社制へ移行。**ソフトウエア事業を新設分割により設立した株式会社ディーバに承継 |
| 2017年8月 | 株式会社フィエルテを設立(同年10月にディーバのアウトソーシング関連事業を承継) |
| 2017年9月 | 東京証券取引所JASDAQ(グロース)から市場第二部へ市場変更(2018年3月に市場第一部へ指定) |
| 2018年12月 | DivaSystemご利用お客様数1,000社を達成 |
| 2022年4月 | 東京証券取引所プライム市場へ移行 |
| 2022年10月 | 株式会社アバントは株式会社アバントグループに商号変更 |
連結会計という1つの業務領域から始まり、持株会社制に移行してグループを組み立ててきたのがこの会社の歩みです。社名は「ディーバ」→「アバント」→「アバントグループ」と2度変わりました。
連結決算開示・DX推進・経営管理という3事業
有価証券報告書によると、同社グループは**「企業価値向上に役立つソフトウエア会社になる」との戦略マテリアリティ**の実現に向けて、企業価値向上を目指す顧客が財務・非財務を問わず様々な情報をもとに適時・適切な経営判断を行い、経営改革を推進するためのソフトウエア・システムの開発・販売・保守や、ソフトウエアベースのコンサルティング・BPOサービスを提供しています。
報告セグメントは3つです。
| セグメント | 内容 | 従業員数 |
|---|---|---|
| 連結決算開示事業 | 連結経営支援および連結会計向け自社パッケージソフトDivaSystemの開発と保守、これを利用した連結決算・単体決算のアウトソーシング。主に監査法人などに提供している株式会社インターネットディスクロージャーによる開示書類の情報検索サービスを含む | 598人(外15人) |
| デジタルトランスフォーメーション推進事業 | 企業を取り巻くあらゆるデータを活用するためのデータプラットフォームから、データを分析・予測・可視化するAI・BIソリューション等を、コンサルティング・システム開発を通じて提供 | 587人(外1人) |
| 経営管理ソリューション事業 | グループ経営、連結会計、事業管理を中心に、企業の「見えない価値」の可視化と最大化を目的とし、コンサルティングからシステムの企画、構築、導入、運用並びに保守までをワンストップで支援 | 466人(外11人) |
| 全社(共通) | 特定のセグメントに区分できない管理部門等 | 56人 |
3つの事業がほぼ同規模で並んでいる点が特徴です。598人、587人、466人。連結決算という祖業から出発しながら、データ活用(DX推進)と経営管理という2本を同じ大きさまで育ててきた構造と読めます。
連結売上高に占める割合が10%を超える子会社3社については、主要な損益情報等が開示されています。
| 会社 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 純資産 | 総資産 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社ジール | 10,318百万円 | 1,716百万円 | 1,728百万円 | 1,205百万円 | 1,843百万円 | 3,769百万円 |
| 株式会社アバント | 9,520百万円 | 1,772百万円 | 1,797百万円 | 1,250百万円 | 2,901百万円 | 7,785百万円 |
| 株式会社ディーバ | 8,301百万円 | 2,006百万円 | 2,015百万円 | 1,435百万円 | 2,248百万円 | 5,712百万円 |
**3社で売上28,139百万円。**連結売上高28,227,703千円のほぼ全額にあたります。営業利益率はジール16.6%、アバント18.6%、ディーバ24.2%。同じグループでも収益構造が異なります。
なお有価証券報告書には、短期業績連動報酬の算定に使用する指標の1つとして**IBTM(=税引前当期純利益+経営管理料+従業員株式報酬+信託手数料)**が定義され、ジール1,919百万円、アバント2,014百万円、ディーバ2,201百万円と開示されています。
特定子会社には、インド市場におけるソフトウエア販売の調査並びに事業開発を行うDivaCygnet Private Limited(インド・ムンバイ、INR 60,000,000、議決権80.0%)と、経営コンサルティングサービスの株式会社VISTA(東京都港区、100百万円、100.0%)が挙げられています。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書(第29期・2025年6月期)によると、提出会社の平均年間給与は9,735,544円、平均年齢45.6歳、平均勤続年数5.4年です。ただし同社は純粋持株会社であり、この数字は従業員56人の管理部門を対象としたものです。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
ワークライフバランス
有価証券報告書には、グループにおいて労働組合は結成されていないが労使関係は円満に推移している旨が記載されています。グループ全体の男性労働者の育児休業取得率は65.4%です。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
キャリア・成長機会
連結従業員数は5期で1,107人から1,707人へ増えました。直近期の185名増について、有価証券報告書は「主に業務拡大に伴う新規採用によるもの」と記載しています。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
社風・人間関係
報告セグメントは連結決算開示事業598人、デジタルトランスフォーメーション推進事業587人、経営管理ソリューション事業466人と、3事業がほぼ同規模で並んでいます。
※公開されている口コミの傾向をまとめたものです
エージェントベストの見解
この会社の「連結従業員600人増」は、他社の増員とは意味が違います。当メディアはこれまで、連結従業員が大きく増えた会社をいくつも見てきました。5期で2.6倍になった会社、1年で267名増えた会社。しかしその多くはM&Aによる連結範囲の変更が主因でした。買収した会社の人数が、そのまま連結の数字に乗るためです。この会社は違います。有価証券報告書には直近期の185名増について「主に業務拡大に伴う新規採用によるもの」と明記されています。自社で採った人数だということです。5期で1,107人→1,707人、600人増(54.2%増)。同じ期間に売上高は73.9%増、ROEは23.6%→23.8%とほぼ維持されています。人を増やしながら資本効率が落ちていない。これは採用した人が短期間で稼働している可能性を示します。応募を検討されるなら、面接で3つ聞いてください。1つ目、「中途入社が戦力になるまでの標準期間は」。54%の増員は、教える側の負荷も相応です。2つ目、「3事業のうちどこに何名採用しましたか」。598人・587人・466人という配分がどう動いているかで、会社が伸ばしたい領域が分かります。3つ目、「入社する法人はどこですか」。持株会社は56人で、実務は子会社側にあります。
持株会社56人と連結1,707人の距離
有価証券報告書の従業員の状況です(2025年6月30日現在)。
連結会社の状況
| セグメント | 従業員数 |
|---|---|
| 連結決算開示事業 | 598人(外15人) |
| デジタルトランスフォーメーション推進事業 | 587人(外1人) |
| 経営管理ソリューション事業 | 466人(外11人) |
| 全社(共通) | 56人 |
| 合計 | 1,707人(外28人) |
前連結会計年度末に比べ従業員数が185名増加していますが、有価証券報告書は「これは主に業務拡大に伴う新規採用によるものであります」と説明しています。
提出会社の状況
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 56人 |
| 平均年齢 | 45.6歳 |
| 平均勤続年数 | 5.4年 |
| 平均年間給与 | 9,735,544円 |
同社は純粋持株会社であるため、セグメント別の従業員数は記載されていません。前事業年度末に比べ19名増加しており、これは事業拡大に伴う人員増によるものとされています。
**この9,735,544円という数字を「アバントグループの年収」と読むのは適切ではありません。**56人はグループ全体を統括する管理部門であり、連結1,707人の3.3%にすぎません。実務を担う1,651人は子会社側にいます。当メディアが同じ時期に扱った持株会社でも、提出会社と事業会社で平均年間給与が約2倍違う例がありました。
同社の場合、「最大人員会社の状況」のような欄はありませんが、連結売上高の10%を超える子会社3社(ジール、アバント、ディーバ)の主要な損益情報が開示されているため、事業規模は把握できます。
男女に関する指標は、提出会社・連結子会社・グループ全体の3段階で開示されています。グループ集計まで出す会社は多くありません。
| 会社 | 管理職に占める女性労働者の割合 | 男性労働者の育児休業取得率 | 男女の賃金の差異(全労働者) |
|---|---|---|---|
| 株式会社アバントグループ(提出会社) | 10.7% | ― | 73.9% |
| 株式会社アバント | 4.9% | 71.4% | 73.5% |
| 株式会社インターネットディスクロージャー | 30.0% | ― | 86.9% |
| 株式会社ジール | 10.6% | 66.7% | 87.4% |
| 株式会社ディーバ | 5.3% | 57.1% | 73.5% |
| 当社グループ(連結) | 8.0% | 65.4% | 75.0% |
株式会社インターネットディスクロージャーの管理職女性比率30.0%が突出しています。同じグループでも会社によって組織の姿は異なります。
5期で従業員600人増・ROE23.8%
有価証券報告書の連結経営指標等の推移(第25期〜第29期)です。
| 決算期 | 売上高(千円) | 経常利益(千円) | 当期純利益(千円) | 連結従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 16,236,129 | 2,808,216 | 1,888,976 | 1,107人 |
| 2022年6月 | 18,703,387 | 2,988,973 | 2,045,033 | 1,226人 |
| 2023年6月 | 21,424,584 | 3,265,983 | 2,094,520 | 1,389人 |
| 2024年6月 | 24,419,760 | 4,121,744 | 2,850,922 | 1,522人 |
| 2025年6月 | 28,227,703 | 4,613,019 | 3,434,688 | 1,707人 |
※当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益
売上高・経常利益・当期純利益・連結従業員数のすべてが5期連続で増加しています。
- 売上高……16,236,129千円→28,227,703千円(+73.9%)
- 経常利益……2,808,216千円→4,613,019千円(1.64倍)
- 当期純利益……1,888,976千円→3,434,688千円(1.82倍)
- 連結従業員数……1,107人→1,707人(+600人)
自己資本利益率(ROE)の推移も安定しています。23.6%、21.1%、18.3%、22.3%、23.8%。5期すべて18%超です。当メディアが同じ時期に扱った情報サービス企業では、ROEが10%台前半の会社が多く、5期を通じて20%前後を保つ例は限られます。
自己資本比率は63.0%、63.8%、65.9%、60.7%、**63.9%**と、60%台前半で安定しています。
キャッシュも厚みを増しました。営業活動によるキャッシュ・フローは2,561,689千円、3,026,616千円、2,175,390千円、3,680,627千円、4,469,729千円と5期で最大。現金及び現金同等物の期末残高は7,786,223千円から15,162,045千円へ、5期で1.95倍です。総資産24,373,055千円のうち約62%が現金という構成になります。
投資活動によるキャッシュ・フローは△789,786千円、△398,957千円、△795,616千円、△630,871千円、△201,243千円と小さく、設備投資が軽い事業構造です。財務活動によるキャッシュ・フローは第28期に△1,981,911千円、第29期に△1,036,813千円。
**人を増やし、売上と利益を伸ばし、それでも現金が積み上がっている。**この形は、当メディアが扱った情報サービス企業のなかでも良好な部類にあたります。
働き方とキャリア形成の特徴
同社でのキャリアを考えるうえで軸になるのは、持株会社という構造です。
有価証券報告書によると、提出会社は56人。実務は株式会社ディーバ、株式会社ジール、株式会社アバント、株式会社フィエルテ、株式会社インターネットディスクロージャーといった子会社側にあります。応募先の法人によって、扱う領域も収益構造も変わります。
2つ目の軸は、3事業がほぼ同規模であることです。連結決算開示事業598人、デジタルトランスフォーメーション推進事業587人、経営管理ソリューション事業466人。会計・開示の領域と、データ活用の領域と、経営管理の領域。どこに配属されるかで身につく専門性が異なります。
3つ目の軸は、会計・開示という専門領域です。祖業は連結会計パッケージ「DivaSystem」で、1997年の設立以来この領域を軸にしてきました。2018年12月に利用企業数1,000社を達成しています。制度会計の知識がそのまま職能になる分野です。
4つ目の軸は、採用の勢いです。連結従業員数は5期で600人増。直近期の185名増は「主に業務拡大に伴う新規採用によるもの」と記載されています。ポジションが生まれる速度が速い環境と読めます。
5つ目の軸は、収益力です。ROEは5期すべて18%超、直近期は23.8%。子会社3社の営業利益率もジール16.6%、アバント18.6%、ディーバ24.2%と高い水準です。
6つ目の軸は、海外展開です。米国のDIVA CORPORATION OF AMERICA、インドのDivaCygnet Private Limited(特定子会社、議決権80.0%)があります。
向いている人/向いていない人
向いている人
会計・開示の専門性を武器にしたい方
連結決算開示事業に598人が所属し、DivaSystemは1997年から続く自社パッケージです。
データ活用・BIの領域に関わりたい方
デジタルトランスフォーメーション推進事業に587人が所属し、株式会社ジールが中核を担います。
採用が続く組織で機会を得たい方
連結従業員数は5期で600人増、直近期の185名増は新規採用によるものです。
向いていない人
入社する法人にこだわらずに応募したい方
持株会社は56人で、実務は7社の子会社側にあります。求人票の法人名の確認が必要です。
設備や研究開発への大規模投資に関わりたい方
投資活動によるキャッシュ・フローは直近期△201,243千円と小さく、設備投資が軽い構造です。
エージェントベストの見解
持株会社の「提出会社の平均年間給与」は、そのままでは使えません。この会社の有価証券報告書には、提出会社の平均年間給与9,735,544円、平均年齢45.6歳、従業員数56人と記載されています。額面だけを見れば非常に高い。しかし同社は純粋持株会社であり、この56人はグループ全体を統括する管理部門です。連結1,707人の3.3%にすぎません。当メディアが同じ時期に扱った持株会社では、提出会社と最大人員会社で平均年間給与が約2倍違う例もありました。ではこの会社の実態はどう読むか。「関係会社の状況」の注記にある3社の主要な損益情報が手がかりになります。株式会社ジール(売上10,318百万円・営業利益1,716百万円)、株式会社アバント(9,520百万円・1,772百万円)、株式会社ディーバ(8,301百万円・2,006百万円)。営業利益率はディーバが24.2%と最も高い。利益率の高い会社ほど、給与に回せる原資も大きくなります。面接では2つ聞いてください。1つ目、「私が入社するのはどの法人ですか」。2つ目、「グループ各社で人事制度や等級は共通ですか」。持株会社制に移行したのは2013年10月で、10年以上が経っています。制度統合がどこまで進んでいるかは、この1問で見えてきます。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
株式会社アバントグループは東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3836)。決算期は6月。有価証券報告書(第29期・2025年6月期)によると、連結従業員は1,707人(外28人)、提出会社は56人です。
報告セグメントは連結決算開示事業(598人)、デジタルトランスフォーメーション推進事業(587人)、経営管理ソリューション事業(466人)の3つ。グループは当社と子会社7社で構成されます。
応募先が持株会社なのか、ディーバ・ジール・アバント・フィエルテ・インターネットディスクロージャーといった子会社なのかは求人票で確認してください。提出会社の平均年間給与9,735,544円は持株会社56人の数字です。
志望動機で問われること
「なぜ会計・経営管理の領域か」と「なぜアバントグループか」の2段で組み立てます。
前者については、企業の数字を扱う仕事をどう捉えているかが問われます。連結決算、開示、経営管理。いずれも制度と実務の両方の理解が要る領域です。
後者の材料は有価証券報告書にあります。1997年5月に連結会計パッケージ「DivaSystem」の開発・販売を目的として株式会社ディーバとして設立されたこと。2004年に連結決算業務のアウトソーシングを開始し、ソフトウエアとサービスを組み合わせてきたこと。2013年10月に持株会社制へ移行し、2022年10月にアバントグループへ商号変更したこと。「企業価値向上に役立つソフトウエア会社になる」という戦略マテリアリティを掲げていること。連結従業員が5期で600人増えたこと。ROEが5期すべて18%超であること。
「会計の専門性とデータ活用を組み合わせる会社で、自分は何を担うのか」に考えを持って臨むと、面接での会話が具体的になります。
職務経歴書で見られるポイント
会計・データ領域の中途採用では、扱った業務と担った役割が読まれます。
連結会計・決算業務の経験がある方は、担当した会社の規模と子会社数、使用したシステム、担った工程を書きます。連結決算開示事業がこの領域です。
会計システムの導入・開発経験がある方は、扱った製品と導入先の規模、担った役割を書きます。DivaSystemは1,000社超に導入されています。
BI・データ基盤の構築経験がある方は、扱った製品とデータ量、可視化した業務、動かした指標を書きます。デジタルトランスフォーメーション推進事業に587人が所属しています。
経営管理・FP&Aの経験がある方は、担当した領域と分析の手法、経営への提言実績を書きます。経営管理ソリューション事業がこの領域です。
BPO・アウトソーシングの経験がある方は、対象業務と規模、改善した指標を書きます。株式会社フィエルテがアウトソーシング関連事業を担っています。
開示書類の作成・審査に関わった経験がある方は、担当した書類と規模を書きます。株式会社インターネットディスクロージャーが開示書類の情報検索サービスを提供しています。
いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。
まとめ
株式会社アバントグループは、1997年5月に連結会計パッケージ・ソフトウエア「DivaSystem」の開発・販売・サポートおよび連結会計業務支援を目的として、東京都大田区で株式会社ディーバ(資本金11百万円)として設立され、2013年10月に持株会社制へ移行、2022年10月に現社名へ変更した東京証券取引所プライム市場上場企業です(証券コード3836)。有価証券報告書(第29期・2025年6月期)によると、連結従業員は1,707人(外28人)、提出会社は56人(純粋持株会社)で、提出会社の平均年齢45.6歳、平均勤続年数5.4年、平均年間給与9,735,544円。報告セグメントは連結決算開示事業598人、デジタルトランスフォーメーション推進事業587人、経営管理ソリューション事業466人と、3事業がほぼ同規模で並びます。業績は売上高が5期で16,236,129千円から28,227,703千円へ73.9%増、経常利益は2,808,216千円から4,613,019千円へ1.64倍、当期純利益は1,888,976千円から3,434,688千円へ1.82倍。連結従業員数は1,107人から1,707人へ600人増え、直近期の185名増は「主に業務拡大に伴う新規採用によるもの」と有価証券報告書に明記されています。ROEは5期すべて18%超(直近期23.8%)、現金及び現金同等物は7,786,223千円から15,162,045千円へ1.95倍に増えました。連結売上高の10%を超える子会社は株式会社ジール、株式会社アバント、株式会社ディーバの3社です。
よくある質問
Q. アバントグループの年収はどのくらいですか。
A. 有価証券報告書(第29期・2025年6月期)によると、提出会社の平均年間給与は9,735,544円、平均年齢45.6歳、平均勤続年数5.4年、従業員数56人です。ただし同社は純粋持株会社であり、この56人はグループ全体を統括する管理部門にあたります。連結1,707人の3.3%にすぎませんので、この数字をグループ全体の年収と読むのは適切ではありません。子会社の平均年間給与は開示されていませんが、連結売上高の10%を超える3社については主要な損益情報が開示されており、株式会社ジール(売上高10,318百万円・営業利益1,716百万円)、株式会社アバント(9,520百万円・1,772百万円)、株式会社ディーバ(8,301百万円・2,006百万円)となっています。求人票の法人名をご確認のうえ、個別の提示額は選考の過程でご確認ください。
Q. どんな事業をしている会社ですか。
A. 有価証券報告書によると、報告セグメントは3つです。連結決算開示事業(従業員598人)は、連結経営支援および連結会計向け自社パッケージソフト「DivaSystem」の開発と保守、これを利用した連結決算・単体決算のアウトソーシング、および株式会社インターネットディスクロージャーによる開示書類の情報検索サービス。デジタルトランスフォーメーション推進事業(587人)は、データプラットフォームからAI・BIソリューション等をコンサルティング・システム開発を通じて提供。経営管理ソリューション事業(466人)は、グループ経営・連結会計・事業管理を中心に、コンサルティングからシステムの企画・構築・導入・運用・保守までをワンストップで支援します。グループは当社と子会社7社で構成され、株式会社ディーバ、株式会社ジール、株式会社アバント、株式会社フィエルテ、株式会社インターネットディスクロージャー、インドのDivaCygnet Private Limited(特定子会社)などが含まれます。
Q. 業績と財務はどうなっていますか。
A. 有価証券報告書の連結経営指標等の推移によると、売上高は2021年6月期の16,236,129千円から2025年6月期の28,227,703千円へ73.9%増。経常利益は2,808,216千円から4,613,019千円へ1.64倍、親会社株主に帰属する当期純利益は1,888,976千円から3,434,688千円へ1.82倍に増えました。売上高・経常利益・当期純利益・連結従業員数のすべてが5期連続で増加しています。自己資本利益率(ROE)は23.6%、21.1%、18.3%、22.3%、23.8%と5期すべて18%を超え、自己資本比率も63.9%と安定しています。営業活動によるキャッシュ・フローは4,469,729千円で5期最大、現金及び現金同等物の期末残高は7,786,223千円から15,162,045千円へ1.95倍に増加しました。総資産24,373,055千円のうち約62%が現金という構成です。連結従業員数は1,107人から1,707人へ600人増えています。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。