estieの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

estie 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

estieの公式の会社情報に載っている数値は、設立年(2018年12月)と資本金(1億円)の2つだけです。従業員数も売上高も公開されていません。ただし主要投資家として5社の名前が挙がっており、そこに日本政策投資銀行と東京大学エッジキャピタルパートナーズが並んでいます。この記事では、公開されている情報から読み取れることを整理します。

公式に出ているのは4項目

まず公式の会社情報です。

項目内容
会社名株式会社estie(エスティ)
上場区分非上場
設立2018年12月
資本金1億円
代表取締役平井 瑛
本社東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト 4F

主要投資家として次の5社が記載されています。

従業員数、売上高、損益、プロダクトの導入社数はいずれも公式の会社情報に記載されていません。

設立は2018年12月で、8年ほどの会社です。本社は東京ミッドタウン・イーストにあります。

資本金は1億円です。ただしこれは法人税法上の中小法人の基準にあたる水準であり、事業の規模を示す数値ではありません。同じくスタートアップのSmartHRやTBMも資本金1億円と表記しています。TBMの場合は「資本準備金含み36億2056万円」が併記されているため実際に払い込まれた資金の規模が読めますが、estieの記載は資本金の額のみです。

投資家の顔ぶれから読めること

数値が限られる会社では、投資家の構成が判断材料になります。

estieの主要投資家5社を性格ごとに分けると、次のようになります。

投資家性格
日本政策投資銀行政策金融機関
東京大学エッジキャピタルパートナーズ大学系ベンチャーキャピタル
グローバル・ブレイン独立系ベンチャーキャピタル
グロービス・キャピタル・パートナーズ独立系ベンチャーキャピタル
Vertex Growth海外系ベンチャーキャピタル

独立系のベンチャーキャピタルが2社、そこに政策金融機関、大学系、海外系が加わる構成です。

日本政策投資銀行は、財政投融資などを原資に長期資金を供給する政策金融機関です。ベンチャー投資も行っていますが、一般的なベンチャーキャピタルとは資金の性格が異なります。

東京大学エッジキャピタルパートナーズは大学発の技術やチームに投資するベンチャーキャピタルです。この投資家が入っているということは、創業の経緯や技術の由来に大学との接点がある可能性を示唆しますが、公式の会社情報に説明はありません。

Vertex Growthはシンガポールを拠点とする投資会社です。海外の投資家が入っている点は、事業の展開先や上場の選択肢に関わる可能性があります。

ただし、投資家の顔ぶれから読み取れるのは資金の出し手の性格までです。事業がいまどの局面にあるかは分かりません。会社の規模や収益の状況は、面接で確認する項目になります。

エージェントベストの見解

公開情報が設立年と資本金だけ、という会社を前にしたとき、私が見るのは投資家の構成です。この会社には日本政策投資銀行、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Vertex Growthの5社が入っています。読み方はこうです。独立系ベンチャーキャピタル2社が入っているのは通常のスタートアップの型。そこに政策金融機関と大学系、さらにシンガポールの投資会社が加わっているのが特徴で、資金の性格が分散しています。性格の異なる投資家が並ぶ会社では、成長のスピードだけでなく事業の持続性も問われる傾向があります。ただし、ここから分かるのは「誰が出資したか」までです。面接で確認すべきは、直近の資金調達がいつで、いま何に使っているか。答えられる範囲は会社によりますが、その反応そのものが情報になります。

開示された情報から読み取れること

以下は、公式の会社情報から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された情報をもとにしています。

年収・評価制度

estieの平均年間給与は公開されていません。非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社情報にも給与の記載がないためです。

従業員数、売上高、損益も公開されていません。資本金は1億円と記載されています。

一般に、成長段階のSaaS企業では基本給に加えてストックオプションを組み合わせる設計が採られることが多い領域です。ただし同社の制度が公開されているわけではないため、報酬の構成と水準は選考の過程でご確認ください。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

残業時間や育児休業取得率は公開されていません。

本社は東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト 4Fです。公式の会社情報に他の拠点の記載はありません。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

公式の会社情報には事業内容の詳細な記載がありません。同社は商業用不動産の領域でデータを扱うサービスを提供しています。

主要投資家として日本政策投資銀行、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Vertex Growthの5社が挙げられています。

設立は2018年12月で、8年ほどの会社です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

代表取締役は平井瑛氏です。従業員数と組織構成は公式の会社情報に記載されていません。

本社を東京ミッドタウン・イーストに置いており、赤坂という立地です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

商業用不動産という領域の特徴

estieが扱うのは商業用不動産の領域です。住宅とは事業の性質が大きく異なります。

一般に、商業用不動産(オフィスビル、商業施設、物流施設など)の取引は次の点で住宅と違います。

**1つ目は取引の単位です。**1件あたりの金額が大きく、件数は少ない。住宅のように多数の取引から相場を組み立てるのが難しい領域です。

**2つ目は情報の流通です。**賃料や成約条件が公開されにくく、業界内でも情報が偏在しやすい構造があります。

**3つ目は意思決定の主体です。**買い手や借り手が事業会社や投資家であり、判断の基準が投資利回りや事業計画に紐づきます。

この3点があるため、商業用不動産の領域ではデータを集めて整理すること自体が事業になり得ます。情報が流通していないほど、それを扱う仕組みの価値が上がるためです。

応募を検討する立場から見ると、この領域の仕事には2つの側面があります。1つはデータやプロダクトを作る技術の側面。もう1つは、不動産業界の慣行や取引の実態を理解する業務知識の側面です。

どちらの側面から関わるのかは、募集ポジションによって変わります。公式の会社情報には職種構成の記載がないため、確認事項になります。

向いている人/向いていない人

向いている人

不動産とデータの両方に関心がある方

商業用不動産の領域は情報が流通しにくく、データを扱う仕組みに価値が生まれやすい構造があります。

設立から年数の浅い組織で働きたい方

設立は2018年12月で、8年ほどの会社です。

多様な投資家が入る会社に関心がある方

主要投資家は日本政策投資銀行、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Vertex Growthの5社です。

向いていない人

入社前に会社の規模や年収を数字で確認したい方

非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社情報にも従業員数・売上高・給与の記載がありません。

組織や制度が固まった環境を求める方

設立から10年に満たない会社です。制度や体制が変わる可能性を織り込む必要があります。

エージェントベストの見解

不動産テックを志望する方に整理していただきたいのが、住宅と商業用不動産の違いです。この会社が扱うのは後者。オフィスビルや物流施設のような、事業のために使われる不動産です。ここが分かっていないと面接で噛み合いません。住宅は取引件数が多く、買い手は個人。商業用不動産は1件の金額が大きく件数が少なく、相手は事業会社や投資家です。判断の基準も「住みたいか」ではなく「投資として成り立つか」。だから必要なデータが違います。賃料の相場、空室率、契約の条件、周辺の開発計画。しかもこれらは公開されにくい情報です。志望する方には、「不動産をDXしたい」で止めず、商業用不動産のどの情報がなぜ手に入りにくいのかまで踏み込んで話すことをおすすめしています。この一段の具体性があるだけで、業界理解の深さが伝わります。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

株式会社estie(エスティ)は非上場です。設立は2018年12月、資本金は1億円、代表取締役は平井瑛氏、本社は東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト 4Fです。

主要投資家は日本政策投資銀行、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Vertex Growthの5社です。

従業員数、売上高、損益、平均年間給与はいずれも公開されていません。面接で確認する項目を事前に決めておくことをおすすめします。とくに組織の規模、所属予定チームの人数、直近の資金調達の時期は押さえておきたい項目です。

募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜ不動産テックか」と「なぜestieか」の2段で組み立てます。

前者については、商業用不動産のどの工程に関わりたいのかを具体化します。物件情報の収集、相場の分析、取引の支援、資産の運用など、工程は分かれています。

後者の材料は公式情報にあります。設立が2018年12月であること。本社を東京ミッドタウン・イーストに置いていること。主要投資家に日本政策投資銀行と東京大学エッジキャピタルパートナーズという、一般的なベンチャーキャピタルとは性格の異なる投資家が入っていること。海外系のVertex Growthも加わっていること。

「商業用不動産は情報が流通しにくい領域である」という点を自分の言葉で説明できると、下調べの深さが伝わります。

職務経歴書で見られるポイント

不動産テック企業の中途採用では、担当した領域と、そこで動かした数値が読まれます。

不動産業界での実務経験がある方は、担当したアセットタイプと取引の規模、どの工程を担ったかを書きます。商業用不動産の経験があれば具体的に書きます。

プロダクトマネジメントの経験がある方は、担当したプロダクトの利用者規模と、どの指標をどれだけ動かしたかを書きます。

エンジニアリングの経験がある方は、扱ったシステムの規模と、データの収集・整備に関わった経験があれば具体的に書きます。

データ分析の経験がある方は、扱ったデータの種類と規模、分析結果が何の意思決定に使われたかを書きます。情報が偏在する領域ではデータの整備そのものが価値になります。

法人営業の経験がある方は、担当した業種と顧客規模、受注件数と継続率を書きます。

カスタマーサクセスの経験がある方は、担当した契約数と更新率、導入から定着までをどう支えたかを書きます。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

株式会社estie(エスティ)は非上場の不動産テック企業です。公式の会社情報によると、設立は2018年12月、資本金は1億円、代表取締役は平井瑛氏、本社は東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト 4Fです。主要投資家として日本政策投資銀行、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Vertex Growthの5社が記載されており、独立系ベンチャーキャピタルに加えて政策金融機関、大学系、海外系が並ぶ構成です。一方、従業員数、売上高、損益、平均年間給与はいずれも公開されていません。資本金1億円は法人税法上の中小法人の基準にあたる水準で、事業規模を示す数値ではない点に注意が必要です。

よくある質問

Q. estieの年収はどのくらいですか。

A. 平均年間給与は公開されていません。非上場で有価証券報告書がなく、公式の会社情報にも給与の記載がないためです。従業員数、売上高、損益も同様に公開されていません。公式の会社情報に載っているのは会社名、設立(2018年12月)、資本金(1億円)、代表取締役、本社所在地、主要投資家5社です。転職サイトや企業データベースに載る数字は出典が確認できないため、本記事では扱っていません。一般に成長段階のSaaS企業では基本給に加えてストックオプションを組み合わせる設計が採られることが多い領域ですが、同社の制度が公開されているわけではありません。報酬の構成は選考の過程でご確認ください。

Q. 資本金1億円は規模が小さいということですか。

A. そうとは限りません。会社法では、払込金額のうち資本金に組み入れる額を会社が決め、残りは資本準備金に振り分けられます。また資本金1億円以下の会社は法人税法上の中小法人として扱われ、税率や欠損金の繰越控除の扱いが変わります。同じくスタートアップのSmartHRやTBMも資本金1億円と表記しており、TBMの場合は「資本準備金含み36億2056万円」が併記されています。estieの公式の会社情報には資本金の額のみが記載されているため、これまでに払い込まれた資金の総額は読み取れません。事業の規模は選考の過程でご確認ください。

Q. どんな投資家が入っていますか。

A. 公式の会社情報には主要投資家として日本政策投資銀行、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Vertex Growthの5社が記載されています。独立系ベンチャーキャピタルが2社(グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ)、政策金融機関が1社(日本政策投資銀行)、大学系が1社(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)、海外系が1社(Vertex Growth)という構成で、資金の性格が分散しています。ただし各社の出資比率や直近の資金調達の時期は公開されていないため、詳細は選考の過程でご確認ください。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)