フューチャーの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
フューチャー株式会社の有価証券報告書には、提出会社の平均年間給与7,945,188円という数字の下に、もう1つの表があります。「(参考情報)主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社の状況」。従業員1,445名、平均年間給与8,431,802円。実際にITコンサルティングを担う会社の水準が読める構成です。この記事では、一次情報をもとに事業と組織の実態を整理します。
会社概要と2つのセグメント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | フューチャー株式会社 |
| 上場区分 | 東証プライム(証券コード4722) |
| 決算期 | 12月 |
| 従業員数 | 連結3,624名(外218名)/提出会社377名(外81名)(2025年12月31日現在) |
| 報告セグメント | ITコンサルティング&サービス事業/ビジネスイノベーション事業 |
連結会社の従業員数の内訳は次のとおりです。
| セグメント | 従業員数 |
|---|---|
| ITコンサルティング&サービス事業 | 3,135名(外145名) |
| ビジネスイノベーション事業 | 311名(外41名) |
| 全社(共通) | 178名(外31名) |
| 合計 | 3,624名(外218名) |
従業員数は同社グループから同社グループ以外への出向者、契約社員および派遣スタッフ等を除いた就業員数で、臨時従業員数は年間の平均人員を外数で表示しています。
ITコンサルティング&サービス事業が3,135名と、連結の86%を占めます。事業の中心はここです。
評判の傾向
以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。
年収・評価制度
有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は7,945,188円、平均年齢36.5歳、平均勤続年数6.0年です。参考情報として開示されている主要子会社フューチャーアーキテクト株式会社は、1,445名、平均年齢33.8歳、平均勤続年数6.2年、平均年間給与8,431,802円です。
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ワークライフバランス
ITコンサルティングの領域では、プロジェクトの山場に稼働が集中する傾向があるとされます。同社の勤務制度の詳細は有価証券報告書に記載がありません。
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キャリア・成長機会
連結3,624名のうちITコンサルティング&サービス事業が3,135名を占めます。ビジネスイノベーション事業も311名あり、領域が分かれています。
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社風・人間関係
主要子会社の平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は6.2年です。若い年齢構成でありながら勤続年数が6年を超える点は、定着しやすい環境である可能性を示唆します。
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エージェントベストの見解
この会社の有価証券報告書で最も価値があるのは、提出会社の表の直後にある「(参考情報)主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社の状況」です。従業員1,445名、平均年齢33.8歳、平均勤続年数6.2年、平均年間給与8,431,802円。応募者が知りたいのは、まさにこの数字です。提出会社377名の7,945,188円ではありません。しかも興味深いのは、子会社のほうが高いという点です。差は約49万円。持株会社に近い立場の会社より、実務を担う会社のほうが年収が高い。これはコンサルティングという事業の性質を反映していると読めます。顧客に価値を届ける人に報酬が向かう設計です。参考情報という名前がついていますが、応募者にとってはこちらが本情報です。有価証券報告書を開いたら、提出会社の表で読むのをやめないでください。
主要子会社の年収まで読める構成
有価証券報告書の従業員の状況(2025年12月31日現在)です。
提出会社の状況は次のとおりです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 377名(外、臨時従業員81名) |
| 平均年齢 | 36.5歳 |
| 平均勤続年数 | 6.0年 |
| 平均年間給与 | 7,945,188円 |
そして参考情報として、主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社の状況が並びます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数 | 1,445名(外、臨時従業員18名) |
| 平均年齢 | 33.8歳 |
| 平均勤続年数 | 6.2年 |
| 平均年間給与 | 8,431,802円 |
連結3,624名のうち、フューチャーアーキテクトが1,445名。提出会社377名と合わせても1,822名ですので、残りの1,800名ほどが他のグループ会社に所属していることになります。
主要子会社の平均年齢33.8歳で平均年間給与843万円という組み合わせは、ITコンサルティングの領域としては高い水準にあたります。同時に平均勤続年数6.2年という数字も、若い年齢構成でありながら定着している状態を示します。
業績は5期連続で伸びている
有価証券報告書の連結経営指標です。
| 回次 | 決算年月 | 売上高 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 第33期 | 2021年12月 | 48,698百万円 | 9,289百万円 | 6,369百万円 |
| 第34期 | 2022年12月 | 53,738百万円 | 12,571百万円 | 9,239百万円 |
| 第35期 | 2023年12月 | 59,324百万円 | 14,087百万円 | 9,221百万円 |
| 第36期 | 2024年12月 | 69,878百万円 | 14,951百万円 | 10,322百万円 |
| 第37期 | 2025年12月 | 75,993百万円 | 16,672百万円 | 11,712百万円 |
売上高は5期で486億円から759億円へ1.6倍、経常利益は92億円から166億円へ1.8倍、当期純利益は63億円から117億円へ1.8倍になりました。いずれも一貫して伸びています。
第37期の経常利益率は約21.9%。システム開発とコンサルティングを主軸とする会社としては高い水準です。
一方、自己資本比率は第33期の76.7%から第36期60.3%へ低下し、第37期は64.4%です。総資産額が第35期の66,043百万円から第36期92,048百万円へ大きく増えており、この期に何らかの投資や買収があったことがうかがえます。
働き方とキャリア形成の特徴
同社グループでのキャリアを考えるうえで軸になるのは、ITコンサルティングという事業の性質です。
ITコンサルティング&サービス事業が連結3,624名のうち3,135名を占めます。顧客の経営課題をIT で解決する領域で、戦略の立案からシステムの設計・開発・運用までを扱う構成だと考えられます。
この領域で身につくのは、業務の理解と技術の両方です。要件を定義する力、アーキテクチャを設計する力、そして顧客と合意を形成する力の組み合わせが求められます。
もう1つの軸は、グループの構造です。連結3,624名に対し、提出会社377名、主要子会社のフューチャーアーキテクト1,445名。残る1,800名ほどが他のグループ会社に所属しています。応募先の法人によって、扱う顧客も技術も変わる可能性があります。
なお経常利益率が約21.9%という高い水準を保っている点は、報酬の水準とも関係します。子会社の平均年間給与843万円は、この収益性があってこそ成り立つ数字です。
向いている人/向いていない人
向いている人
業務と技術の両方に関わりたい方
ITコンサルティング&サービス事業が中心です。要件の定義から設計、実装まで扱う構成だと考えられます。
若いうちに水準の高い報酬を得たい方
主要子会社の平均年齢33.8歳に対し、平均年間給与は8,431,802円です。
長く在籍しながら専門性を積みたい方
主要子会社の平均勤続年数は6.2年です。若い年齢構成のなかでは長い部類にあたります。
向いていない人
応募先の法人を確認せずに決めたい方
連結3,624名に対し提出会社は377名です。グループ会社が多く、法人によって条件が変わります。
幅広い事業に触れたい方
ITコンサルティング&サービス事業が連結の86%を占めます。事業の重心は明確です。
エージェントベストの見解
ITコンサルティングファームを比較するとき、平均年齢と平均勤続年数の組み合わせを見てください。この会社の主要子会社は33.8歳で6.2年。この2つが同時に成り立つのは、実は珍しい構成です。若い年齢構成の会社は、たいてい勤続が短い。急拡大で新しい人が次々入るからです。逆に勤続が長い会社は、年齢構成も上がっていく。33.8歳で6.2年ということは、20代後半で入った方が辞めずに続けている状態を示します。新卒採用が機能していて、かつ定着している。ITコンサルティングという入れ替わりの多い業界では、これは特徴的です。応募を検討されるなら、この定着の理由を面接で聞いてください。報酬なのか、案件の質なのか、育成の仕組みなのか。答えの中に、その会社が何を大事にしているかが現れます。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
フューチャー株式会社は東証プライム上場(証券コード4722)、決算期は12月です。有価証券報告書(第37期・2025年12月期)によると、連結売上高は75,993百万円、経常利益16,672百万円、親会社株主に帰属する当期純利益11,712百万円、連結従業員3,624名です。
従業員の数値は2つ開示されています。提出会社377名(平均年間給与7,945,188円、平均年齢36.5歳、平均勤続年数6.0年)と、参考情報として主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社1,445名(同8,431,802円、33.8歳、6.2年)。応募先がどの法人かを確認したうえで、該当する数値を参照してください。
選考フローは職種によって異なり、時期によっても変動します。最新の内容は公式の採用サイトでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜITコンサルティングか」と「なぜフューチャーか」の2段で組み立てます。
前者については、どの工程に関わりたいのかを具体化します。構想の立案、要件の定義、アーキテクチャの設計、実装、運用と、工程は分かれています。
後者の材料は有価証券報告書にあります。ITコンサルティング&サービス事業が連結の86%を占めること。売上高が5期で486億円から759億円へ伸び、経常利益率が約21.9%と高いこと。主要子会社のフューチャーアーキテクトが平均年齢33.8歳・平均勤続年数6.2年という構成であること。ビジネスイノベーション事業も311名あること。
「なぜ高い利益率を保てているのか」に自分の見立てを持って臨むと、面接での会話が具体的になります。
職務経歴書で見られるポイント
ITコンサルティングの中途採用では、担当した案件と担った役割が読まれます。
システム開発の経験がある方は、案件の規模(金額、期間、要員数)、担当した工程、使用した技術を書きます。要件定義や設計から関わった経験があれば明記します。
アーキテクトの経験がある方は、設計したシステムの規模と、技術選定の判断根拠を書きます。この領域では判断の理由が問われます。
ITコンサルティングの経験がある方は、担当したクライアントの業種と規模、テーマ、自分の役割を書きます。経営層と直接やり取りした経験があれば具体的に書きます。
プロジェクトマネジメントの経験がある方は、管理した要員数と予算、遅延やトラブルにどう対処したかを書きます。
事業会社の情報システム部門の経験がある方は、担当したシステムの規模と、ベンダーをどう選定・管理したかを書きます。発注側の視点は、支援する側でも活きます。
いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。
まとめ
フューチャー株式会社は、ITコンサルティング&サービス事業を中心とする東証プライム上場企業(証券コード4722)です。有価証券報告書(第37期・2025年12月期)によると、連結売上高は75,993百万円で5期前の1.6倍、経常利益16,672百万円、親会社株主に帰属する当期純利益11,712百万円。経常利益率は約21.9%と高い水準です。従業員数は連結3,624名(ITコンサルティング&サービス事業3,135名、ビジネスイノベーション事業311名、全社178名)、提出会社377名。有価証券報告書には参考情報として主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社の状況も開示されており、従業員1,445名、平均年齢33.8歳、平均勤続年数6.2年、平均年間給与8,431,802円です。提出会社より子会社のほうが年収が高い構成で、応募先の法人を確認したうえで数値を参照する必要があります。
よくある質問
Q. フューチャーの年収はどのくらいですか。
A. 有価証券報告書(第37期・2025年12月期)では2つの数値が開示されています。提出会社であるフューチャー株式会社が377名で平均年間給与7,945,188円(平均年齢36.5歳、平均勤続年数6.0年)、参考情報として主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社が1,445名で8,431,802円(同33.8歳、6.2年)です。実際にITコンサルティングを担うのはフューチャーアーキテクトですので、この職種で応募する場合は後者が参考になります。提出会社より子会社のほうが約49万円高い構成です。応募先の法人をご確認ください。
Q. どんな事業をしている会社ですか。
A. 有価証券報告書によると、報告セグメントはITコンサルティング&サービス事業とビジネスイノベーション事業の2つです。連結従業員3,624名の内訳はITコンサルティング&サービス事業3,135名、ビジネスイノベーション事業311名、全社(共通)178名で、ITコンサルティングが連結の86%を占めます。顧客の経営課題をITで解決する領域が事業の中心です。第37期の連結売上高は75,993百万円、経常利益16,672百万円で、経常利益率は約21.9%と高い水準にあります。
Q. 定着率は高いのですか。
A. 有価証券報告書によると、主要子会社であるフューチャーアーキテクト株式会社の平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は6.2年です。若い年齢構成でありながら勤続年数が6年を超えるのは、ITコンサルティング業界では特徴的な組み合わせです。20代後半で入社した方が続けている状態を示唆します。ただし平均勤続年数は定着率そのものを示す指標ではなく、採用の増減によっても変動します。提出会社は平均年齢36.5歳、平均勤続年数6.0年です。定着の理由については、面接で確認することをおすすめします。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。