KPMGあずさサステナビリティの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

KPMGあずさサステナビリティ 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

KPMGあずさサステナビリティ株式会社は、サステナビリティ領域のアドバイザリーと、非財務情報の第三者保証を提供する会社です。公式サイトによると2004年設立で、2024年に設立20周年を迎えました。2023年の保証報告書の発行数は85社に達し、日本におけるサステナビリティ情報保証のトップシェアと記載されています。2026年2月20日には、有価証券報告書へのサステナビリティ情報の記載を義務づける内閣府令が公布・施行されました。**非上場のため有価証券報告書はなく、従業員数・売上・平均年収は公式に開示されていません。**この記事では、公式サイトと官公庁の公表資料から事業と市場環境を整理します。

会社概要とサステナビリティ保証

項目内容
会社名KPMGあずさサステナビリティ株式会社
設立2004年(2024年に設立20周年)
代表者代表取締役 斎藤 和彦(代表取締役として大槻櫻子氏の記載もあります)
所在地東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー(名古屋事務所も開設)
事業内容サステナビリティ領域に関するアドバイザリー業務および非財務情報の信頼性向上のための第三者保証業務
上場区分非上場(有価証券報告書の提出義務がないため、従業員数・売上高・平均年収などは公表されていません)

この記事で扱う数値は、同社の公式サイトおよび官公庁の公表資料に記載されたものです。

公表されている実績

指標数値
保証報告書の発行数85社(2023年)
市場での位置日本におけるサステナビリティ情報保証のトップシェア

同社は「2004年の設立以来、サステナビリティ領域に関するアドバイザリー業務および非財務情報の信頼性向上のための第三者保証業務を一貫して提供」していると記載しています。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

**同社は非上場のため、平均年収は公式に開示されていません。**上場企業であれば有価証券報告書に記載される「平均年間給与」「平均年齢」「平均勤続年数」に相当する情報も公表されていません。給与水準は求人票の提示レンジと面接での確認が手がかりになります。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

**働き方の制度の詳細は、公式サイトからは確認できません。**なお、第三者保証業務は監査に類する性質の仕事であり、企業の決算・開示スケジュールに連動すると考えられます。繁忙期の有無は面接で確認しておきたい項目です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

事業はアドバイザリー(マテリアリティ特定、対応方針策定、目標設定、モニタリング、ステークホルダー報告支援)と第三者保証の2つです。2026年2月20日に有価証券報告書へのサステナビリティ情報記載を義務づける内閣府令が公布・施行され、保証も適用開始の翌年から義務づけられる方針が示されています。制度化に伴い、需要の構造が変わる局面です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

**従業員数は公式に開示されていません。**設立は2004年、所在地は東京都千代田区大手町(大手町フィナンシャルシティサウスタワー)で、名古屋事務所も開設されています。KPMGジャパンのメンバーファームです。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

**「2023年の保証報告書の発行数が85社」。この数字の意味は、制度の側から見ると変わります。****2026年2月20日、金融庁が「企業内容等の開示に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令」を公布・施行しました。**内容は、平均時価総額1兆円以上の上場会社に、有価証券報告書でのサステナビリティ情報の記載を義務づけるというものです。適用のロードマップも、金融審議会のワーキング・グループ資料に示されています。

対象適用開始(基本)対象社数時価総額カバレッジ
平均時価総額3兆円以上2027年3月期68社54.1%
3兆円未満1兆円以上2028年3月期171社72.5%
1兆円未満5千億円以上2029年3月期(引き続き検討284社80.8%

**そして、保証について。**適用開始の翌年から義務付け限定的保証(合理的保証への移行の検討は行わない)、保証範囲は当初2年間はScope1・2とガバナンス及びリスク管理——という方針が示されています。**ここに、この会社の位置が見えてきます。****2023年の85社は、義務化される前の数字です。****つまり、任意で保証を受けた企業が85社あった。****制度が動くと、この数が変わります。**68社→171社→284社と対象が広がる予定です。**ただし、応募者が注意すべき点があります。****制度は確定していません。1兆円未満5千億円以上は「引き続き検討」、5千億円未満は「今後検討」とされています。「サステナビリティ保証の市場は4倍になる」と語るのは、まだ早い。**当メディアはこの数か月、政策が追い風の領域を複数読んできました。

会社政策収入への反映
Synspective宇宙戦略基金(JAXA・10年で1兆円)補助金収入3,764,376千円を明示
Terra Droneドローンが特定重要物資に指定、経産省補助金2件採択金額の記載なし
KPMGあずさサステナビリティサステナビリティ情報の開示・保証の義務化売上非公表

採択や制度化の事実と、それが収入になっているかは別です。面接では、制度を確定事項として語るのではなく、「どこまで決まっていて、どこが未定か」を正確に把握していることを示すほうが評価されます。****具体的には、次の3点を押さえてください。****1つ目、適用開始は3兆円以上が2027年3月期から。****2つ目、保証は適用開始の翌年から、限定的保証で、当初2年間の範囲はScope1・2とガバナンス及びリスク管理。****3つ目、Scope3は開示されるが当初の保証範囲には入らない。****この3点目が、実務の難所です。サプライチェーン全体の排出量(Scope3)は算定が難しく、開示はするが保証はされないという状態が生まれます。面接では3つ聞いてください。1つ目、「85社の保証を、何名の体制で行っていますか」。2つ目、「制度化に向けて、採用をどのくらい増やす計画ですか」。3つ目、「アドバイザリーと保証は、同じ人が担当できますか」

制度化のロードマップ

この会社の事業環境を理解するには、制度の中身を押さえる必要があります。

2026年2月20日の内閣府令

金融庁の公表資料によると、令和8年2月20日に「企業内容等の開示に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令」が公布・施行されました。

項目内容
対象平均時価総額1兆円以上の上場会社
義務づけ有価証券報告書でのサステナビリティ情報の記載
平均時価総額の定義5事業年度末の平均
基準SSBJ基準を告示指定
二段階開示適用開始から2年間

適用スケジュール(金融審議会WGロードマップ)

対象適用開始社数時価総額カバレッジ
3兆円以上2027年3月期68社54.1%
3兆円未満1兆円以上2028年3月期171社72.5%
1兆円未満5千億円以上2029年3月期(引き続き検討284社80.8%

保証の枠組み

項目内容
義務付けの時期適用開始の翌年から
保証の水準限定的保証(合理的保証への移行の検討は行わない)
保証範囲当初2年間はScope1・2とガバナンス及びリスク管理

Scope1は自社の直接排出、Scope2は購入した電力等による間接排出、Scope3はサプライチェーン全体の排出を指します(環境省GVCプラットフォームの定義による)。

**当初の保証範囲にScope3は含まれません。**開示はされるが保証はされない、という状態になります。

2つの事業

公式サイトによると、この会社の事業は2つに分かれます。

事業内容
アドバイザリー業務サステナビリティ課題への企業対応支援。マテリアリティ特定、対応方針策定、目標設定、モニタリング、ステークホルダー報告支援など各フェーズでの支援
第三者保証業務非財務情報の信頼性向上のための保証。2023年の保証報告書発行数85社

この2つは、性質が異なります。

**アドバイザリーは「一緒に作る」仕事。**マテリアリティ(重要課題)を特定し、目標を設定し、報告を支援する。

**保証は「検証する」仕事。**企業が作った情報が正しいかを確かめ、報告書を発行する。

監査法人グループでは、同じ企業に対して両方を提供することに制約があるのが一般的です。この点は面接で確認すべき項目になります。

拠点

拠点所在地
本社東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー
名古屋事務所開設済み

エージェントベストの見解

**「68社で時価総額の54.1%」。この数字が、この領域のキャリアを考えるうえで最も重要です。**制度のロードマップを、社数とカバレッジで並べ直します。

段階社数カバレッジ社数の増分
3兆円以上(2027年3月期)68社54.1%
3兆円未満1兆円以上(2028年3月期)171社72.5%+103社
1兆円未満5千億円以上(2029年3月期・引き続き検討)284社80.8%+113社

**時価総額で見れば、最初の68社で市場の半分を超えます。****しかし、コンサルティングや保証の需要は時価総額ではなく社数で増えます。****68社→171社→284社。****4倍を超える。****つまり、「市場の半分はすでにカバーされている」という見方と、「対象社数はこれから4倍になる」という見方の両方が成り立ちます。****どちらを語るかで、応募者の理解の深さが伝わります。****そして、もう1つ重要な事実があります。**制度は確定していません。

対象状態
3兆円以上2027年3月期から適用(決定)
3兆円未満1兆円以上2028年3月期(基本)
1兆円未満5千億円以上「引き続き検討」
5千億円未満「今後検討」

284社という数字は、まだ確定していない段階のものです。****当メディアは、この領域の記事で一貫して次の立場を取ってきました。****制度を確定事項として語る応募者は、評価が下がる。****なぜなら、この仕事は「制度を正確に読む」ことが業務そのものだからです。****保証業務は、基準に照らして情報が正しいかを確かめる仕事。****基準の適用範囲を曖昧に理解している人が、その仕事をできるとは考えにくい。****そして、この会社の強みは「20年」にあります。****2004年設立、2024年に20周年。****サステナビリティ情報の保証が義務化される前から、20年間この領域だけをやってきた。****2023年の保証報告書85社は、義務がない時期に任意で受けた企業の数です。義務化されれば、対応できる事業者が足りなくなる可能性があります。****当メディアが同じバッチで読んだNRIセキュアテクノロジーズは、情報セキュリティの専業会社として「高度情報処理技術者996名」を公表していました。****専門領域の会社は、人の数と資格で信頼を示す。****KPMGあずさサステナビリティの場合、公表されているのは「保証報告書85社」と「トップシェア」です。****従業員数は公表されていません。面接では3つ聞いてください。1つ目、「サステナビリティ保証を担当できる人材は何名いますか」。2つ目、「アドバイザリーと保証、どちらに配属されますか」。3つ目、「制度適用の第1弾(2027年3月期・68社)に向けて、いま何をしていますか」

働き方とキャリア形成の特徴

公式情報から読み取れる特徴は、次のとおりです。非上場のため制度の詳細は公表されておらず、確認できる範囲のみを記載します。

1. サステナビリティ領域の専業である

2004年設立以来、アドバイザリーと第三者保証を一貫して提供しています。

2. 保証報告書の発行実績を公表している

2023年で85社、日本におけるサステナビリティ情報保証のトップシェアと記載されています。

3. 制度化が進んでいる領域である

2026年2月20日に内閣府令が公布・施行され、適用は2027年3月期(3兆円以上・68社)から始まります。

4. 名古屋にも事務所がある

本社は東京都千代田区大手町です。

5. KPMGジャパンのメンバーファームである

グループの一員として位置づけられています。

向いている人/向いていない人

向いている可能性がある人

向いていない可能性がある人

選考に向けた準備

1. 制度の「決まっていること」と「未定のこと」を分ける

決まっていること:2026年2月20日に内閣府令が公布・施行、平均時価総額1兆円以上が対象、SSBJ基準を告示指定、3兆円以上は2027年3月期から。未定のこと:1兆円未満5千億円以上は「引き続き検討」、5千億円未満は「今後検討」。この区別ができることが、この領域での基礎体力です。

2. 保証の範囲を理解する

限定的保証(合理的保証への移行の検討は行わない)、当初2年間の範囲はScope1・2とガバナンス及びリスク管理Scope3は開示されるが当初の保証範囲には入らない——この実務の難所を押さえておきましょう。

3. 開示されていない情報は、質問リストにしておく

従業員数・売上・給与レンジは公表されていません。設立2004年、保証報告書85社(2023年)、トップシェア、名古屋事務所という公表情報から逆算した質問(人員体制、配属、採用計画)を用意しておくと、準備の深さが伝わります。

まとめ

よくある質問

Q. KPMGあずさサステナビリティの平均年収はいくらですか?

A. **同社は非上場のため有価証券報告書の提出義務がなく、平均年収は公式に開示されていません。**公式サイトには従業員数・資本金・売上高の記載もありません。給与水準は求人票の提示レンジと面接での確認が手がかりになります。

Q. どんな事業をしていますか?

A. 公式サイトによると、「2004年の設立以来、サステナビリティ領域に関するアドバイザリー業務および非財務情報の信頼性向上のための第三者保証業務を一貫して提供」しています。アドバイザリーでは、マテリアリティ特定、対応方針策定、目標設定、モニタリング、ステークホルダー報告支援など各フェーズを支援します。第三者保証では、2023年に85社の保証報告書を発行し、日本におけるサステナビリティ情報保証のトップシェアと記載されています。

Q. サステナビリティ情報の開示は義務化されるのですか?

A. 一部については義務化されています。金融庁は2026年2月20日に「企業内容等の開示に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令」を公布・施行し、平均時価総額1兆円以上の上場会社(平均時価総額は5事業年度末の平均)に有価証券報告書でのサステナビリティ情報の記載を義務づけ、SSBJ基準を告示指定しました。適用は**3兆円以上が2027年3月期(68社)、3兆円未満1兆円以上が2028年3月期(171社)**を基本とし、1兆円未満5千億円以上(284社)は2029年3月期を基本としつつ「引き続き検討」、5千億円未満は「今後検討」とされています。保証は適用開始の翌年から義務付け、限定的保証、当初2年間の保証範囲はScope1・2とガバナンス及びリスク管理です。


※本記事は、KPMGあずさサステナビリティ株式会社の公式サイト(KPMGジャパン)および金融庁の公表資料をもとに構成しています。同社は非上場であり、有価証券報告書による開示がないため、従業員数・売上高・平均年収などは扱っていません。制度に関する記述は各公表資料に記載された時点のものであり、今後変更される可能性があります。募集要項や制度は変更される場合がありますので、応募前に公式採用ページを必ずご確認ください。口コミに関する記述は、公開されている投稿の傾向を要約したものであり、個別の投稿を引用したものではありません。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)