三菱UFJインフォメーションテクノロジーの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
三菱UFJインフォメーションテクノロジーは、三菱UFJ銀行が85.5%、三菱UFJフィナンシャル・グループが14.5%を保有する非上場の会社です。公式の会社概要によると従業員数は2,416名(2026年4月1日現在)。3つのシステム会社が2009年に合併して生まれた経緯を持ちます。この記事では、その構造を公式情報から整理します。
資本金181百万円を銀行と持株会社が分け合う
まず会社の基本情報です。公式の会社概要によります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 |
| 上場区分 | 非上場 |
| 設立 | 1988年6月 |
| 所在地 | 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス |
| 資本金 | 181百万円(三菱UFJ銀行85.5%、MUFG14.5%) |
| 従業員数 | 2,416名(2026年4月1日現在) |
事業内容は、主として三菱UFJ銀行および三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関して、次の6つが挙げられています。
- システムの企画・設計・開発・販売
- システム運用および保守管理の受託
- コンピューターの導入および利用に関するコンサルティング
- 他金融機関とのシステム共同化事業および関連サービス
- システムに関する教育・研修サービスおよびシステム人材育成サービス
- 電気通信業務およびそれに附随する業務
資本構成が特徴的です。三菱UFJ銀行が85.5%、三菱UFJフィナンシャル・グループが14.5%。持株会社ではなく銀行が過半を持っています。事業内容の書き出しが「主として三菱UFJ銀行、並びに三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関して」となっているのも、この資本関係と対応しています。
資本金は181百万円です。従業員2,416名の規模に対して資本金が小さいのは、外部から資金を集める必要がないためと読めます。
所在地はJR中央線・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」北口の中野セントラルパークサウスです。
3社が合併して2009年にできた会社
公式の沿革を読むと、この会社が何の集合体かが分かります。
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 1983年8月 | 三和システム開発株式会社設立 |
| 1985年6月 | ダイヤモンドシステム開発株式会社(DSK)設立 |
| 1987年11月 | ダイヤモンド・ビジネス・エンジニアリング株式会社(DBE)設立 |
| 1988年6月 | 東銀システム開発株式会社(TSK)設立 |
| 2000年4月 | DSK、TSKが合併し、東京三菱インフォメーションテクノロジー株式会社(TMIT)を設立 |
| 2001年4月 | 東海銀行を母体とするセントラルシステムズと三和銀行システム部門が統合し、株式会社ユーフィットを設立 |
| 2002年10月 | 日立製作所の出資を受けて、株式会社UFJ日立システムズ(UHS)に社名変更 |
| 2004年4月 | 株式会社ユーフィットから分割し、UFJIS株式会社を設立 |
| 2005年10月 | 三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスが合併し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が誕生 |
| 2006年1月 | 東京三菱銀行とUFJ銀行が合併し、三菱東京UFJ銀行が誕生 |
| 2008年1月 | DBEをエム・ユー・ビジネス・エンジニアリング株式会社(MUBE)に社名変更 |
| 2008年12月 | 三菱東京UFJ銀行システム統合プロジェクト(Day2)完了 |
| 2009年7月 | TMIT、UHS、UFJISが合併し、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社(MUIT)を設立 |
| 2022年1月 | 三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社がMUBEを吸収合併 |
三菱側(ダイヤモンドシステム開発・東銀システム開発)、三和側、東海側という3つの銀行系システム会社の流れが、銀行の統合に合わせて1つになった歴史です。
2008年12月の「三菱東京UFJ銀行システム統合プロジェクト(Day2)完了」が沿革に明記されている点も見ておきたいところです。銀行の統合そのものがこの会社の仕事だった、という記録になっています。
そして2022年1月にMUBEを吸収合併し、現在の形になりました。設立年として公式が挙げているのは1988年6月で、東銀システム開発株式会社の設立年です。
開示された数値から読み取れること
以下は、公式サイトから読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、公表されている情報をもとにしています。
年収・評価制度
非上場のため、有価証券報告書による平均年間給与の開示はありません。親会社である三菱UFJ銀行および三菱UFJフィナンシャル・グループの有価証券報告書にも、同社の従業員数や給与水準の記載はありません。この記事では企業固有の年収額を書きません。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
ワークライフバランス
公式サイトには、2018年に「次世代育成支援対策推進法」に基づく「優良子育てサポート企業(プラチナくるみんマーク取得企業)」認定を取得したこと、「両立支援のひろば」に仕事と介護の両立に関する取組を登録し「トモニン」の利用要件を満たすこと、健康経営優良法人認定制度に基づき「健康経営優良企業2026」認定を取得したことが記載されています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
キャリア・成長機会
事業内容には、システムの企画・設計・開発・販売から運用・保守管理、コンサルティング、他金融機関とのシステム共同化事業、システム人材育成サービス、電気通信業務までが挙げられています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
社風・人間関係
公式サイトには労働組合に関する記載はありません。「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づき、女性の活躍推進に関する取組の実施状況等が優良な企業として2016年9月に「えるぼしマーク」認定を取得したこと、女性が管理職として活躍できる雇用環境の整備に向けた行動計画を策定していることが記載されています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
エージェントベストの見解
この会社を検討するなら、資本構成を最初に見てください。公式の会社概要には「資本金181百万円(三菱UFJ銀行85.5%、MUFG14.5%)」と記載されています。持株会社ではなく銀行が過半を持っているという点が重要です。事業内容の書き出しも「主として三菱UFJ銀行、並びに三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関して」となっています。つまりこの会社の顧客は、まず銀行です。一般的なシステムインテグレーターのように、外部の顧客を開拓して提案するという仕事の比重は小さいと考えたほうが実態に近いはずです。もっとも「他金融機関とのシステム共同化事業および関連サービス」も事業内容に挙げられていますから、グループ外に出ていく領域が無いわけではありません。応募前に確認すべきは、募集ポジションが銀行の勘定系・情報系のどちらに近いのか、そしてグループ内案件と共同化事業のどちらの比重が高いのかの2点です。
報酬について確認できること
繰り返しになりますが、非上場のため企業固有の平均年間給与は公表されていません。ここでは判断の材料になる周辺情報だけを整理します。
親会社側の数値は有価証券報告書から読めます。三菱UFJフィナンシャル・グループの有価証券報告書(2026年3月期)によると、最大人員会社である株式会社三菱UFJ銀行は従業員31,691人、平均年齢40.1歳、平均勤続年数15.8年、平均年間給与9,143千円(対前事業年度6.8%増)です。次に従業員数が多い三菱UFJ信託銀行株式会社は6,431人、43.5歳、15.1年、9,784千円(同2.9%増)と記載されています。
ただしこれらは銀行・信託銀行の数値であり、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社は別法人です。この水準がそのまま当てはまるわけではありません。
一般論として、金融機関のシステム子会社では、勘定系・情報系・チャネル系といったシステム領域と、企画・開発・運用・保守という工程で担当が分かれます。評価の見られ方も、担当する領域と工程によって変わります。
実額とレンジは選考の過程でご確認ください。
従業員2,416名という規模の意味
公式の会社概要によると、従業員数は2,416名(2026年4月1日現在)です。
比較の対象として、親会社側の人員を並べておきます。三菱UFJフィナンシャル・グループの有価証券報告書によれば、連結従業員数は161,576人、株式会社三菱UFJ銀行の単体従業員数は31,691人です。
2,416名という人数は、銀行単体の約7.6%にあたります。銀行のシステムを支える組織としては、決して小さくありません。
事業内容に「他金融機関とのシステム共同化事業および関連サービス」が挙げられている点も規模と関係します。自グループのシステムを作るだけでなく、他の金融機関へも提供する構造です。
さらに「システムに関する教育・研修サービスおよびシステム人材育成サービス」と「電気通信業務およびそれに附随する業務」も事業内容に含まれます。開発・運用だけの会社ではない、という整理になります。
沿革を踏まえると、この会社は銀行の統合という巨大なシステム案件を経験した組織です。2008年12月に三菱東京UFJ銀行システム統合プロジェクト(Day2)が完了したことが公式に記録されています。合併・統合の局面で求められるスキルが組織に蓄積されている、という見方はできます。
向いている人/向いていない人
向いている人
金融の基幹システムに関わりたい方
事業内容は、主として三菱UFJ銀行および三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関するシステムの企画・設計・開発・販売、運用・保守管理の受託です。
大規模・長期の案件に腰を据えて取り組みたい方
沿革には、2008年12月に三菱東京UFJ銀行システム統合プロジェクト(Day2)が完了したことが記載されています。
両立支援や健康経営の制度が整った環境を求める方
プラチナくるみん(2018年)、えるぼし(2016年9月)、トモニン、健康経営優良企業2026の認定が公式に記載されています。
向いていない人
新規顧客の開拓を仕事の中心にしたい方
事業内容の書き出しは「主として三菱UFJ銀行、並びに三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関して」です。
入社前に年収の相場を数値で確定させたい方
非上場のため有価証券報告書による平均年間給与の開示がありません。
エージェントベストの見解
面接の終盤で問われるのは、「システムの品質と止めないことに、どれだけ本気か」です。事業会社のプロダクト開発から移る方が特にずれやすい論点でもあります。この会社の顧客はまず銀行で、扱うのは勘定系を含む金融の基幹システムです。沿革に三菱東京UFJ銀行システム統合プロジェクト(Day2)の完了が記録として残っているとおり、失敗が許されない案件を長い期間かけて完了させる仕事が中心になります。スピードと試行回数で価値を出してきた方は、評価軸の違いを理解しておく必要があります。準備としてお伝えしているのは、自分の経験のうち「障害を防いだ話」「移行を成功させた話」を具体的に用意しておくことです。新機能をいくつ出したかより、止めなかった実績のほうが読まれます。あわせて、資本構成が三菱UFJ銀行85.5%・MUFG14.5%である点にも触れられると、会社の立ち位置を理解していると伝わります。募集の有無と職種は、公式の採用ページでご確認ください。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社は、三菱UFJ銀行が85.5%、三菱UFJフィナンシャル・グループが14.5%を保有する会社です。グループには株式会社三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行株式会社など別法人の求人もあるため、応募先の法人を確認してください。
担当領域を確認してください。システムの企画・設計・開発、運用・保守管理、コンサルティング、共同化事業、人材育成サービス、電気通信業務では、日々の仕事が違います。
非上場のため業績の開示はありません。公表されているのは公式の会社概要にある資本金・従業員数・事業内容です。
募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜ金融ITか」と「なぜ三菱UFJインフォメーションテクノロジーか」の2段で組み立てます。
前者については、勘定系、情報系、チャネル、決済、データのどこに関わりたいのかを具体化します。
後者の材料は公式情報にあります。資本構成が三菱UFJ銀行85.5%・MUFG14.5%であること。設立が1988年6月で、2009年7月にTMIT・UHS・UFJISの3社が合併して現在の社名になったこと。2022年1月にMUBEを吸収合併したこと。従業員数が2,416名(2026年4月1日現在)であること。事業内容に他金融機関とのシステム共同化事業やシステム人材育成サービス、電気通信業務が含まれること。
「3つの銀行系システム会社が銀行の統合に合わせて1つになった会社」という経緯に触れられると、下調べの深さが伝わります。
職務経歴書で見られるポイント
金融系システム会社の中途採用では、担当したシステムと、そこで担った工程が読まれます。
アプリケーション開発の経験がある方は、担当した業務領域と規模、要件定義から本番稼働までのどこを担ったかを書きます。
インフラ・基盤の経験がある方は、扱ったシステムの規模と可用性の要件、移行や更改の実績を書きます。
プロジェクトマネジメントの経験がある方は、体制人数と期間、予算規模、遅延やトラブルにどう対処したかを書きます。大規模統合の経験があれば明記します。
運用・保守の経験がある方は、対象システムの規模と、稼働率や障害対応時間の改善幅を書きます。
セキュリティ・リスク管理の経験がある方は、担当した領域と、規制対応や体制構築で担った範囲を書きます。
いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。
まとめ
三菱UFJインフォメーションテクノロジーは非上場のシステム会社で、公式の会社概要によると設立は1988年6月、所在地は東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス、資本金181百万円(三菱UFJ銀行85.5%、MUFG14.5%)、従業員数2,416名(2026年4月1日現在)です。事業内容は、主として三菱UFJ銀行および三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関するシステムの企画・設計・開発・販売、システム運用および保守管理の受託、コンサルティング、他金融機関とのシステム共同化事業および関連サービス、システムに関する教育・研修サービスおよびシステム人材育成サービス、電気通信業務およびそれに附随する業務です。沿革によれば、2009年7月にTMIT・UHS・UFJISの3社が合併して現在の社名となり、2022年1月にMUBEを吸収合併しました。2008年12月には三菱東京UFJ銀行システム統合プロジェクト(Day2)が完了しています。非上場のため平均年間給与の開示はありません。
よくある質問
Q. 三菱UFJインフォメーションテクノロジーの年収はどのくらいですか。
A. 非上場のため、有価証券報告書による平均年間給与の開示はありません。親会社である三菱UFJ銀行や三菱UFJフィナンシャル・グループの有価証券報告書にも、同社の従業員数や給与水準の記載はありません。したがって本記事では企業固有の年収額を扱っていません。参考として、三菱UFJフィナンシャル・グループの有報には最大人員会社である株式会社三菱UFJ銀行が31,691人・平均年間給与9,143千円、次に多い三菱UFJ信託銀行株式会社が6,431人・9,784千円と記載されていますが、いずれも別法人の数値です。応募ポジションの等級とレンジは、選考の過程で直接ご確認ください。
Q. 三菱UFJ銀行との関係はどうなっていますか。
A. 公式の会社概要には「資本金181百万円(三菱UFJ銀行85.5%、MUFG14.5%)」と記載されています。持株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループではなく、株式会社三菱UFJ銀行が過半を保有する構造です。事業内容も「主として三菱UFJ銀行、並びに三菱UFJフィナンシャル・グループ各社の業務等に関して」という書き出しで始まります。加えて「他金融機関とのシステム共同化事業および関連サービス」も事業内容に含まれており、グループ外の金融機関に向けた事業も持っています。
Q. どのような経緯でできた会社ですか。
A. 公式の沿革によると、1983年8月に三和システム開発株式会社、1985年6月にダイヤモンドシステム開発株式会社(DSK)、1987年11月にダイヤモンド・ビジネス・エンジニアリング株式会社(DBE)、1988年6月に東銀システム開発株式会社(TSK)が設立されました。2000年4月にDSKとTSKが合併して東京三菱インフォメーションテクノロジー株式会社(TMIT)となり、2001年4月には東海銀行を母体とするセントラルシステムズと三和銀行システム部門が統合して株式会社ユーフィットが設立、2002年10月に株式会社UFJ日立システムズ(UHS)へ社名変更、2004年4月にUFJIS株式会社が設立されています。2009年7月にTMIT、UHS、UFJISの3社が合併して三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社が設立され、2022年1月にMUBEを吸収合併しました。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/6 時点の公開情報にもとづいて作成しています。