SCREENホールディングスの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

SCREENホールディングス 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/5

SCREENホールディングスは、半導体製造装置を中核とする持株会社です。有価証券報告書には「最大人員会社の状況」という欄があり、事業会社の平均年間給与まで開示されています。中核会社であるSCREENセミコンダクターソリューションズは11,394千円。持株会社の10,802千円より高い水準です。この記事では第85期(2026年3月期)の有報をもとに、7社体制の実像を整理します。

連結売上高6,057億円、7社体制

項目内容
会社名株式会社SCREENホールディングス
上場区分東京証券取引所プライム市場(証券コード7735)
連結売上高605,748百万円(第85期)
経常利益124,323百万円
親会社株主に帰属する当期純利益92,003百万円
自己資本比率67.4%
自己資本利益率(ROE)20.3%
連結従業員数6,884名
提出会社の従業員数653名
平均年齢42.0歳
平均勤続年数13.9年
平均年間給与10,802千円(対前事業年度増減率1.7%)

数値は有価証券報告書 第85期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)によります。

事業会社の給与が持株会社より高い

有価証券報告書には「最大人員会社の状況」という欄があり、グループで従業員が最も多い会社と、その次に多い会社の数値が記載されています。

会社従業員数平均年齢平均勤続年数平均年間給与
株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ1,373名43.4歳15.9年11,394千円(+4.5%)
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ317名46.3歳21.0年10,200千円(+2.9%)
株式会社SCREENホールディングス(提出会社)653名42.0歳13.9年10,802千円(+1.7%)

半導体製造装置を担うSCREENセミコンダクターソリューションズが11,394千円で、持株会社の10,802千円を上回ります。増減率も+4.5%と最も高い水準です。

持株会社体制の会社では、持株会社の給与水準のほうが高いケースもありますが、この会社では逆転しています。事業の中核がどこにあるかが数字に表れています。

7社で雇用管理を一体的に行っている

有価証券報告書の人的資本の項には、「持株会社(提出会社)・事業会社・機能会社の7社」という区分で指標が開示されています。

具体的には、株式会社SCREENホールディングス(提出会社)、株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ、株式会社SCREENグラフィックソリューションズ、株式会社SCREENファインテックソリューションズ、株式会社SCREEN PE ソリューションズ、株式会社SCREENアドバンストシステムソリューションズ、株式会社SCREEN IP ソリューションズの7社です。

注記には「持株会社(提出会社)・事業会社・機能会社の7社は雇用管理を一体的に行っており」と記載されています。7社は別法人ですが、雇用の管理は一体で運用されているということです。

7社計の指標は、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合5.1%、男性労働者の育児休業取得率89.0%、労働者の男女の賃金の額の差異75.3%(全労働者)です。

有報から読み取れる範囲

以下は、有価証券報告書と公表情報から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された数値をもとにしています。

年収・評価制度

提出会社の平均年間給与は10,802千円(対前事業年度増減率1.7%)。最大人員会社であるSCREENセミコンダクターソリューションズは11,394千円(同4.5%)です。いずれも賞与および基準外賃金を含みます。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

有報には労働時間の数値の記載はありません。7社計の男性労働者の育児休業取得率は89.0%と開示されています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

持株会社・事業会社・機能会社の7社体制で、雇用管理は一体的に行われています。国内連結子会社にはSCREEN SPEサービス、SCREENビジネスエキスパート、SCREEN SPEテックなどがあります。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

7社計の管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合は5.1%です。労働組合は主としてSCREEN労働組合で、労使関係は良好と記載されています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

持株会社の会社を検討するとき、多くの方は提出会社の平均年収だけを見ます。この会社ではそれが逆効果になります。提出会社の平均年間給与は10,802千円ですが、有報の「最大人員会社の状況」を読むと、半導体製造装置を担うSCREENセミコンダクターソリューションズが11,394千円。持株会社より約6%高い水準です。増減率も+4.5%と、提出会社の+1.7%を上回ります。ここから読めるのは、報酬が事業の稼ぎ方に連動しているということです。連結売上高605,748百万円、経常利益124,323百万円という業績を作っているのは事業会社側です。もうひとつ、SCREENグラフィックソリューションズは317名で平均年齢46.3歳、平均勤続21.0年、平均年間給与10,200千円。勤続が長いぶん年齢は高いのに、給与はセミコンダクターより低い。同じグループ内でも事業によって差があります。応募先が7社のどこになるかを、面接の早い段階で確認してください。

半導体事業の変動をどう読むか

連結の5期分の推移を並べると、この会社の事業環境が見えます。

回次連結売上高経常利益親会社株主に帰属する当期純利益連結従業員数
第81期(2022年3月期)411,865百万円59,438百万円45,481百万円5,943名
第82期(2023年3月期)460,834百万円77,393百万円57,491百万円5,987名
第83期(2024年3月期)504,916百万円94,279百万円70,579百万円6,264名
第84期(2025年3月期)625,269百万円138,265百万円99,467百万円6,415名
第85期(2026年3月期)605,748百万円124,323百万円92,003百万円6,884名

第84期をピークに、第85期は売上高・利益とも減少しています。一方で連結従業員数は6,415名から6,884名へ増えています。

半導体製造装置は市況の影響を受ける産業です。売上が減っても人員を増やしているのは、次の需要期に備える判断と読めます。

財務は堅牢です。自己資本比率は第81期の53.9%から第85期の67.4%へ上昇し、現金及び現金同等物の期末残高は131,011百万円から225,734百万円へ増えています。自己資本利益率(ROE)は20.3%です。

市況の変動を財務の余裕で吸収する構造が、数字から読み取れます。

7社の役割分担

有価証券報告書に名前が並ぶ7社は、それぞれ担当する領域が異なります。

株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズは従業員1,373名で最大。半導体製造装置を担う中核会社です。

株式会社SCREENグラフィックソリューションズは317名。印刷関連の領域です。

このほか株式会社SCREENファインテックソリューションズ、株式会社SCREEN PE ソリューションズ、株式会社SCREENアドバンストシステムソリューションズ、株式会社SCREEN IP ソリューションズがあります。

男女の賃金の額の差異(全労働者)を7社で比べると、SCREENホールディングス78.7%、SCREENセミコンダクターソリューションズ72.9%、SCREENグラフィックソリューションズ77.5%、SCREENファインテックソリューションズ65.8%、SCREEN PE ソリューションズ76.9%、SCREENアドバンストシステムソリューションズ69.2%、SCREEN IP ソリューションズ64.0%です。

このほか国内連結子会社として、株式会社SCREEN SPEサービス(常時雇用301名以上)、株式会社SCREENビジネスエキスパート、株式会社SCREEN SPEテック、株式会社SCREEN SPEワークス、株式会社SCREEN SPEクォーツ、株式会社SCREEN GPジャパン、株式会社SCREEN GPサービス東日本、株式会社SCREEN GPサービス西日本、株式会社SCREEN ICTソフトウェアの数値も開示されています。

この環境で積める経験

この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、半導体産業の中核に関われます。 最大人員会社であるSCREENセミコンダクターソリューションズは従業員1,373名。半導体製造装置を担う会社です。

第二に、財務の余裕があります。 自己資本比率67.4%、現金及び現金同等物の期末残高225,734百万円。市況が下がった期にも人員を増やしています。

第三に、7社の選択肢があります。 持株会社・事業会社・機能会社が別法人として置かれ、雇用管理は一体的に行われています。

向いている人/向いていない人

向いている人

半導体や製造装置の領域に関心がある方

最大人員会社が半導体製造装置を担う構成です。産業の中核に位置する会社です。

市況の変動を前提に考えられる方

第84期625,269百万円から第85期605,748百万円へ売上が減っています。産業の周期を理解したうえで働く必要があります。

関西を拠点に働きたい方

SCREENグループは京都を発祥とする企業グループです。事業拠点の詳細は募集要項でご確認ください。

向いていない人

業績の安定を最優先する方

半導体製造装置は市況の影響を受ける産業です。売上も利益も年によって変動します。

多様性の指標を重視する方

7社計の管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合は5.1%です。他業界と比べると低い水準にあたります。

エージェントベストの見解

面接の終盤で問われるのは、「市況が下がったときに何をするか」という論点です。ここで一般論を語ると印象に残りません。有価証券報告書の数字を並べると、この会社の判断が見えます。第85期は売上高が625,269百万円から605,748百万円へ、経常利益も138,265百万円から124,323百万円へ減りました。それでも連結従業員数は6,415名から6,884名へ469名増えています。市況が下がった期に人を増やしたということです。自己資本比率67.4%、手元現金225,734百万円という財務の余裕があるからできる判断でもあります。準備としてお伝えしているのは、前職で「短期の数字と長期の準備が対立したときにどちらを取ったか」を1つ語れるようにしておくことです。開発投資を続けた判断、人を残した判断、あるいは逆に絞った判断でも構いません。大事なのは、その判断の根拠を数字で説明できることです。周期のある産業では、この視点を持っている人が信頼されます。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。

選考に向けた準備

応募先の法人を確かめる

持株会社(提出会社)・事業会社・機能会社の7社に加えて、国内連結子会社が複数あります。有価証券報告書には、常時雇用する労働者が101名以上および301名以上の国内連結子会社について、会社別の人的資本指標が開示されています。

雇用管理は7社で一体的に行われていると注記されていますが、法人としては別です。募集がどの会社かを確認してください。

募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜ半導体製造装置か」と「なぜこの会社か」の2段で組み立てます。

前者については、半導体そのものを作る会社と、その製造装置を作る会社の違いをどう捉えているかを説明します。顧客が誰かによって、事業の周期も営業の進め方も変わります。

後者の材料は有報にあります。連結売上高605,748百万円と5期での推移。自己資本比率67.4%とROE 20.3%。7社体制と雇用管理の一体運用。最大人員会社であるSCREENセミコンダクターソリューションズの1,373名という規模。そして市況が下がった期にも人員を増やしたという事実。

とくに最後の点は、この会社の姿勢を示す材料になります。

職務経歴書で見られるポイント

プロジェクトマネジメントや技術系の職種では、判断の記録が読まれます。

製造業出身の方は、原価、品質、納期のいずれかで構造を変えた経験を書きます。

装置や設備の開発経験がある方は、仕様をどう決めたか、他の選択肢をなぜ採らなかったかを書きます。

システムやITの職種を志望する方は、製造現場のシステムに関与した経験を書きます。7社体制のグループでは、業務システムの統一も課題になります。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

株式会社SCREENホールディングスは東証プライム市場に上場する持株会社で、第85期(2026年3月期)の連結売上高は605,748百万円、経常利益124,323百万円、親会社株主に帰属する当期純利益92,003百万円です。自己資本比率67.4%、自己資本利益率(ROE)20.3%、連結従業員数6,884名。提出会社の従業員は653名で、平均年齢42.0歳、平均勤続年数13.9年、平均年間給与10,802千円です。有価証券報告書の「最大人員会社の状況」には、株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ(1,373名、平均年齢43.4歳、平均勤続年数15.9年、平均年間給与11,394千円)と株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(317名、46.3歳、21.0年、10,200千円)が開示されており、事業会社の給与が持株会社を上回る構造です。持株会社・事業会社・機能会社の7社は雇用管理を一体的に行っており、7社計の男性育児休業取得率は89.0%、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合は5.1%です。

よくある質問

Q. SCREENホールディングスの年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書 第85期(2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は10,802千円(対前事業年度増減率1.7%、従業員653名、平均年齢42.0歳、平均勤続年数13.9年)です。あわせて「最大人員会社の状況」として、株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズが11,394千円(従業員1,373名、平均年齢43.4歳、平均勤続年数15.9年、増減率4.5%)、株式会社SCREENグラフィックソリューションズが10,200千円(317名、46.3歳、21.0年、増減率2.9%)と開示されています。事業会社のほうが持株会社より高い水準です。

Q. どんな会社が何社あるのですか。

A. 有価証券報告書には「持株会社(提出会社)・事業会社・機能会社の7社」として、株式会社SCREENホールディングス、株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ、株式会社SCREENグラフィックソリューションズ、株式会社SCREENファインテックソリューションズ、株式会社SCREEN PE ソリューションズ、株式会社SCREENアドバンストシステムソリューションズ、株式会社SCREEN IP ソリューションズが挙げられています。この7社は雇用管理を一体的に行っていると注記されています。ほかに国内連結子会社が複数あり、それぞれの人的資本指標も会社別に開示されています。

Q. 業績の変動は大きいですか。

A. 有価証券報告書の5期分の推移では、連結売上高が411,865百万円(第81期)から625,269百万円(第84期)へ伸びた後、第85期は605,748百万円へ減少しています。経常利益も138,265百万円から124,323百万円へ減りました。半導体製造装置は市況の影響を受ける産業です。一方で自己資本比率は53.9%から67.4%へ上昇し、現金及び現金同等物の期末残高も131,011百万円から225,734百万円へ増えています。第85期は売上が減るなかでも連結従業員数を6,415名から6,884名へ増やしています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/5 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)