ストライクグループの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

ストライクグループ 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

株式会社ストライクグループは、2026年4月1日に会社分割によって持株会社体制へ移行し、株式会社ストライクから商号を変更した会社です。M&A仲介の実務は、同日付で新設された株式会社ストライクが担います。移行前の有価証券報告書には、提出会社の平均勤続年数2.5年、平均年間給与15,210千円という数字が記載されています。この記事では、一次情報をもとにグループの構造と組織の実態を整理します。

会社概要と持株会社体制への移行

項目内容
会社名株式会社ストライクグループ
旧商号株式会社ストライク
移行・商号変更2026年4月1日(会社分割による持株会社体制への移行)
上場区分東証プライム(証券コード6196)
決算期9月

公式リリースによると、2026年4月1日付でM&A仲介事業に関する権利義務を株式会社ストライクへ承継させ、同日付で商号を株式会社ストライクグループへ変更しています。持株会社として上場は維持されています。

移行の目的として、機動的かつ柔軟な経営判断が可能なグループ運営体制を構築し、M&Aの各過程を最適な体制で支援することが挙げられています。

事業会社としてのストライクの詳細はストライクの評判で整理しています。本記事では持株会社体制と、移行前の最新有価証券報告書から読める組織の実態を扱います。

移行前の有価証券報告書が示す姿

有価証券報告書(第29期・2025年9月期)は、持株会社移行前の株式会社ストライクとして提出されたものです。この時点の数値が、事業会社の実態を最もよく示します。

回次決算年月売上高経常利益当期純利益
第25期2021年9月9,034,500千円3,475,638千円2,395,713千円
第26期2022年9月10,727,244千円4,226,531千円2,962,404千円
第27期2023年9月13,826,298千円5,211,406千円3,866,844千円
第28期2024年9月18,138,469千円6,772,282千円4,955,003千円
第29期2025年9月20,314,153千円6,341,778千円4,719,993千円

売上高は5期で90億円から203億円へ2.2倍に伸びています。一方、経常利益は第28期の67億72百万円から第29期は63億41百万円へ、当期純利益も49億55百万円から47億19百万円へ減少しました。増収減益の期です。

第29期末の純資産額は21,474,522千円、総資産額は24,763,151千円。なお注記には、連結財務諸表を作成していないため連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移は記載していない旨があります。関係会社は2社ありますが、重要性が乏しいため記載を省略しているとされています。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

有価証券報告書によると、提出会社の平均年間給与は15,210千円、平均年齢33.2歳、平均勤続年数2.5年です(2025年9月30日現在)。M&A仲介の領域では成果に連動する報酬の比重が高い設計が一般的とされます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

M&Aの案件は相手先の都合で進行が決まるため、契約が近づく時期に業務が集中する傾向があるとされます。有価証券報告書には、労働組合は結成されていないが労使関係は安定している旨が記載されています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

提出会社452名のうちM&A仲介事業部門が402名、その他の部門が50名という構成です。持株会社体制への移行により、グループ内での役割が今後分かれていくことが想定されます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

平均年齢33.2歳、平均勤続年数2.5年という構成です。中途入社が中心で、入れ替わりと拡大が同時に進む組織だと読めます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

平均年間給与1,521万円という数字を、平均勤続年数2.5年と並べて見てください。この組み合わせがM&A仲介という事業の性質を語っています。平均年齢33.2歳で1,521万円は高い水準です。ただし勤続2.5年ということは、多くの方が入社から数年以内。つまり「長く勤めて上がった年収」ではなく、「成果を出した人が短期間で到達する年収」だと読むのが自然です。M&A仲介は成約時の手数料が収益になり、担当者の報酬もそこに連動する設計が一般的とされます。成約すれば大きく、しなければ厳しい。平均が高いということは、成約している方に強く引っ張られている可能性もあります。面接では、平均ではなく「固定給がいくらで、変動はどう決まるか」「入社1年目の平均的な成約件数」を聞いてください。この2つが分かって初めて、自分の場合の想定が立ちます。

提出会社452名の内訳

有価証券報告書の提出会社の状況(2025年9月30日現在)です。

項目数値
従業員数452名〔外、臨時雇用者67名〕
平均年齢33.2歳
平均勤続年数2.5年
平均年間給与15,210千円

平均年間給与は賞与および基準外賃金を含みます。事業部門別の内訳は、M&A仲介事業部門402名〔52名〕、その他の部門50名〔15名〕です。その他の部門は管理部門等に所属する従業員とされています。

452名のうち402名、およそ9割がM&A仲介の実務に携わる構成です。単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。

この452名は、2026年4月1日の会社分割により、大半が事業会社である株式会社ストライクへ承継されたと考えられます。持株会社である株式会社ストライクグループには管理部門が残る構造になります。

持株会社移行後に何が変わるか

会社分割による持株会社体制への移行は、応募を検討する立場から見て2つの意味を持ちます。

**1つ目は、雇用される法人が変わることです。**M&A仲介の職種で応募する場合、雇用契約の相手は事業会社である株式会社ストライクになります。持株会社である株式会社ストライクグループに入るのは、グループ経営や管理の役割です。

**2つ目は、開示される数値が変わることです。**次期以降の有価証券報告書では、提出会社が持株会社になります。持株会社の従業員数と平均年間給与は、管理部門の水準を示すものになり、M&A仲介の実務者の水準とは別物になります。

つまり本記事で扱った平均年間給与15,210千円という数字は、事業会社の実態を示す最後の開示になる可能性があります。今後この会社を調べる方は、有価証券報告書が持株会社のものである点に注意が必要です。

なお公式リリースでは、移行の目的として機動的かつ柔軟な経営判断が可能なグループ運営体制の構築が挙げられています。M&Aの各過程を最適な体制で支援するという方針から、仲介以外の機能を担う会社がグループ内に置かれる構想が読み取れます。

働き方とキャリア形成の特徴

同社グループでのキャリアを考えるうえで軸になるのは、M&A仲介という事業の性質です。

有価証券報告書には、M&A仲介の流れが具体的に記載されています。基本的な譲渡条件がまとまった時点で譲渡希望先と買収候補先の間で基本合意契約を締結し、基本合意報酬を受領。その後、買収候補先がデューディリジェンスを実施し、最終的な条件交渉を経て譲渡契約を締結、譲渡代金の決済をもって取引が完了し、双方から成約報酬を受領する構造です。

つまり収益が発生するのは基本合意と成約の2つの段階です。案件が途中で止まれば、それまでの労力は収益にならない場面が生じます。

この構造は働き方に直結します。案件を獲得し、条件をまとめ、成約まで運ぶ。1件あたりの期間が長く、金額が大きい。成果が出るまでの時間をどう耐えるかが問われます。

平均勤続年数2.5年という数字は、この事業の性質を反映していると考えられます。

向いている人/向いていない人

向いている人

成果が金額で見える仕事を求める方

M&A仲介は基本合意報酬と成約報酬が収益になります。評価が明確な領域です。

中小企業の経営者と向き合いたい方

事業承継や譲渡の相談は、経営者との対話が中心になります。

短期間で立ち上がれる方

平均勤続年数2.5年、平均年齢33.2歳という組織です。前職の経験を早く発揮することが期待されます。

向いていない人

安定した固定給を前提にしたい方

M&A仲介の領域では成果に連動する報酬の比重が高い設計が一般的とされます。

手厚い育成を前提にしたい方

平均勤続年数2.5年という構成は、長期育成を前提とした組織とは異なります。

エージェントベストの見解

持株会社体制へ移行する会社を受けるときは、タイミングで見るべき資料が変わります。この会社の移行は2026年4月1日。それ以前の有価証券報告書は事業会社としての株式会社ストライクのもので、提出会社452名・平均年間給与15,210千円という数字は実務者を含む水準です。ところが次期以降は提出会社が持株会社になり、そこに載るのは管理部門の数字になります。これまで見てきた持株会社では、提出会社の従業員が56名、71名、123名、あるいはゼロというケースもありました。つまり移行後の有価証券報告書だけを見ると、この会社の実態は分からなくなります。応募を検討されるなら、移行前の第29期有価証券報告書を確認しておいてください。会社が持株会社化するときは、その直前の開示が事業の実態を知る最後の機会になることがあります。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

株式会社ストライクグループは東証プライム上場(証券コード6196)、決算期は9月です。2026年4月1日に会社分割により持株会社体制へ移行し、M&A仲介事業は株式会社ストライクへ承継されました。

移行前の有価証券報告書(第29期・2025年9月期)によると、提出会社の従業員は452名(M&A仲介事業部門402名、その他の部門50名)、平均年齢33.2歳、平均勤続年数2.5年、平均年間給与15,210千円です。売上高は20,314,153千円で5期前の2.2倍、一方で経常利益と当期純利益は前期から減少しています。

応募の際は、雇用される法人が持株会社なのか事業会社なのかを確認してください。

志望動機で問われること

「なぜM&A仲介か」と「なぜストライクグループか」の2段で組み立てます。

前者については、M&Aのどの立場に関わりたいのかを具体化します。仲介、FA、事業会社の経営企画では、日々の仕事がまったく異なります。仲介は譲渡側と譲受側の双方から報酬を受ける構造である点も理解しておく必要があります。

後者の材料は有価証券報告書と公式リリースにあります。売上高が5期で90億円から203億円へ伸びたこと。第29期は増収減益であったこと。2026年4月1日に持株会社体制へ移行し、機動的な経営判断が可能なグループ運営体制の構築を目的として掲げていること。M&Aの各過程を最適な体制で支援する方針であること。

「仲介以外の機能をグループに持つ意味」を自分の言葉で説明できると、下調べの深さが伝わります。

職務経歴書で見られるポイント

M&A仲介の中途採用では、担当した領域と動かした数値が読まれます。

M&A仲介・FAの経験がある方は、関与した案件の規模と件数、担った工程(ソーシング、企業価値評価、条件調整、クロージング)を書きます。この経験は直接の武器になります。

法人営業の経験がある方は、担当した業種と顧客規模、新規開拓の件数を書きます。中小企業の経営者と直接やり取りした経験があれば明記します。仲介では案件の獲得が起点になるため、この経験が効きます。

金融機関の経験がある方は、担当した業務と融資や事業承継に関わった経験を書きます。

会計・税務の経験がある方は、扱った業務と保有資格を書きます。デューディリジェンスの支援では財務の知識が実務に直結します。

いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。成果が金額で測られる領域では、数字のない経歴書は評価されにくくなります。

まとめ

株式会社ストライクグループは東証プライム上場(証券コード6196)、決算期は9月です。2026年4月1日に会社分割により持株会社体制へ移行し、株式会社ストライクから商号を変更しました。M&A仲介事業は同日付で新設された株式会社ストライクへ承継されています。移行前の有価証券報告書(第29期・2025年9月期)によると、売上高は20,314,153千円で5期前の2.2倍、経常利益6,341,778千円、当期純利益4,719,993千円で、第28期からは減益です。提出会社の従業員は452名(M&A仲介事業部門402名、その他の部門50名)、平均年齢33.2歳、平均勤続年数2.5年、平均年間給与15,210千円。この数値は事業会社としての実態を示す最後の開示になる可能性があるため、応募を検討される方は確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. ストライクグループの年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書(第29期・2025年9月期)によると、提出会社の平均年間給与は15,210千円、平均年齢33.2歳、平均勤続年数2.5年、従業員数452名です。賞与および基準外賃金を含みます。ただしこれは2026年4月1日の持株会社移行より前の数値で、M&A仲介の実務者を含む水準です。移行後は提出会社が持株会社となるため、次期以降の有価証券報告書に載る数値は管理部門の水準になる可能性があります。個別の提示額は職種と等級で決まりますので、選考の過程でご確認ください。

Q. ストライクとストライクグループは何が違うのですか。

A. 公式リリースによると、2026年4月1日付で会社分割によりM&A仲介事業に関する権利義務を株式会社ストライクへ承継させ、同日付で商号を株式会社ストライクグループへ変更しています。つまり東証プライムに上場している持株会社が株式会社ストライクグループ、M&A仲介の実務を行う事業会社が株式会社ストライクです。移行の目的として、機動的かつ柔軟な経営判断が可能なグループ運営体制の構築、M&Aの各過程を最適な体制で支援することが挙げられています。応募先がどちらの法人かで業務内容も条件も変わります。

Q. 業績は伸びているのですか。

A. 有価証券報告書(第29期・2025年9月期)によると、売上高は第25期(2021年9月期)9,034,500千円から第29期20,314,153千円へ、5期で2.2倍に伸びています。一方、経常利益は第28期の6,772,282千円から第29期6,341,778千円へ、当期純利益も4,955,003千円から4,719,993千円へ減少しており、第29期は増収減益の期です。第29期末の純資産額は21,474,522千円、総資産額は24,763,151千円。なお同社は連結財務諸表を作成しておらず、関係会社2社は重要性が乏しいため記載を省略しているとされています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)