UBS証券の評判|年収・働き方・選考対策まで解説
UBS証券は、日本におけるUBSグループ5法人のひとつです。資本金449億865万円、拠点は大手町のOtemachi Oneタワー。UBSは1960年代半ばに日本で営業拠点を開設しており、日本での歴史は60年に及びます。この記事では公式サイトで確認できる情報を整理し、応募を検討する際に何を確かめるべきかを説明します。証券会社の説明書がどこにあるかもあわせて示します。
資本金449億865万円、大手町に拠点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | UBS証券株式会社(UBS Securities Japan Co., Ltd.) |
| 資本金 | 449億865万円 |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー(〒100-0004) |
| 事業内容 | 証券・投資銀行業務(第一種金融商品取引業務、第二種金融商品取引業務等) |
| 業務範囲 | 投資銀行業務、株式業務、債券業務 |
| 金融商品取引業者登録 | 平成24年3月23日/関東財務局長(金商)第2633号 |
| 加入金融商品取引所 | 東京証券取引所、大阪取引所 |
| 加入協会 | 日本証券業協会、金融先物取引業協会、第二種金融商品取引業協会、日本保険仲立人協会 |
記載は公式サイト「日本における展開」によります。従業員数と報酬水準は公式サイトでは公表されていません。
日本のUBSグループは5法人
公式サイトによると、UBSは1960年代半ばに日本で営業拠点を開設しました。現在は5つの法人を通じて業務を行っています。
| 法人 | UBSグループの事業 | 業務の内容 |
|---|---|---|
| UBS証券株式会社 | インベストメント・バンク | 投資銀行業務、株式業務、債券業務 |
| UBS銀行東京支店 | インベストメント・バンク/ウェルス・マネジメント | 外国為替業務、ウェルス・マネジメント業務 |
| UBSアセット・マネジメント株式会社 | アセット・マネジメント | 資産運用業・助言業 |
| UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社 | アセット・マネジメント | 第二種金融商品取引業・助言業(不動産) |
| UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社 | ウェルス・マネジメント | ウェルス・マネジメント業務 |
投資銀行業務、株式業務、債券業務を担うのはUBS証券株式会社です。資産運用はUBSアセット・マネジメント株式会社(資本金22億円)、不動産関連の助言はUBSジャパン・アドバイザーズ株式会社(資本金1億1,000万円)が担います。
なおUBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社は資本金51億6,500万円で、出資構成はUBS証券51%、三井住友トラストグループ49%と記載されています。日系金融機関との合弁でウェルス・マネジメント事業を行う構造です。
5法人のうち資本金が最も大きい
各社の資本金を並べると、グループ内の位置づけが見えます。
| 法人 | 資本金 |
|---|---|
| UBS証券株式会社 | 449億865万円 |
| UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社 | 51億6,500万円 |
| UBSアセット・マネジメント株式会社 | 22億円 |
| UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社 | 1億1,000万円 |
UBS証券が449億865万円で突出しています。証券業務は自己勘定でのポジションを持つため、必要な資本の規模が他の業態と異なります。
所在地はUBS証券、UBS銀行東京支店、UBSアセット・マネジメント、UBSジャパン・アドバイザーズがいずれも大手町のOtemachi Oneタワー。UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントのみ丸の内永楽ビルディングです。
公開情報から読み取れる範囲
以下は、公式サイトから読み取れる範囲の整理です。従業員数や収益の内訳は公式サイトでは公表されていません。
年収・評価制度
報酬水準は公式サイトでは公表されていません。証券会社は金融商品取引法第46条の4にもとづく説明書を公衆縦覧に供しており、同社の説明書は日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧に掲載されています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
ワークライフバランス
労働時間に関する公表データはありません。事業の性質として、市場の動きと案件のフェーズによって業務量が変動します。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
キャリア・成長機会
UBS証券の業務は投資銀行業務、株式業務、債券業務です。日本のUBSグループには資産運用やウェルス・マネジメントを担う別法人もあります。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
社風・人間関係
UBSは1960年代半ばに日本で営業拠点を開設しており、日本での歴史は60年に及びます。現在の法人としての金融商品取引業者登録は平成24年3月23日です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
エージェントベストの見解
外資系証券を検討する方に毎回お伝えしているのは、説明書の探し方です。証券会社は金融商品取引法第46条の4にもとづき「業務及び財産の状況に関する説明書」を公衆縦覧に供する義務があります。ここには使用人の総数、人件費、受入手数料の内訳が載ります。置き場所は2通りです。自社サイトに置く会社と、日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧に置く会社。UBS証券は後者で、協会のページから会社名のリンクを辿るとPDFに行き着きます。この1本を読むだけで、応募先の実態はかなり見えます。すでに読める他社を並べると、日本拠点の性格の差がはっきりします。JPモルガン証券は使用人780名で人件費301億74百万円、M&A関係収益142億49百万円。シティグループ証券は872人で人件費226億55百万円。ドイツ証券は243人でM&A関連収益13億78百万円。同じ「外資系証券」でも規模も収益構成も違います。志望動機を作る前に、この資料を読んでください。求人票からは読み取れない情報が並んでいます。
報酬について確認できること
公式サイトでは報酬水準は公表されていません。同社は有価証券報告書の提出会社でもありません。
一方で、証券会社は金融商品取引法第46条の4にもとづく「業務及び財産の状況に関する説明書」を公衆縦覧に供しています。UBS証券株式会社の説明書は、日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧に掲載されています。ここには使用人の総数、外務員の総数、営業収益と受入手数料の内訳、販売費及び一般管理費の内訳などが記載されるのが通例です。
参考として、同じ形式で読める他の証券会社の数値を挙げます。
| 会社 | 人件費 | 使用人 | 1人あたり | 直近期 |
|---|---|---|---|---|
| ジェフリーズ証券 | 4,271百万円 | 86名 | 約4,966万円 | 2025年11月期 |
| JPモルガン証券 | 30,174百万円 | 780名 | 約3,868万円 | 2026年3月期 |
| BNPパリバ証券 | 11,087百万円 | 341名 | 約3,251万円 | 2025年3月期 |
| シティグループ証券 | 22,655百万円 | 872人 | 約2,598万円 | 2025年12月期 |
| SMBC日興証券 | 131,380百万円 | 8,781名 | 約1,496万円 | 2026年3月期 |
いずれも人件費には役員報酬や法定福利費等が含まれるため、平均年収そのものではありません。ただし外資系と国内大手で単価が2倍から3倍違うことは読み取れます。外務員を多数抱える国内大手と、法人業務に特化した外資系では事業モデルが異なります。
また厚生労働省のjob tagでは、経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)としています。
実額は選考の過程で確認してください。
日本での歴史60年という位置づけ
公式サイトには「日本においては、1960年代半ばに営業拠点を開設」と記載されています。
外資系金融機関の日本進出としては早い時期です。同じ外資系証券で比べると、JPモルガンが1987年7月に東京支店を開設、ドイツ証券やバークレイズ証券も日本での歴史は数十年ですが、1960年代半ばはそれより前になります。
ただし現在のUBS証券株式会社という法人の金融商品取引業者登録は平成24年3月23日です。法人としての歴史と、グループとしての日本での歴史は分けて理解する必要があります。
公式サイトには「日本のお客様により良いサービスを提供するため、一層の体制強化を進めています」との記述もあります。
また日系金融機関との合弁であるUBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社(UBS証券51%、三井住友トラストグループ49%)の存在は、日本市場での事業展開の方法を示しています。外資単独ではなく、日系の顧客基盤と組む形です。
この環境で積める経験
この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。
第一に、投資銀行・株式・債券の3業務があります。 UBS証券の業務範囲として、投資銀行業務、株式業務、債券業務が挙げられています。
第二に、グループ内に別の業態があります。 日本のUBSグループには銀行支店、資産運用会社、不動産助言会社、ウェルス・マネジメント合弁会社があります。
第三に、日系との合弁があります。 UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントは三井住友トラストグループとの合弁です。日系の顧客基盤と接続する経路があります。
向いている人/向いていない人
向いている人
外資系の投資銀行業務に関わりたい方
UBS証券の業務範囲は投資銀行業務、株式業務、債券業務です。法人向けの業務に特化した組織です。
開示された数字で判断したい方
金融商品取引法第46条の4にもとづく説明書が、日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧に掲載されています。応募前に読むことができます。
グループ内の複数業態に関心がある方
日本のUBSグループは5法人体制です。証券以外の業態も同じグループ内にあります。
向いていない人
公式サイトの情報だけで判断したい方
公式サイトには従業員数や収益の内訳の記載がありません。実態を知るには説明書を読む必要があります。
リテール営業の経験を積みたい方
UBS証券の業務は投資銀行業務、株式業務、債券業務です。個人向けのウェルス・マネジメントは別法人が担います。
エージェントベストの見解
面接で問われるのは、「なぜUBSなのか」を日本拠点の文脈で語れるかどうかです。グローバルのブランドや規模を挙げても、他の外資系証券と区別がつきません。準備としてお伝えしているのは、公式サイトに書かれている構造から仮説を立てることです。日本のUBSグループは5法人体制で、そのうちウェルス・マネジメントは三井住友トラストグループとの合弁(UBS証券51%、三井住友トラストグループ49%)です。外資単独ではなく、日系の顧客基盤と組む形を選んでいます。ここから読めるのは、日本市場では顧客との接点をどう作るかが課題だという認識です。投資銀行業務でも同じ構図があるはずです。日本企業との関係をどう築き、どう案件につなげるか。前職で「関係を作るところから案件にした経験」がある方は、それを前に出してください。逆に、実行フェーズの技術力だけを語ると、どの外資系証券でも同じ答えになります。1960年代半ばからの日本での歴史をどう評価するかも、あわせて整理しておいてください。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。
選考に向けた準備
応募先の法人と説明書を確かめる
日本のUBSグループは5法人です。UBS証券株式会社(投資銀行業務、株式業務、債券業務)、UBS銀行東京支店(外国為替業務、ウェルス・マネジメント業務)、UBSアセット・マネジメント株式会社(資産運用業・助言業)、UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社(第二種金融商品取引業・助言業)、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社(ウェルス・マネジメント業務)。
志望する業務がどの法人に属するかを確認してください。
あわせて、日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧からUBS証券株式会社の「業務及び財産の状況に関する説明書」を読んでおくことをおすすめします。使用人の総数、人件費、収益の内訳が確認できます。
募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜ外資系証券か」と「なぜUBSか」の2段で組み立てます。
前者については、少人数で法人業務に特化する働き方をどう評価するかを説明します。国内大手との違いは、組織の規模と担当範囲の広さに表れます。
後者の材料は公式サイトにあります。1960年代半ばの日本進出。5法人による業務の分担。UBS証券の資本金449億865万円という規模。三井住友トラストグループとの合弁によるウェルス・マネジメント事業。
とくに日系金融機関と組んでいる点は、他の外資系証券との違いとして語りやすい材料です。
職務経歴書で見られるポイント
投資銀行部門やマーケット部門の中途採用では、案件経験の中身が読まれます。
証券会社や銀行の出身者は、担当した案件で自分が何を担ったかを書きます。ソーシングかエグゼキューションか、売り手側か買い手側か、案件規模と業種。
株式・債券のマーケット業務を志望する方は、担当したプロダクトと、取引先との関係の作り方を書きます。
FASやコンサルティング出身の方は、バリュエーションや財務モデリングの実務に加えて、当事者と直接やり取りした経験を示します。
海外チームとの協働経験がある方は、その内容を具体的に書きます。外資系の日本拠点では、グローバルとの連携が日常的に発生します。
いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。
まとめ
UBS証券株式会社は東京都千代田区大手町のOtemachi Oneタワーに拠点を置く証券会社で、資本金は449億865万円、事業内容は証券・投資銀行業務(第一種金融商品取引業務、第二種金融商品取引業務等)です。金融商品取引業者登録は平成24年3月23日、登録番号は関東財務局長(金商)第2633号。UBSは1960年代半ばに日本で営業拠点を開設しており、現在はUBS証券株式会社、UBS銀行東京支店、UBSアセット・マネジメント株式会社、UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社の5法人を通じて業務を行っています。UBS証券の業務範囲は投資銀行業務、株式業務、債券業務。従業員数や収益の内訳は公式サイトでは公表されていませんが、金融商品取引法第46条の4にもとづく説明書が日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧に掲載されており、応募前に確認できます。
よくある質問
Q. UBS証券の年収はどのくらいですか。
A. 公式サイトでは公表されていません。有価証券報告書の提出会社でもありません。ただし証券会社は金融商品取引法第46条の4にもとづく「業務及び財産の状況に関する説明書」を公衆縦覧に供しており、UBS証券株式会社の説明書は日本証券業協会のディスクロージャー誌一覧に掲載されています。ここには使用人の総数と人件費が記載されるのが通例です。参考として、他の外資系証券の人件費を使用人数で割ると、JPモルガン証券が約3,868万円、シティグループ証券が約2,598万円という水準です(いずれも役員報酬や法定福利費等を含むため平均年収そのものではありません)。実額は選考の過程でご確認ください。
Q. 日本にはいくつの法人がありますか。
A. 公式サイトによると5法人です。UBS証券株式会社(投資銀行業務、株式業務、債券業務/資本金449億865万円)、UBS銀行東京支店(外国為替業務、ウェルス・マネジメント業務)、UBSアセット・マネジメント株式会社(資産運用業・助言業/資本金22億円)、UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社(第二種金融商品取引業・助言業/資本金1億1,000万円)、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社(ウェルス・マネジメント業務/資本金51億6,500万円、UBS証券51%・三井住友トラストグループ49%)です。志望する業務がどの法人に属するかをご確認ください。
Q. 日本での歴史はどのくらいですか。
A. 公式サイトには「日本においては、1960年代半ばに営業拠点を開設」と記載されています。外資系金融機関の日本進出としては早い時期にあたります。ただし現在のUBS証券株式会社という法人の金融商品取引業者登録は平成24年3月23日(関東財務局長(金商)第2633号)です。グループとしての日本での歴史と、現在の法人の設立時期は分けて理解する必要があります。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
- UBS 日本 公式サイト「日本における展開」
- 日本証券業協会 ディスクロージャー誌(UBS証券株式会社の説明書掲載先)
- 厚生労働省 job tag「経営コンサルタント」(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)
本記事は 2026/8/5 時点の公開情報にもとづいて作成しています。