ユニゾン・キャピタルの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

ユニゾン・キャピタル 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/4

PEファンドの実績は、ファンドの規模が右肩上がりであることだけが評価軸ではありません。ユニゾン・キャピタルは1998年設立の独立系ファンドで、Fund IIIで1,400億円を集めた後、Fund IVは700億円、Fund Vは710億円としています。この規模の推移には意味があります。この記事では、公式サイトで確認できる年表と方針を軸に、この投資会社の実態を整理します。

1998年設立・日韓で運用する独立系PE

項目内容
設立1998年
日本法人Unison Capital, Inc.(東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート9階)
シンガポール法人Unison Capital Management Pte. Ltd.(350 Orchard Road, #18-06 Shaw House, Singapore 238868)
韓国法人UCK Partners, Inc.(韓国ソウル市瑞草区盤浦大路235)
関連会社Community Healthcare Coordination Platform, Inc.(東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワー ノース11階)
投資セクターヘルスケア/消費者関連/B2Bサービス
投資対象主にミッドキャップ企業

数値および記載は公式サイトによります。従業員数は公表されていません。

ファンドの年表が示すもの

公式サイトのAbout内Historyには、設立からの年表が掲載されています。

出来事
1998年Unison Capital 設立
1999年Fund I クローズ(380億円)
2004年Fund II クローズ(750億円)
2007年Stand-By Facility クローズ(600億円)
2009年Fund III クローズ(1,400億円)
2014年UCK Partners 設立
2015年Fund I(Korea)クローズ(3,080億ウォン)/Fund IV クローズ(700億円)
2019年Fund II(Korea)クローズ(5,000億ウォン)
2021年Fund V クローズ(710億円)
2022年Co-Investment Fund クローズ(300億円)
2023年Fund III(Korea)クローズ(10,650億ウォン)

日本のファンドは、Fund I 380億円、Fund II 750億円、Fund III 1,400億円と拡大した後、Fund IV 700億円、Fund V 710億円と半分の水準になっています。

一方、韓国のファンドは3,080億ウォン、5,000億ウォン、10,650億ウォンと拡大を続けています。2014年にUCK Partnersを設立して以降、韓国側が伸びている構成です。

社名の由来と方針

公式サイトのPhilosophyには、社名の由来が説明されています。「Unison」は音楽用語で「すべてが同じメロディを演奏する」という意味であり、オーケストラのように多くの楽器が調和して美しいメロディを作り出すように、ポートフォリオ企業と協力して成長を支援するという考え方です。経営陣、従業員、株主が同じ価値観を共有し、共通の目標に向かって働くとき、企業は新しい成長軌道を実現できるとされています。

Guiding Principlesには、目標と価値観が具体的に列挙されています。

目標としては、利益は成功の鍵であり、長期的なリターンの最大化を追求する一方で、必要に応じて短期利益を犠牲にする姿勢が示されています。また社会にも価値をもたらすビジネスの創造を目指すとされています。

価値観としては、パートナーシップと株主・従業員間での利益の公平な配分、個人ではなくチーム志向、誠実性と専門性の重視、信頼関係の最優先、仕事と個人生活のバランス、透明性の追求と完全な情報開示、仕事の楽しさを大切にすることが挙げられています。

3つのセクターに絞っている

Strategyには、投資セクターが3つ示されています。ヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスです。20年以上の蓄積されたネットワークと産業専門知識を活かし、主にミッドキャップ企業に投資すると説明されています。

投資先へのアプローチとしては、経営陣の強化、ビジネス戦略の見直し、必要な資金とリソースの提供、デジタルイノベーション、ESGイニシアティブへのコミットメントが挙げられています。

検討前に見ておく4つの視点

以下は、公開されている情報から読み取れる範囲の整理です。同社は上場企業ではないため、従業員数や報酬水準は公表されていません。

年収・評価制度

報酬水準は公表されていません。ただしGuiding Principlesには、パートナーシップと株主・従業員間での利益の公平な配分が価値観として明記されています。PEファンドの報酬は基本給と賞与に加えて、ファンドの成果に応じた分配で構成されるのが業界の一般的な設計です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

Guiding Principlesの価値観に、仕事と個人生活のバランスが明記されています。PEファンドの公式サイトでこの項目が掲げられている例は多くありません。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

投資セクターがヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスの3つに絞られています。幅を広げるより、特定領域の専門性を積む方向のキャリアになります。また日本、韓国、シンガポールに法人があり、地域をまたぐ機会も存在します。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

Guiding Principlesには、個人ではなくチーム志向であること、透明性の追求と完全な情報開示、仕事の楽しさを大切にすることが価値観として挙げられています。社名「Unison」の由来も、調和を重視する姿勢を示しています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

この会社の年表で最も重要なのは、Fund IIIとFund IVの間にある数字の落差です。2009年のFund IIIは1,400億円、2015年のFund IVは700億円。半分になっています。そして2021年のFund Vは710億円で、ほぼ横ばい。多くの方はこれを「縮小」と読みますが、同時に見るべき数字があります。同じ2014年にUCK Partnersを設立し、韓国のFund Iが3,080億ウォン、Fund IIが5,000億ウォン、Fund IIIが10,650億ウォンと3倍以上に伸びていること。そして投資セクターをヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスの3つに絞り、主にミッドキャップ企業を対象と明記していること。つまりこれは、日本で大型化を追わず、対象を中堅企業に定め直し、成長は韓国側で取るという設計です。転職先として見るとき、この違いは決定的です。日本のチームに入るなら、700億円規模のファンドで中堅企業を担当することになります。数千億円のファンドで大型案件を狙う会社とは、日々の仕事がまったく違います。ファンド規模の増減だけで判断せず、その裏にある戦略の変更まで読んでください。

報酬について公表されている範囲

同社は上場企業ではないため、有価証券報告書による従業員数や平均年間給与の開示はありません。公式サイトにも具体的な報酬に関する記載はありません。

ただし方針として参考になる記載があります。Guiding Principlesの価値観に「パートナーシップ、株主と従業員間での利益の公平配分」が挙げられており、成果の配分に関する考え方が示されています。

参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)、平均年齢を39.4歳としています。PEファンドの投資プロフェッショナルはこの職種区分とは別ですが、比較の起点にはなります。

PEファンドの報酬は、基本給と賞与に加えて、ファンドの成果に応じた分配で構成されるのが業界の一般的な設計です。この会社の場合、日本のFund V(710億円)とCo-Investment Fund(300億円)、韓国のFund III(10,650億ウォン)が直近のファンドです。成果連動部分がどのファンドに紐づくのかは、入社時のポジションによって変わります。

応募にあたっては、基本給と賞与の構成に加えて、成果連動部分の対象ファンドと適用条件を確認することが実務上重要です。

紀尾井町の東京オフィスと3拠点

公式サイトのCorporateページによると、日本法人のUnison Capital, Inc.は東京都千代田区紀尾井町4-1、ニューオータニガーデンコート9階に所在し、日本向けファンドの管理を担っています。

シンガポールにはUnison Capital Management Pte. Ltd.があり、ファンド管理全般を担当。韓国にはUCK Partners, Inc.があり、韓国向けファンドの管理を行っています。

このほか、Community Healthcare Coordination Platform, Inc.(東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワー ノース11階)がヘルスケア投資関連の支援を担っています。ヘルスケアが投資セクターの筆頭に挙げられていることと整合する構成です。

働き方について、公式サイトのGuiding Principlesには仕事と個人生活のバランスが価値観として明記されています。ただし具体的な制度の記載はありません。

PE投資の性質上、デューデリジェンスや条件交渉の局面と、投資後のモニタリング局面では業務の内容が変わります。ミッドキャップ企業を対象とする以上、投資先が地方に所在する可能性もあります。

セクター特化と日韓の二軸

この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、セクターが3つに絞られています。 ヘルスケア、消費者関連、B2Bサービス。20年以上の蓄積されたネットワークと産業専門知識を活かすと説明されており、業種を横断するより特定領域を深く掘る構造です。

第二に、日本と韓国の二軸で運用しています。 2014年にUCK Partnersを設立し、韓国のファンドはFund I 3,080億ウォン、Fund II 5,000億ウォン、Fund III 10,650億ウォンと拡大しています。日本のファンドが700億円台で推移しているのとは対照的です。

第三に、投資後の関与が具体的に示されています。 経営陣の強化、ビジネス戦略の見直し、必要な資金とリソースの提供、デジタルイノベーション、ESGイニシアティブへのコミットメント。5つのアプローチが公式サイトに列挙されています。

向いている人/向いていない人

向いている人

ヘルスケア・消費者・B2Bサービスの知見がある方

投資セクターがこの3つに絞られています。該当する業種の実務経験や業界知識は、直接の材料になります。

中堅企業に深く関わりたい方

主にミッドキャップ企業に投資すると明記されており、日本のファンドは700億円台です。大型案件を狙う会社とは、対象企業の規模が異なります。

チームで動くことを重視する方

Guiding Principlesには、個人ではなくチーム志向であること、透明性の追求と完全な情報開示が価値観として挙げられています。社名の由来も調和を意味します。

向いていない人

大型案件を追いたい方

日本のファンドはFund IV 700億円、Fund V 710億円です。Fund IIIの1,400億円から半分の水準で推移しており、数千億円規模のファンドで大型案件を狙う環境ではありません。

業種を横断したい方

投資セクターはヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスの3つに絞られています。幅広い業種に触れたい方には、対象を限定しない会社のほうが合います。

エージェントベストの見解

この会社の選考に向けて準備すべきことを、ひとつに絞るとしたらセクターの特定です。投資セクターはヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスの3つ。公式サイトには、20年以上の蓄積されたネットワークと産業専門知識を活かすと書かれています。裏を返せば、その3領域に関する具体的な知見が問われるということです。準備の方法は、自分の経験がどのセクターに接続するかを決め、その業界の構造を自分の言葉で説明できるようにすることです。ヘルスケアなら診療報酬や薬価の仕組み、消費者関連ならチャネルと価格設計、B2Bサービスなら顧客のスイッチングコストと単価構造。こうした話ができる方は、面接で「投資後に何を変えるか」を語れます。逆に、財務モデリングの技術だけで臨むと、他の候補者と差がつきません。加えて、Guiding Principlesに「個人ではなくチーム志向」「透明性の追求と完全な情報開示」が明記されている点にも注意してください。個人の成果を前面に出す語り方より、チームで成果を出した経験のほうが接続します。募集の有無は公式サイトでご確認ください。

3セクターに絞った準備をする

募集の状況を先に確かめる

従業員数は公表されていません。日本のファンドがFund V 710億円という規模であることを踏まえると、投資チームの人数は限られると考えるのが自然です。募集の有無を確認することが出発点になります。

志望動機で問われること

「なぜPEか」と「なぜユニゾン・キャピタルか」の2段で組み立てます。

後者について、材料は公式サイトにあります。1998年設立という歴史。Fund IからFund Vまでの実績。2014年のUCK Partners設立と韓国事業の拡大。ヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスという3セクターへの特化。ミッドキャップ企業を対象とする方針。Guiding Principlesに掲げられた価値観。

とくにセクター特化と、日本と韓国の二軸という構成は、この会社を選ぶ理由として語りやすい材料です。

職務経歴書で見られるポイント

セクター特化の会社である以上、書類では業界知識の深さが読まれます。

投資銀行やFAS出身の方は、担当した案件の業種を整理し、ヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスに該当する経験を前面に出します。案件規模と役割も明示します。

戦略コンサルティング出身の方は、対象業界のバリューチェーンを理解していることを示します。投資後の経営陣の強化やビジネス戦略の見直しに直結する経験です。

事業会社出身の方は、その業界の実務を内側から知っていることが資産です。ヘルスケアであれば規制や償還の実務、消費者関連であればチャネル政策、B2Bサービスであれば契約構造といった、外から見えにくい領域の理解を具体的に書きます。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

ユニゾン・キャピタルは1998年設立の独立系プライベートエクイティ投資会社です。公式サイトによると、日本法人Unison Capital, Inc.は東京都千代田区紀尾井町のニューオータニガーデンコート9階に所在し、シンガポールにUnison Capital Management Pte. Ltd.、韓国にUCK Partners, Inc.があります。ファンドはFund I(1999年、380億円)、Fund II(2004年、750億円)、Fund III(2009年、1,400億円)、Fund IV(2015年、700億円)、Fund V(2021年、710億円)、Co-Investment Fund(2022年、300億円)と組成され、韓国ではFund I(2015年、3,080億ウォン)からFund III(2023年、10,650億ウォン)まで拡大しています。投資セクターはヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスの3つで、主にミッドキャップ企業を対象とすると明記されています。応募にあたっては、この3セクターのどこに自分が接続するかを決めることが出発点になります。

よくある質問

Q. ユニゾン・キャピタルの年収はどのくらいですか。

A. 公表されていません。同社は上場企業ではないため、有価証券報告書による平均年間給与の開示もなく、公式サイトにも具体的な報酬に関する記載はありません。ただしGuiding Principlesには、パートナーシップと株主・従業員間での利益の公平な配分が価値観として挙げられています。参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)としています。PEファンドの報酬は基本給と賞与に加えてファンドの成果に応じた分配で構成されるのが業界の一般的な設計です。実額は選考の過程でご確認ください。

Q. ファンドの規模はどう推移していますか。

A. 公式サイトのHistoryによると、日本のファンドはFund I(1999年クローズ、380億円)、Fund II(2004年、750億円)、Fund III(2009年、1,400億円)、Fund IV(2015年、700億円)、Fund V(2021年、710億円)、Co-Investment Fund(2022年、300億円)です。Fund IIIをピークに、Fund IV以降は700億円台で推移しています。一方、2014年に設立されたUCK Partnersが運用する韓国のファンドは、Fund I(2015年、3,080億ウォン)、Fund II(2019年、5,000億ウォン)、Fund III(2023年、10,650億ウォン)と拡大しています。

Q. どのような分野に投資していますか。

A. 公式サイトのStrategyによると、投資セクターはヘルスケア、消費者関連、B2Bサービスの3つです。20年以上の蓄積されたネットワークと産業専門知識を活かし、主にミッドキャップ企業に投資すると説明されています。投資先へのアプローチとしては、経営陣の強化、ビジネス戦略の見直し、必要な資金とリソースの提供、デジタルイノベーション、ESGイニシアティブへのコミットメントが挙げられています。またヘルスケア投資関連の支援を担う Community Healthcare Coordination Platform, Inc. も置かれています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/4 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)