NTTコムウェアの年収|中途の概算年収589万〜892万円、初任給と評判(現NTTドコモソリューションズ)

NTTコムウェア 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/5

NTTコムウェアは、2025年7月1日にNTTドコモソリューションズ株式会社へ社名を変えました。年収について公式に確認できる数字は2つあります。経験者採用(中途)の募集要項にある概算年収589万〜892万円程度と、新卒の**初任給(本社採用の大学卒で341,000円)**です。非上場のため、社員全体の平均年収は公表されていません。

この記事では、公式の採用サイトと企業概要をもとに、年収の読み方、社名変更の中身、会社の規模と仕事の性質を整理します。

NTTコムウェア(NTTドコモソリューションズ)の年収

中途採用:概算年収589万〜892万円

経験者採用の募集要項に書かれている給与は次のとおりです。

項目内容
基本給31.7万円〜
概算年収589万〜892万円程度
概算月給約37.1万円〜
前提全社の月間平均時間外20時間ぶんの時間外手当を含む。時間外手当は全額支給
昇給年1回
賞与年2回(6月、12月)
手当子育て手当、住宅手当などの各種手当

経験、スキル、能力などを考えたうえで同社の基準に従って決める、とされています。応募するポジションの提示額は、選考の過程で確認してください。

注意したいのは、概算年収に月20時間ぶんの残業代が含まれていることです。残業が月20時間より少なければ実際の年収は下がり、多ければ上がります。前職の年収と比べるときは、残業代を含めた数字どうしで比べてください。

新卒の初任給

新卒採用の募集要項(2026年4月時点)の給与です。

区分本社採用(全国の事業所など)各支店採用(北海道・東日本・東海・西日本・九州)
修士了353,000円334,790円
大学卒341,000円322,790円
高専卒・専門卒323,000円304,790円

本社採用の金額には、単身・首都圏の場合の住宅補助費41,000円が含まれています。各支店採用の金額には、単身の場合の住宅補助費37,500円が含まれています。住宅補助費を除くと、本社採用の大学卒は300,000円です。専門性に応じた、より高い採用給での採用もあるとされています。

平均年収が公表されていない理由

NTTドコモソリューションズは上場しておらず、有価証券報告書を提出していません。株主のNTTドコモも上場していないため、親会社の有報から数字を取ることもできません。「NTTコムウェアの平均年収◯◯万円」として出回っている数字は、公式に確認できる値ではない点に注意してください。

参考として、同じ2026年3月期に上場している独立系SIerの提出会社ベースの平均年間給与は、BIPROGYが8,846,208円(平均年齢46.3歳)、NSDが7,510千円(平均年齢39.2歳)、DTSが6,587千円(平均年齢39.7歳)です。いずれも各社の有価証券報告書によるもので、NTTドコモソリューションズの水準を示すものではありません。

2025年7月にNTTドコモソリューションズへ

項目内容
社名NTTドコモソリューションズ株式会社(旧:NTTコムウェア株式会社)
商号変更2025年7月1日
本社所在地東京都港区港南1-9-1 NTT品川TWINS アネックスビル(〒108-8019)
創業1997年9月1日
資本金200億円
株主株式会社NTTドコモ(66.6%)/NTT株式会社(33.4%)
社員数4,962名(2026年3月末・単体)

記載は公式サイトの企業概要によります。

社名が変わった理由

2025年5月9日の同社リリースによると、商号変更は2025年6月開催の定時株主総会での決議を条件として、2025年7月1日付で実施されました。

「ソリューションズ」という語には、創業以来培ってきた技術力を最大限活用して、社会や顧客が抱える課題に対して最適な解決策を提供し続ける、という意図が込められていると説明されています。

NTTドコモを冠した社名にする狙いについては、NTTドコモグループの一体感を高め、シナジーを発揮しながら成長を加速させるためとされています。

株主構成を見ると、株式会社NTTドコモが66.6%、NTT株式会社が33.4%です。ドコモが過半を持つ構成になっています。

事業内容は8項目

公式サイトの企業概要には、事業内容が8つ列挙されています。

情報通信システム及びこれに関わるソフトウェア又は各種装置の開発、製作、運用、保守及びそれらの受託。同じく販売及び賃貸。電気通信事業法に基づく電気通信事業。電気通信工事の請負。通信機器及び各種ネットワークサービスの販売取次業務。情報処理サービス業並びに情報提供サービス業。ネットワークを介して提供される音声・映像・文字等のコンテンツ製作及び販売。そしてこれらに関する企画、調査、研究、研修及びコンサルティングの受託。

ソフトウェアの開発だけでなく、電気通信事業そのものと工事の請負が含まれている点が特徴です。

公開情報から読み取れる範囲

以下は、公式サイトから読み取れる範囲の整理です。

ワークライフバランス

経験者採用の募集要項では、概算年収の前提として全社の月間平均時間外を20時間としています。年次有給休暇は20日で、夏季連続休暇やライフプラン休暇もあります。通信サービスを支えるシステムを扱う事業であるため、可用性の要求が高い業務が含まれます。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

事業内容には、システムの開発・運用・保守に加えて、電気通信事業そのもの、工事の請負、コンサルティングの受託が含まれます。役割の幅がある構成です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

社員数は4,962名(2026年3月末・単体)です。株主はNTTドコモ66.6%、NTT33.4%。2025年7月の社名変更により、ドコモグループの一員としての位置づけが明確になっています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

この会社を検討する方が最初に整理すべきは、社名変更が何を意味するかです。2025年7月1日にNTTコムウェアからNTTドコモソリューションズへ変わりました。同社のリリースには、ドコモグループの一体感を高めシナジーを発揮する狙いが書かれています。株主構成もNTTドコモ66.6%、NTT33.4%です。ここから読めるのは、顧客の重心がドコモグループに寄っていく方向性です。転職を検討する立場では、これを機会と見るか制約と見るかが分かれます。機会と見る理由は、通信キャリアの基幹システムという規模の大きい対象に継続して関われること。制約と見る理由は、顧客が特定グループに集中するため、多様な業界の案件を横断しにくいこと。応募前に、自分が求めているのが対象システムの規模なのか、顧客の幅なのかを整理してください。求人票の職種名だけでは、この違いは判断できません。

通信キャリアのシステムを担うということ

事業内容を見ると、この会社の仕事の性質が読み取れます。

情報通信システムの開発・運用・保守が中心にあり、そこに電気通信事業法に基づく電気通信事業と、電気通信工事の請負が加わります。

通信キャリアのシステムは、契約管理、料金計算、顧客対応、ネットワーク運用など、いずれも止められない性質を持ちます。数千万規模の利用者を扱うため、システムの規模も大きくなります。

改修や移行は、サービスに影響を与えない前提で計画されます。作業時間帯の制約、切り戻しの設計、関係部署との調整。プロジェクトマネジメントの観点では、制約の多い領域です。

一方で、この制約は経験としては価値があります。金融や公共と並んで、可用性が厳しく問われる領域だからです。

社員数4,962名という規模は、扱うシステムの規模に対して大きくありません。外部の協力会社と組む前提の体制であることが推測されます。

この環境で積める経験

この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、大規模な通信システムに関われます。 通信キャリアの基幹システムは、利用者数と取引量の両面で規模が大きくなります。

第二に、システムと通信事業の両方があります。 事業内容には電気通信事業法に基づく電気通信事業と、電気通信工事の請負が含まれます。ソフトウェアに限定されない領域です。

第三に、グループの位置づけが変わる局面です。 2025年7月の社名変更により、ドコモグループの一員としての性格が明確になりました。今後の事業の方向にも影響する変化です。

向いている人/向いていない人

向いている人

規模の大きいシステムを扱いたい方

通信キャリアの基幹システムを担う会社です。利用者数の規模で経験を積みたい方に接続します。

止められないシステムの運用に価値を感じる方

通信サービスは停止が許されにくい領域です。可用性の要求が高い環境で働くことになります。

グループの再編を前向きに捉えられる方

2025年7月に社名が変わり、ドコモグループとしての位置づけが明確になりました。変化の局面にあります。

向いていない人

多様な業界の案件を扱いたい方

株主はNTTドコモ66.6%、NTT33.4%です。顧客の重心がグループに寄る構造になります。

開示された数値で会社を判断したい方

募集要項に年収の幅は示されていますが、非上場のため、社員全体の平均年間給与や平均年齢は公表されていません。上場企業のように有価証券報告書で会社を比べたい方には、材料が少なく感じられます。

エージェントベストの見解

面接の終盤で問われるのは、「グループ会社という立場をどう捉えているか」です。ここで一般論を語ると印象が薄くなります。準備としてお伝えしているのは、前職で「顧客が固定されている環境」と「顧客を自分で開拓する環境」のどちらを経験したかを整理し、その経験から何を学んだかを話せるようにしておくことです。グループ内のシステム会社では、案件は提案活動ではなくグループの計画から生まれます。この構造では、営業力よりも「顧客の事業を深く理解しているか」が価値になります。ドコモグループであれば、通信契約の仕組み、料金体系、販売チャネル、そこで発生する業務。この理解が深いほど、システムの提案も的確になります。準備として、応募先グループの事業を公開情報から調べ、システムがどこで使われているかを1つでも具体的に語れるようにしてください。技術の話だけで面接を終えると、他の候補者と差がつきません。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。

選考に向けた準備

現在の社名と募集要項を確かめる

同社は2025年7月1日にNTTコムウェア株式会社からNTTドコモソリューションズ株式会社へ商号を変更しています。求人サイトや転職情報では旧社名で掲載されていることがあります。

応募の際は、現在の社名で募集要項を確認してください。公式サイトのドメインは変更前と同じ nttcom.co.jp が使われています。

志望動機で問われること

「なぜSIerか」と「なぜこの会社か」の2段で組み立てます。

前者については、独立系SIerや事業会社の情報システム部門との違いをどう捉えているかを説明します。グループ内のシステム会社という立場が論点になります。

後者の材料は公式サイトにあります。1997年9月1日の創業。資本金200億円。株主構成(NTTドコモ66.6%、NTT33.4%)。社員数4,962名(2026年3月末)。電気通信事業と工事の請負まで含む8項目の事業内容。そして2025年7月の社名変更とその狙い。

とくに社名変更をどう評価するかは、この会社を選ぶ理由として語りやすい材料です。

職務経歴書で見られるポイント

プロジェクトマネジメントの職種では、規模と制約下での判断が読まれます。

SIer出身の方は、担当したプロジェクトの規模(金額、期間、要員数)に加えて、可用性の要件をどう満たしたかを書きます。

通信・金融・公共など、停止が許されない領域の経験がある方は、その制約下でどう改修を進めたかを具体的に書きます。

事業会社の情報システム部門出身の方は、社内の関係部署とどう調整したかを書きます。グループ内のシステム会社では、社内調整が業務の中心になります。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

NTTコムウェア株式会社は、2025年7月1日にNTTドコモソリューションズ株式会社へ商号を変更しました。本社は東京都港区港南のNTT品川TWINS アネックスビル、創業は1997年9月1日、資本金は200億円、株主は株式会社NTTドコモ66.6%とNTT株式会社33.4%です。社員数は4,962名(2026年3月末・単体)。事業内容は、情報通信システム及び関連ソフトウェア・装置の開発から販売・賃貸、電気通信事業法に基づく電気通信事業、電気通信工事の請負、情報処理サービス業、コンテンツ製作及び販売、企画・調査・研究・研修・コンサルティングの受託まで8項目にわたります。社名変更の狙いとして、NTTドコモグループの一体感を高めシナジーを発揮することが示されており、顧客の重心がグループに寄る構造です。年収は、経験者採用の募集要項に概算年収589万〜892万円程度(月20時間ぶんの残業代を含む)、新卒の初任給は本社採用の大学卒で341,000円(住宅補助費41,000円を含む)と示されています。非上場のため、社員全体の平均年収は公表されていません。

よくある質問

Q. NTTコムウェアという会社はまだありますか。

A. 2025年7月1日付で「NTTドコモソリューションズ株式会社」へ商号を変更しています。2025年5月9日の同社リリースによると、2025年6月開催の定時株主総会での決議を条件として実施されました。法人としては存続しており、公式サイトのドメインも従来と同じ nttcom.co.jp が使われています。求人情報では旧社名で掲載されている場合があるため、応募の際は現在の社名で募集要項をご確認ください。

Q. 年収はどのくらいですか。

A. 経験者採用の募集要項では、概算年収589万〜892万円程度(概算月給約37.1万円〜、基本給31.7万円〜)と示されています。全社の月間平均時間外20時間ぶんの時間外手当を含む数字です。賞与は年2回(6月、12月)、昇給は年1回です。非上場のため、社員全体の平均年収は公表されていません。

Q. 初任給はいくらですか。

A. 新卒採用の募集要項(2026年4月時点)では、本社採用の大学卒が341,000円、修士了が353,000円です。単身・首都圏の場合の住宅補助費41,000円を含みます。

Q. どんなシステムを扱っていますか。

A. 公式サイトの企業概要には、事業内容として情報通信システム及びこれに関わるソフトウェア又は各種装置の開発・製作・運用・保守及びそれらの受託、同じく販売及び賃貸、電気通信事業法に基づく電気通信事業、電気通信工事の請負、通信機器及び各種ネットワークサービスの販売取次業務、情報処理サービス業並びに情報提供サービス業、コンテンツ製作及び販売、これらに関する企画・調査・研究・研修及びコンサルティングの受託の8項目が挙げられています。株主構成から、ドコモグループのシステムが主な対象と読み取れます。

本記事は2026年9月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/9/23 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)