NTTテクノクロスの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

NTTテクノクロス 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/5

NTTテクノクロスは、NTTの全額出資によるソフトウェア会社です。2017年4月に3つの組織が統合して現在の形になりました。従業員1,966名に対して売上高572億円という規模で、SIerのなかでは中堅にあたります。この記事では公式に開示されている情報から、この会社の成り立ちと事業の性質、そして応募を検討する際の判断材料を整理します。

従業員1,966名、売上高572億円

項目内容
商号NTTテクノクロス株式会社(NTT TechnoCross Corporation)
設立1985年7月2日(NTTソフトウェア)/1987年6月3日(NTTアイティ)/2017年4月1日(統合)
本社所在地東京都港区芝浦3-4-1 グランパークタワー15階(〒108-8202)
資本金5億円
株主NTT株式会社
従業員数1,966名(2026年3月末日現在)
売上高57,263百万円(2026年3月期)
事業所本社(東京)のほか、横浜、武蔵野、名古屋、大阪

記載は公式サイトの会社概要によります。非上場のため、報酬水準は公表されていません。

3つの組織が統合してできた会社

会社概要の設立欄には、3つの日付が並んでいます。1985年7月2日(NTTソフトウェア)、1987年6月3日(NTTアイティ)、そして2017年4月1日(統合)です。

2017年4月1日にNTTソフトウェア株式会社を存続会社としてNTTアイティ株式会社を吸収合併し、あわせてNTTアドバンステクノロジ株式会社の音響・映像事業を統合したうえで、NTTテクノクロス株式会社へ商号変更しています。

つまりソフトウェア開発、IT製品、そして音響・映像技術という異なる系譜が1つの会社にまとまった構成です。

事業内容としては、情報通信ネットワークを活用したサービス提供、情報システムの設計・開発、ソフトウェア・ハードウェアの開発販売、労働者派遣事業などが挙げられています。

1人あたり売上高は約2,900万円

売上高57,263百万円を従業員1,966名で割ると、1人あたり約2,900万円になります。

比較のために、同じ2026年3月期で上場している独立系SIerの提出会社ベースを見ると、NSDは売上高91,575百万円を従業員3,305名で割って約2,770万円です。同社の水準はこの帯に収まります。

売上高の規模で見ると、NTTテクノクロスはDTS(連結135,213百万円)やNSD(連結117,813百万円)より小さく、中堅の位置づけです。1人あたりの売上高が近いということは、事業モデル自体は大きく違わないと読めます。

公開情報から読み取れる範囲

以下は、公式サイトから読み取れる範囲の整理です。非上場のため、報酬や労働時間の数値は公表されていません。

年収・評価制度

報酬水準は公表されていません。非上場であり、有価証券報告書の提出会社でもないためです。株主であるNTT株式会社は上場企業ですが、同社の平均年間給与は親会社の有価証券報告書には記載されません。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

労働時間に関する公表データはありません。本社のほか横浜、武蔵野、名古屋、大阪に事業所があり、勤務地の選択肢がある構成です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

事業内容には、情報通信ネットワークを活用したサービス提供、情報システムの設計・開発、ソフトウェア・ハードウェアの開発販売が含まれます。受託開発と自社製品の両方を持つ構成です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

従業員数は1,966名(2026年3月末日現在)です。2017年に3つの組織が統合してできた会社であり、出自の異なる技術者が同居する構成になっています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

この会社で最も見落とされやすいのは、統合の経緯が組織の性格に残っているという点です。2017年4月に、NTTソフトウェア、NTTアイティ、そしてNTTアドバンステクノロジの音響・映像事業という3つの系譜が1つになりました。それぞれ得意領域が違います。ソフトウェア開発、IT製品、音響・映像技術。統合から時間は経っていますが、事業の幅の広さはこの出自に由来します。応募する立場では、これが有利にも不利にも働きます。有利なのは、自分の専門がどれかに接続しやすいこと。不利なのは、「この会社は何をする会社か」が一言で説明しにくいことです。志望動機を作るときは、会社全体を語ろうとせず、自分が入る領域を特定してからその領域の話をしてください。事業所も本社のほか横浜、武蔵野、名古屋、大阪の5拠点あります。どの拠点でどの領域を担うのかまで確認すると、面接での会話が具体的になります。

報酬について確認できること

同社は非上場であり、有価証券報告書の提出会社ではありません。したがって平均年間給与は公表されていません。

株主であるNTT株式会社は上場企業ですが、有価証券報告書に子会社ごとの平均年間給与が載ることはありません。人的資本の指標については、親会社の有報に主要な連結子会社の数値が開示される場合がありますが、対象となる会社は限られます。

公式サイトで確認できるのは、資本金5億円、従業員数1,966名(2026年3月末日現在)、売上高57,263百万円(2026年3月期)です。

参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)、平均年齢を39.4歳としています。

同じ2026年3月期で上場している独立系SIerの提出会社ベースの平均年間給与は、BIPROGYが8,846,208円、NSDが7,510千円、DTSが6,587千円です。いずれも同社の水準を示すものではありませんが、業界内の分布を把握する材料にはなります。

5拠点体制と事業の幅

公式サイトによると、事業所は本社(東京)のほか、横浜、武蔵野、名古屋、大阪にあります。

武蔵野は、NTTの研究所が集まる地域です。同社の出自を考えると、研究開発に近い機能がこの地域にあることが推測されます。

事業内容として挙げられているのは、情報通信ネットワークを活用したサービス提供、情報システムの設計・開発、ソフトウェア・ハードウェアの開発販売、労働者派遣事業などです。

受託開発だけでなく、ソフトウェアやハードウェアの開発販売が含まれている点は、DTSやNSDのような受託中心のSIerとは異なります。自社で製品を持つということは、収益の性質が変わるということです。

一方で労働者派遣事業も事業内容に含まれています。技術者の派遣も業務範囲に入る構成です。

この環境で積める経験

この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、技術領域の幅があります。 2017年の統合により、ソフトウェア開発、IT製品、音響・映像技術という異なる系譜が同じ会社にあります。

第二に、自社製品を持ちます。 事業内容にソフトウェア・ハードウェアの開発販売が含まれます。受託一本の会社とは、仕事の進め方が変わります。

第三に、勤務地の選択肢があります。 本社(東京)のほか、横浜、武蔵野、名古屋、大阪の5拠点体制です。

向いている人/向いていない人

向いている人

技術そのものに関心がある方

NTTソフトウェアとNTTアイティ、そして音響・映像事業という技術系の出自を持つ会社です。

自社製品の開発に関わりたい方

事業内容にソフトウェア・ハードウェアの開発販売が含まれます。受託だけではない構成です。

東京以外での勤務も検討したい方

本社のほか横浜、武蔵野、名古屋、大阪に事業所があります。

向いていない人

開示された数値で会社を判断したい方

非上場のため、平均年間給与は公表されていません。確認できるのは資本金、従業員数、売上高に限られます。

規模の大きい組織を求める方

従業員数は1,966名です。数千人から数万人規模の会社とは、組織の性質が異なります。

エージェントベストの見解

書類で見られるのは、担当した技術の一覧ではなく「その技術で何を解決したか」です。技術系の出自を持つ会社では、ここで通過率が変わります。よくあるのは、使用言語、フレームワーク、担当工程を並べただけの職務経歴書です。それでは、同じスキルセットの候補者と区別がつきません。書き足すべきは、その技術を選んだ理由です。なぜその方式にしたのか。他の選択肢は何で、なぜ採らなかったのか。結果として何が変わったのか。この3点が書かれていると、技術者としての判断力が伝わります。同社は自社製品の開発販売も事業内容に含む会社です。受託開発では要件が与えられますが、製品開発では要件そのものを決める必要があります。前職で「作るものを自分たちで決めた経験」がある方は、それを前に出してください。ないという方は、要件に対して代案を出した経験を探すと、近い性質の材料になります。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。

選考に向けた準備

応募する領域と拠点を確かめる

同社は2017年に3つの組織が統合してできた会社で、事業の幅が広い構成です。事業所も本社(東京)のほか、横浜、武蔵野、名古屋、大阪の5拠点があります。

募集がどの領域で、どの拠点かによって、扱う技術も顧客も変わります。応募前に確認してください。

募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜSIerか」と「なぜこの会社か」の2段で組み立てます。

前者については、独立系SIerや事業会社の情報システム部門との違いをどう捉えているかを説明します。

後者の材料は公式サイトにあります。1985年と1987年に遡る2社の設立、2017年4月1日の統合。従業員1,966名と売上高57,263百万円(2026年3月期)という規模。本社のほか横浜、武蔵野、名古屋、大阪の5拠点。ソフトウェア・ハードウェアの開発販売を含む事業内容。

とくに自社製品を持つ点は、受託中心の会社との違いとして語りやすい材料です。

職務経歴書で見られるポイント

技術系の職種では、判断の記録が読まれます。

エンジニア出身の方は、担当した技術に加えて、設計上の判断とその根拠を書きます。

プロジェクトマネジメントの職種を志望する方は、規模(金額、期間、要員数)と、自分が決めた範囲を書きます。

製品開発の経験がある方は、要件をどう決めたかを書きます。同社の事業内容にソフトウェア・ハードウェアの開発販売が含まれる以上、この経験は直接評価されます。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

NTTテクノクロス株式会社はNTT株式会社の出資によるソフトウェア会社で、本社は東京都港区芝浦のグランパークタワーにあります。設立の経緯は、1985年7月2日設立のNTTソフトウェアと1987年6月3日設立のNTTアイティ、そしてNTTアドバンステクノロジの音響・映像事業が2017年4月1日に統合し、現在の商号になったというものです。資本金は5億円、従業員数は1,966名(2026年3月末日現在)、売上高は57,263百万円(2026年3月期)。事業所は本社のほか横浜、武蔵野、名古屋、大阪の5拠点です。事業内容には、情報通信ネットワークを活用したサービス提供、情報システムの設計・開発、ソフトウェア・ハードウェアの開発販売、労働者派遣事業などが含まれ、受託開発と自社製品の両方を持つ構成になっています。非上場のため報酬水準は公表されておらず、実態は選考の過程で確認する必要があります。

よくある質問

Q. NTTテクノクロスの年収はどのくらいですか。

A. 公表されていません。非上場であり、有価証券報告書の提出会社でもないためです。株主であるNTT株式会社は上場していますが、子会社の平均年間給与は親会社の有価証券報告書には記載されません。公式サイトで確認できるのは、資本金5億円、従業員数1,966名(2026年3月末日現在)、売上高57,263百万円(2026年3月期)です。参考として、同じ2026年3月期の上場独立系SIerの提出会社ベースの平均年間給与は、BIPROGYが8,846,208円、NSDが7,510千円、DTSが6,587千円です。実額は選考の過程でご確認ください。

Q. どうやってできた会社ですか。

A. 公式サイトの会社概要には設立として3つの日付が記載されています。1985年7月2日(NTTソフトウェア)、1987年6月3日(NTTアイティ)、2017年4月1日(統合)です。2017年4月1日にNTTソフトウェア株式会社を存続会社としてNTTアイティ株式会社を吸収合併し、あわせてNTTアドバンステクノロジ株式会社の音響・映像事業を統合したうえで、NTTテクノクロス株式会社へ商号変更しています。ソフトウェア開発、IT製品、音響・映像技術という異なる系譜が1つになった構成です。

Q. 勤務地はどこになりますか。

A. 公式サイトによると、本社は東京都港区芝浦のグランパークタワー15階で、そのほかに横浜、武蔵野、名古屋、大阪に事業所があります。武蔵野はNTTの研究所が集まる地域です。募集がどの拠点かによって担当する領域も変わる可能性があるため、応募前に公式の採用ページで確認することをおすすめします。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/5 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)