りそなホールディングスの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
りそなホールディングスの有価証券報告書には、持株会社と傘下4銀行の従業員数・平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与が並んで記載されています。りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行。同じグループのなかで、どの銀行に入るかで水準がどう変わるかを1本の資料で比べられます。この記事では第25期(2026年3月期)の有報をもとに整理します。
持株会社と4銀行の給与が並んで開示
| 会社 | 従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 対前事業年度増減率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 提出会社(りそなホールディングス) | 2,105名(臨時18名) | 45.1歳 | 14.4年 | 9,069千円 | 2.0% |
| 株式会社りそな銀行 | 8,374名(臨時3,432名) | 41.1歳 | 16.5年 | 7,413千円 | 1.9% |
| 株式会社埼玉りそな銀行 | 3,247名(臨時1,885名) | 40.1歳 | 15.5年 | 7,380千円 | 2.0% |
| 株式会社関西みらい銀行 | 3,208名(臨時846名) | 41.0歳 | 16.4年 | 7,016千円 | 1.5% |
| 株式会社みなと銀行 | 1,833名(臨時498名) | 40.3歳 | 14.6年 | 6,695千円 | 0.8% |
数値は有価証券報告書 第25期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)によります。
持株会社が9,069千円で最も高く、りそな銀行7,413千円、埼玉りそな銀行7,380千円、関西みらい銀行7,016千円、みなと銀行6,695千円と続きます。
なお有報には、持株会社の従業員は全員がりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行から出向している旨の注記があります。持株会社に直接雇用されている人員ではないということです。
4銀行の間で約718千円の差
りそな銀行7,413千円とみなと銀行6,695千円の差は718千円です。
平均年齢はりそな銀行41.1歳、埼玉りそな銀行40.1歳、関西みらい銀行41.0歳、みなと銀行40.3歳。ほぼ揃っています。平均勤続年数も14.6年から16.5年の範囲です。
つまり年齢や勤続の違いでは説明のつかない差があります。銀行ごとの規模や営業地域、収益構造の違いが反映されていると考えられます。
増減率も銀行によって異なります。埼玉りそな銀行2.0%、りそな銀行1.9%、関西みらい銀行1.5%、みなと銀行0.8%。
グループ内で応募先を選ぶ際、この表は判断材料になります。
連結の業績
| 年度 | 連結経常収益 | 連結経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 連結ROE |
|---|---|---|---|---|
| 2021年度 | 844,700百万円 | 158,775百万円 | 109,974百万円 | 4.62% |
| 2022年度 | 867,974百万円 | 227,690百万円 | 160,400百万円 | 6.47% |
| 2023年度 | 941,663百万円 | 222,962百万円 | 158,930百万円 | 6.02% |
| 2024年度 | 1,117,491百万円 | 292,160百万円 | 213,324百万円 | 7.77% |
| 2025年度 | 1,357,218百万円 | 390,902百万円 | 258,717百万円 | 9.18% |
連結経常収益は5期で約1.61倍、連結経常利益は約2.46倍、当期純利益は約2.35倍。連結ROEも4.62%から9.18%へ改善しています。
連結総資産額は76,297,892百万円、自己資本比率は3.80%。連結従業員数は20,813人(臨時従業員8,141人は外数)です。
また信託財産額が30,902,845百万円と記載されています。信託銀行機能を持つグループの特徴です。
有報から読み取れる範囲
以下は、有価証券報告書と公表情報から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された数値をもとにしています。
年収・評価制度
提出会社の平均年間給与は9,069千円(対前事業年度増減率2.0%)です。ただし提出会社の従業員は全員が傘下4銀行からの出向者であると注記されています。傘下4銀行の平均年間給与は6,695千円から7,413千円の範囲です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
ワークライフバランス
有報には労働時間の数値の記載はありません。傘下4銀行の平均勤続年数は14.6年から16.5年の範囲です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
キャリア・成長機会
グループにはりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4銀行があります。信託財産額30,902,845百万円と記載されており、信託銀行機能も持つ構成です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
社風・人間関係
連結従業員数は20,813人(臨時従業員8,141人は外数)です。臨時従業員は正規従業員に対して約39%にあたります。5期前の9,593人からは減少しています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
エージェントベストの見解
この有報の読み方で最も重要なのは、提出会社の注記です。持株会社の平均年間給与は9,069千円と、4銀行のどこよりも高い。ところが「当社従業員は全員、株式会社りそな銀行、株式会社埼玉りそな銀行、株式会社関西みらい銀行、株式会社みなと銀行から」出向していると書かれています。つまり持株会社に直接雇用されている人はいません。ここから読めるのは、9,069千円という数字が「4銀行から選ばれて持株会社に出ている層」の水準だということです。平均年齢45.1歳と、4銀行より4歳から5歳高い。グループ経営を担う役割に、経験を積んだ層が配置されている構造です。応募を検討する立場では、持株会社の数字を自分の待遇の目安にすることはできません。見るべきは、入社する銀行の数字です。りそな銀行7,413千円、埼玉りそな銀行7,380千円、関西みらい銀行7,016千円、みなと銀行6,695千円。この4つのどれになるかを、面接で確認してください。
報酬について確認できること
有価証券報告書には、持株会社と傘下4銀行の従業員の状況が同じ表に記載されています。
提出会社(りそなホールディングス)の平均年間給与は9,069千円ですが、従業員は全員が4銀行からの出向者です。
傘下4銀行の水準は次のとおりです。
| 銀行 | 平均年間給与 | 従業員数 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 株式会社りそな銀行 | 7,413千円 | 8,374名 | 41.1歳 |
| 株式会社埼玉りそな銀行 | 7,380千円 | 3,247名 | 40.1歳 |
| 株式会社関西みらい銀行 | 7,016千円 | 3,208名 | 41.0歳 |
| 株式会社みなと銀行 | 6,695千円 | 1,833名 | 40.3歳 |
他の金融グループと並べると、位置関係が見えます。
| 会社 | 平均年間給与 | 従業員数 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 株式会社みずほフィナンシャルグループ | 11,665千円 | 2,867名 | 42.5歳 |
| 株式会社みずほ銀行 | 8,701千円 | 23,356名 | 40.7歳 |
| 株式会社りそな銀行 | 7,413千円 | 8,374名 | 41.1歳 |
みずほ銀行の8,701千円と比べると、りそな銀行は約1,288千円低い水準です。ただし規模も営業地域も異なります。
参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)としています。
実額は選考の過程で確認してください。
4銀行体制という組織の形
りそなグループは、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4銀行を傘下に持ちます。
規模で見ると、りそな銀行8,374名、埼玉りそな銀行3,247名、関西みらい銀行3,208名、みなと銀行1,833名。合計16,662名です。連結従業員20,813人との差は、その他のグループ会社の人員と考えられます。
営業地域はそれぞれ異なります。埼玉りそな銀行は埼玉県、関西みらい銀行とみなと銀行は関西圏が基盤です。
臨時従業員の比率にも差があります。りそな銀行3,432名(正規8,374名に対して約41%)、埼玉りそな銀行1,885名(3,247名に対して約58%)、関西みらい銀行846名(3,208名に対して約26%)、みなと銀行498名(1,833名に対して約27%)。
支店網の性格や業務の構成が銀行ごとに異なることが、この比率の差に表れています。
なお有報には信託財産額30,902,845百万円が記載されており、5期前の31,841,177百万円からはやや減少しています。連結信託報酬は27,023百万円です。
この環境で積める経験
この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。
第一に、収益性が改善しています。 連結ROEは5期で4.62%から9.18%へ、当期純利益は約2.35倍になりました。
第二に、4銀行の選択肢があります。 りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行。営業地域も規模も異なります。
第三に、信託機能があります。 信託財産額30,902,845百万円、連結信託報酬27,023百万円。都市銀行のなかでは特徴的な機能です。
向いている人/向いていない人
向いている人
地域に根ざした銀行業務に関心がある方
埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行は、それぞれの地域を基盤とする銀行です。
信託業務に関心がある方
信託財産額30,902,845百万円、連結信託報酬27,023百万円という規模の信託機能を持ちます。
収益性が改善している局面で働きたい方
連結ROEは5期で4.62%から9.18%へ改善しています。
向いていない人
メガバンク並みの報酬水準を求める方
傘下4銀行の平均年間給与は6,695千円から7,413千円です。みずほ銀行の8,701千円と比べると低い水準にあたります。
持株会社に直接入社したい方
有報には、提出会社の従業員は全員が傘下4銀行からの出向者であると注記されています。
エージェントベストの見解
面接で問われるのは、「4つの銀行のうちどこで働きたいか」を語れるかどうかです。ここを「どこでも」と答えると、この会社の構造と噛み合いません。有報の数字を見れば、4銀行が別々の性格を持っていることが分かります。りそな銀行8,374名で平均年間給与7,413千円、埼玉りそな銀行3,247名で7,380千円、関西みらい銀行3,208名で7,016千円、みなと銀行1,833名で6,695千円。臨時従業員の比率も、りそな銀行約41%、埼玉りそな銀行約58%、関西みらい銀行約26%、みなと銀行約27%とばらつきます。この差は営業地域と業務の構成から生まれます。準備としてお伝えしているのは、志望する銀行の営業地域を1つ選び、その地域の経済や産業の特徴を語れるようにしておくことです。埼玉なら製造業と物流、関西なら中小企業の集積。地域を選ぶということは、そこで働く企業を選ぶということでもあります。金額の高低ではなく、どの地域の経済に関わりたいかで説明してください。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。
選考に向けた準備
応募先の銀行を確かめる
グループにはりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4銀行があります。有価証券報告書には、それぞれの従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与が並んで記載されています。
また持株会社であるりそなホールディングスの従業員は、全員が4銀行からの出向者であると注記されています。持株会社に直接入社する形は想定されていません。
募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜ銀行か」と「なぜりそなか」の2段で組み立てます。
前者については、証券会社や事業会社との違いをどう捉えているかを説明します。融資という継続的な関係が事業の中心にあります。
後者の材料は有報にあります。連結経常収益1,357,218百万円と5期で約1.61倍という成長。連結ROEが4.62%から9.18%へ改善したこと。4銀行体制と、それぞれの規模・地域の違い。信託財産額30,902,845百万円という信託機能。
とくに4銀行のなかからどこを選ぶかを、地域や規模の観点で語れると具体性が出ます。
職務経歴書で見られるポイント
金融機関の中途採用では、専門性と関係構築の両方が読まれます。
金融機関出身の方は、担当した顧客層と、そこでどう関係を作ったかを書きます。融資実行額だけでなく、経営課題の相談を受けた経験が読まれます。
信託や資産承継の経験がある方は、その内容を前に出します。グループが持つ機能に直接つながります。
システムやプロジェクトの職種を志望する方は、可用性の要件と、複数拠点や複数法人にまたがる基盤の経験を書きます。4銀行体制のグループでは、システムの統合も課題になります。
いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。
まとめ
株式会社りそなホールディングスは東証プライム市場に上場する金融持株会社で、第25期(2026年3月期)の連結経常収益は1,357,218百万円、連結経常利益390,902百万円、親会社株主に帰属する当期純利益258,717百万円です。連結ROEは9.18%、連結総資産額76,297,892百万円、連結従業員数20,813人(臨時従業員8,141人は外数)。有価証券報告書には、提出会社(2,105名、45.1歳、14.4年、9,069千円)に加えて、株式会社りそな銀行(8,374名、41.1歳、16.5年、7,413千円)、株式会社埼玉りそな銀行(3,247名、40.1歳、15.5年、7,380千円)、株式会社関西みらい銀行(3,208名、41.0歳、16.4年、7,016千円)、株式会社みなと銀行(1,833名、40.3歳、14.6年、6,695千円)が並んで記載されています。なお提出会社の従業員は全員が4銀行からの出向者であると注記されており、持株会社の数字を待遇の目安にすることはできません。
よくある質問
Q. りそなホールディングスの年収はどのくらいですか。
A. 有価証券報告書 第25期(2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は9,069千円(対前事業年度増減率2.0%、従業員2,105名、平均年齢45.1歳、平均勤続年数14.4年)です。ただし提出会社の従業員は全員が傘下4銀行からの出向者であると注記されています。傘下4銀行の平均年間給与は、りそな銀行7,413千円、埼玉りそな銀行7,380千円、関西みらい銀行7,016千円、みなと銀行6,695千円です。応募先の銀行によって水準が異なるため、実額は選考の過程でご確認ください。
Q. どの銀行に応募すればよいですか。
A. グループにはりそな銀行(8,374名)、埼玉りそな銀行(3,247名)、関西みらい銀行(3,208名)、みなと銀行(1,833名)の4銀行があります。規模だけでなく営業地域も異なり、埼玉りそな銀行は埼玉県、関西みらい銀行とみなと銀行は関西圏を基盤としています。平均年間給与にも6,695千円から7,413千円まで差があります。有価証券報告書に4銀行の数値が並んで記載されているため、比較したうえで選ぶことができます。
Q. 業績は伸びていますか。
A. 有価証券報告書の5期分の推移では、連結経常収益が844,700百万円(2021年度)から1,357,218百万円(2025年度)へ約1.61倍、連結経常利益が158,775百万円から390,902百万円へ約2.46倍、親会社株主に帰属する当期純利益が109,974百万円から258,717百万円へ約2.35倍になっています。連結ROEも4.62%から9.18%へ改善しました。連結総資産額は76,297,892百万円、自己資本比率は3.80%です。銀行を含むグループでは預金が負債側に計上されるため、自己資本比率は事業会社と同じ尺度では比較できません。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/5 時点の公開情報にもとづいて作成しています。