りそなホールディングスの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

りそなホールディングス 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/5

りそなホールディングスの有価証券報告書には、持株会社と傘下4銀行の従業員数・平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与が並んで記載されています。りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行。同じグループのなかで、どの銀行に入るかで水準がどう変わるかを1本の資料で比べられます。この記事では第25期(2026年3月期)の有報をもとに整理します。

持株会社と4銀行の給与が並んで開示

会社従業員数平均年齢平均勤続年数平均年間給与対前事業年度増減率
提出会社(りそなホールディングス)2,105名(臨時18名)45.1歳14.4年9,069千円2.0%
株式会社りそな銀行8,374名(臨時3,432名)41.1歳16.5年7,413千円1.9%
株式会社埼玉りそな銀行3,247名(臨時1,885名)40.1歳15.5年7,380千円2.0%
株式会社関西みらい銀行3,208名(臨時846名)41.0歳16.4年7,016千円1.5%
株式会社みなと銀行1,833名(臨時498名)40.3歳14.6年6,695千円0.8%

数値は有価証券報告書 第25期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)によります。

持株会社が9,069千円で最も高く、りそな銀行7,413千円、埼玉りそな銀行7,380千円、関西みらい銀行7,016千円、みなと銀行6,695千円と続きます。

なお有報には、持株会社の従業員は全員がりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行から出向している旨の注記があります。持株会社に直接雇用されている人員ではないということです。

4銀行の間で約718千円の差

りそな銀行7,413千円とみなと銀行6,695千円の差は718千円です。

平均年齢はりそな銀行41.1歳、埼玉りそな銀行40.1歳、関西みらい銀行41.0歳、みなと銀行40.3歳。ほぼ揃っています。平均勤続年数も14.6年から16.5年の範囲です。

つまり年齢や勤続の違いでは説明のつかない差があります。銀行ごとの規模や営業地域、収益構造の違いが反映されていると考えられます。

増減率も銀行によって異なります。埼玉りそな銀行2.0%、りそな銀行1.9%、関西みらい銀行1.5%、みなと銀行0.8%。

グループ内で応募先を選ぶ際、この表は判断材料になります。

連結の業績

年度連結経常収益連結経常利益親会社株主に帰属する当期純利益連結ROE
2021年度844,700百万円158,775百万円109,974百万円4.62%
2022年度867,974百万円227,690百万円160,400百万円6.47%
2023年度941,663百万円222,962百万円158,930百万円6.02%
2024年度1,117,491百万円292,160百万円213,324百万円7.77%
2025年度1,357,218百万円390,902百万円258,717百万円9.18%

連結経常収益は5期で約1.61倍、連結経常利益は約2.46倍、当期純利益は約2.35倍。連結ROEも4.62%から9.18%へ改善しています。

連結総資産額は76,297,892百万円、自己資本比率は3.80%。連結従業員数は20,813人(臨時従業員8,141人は外数)です。

また信託財産額が30,902,845百万円と記載されています。信託銀行機能を持つグループの特徴です。

有報から読み取れる範囲

以下は、有価証券報告書と公表情報から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された数値をもとにしています。

年収・評価制度

提出会社の平均年間給与は9,069千円(対前事業年度増減率2.0%)です。ただし提出会社の従業員は全員が傘下4銀行からの出向者であると注記されています。傘下4銀行の平均年間給与は6,695千円から7,413千円の範囲です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

ワークライフバランス

有報には労働時間の数値の記載はありません。傘下4銀行の平均勤続年数は14.6年から16.5年の範囲です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

キャリア・成長機会

グループにはりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4銀行があります。信託財産額30,902,845百万円と記載されており、信託銀行機能も持つ構成です。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

社風・人間関係

連結従業員数は20,813人(臨時従業員8,141人は外数)です。臨時従業員は正規従業員に対して約39%にあたります。5期前の9,593人からは減少しています。

※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです

エージェントベストの見解

この有報の読み方で最も重要なのは、提出会社の注記です。持株会社の平均年間給与は9,069千円と、4銀行のどこよりも高い。ところが「当社従業員は全員、株式会社りそな銀行、株式会社埼玉りそな銀行、株式会社関西みらい銀行、株式会社みなと銀行から」出向していると書かれています。つまり持株会社に直接雇用されている人はいません。ここから読めるのは、9,069千円という数字が「4銀行から選ばれて持株会社に出ている層」の水準だということです。平均年齢45.1歳と、4銀行より4歳から5歳高い。グループ経営を担う役割に、経験を積んだ層が配置されている構造です。応募を検討する立場では、持株会社の数字を自分の待遇の目安にすることはできません。見るべきは、入社する銀行の数字です。りそな銀行7,413千円、埼玉りそな銀行7,380千円、関西みらい銀行7,016千円、みなと銀行6,695千円。この4つのどれになるかを、面接で確認してください。

報酬について確認できること

有価証券報告書には、持株会社と傘下4銀行の従業員の状況が同じ表に記載されています。

提出会社(りそなホールディングス)の平均年間給与は9,069千円ですが、従業員は全員が4銀行からの出向者です。

傘下4銀行の水準は次のとおりです。

銀行平均年間給与従業員数平均年齢
株式会社りそな銀行7,413千円8,374名41.1歳
株式会社埼玉りそな銀行7,380千円3,247名40.1歳
株式会社関西みらい銀行7,016千円3,208名41.0歳
株式会社みなと銀行6,695千円1,833名40.3歳

他の金融グループと並べると、位置関係が見えます。

会社平均年間給与従業員数平均年齢
株式会社みずほフィナンシャルグループ11,665千円2,867名42.5歳
株式会社みずほ銀行8,701千円23,356名40.7歳
株式会社りそな銀行7,413千円8,374名41.1歳

みずほ銀行の8,701千円と比べると、りそな銀行は約1,288千円低い水準です。ただし規模も営業地域も異なります。

参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)としています。

実額は選考の過程で確認してください。

4銀行体制という組織の形

りそなグループは、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4銀行を傘下に持ちます。

規模で見ると、りそな銀行8,374名、埼玉りそな銀行3,247名、関西みらい銀行3,208名、みなと銀行1,833名。合計16,662名です。連結従業員20,813人との差は、その他のグループ会社の人員と考えられます。

営業地域はそれぞれ異なります。埼玉りそな銀行は埼玉県、関西みらい銀行とみなと銀行は関西圏が基盤です。

臨時従業員の比率にも差があります。りそな銀行3,432名(正規8,374名に対して約41%)、埼玉りそな銀行1,885名(3,247名に対して約58%)、関西みらい銀行846名(3,208名に対して約26%)、みなと銀行498名(1,833名に対して約27%)。

支店網の性格や業務の構成が銀行ごとに異なることが、この比率の差に表れています。

なお有報には信託財産額30,902,845百万円が記載されており、5期前の31,841,177百万円からはやや減少しています。連結信託報酬は27,023百万円です。

この環境で積める経験

この会社でのキャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。

第一に、収益性が改善しています。 連結ROEは5期で4.62%から9.18%へ、当期純利益は約2.35倍になりました。

第二に、4銀行の選択肢があります。 りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行。営業地域も規模も異なります。

第三に、信託機能があります。 信託財産額30,902,845百万円、連結信託報酬27,023百万円。都市銀行のなかでは特徴的な機能です。

向いている人/向いていない人

向いている人

地域に根ざした銀行業務に関心がある方

埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行は、それぞれの地域を基盤とする銀行です。

信託業務に関心がある方

信託財産額30,902,845百万円、連結信託報酬27,023百万円という規模の信託機能を持ちます。

収益性が改善している局面で働きたい方

連結ROEは5期で4.62%から9.18%へ改善しています。

向いていない人

メガバンク並みの報酬水準を求める方

傘下4銀行の平均年間給与は6,695千円から7,413千円です。みずほ銀行の8,701千円と比べると低い水準にあたります。

持株会社に直接入社したい方

有報には、提出会社の従業員は全員が傘下4銀行からの出向者であると注記されています。

エージェントベストの見解

面接で問われるのは、「4つの銀行のうちどこで働きたいか」を語れるかどうかです。ここを「どこでも」と答えると、この会社の構造と噛み合いません。有報の数字を見れば、4銀行が別々の性格を持っていることが分かります。りそな銀行8,374名で平均年間給与7,413千円、埼玉りそな銀行3,247名で7,380千円、関西みらい銀行3,208名で7,016千円、みなと銀行1,833名で6,695千円。臨時従業員の比率も、りそな銀行約41%、埼玉りそな銀行約58%、関西みらい銀行約26%、みなと銀行約27%とばらつきます。この差は営業地域と業務の構成から生まれます。準備としてお伝えしているのは、志望する銀行の営業地域を1つ選び、その地域の経済や産業の特徴を語れるようにしておくことです。埼玉なら製造業と物流、関西なら中小企業の集積。地域を選ぶということは、そこで働く企業を選ぶということでもあります。金額の高低ではなく、どの地域の経済に関わりたいかで説明してください。募集の有無と職種は、必ず公式の採用ページでご確認ください。

選考に向けた準備

応募先の銀行を確かめる

グループにはりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4銀行があります。有価証券報告書には、それぞれの従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与が並んで記載されています。

また持株会社であるりそなホールディングスの従業員は、全員が4銀行からの出向者であると注記されています。持株会社に直接入社する形は想定されていません。

募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。

志望動機で問われること

「なぜ銀行か」と「なぜりそなか」の2段で組み立てます。

前者については、証券会社や事業会社との違いをどう捉えているかを説明します。融資という継続的な関係が事業の中心にあります。

後者の材料は有報にあります。連結経常収益1,357,218百万円と5期で約1.61倍という成長。連結ROEが4.62%から9.18%へ改善したこと。4銀行体制と、それぞれの規模・地域の違い。信託財産額30,902,845百万円という信託機能。

とくに4銀行のなかからどこを選ぶかを、地域や規模の観点で語れると具体性が出ます。

職務経歴書で見られるポイント

金融機関の中途採用では、専門性と関係構築の両方が読まれます。

金融機関出身の方は、担当した顧客層と、そこでどう関係を作ったかを書きます。融資実行額だけでなく、経営課題の相談を受けた経験が読まれます。

信託や資産承継の経験がある方は、その内容を前に出します。グループが持つ機能に直接つながります。

システムやプロジェクトの職種を志望する方は、可用性の要件と、複数拠点や複数法人にまたがる基盤の経験を書きます。4銀行体制のグループでは、システムの統合も課題になります。

いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。

まとめ

株式会社りそなホールディングスは東証プライム市場に上場する金融持株会社で、第25期(2026年3月期)の連結経常収益は1,357,218百万円、連結経常利益390,902百万円、親会社株主に帰属する当期純利益258,717百万円です。連結ROEは9.18%、連結総資産額76,297,892百万円、連結従業員数20,813人(臨時従業員8,141人は外数)。有価証券報告書には、提出会社(2,105名、45.1歳、14.4年、9,069千円)に加えて、株式会社りそな銀行(8,374名、41.1歳、16.5年、7,413千円)、株式会社埼玉りそな銀行(3,247名、40.1歳、15.5年、7,380千円)、株式会社関西みらい銀行(3,208名、41.0歳、16.4年、7,016千円)、株式会社みなと銀行(1,833名、40.3歳、14.6年、6,695千円)が並んで記載されています。なお提出会社の従業員は全員が4銀行からの出向者であると注記されており、持株会社の数字を待遇の目安にすることはできません。

よくある質問

Q. りそなホールディングスの年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書 第25期(2026年3月期)によると、提出会社の平均年間給与は9,069千円(対前事業年度増減率2.0%、従業員2,105名、平均年齢45.1歳、平均勤続年数14.4年)です。ただし提出会社の従業員は全員が傘下4銀行からの出向者であると注記されています。傘下4銀行の平均年間給与は、りそな銀行7,413千円、埼玉りそな銀行7,380千円、関西みらい銀行7,016千円、みなと銀行6,695千円です。応募先の銀行によって水準が異なるため、実額は選考の過程でご確認ください。

Q. どの銀行に応募すればよいですか。

A. グループにはりそな銀行(8,374名)、埼玉りそな銀行(3,247名)、関西みらい銀行(3,208名)、みなと銀行(1,833名)の4銀行があります。規模だけでなく営業地域も異なり、埼玉りそな銀行は埼玉県、関西みらい銀行とみなと銀行は関西圏を基盤としています。平均年間給与にも6,695千円から7,413千円まで差があります。有価証券報告書に4銀行の数値が並んで記載されているため、比較したうえで選ぶことができます。

Q. 業績は伸びていますか。

A. 有価証券報告書の5期分の推移では、連結経常収益が844,700百万円(2021年度)から1,357,218百万円(2025年度)へ約1.61倍、連結経常利益が158,775百万円から390,902百万円へ約2.46倍、親会社株主に帰属する当期純利益が109,974百万円から258,717百万円へ約2.35倍になっています。連結ROEも4.62%から9.18%へ改善しました。連結総資産額は76,297,892百万円、自己資本比率は3.80%です。銀行を含むグループでは預金が負債側に計上されるため、自己資本比率は事業会社と同じ尺度では比較できません。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/5 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)