トヨタコネクティッドの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
トヨタコネクティッドは非上場ですが、公式サイトに従業員数・売上高・資本金・株主まで載っています。単体1,495名、グループ合計2,373名。株主はトヨタ自動車、マイクロソフト、セールスフォースの3社です。さらにトヨタ自動車の有価証券報告書には、同社の管理職に占める女性労働者の割合が13.0%と記載されています。トヨタグループの主要子会社のなかで最も高い水準です。この記事では、公表されている数値から会社の輪郭を整理します。
非上場でここまで公表している
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | トヨタコネクティッド株式会社(TOYOTA Connected Corporation) |
| 設立 | 2000年10月6日 |
| 資本金 | 6億5049万5千円 |
| 本社 | 愛知県名古屋市中区錦一丁目11番11号 名古屋インターシティ14階 |
| 東京拠点 | TOKYO GLIP(東京都千代田区神田小川町三丁目28-5 axle御茶ノ水 5階・6階) |
| 従業員数 | 単体1,495名/グループ合計2,373名(2025年4月現在) |
| 売上高 | グループ単純合算 約1,312億円(2025年) |
| 株主 | トヨタ自動車株式会社、マイクロソフト コーポレーション、セールスフォース |
| 主な事業内容 | コネクティッド、MaaS、デジタルマーケティング、ディーラー・インテグレーション |
数値はトヨタコネクティッド株式会社の公式会社概要によります。
同じ非上場の外資系IT企業では従業員数すら公表されない例が多いなかで、この会社は売上高と株主構成まで開示しています。
グループ単純合算の売上高約1,312億円をグループ従業員2,373名で割ると、1人あたり約5,528万円になります。ただしこれは単純合算の数字で、連結決算の売上高ではありません。
株主にマイクロソフトとセールスフォースが入っている
公式サイトによると、株主はトヨタ自動車株式会社、マイクロソフト コーポレーション、セールスフォースの3社です。
主要取引先には、トヨタ自動車株式会社、トヨタ販売店全国280社、トヨタファイナンス株式会社、株式会社SUBARU、マツダ株式会社、株式会社デンソー、株式会社アイシン、ダイハツ工業株式会社、株式会社トヨタシステムズ、富士通株式会社、日本マイクロソフト株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパンなどが挙げられています。
トヨタグループ内の取引が中心ですが、SUBARUやマツダといったグループ外の完成車メーカーも含まれます。
海外は5ヶ国7拠点
海外事業体(子会社)として、TCAP(バンコク)、TCCN(北京・広州)、TCIN(バンガロール・チェンナイ)、TCNA(テキサス)、TCEU(ロンドン)の5社が記載されています。このほか出資先としてTCME(ドバイ)、TCA(ヨハネスブルク)があります。
公式サイトには、2004年のタイでの設立から2018年の欧州での設立まで、5ヶ国7拠点で事業を展開していると記載されています。
開示された数値から読み取れること
以下は、公式会社概要とトヨタ自動車の有価証券報告書から読み取れる範囲の整理です。個別の口コミではなく、開示された数値をもとにしています。
年収・評価制度
平均年間給与は公表されていません。非上場であり、単独での有価証券報告書は提出されていないためです。親会社であるトヨタ自動車の提出会社の平均年間給与は10,060,464円(第122期・従業員73,133人)です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
ワークライフバランス
トヨタ自動車の有価証券報告書によると、同社の男性労働者の育児休業取得率は64.0%(全労働者ベース)です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
キャリア・成長機会
事業はコネクティッド、MaaS、デジタルマーケティング、ディーラー・インテグレーションの4領域です。海外は5ヶ国7拠点で、子会社5社が公式サイトに記載されています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
社風・人間関係
トヨタ自動車の有価証券報告書によると、同社の管理職に占める女性労働者の割合は13.0%です。トヨタ自動車の提出会社(3.9%)を上回ります。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
エージェントベストの見解
この会社を検討している方にお伝えしているのは、「トヨタグループのIT会社」という括りで比較を止めないでください、ということです。トヨタ自動車の有価証券報告書には主要な連結子会社の管理職に占める女性労働者の割合が並んでおり、そこでトヨタコネクティッドは13.0%。同じ表にある株式会社トヨタシステムズは6.6%、株式会社豊田中央研究所は10.1%、トヨタ自動車の提出会社は3.9%です。この会社が最も高い水準にあります。株主にマイクロソフトとセールスフォースが入っていること、主要取引先にSUBARUやマツダが含まれること、海外が5ヶ国7拠点であることも合わせると、系列の情報システム子会社とは違う成り立ちが見えてきます。応募を検討する立場では、この違いが働き方にどう表れているかを面接で確認してください。具体的には、意思決定がトヨタ側にあるのか自社にあるのか、そして自社サービスとグループ向け受託のどちらに時間を使うのかの2点です。
報酬について確認できること
平均年間給与は公表されていません。非上場であり、単独での有価証券報告書を提出していないためです。
親会社であるトヨタ自動車の有価証券報告書にも、トヨタコネクティッドの給与水準は記載されていません。同報告書に載っているのは、主要な連結子会社の管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異です。
| 指標 | トヨタコネクティッド株式会社 | トヨタ自動車株式会社(提出会社) |
|---|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 13.0% | 3.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 64.0% | 79.0% |
| 男女の賃金の差異(全労働者) | 78.9% | 67.0% |
| 男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 81.4% | 66.8% |
| 男女の賃金の差異(パート・有期契約社員等) | 42.9% | 59.7% |
トヨタ自動車 有価証券報告書 第122期によります。
正規雇用労働者の男女の賃金の差異は81.4%で、トヨタ自動車の66.8%より小さい差です。一方でパート・有期契約社員等は42.9%と、差が大きくなっています。
参考として、トヨタ自動車の提出会社の平均年間給与は10,060,464円(従業員73,133人、平均年齢40.5歳、平均勤続年数15.1年)です。同じグループでも法人が異なれば待遇の体系も変わるため、そのまま当てはめることはできません。
実額は選考の過程で確認してください。
トヨタグループのなかでの位置
トヨタ自動車の有価証券報告書には、主要な連結子会社の管理職に占める女性労働者の割合が一覧で載っています。
| 会社 | 管理職に占める女性労働者の割合 |
|---|---|
| トヨタコネクティッド株式会社 | 13.0% |
| 株式会社豊田中央研究所 | 10.1% |
| 富士スピードウェイ株式会社 | 8.7% |
| トヨタモビリティサービス株式会社 | 7.8% |
| トヨタモビリティパーツ株式会社 | 7.0% |
| 株式会社トヨタシステムズ | 6.6% |
| トヨタモビリティ東京株式会社 | 5.6% |
| トヨタ自動車株式会社(提出会社) | 3.9% |
トヨタ自動車 有価証券報告書 第122期によります。
一覧に載る会社のなかで、トヨタコネクティッドが最も高い水準です。製造・販売の会社が中心の一覧で、IT・研究開発を担う会社が上位に来ています。
設立が2000年10月6日と比較的新しいことも、この構成に関係していると考えられます。公式サイトには、「インターネットと自動車事業の融合」を予見した創業者により2000年に設立されたと記載されています。
この会社で積める経験
キャリアを考えるうえで、押さえるべき点が3つあります。
第一に、規模は単体1,495名です。 グループ合計でも2,373名で、大手SIerと比べると小さい組織です。
第二に、顧客はトヨタだけではありません。 主要取引先にSUBARU、マツダ、富士通、日本マイクロソフトなどが挙げられています。
第三に、海外拠点があります。 5ヶ国7拠点、子会社5社が公式サイトに記載されています。
向いている人/向いていない人
向いている人
車両から得られるデータを扱う仕事に関心がある方
事業領域はコネクティッド、MaaS、デジタルマーケティング、ディーラー・インテグレーションの4つです。
販売店の業務を理解して仕組みをつくりたい方
主要取引先にトヨタ販売店全国280社が挙げられています。
少人数の組織で裁量を持ちたい方
単体1,495名、グループ合計2,373名の規模です。
向いていない人
待遇を数値で確認してから応募したい方
非上場のため平均年間給与は公表されておらず、親会社の有価証券報告書にも記載がありません。
特定領域の技術だけを深めたい方
事業が4領域にまたがり、グループ内外の取引先も多岐にわたります。
エージェントベストの見解
面接で最後まで詰められるのは、「クルマのデータで何をしたいのか」を具体的に言えるかどうかです。コネクティッドという言葉は広く、走行データの収集基盤、保険や決済との連携、販売店の顧客管理、配車や物流の最適化まで含みます。応募者がどこを指しているのか分からないと、話が先に進みません。準備としてお伝えしているのは、公式サイトの4事業(コネクティッド/MaaS/デジタルマーケティング/ディーラー・インテグレーション)のどれを志望するかを決め、その領域で自分が扱ってきたデータの種類と量を数字で言えるようにしておくことです。もう1つ、この会社は株主にマイクロソフトとセールスフォースが入り、主要取引先に日本マイクロソフトと株式会社セールスフォース・ジャパンが並びます。クラウドやCRMの実務経験は評価される場面が多いはずです。そのうえで、規模が単体1,495名であることは踏まえてください。大企業の分業を期待すると、実際の役割の広さにギャップが出ます。募集の有無と職種は、公式の採用ページでご確認ください。
選考に向けた準備
応募の前に確かめること
非上場のため、売上高の内訳や利益は公表されていません。公式サイトにあるのはグループ単純合算の売上高約1,312億円(2025年)という数字だけです。
従業員数は単体1,495名、グループ合計2,373名(2025年4月現在)です。海外子会社5社を含む数字なので、国内の人員規模は面接で確認する項目になります。
主要取引先が多岐にわたります。配属予定の部署がグループ向けなのか、グループ外の顧客を担当するのかは確認しておきたい点です。
募集要項の詳細は公式の採用ページでご確認ください。
志望動機で問われること
「なぜモビリティのITか」と「なぜこの会社か」の2段で組み立てます。
前者については、扱いたいデータと解きたい課題を具体的に置きます。走行データ、顧客データ、車両整備データでは、必要な知識も相手も異なります。
後者の材料は公式サイトとトヨタ自動車の有価証券報告書にあります。2000年10月6日設立で、資本金6億5049万5千円であること。株主がトヨタ自動車、マイクロソフト、セールスフォースの3社であること。単体1,495名・グループ合計2,373名であること。海外が5ヶ国7拠点であること。管理職に占める女性労働者の割合が13.0%で、トヨタグループの主要子会社のなかで高い水準にあること。
「グループ内のIT子会社とは成り立ちが違う」と説明できると、下調べの深さが伝わります。
職務経歴書で見られるポイント
この会社の中途採用では、扱ったデータの規模と、サービスとして成立させた経験が読まれます。
バックエンド・データ基盤の経験がある方は、扱ったデータ量とトラフィックの規模、可用性の要件をどう満たしたかを書きます。
アプリ・フロントエンドの経験がある方は、担当したサービスの利用者数と、継続率や利用率をどう動かしたかを書きます。
業務システム・CRMの経験がある方は、対象となった業務の内容と、導入後に変わった指標を書きます。主要取引先にトヨタ販売店全国280社が挙げられています。
企画・PMの経験がある方は、関わったサービスの規模と、社内外のどこと調整したかを書きます。
いずれの場合も、案件ごとに、置かれていた状況、自分が選んだ打ち手、動いた数値を短く添えます。
まとめ
トヨタコネクティッドは2000年10月6日設立、資本金6億5049万5千円の非上場企業で、本社は名古屋市中区、東京拠点としてTOKYO GLIP(千代田区神田小川町)があります。従業員数は単体1,495名、グループ合計2,373名(2025年4月現在)、売上高はグループ単純合算で約1,312億円(2025年)です。株主はトヨタ自動車株式会社、マイクロソフト コーポレーション、セールスフォースの3社。事業領域はコネクティッド、MaaS、デジタルマーケティング、ディーラー・インテグレーションの4つで、海外は5ヶ国7拠点、子会社5社があります。平均年間給与は公表されていません。トヨタ自動車の有価証券報告書 第122期によると、同社の管理職に占める女性労働者の割合は13.0%で、トヨタ自動車の提出会社(3.9%)や株式会社トヨタシステムズ(6.6%)を上回り、掲載されている主要な連結子会社のなかで最も高い水準です。男性労働者の育児休業取得率は64.0%、男女の賃金の差異は全労働者78.9%、正規雇用労働者81.4%です。
よくある質問
Q. トヨタコネクティッドの年収はどのくらいですか。
A. 公表されていません。非上場であり、単独での有価証券報告書を提出していないためです。親会社であるトヨタ自動車の有価証券報告書にも同社の給与水準の記載はありません。参考として、トヨタ自動車の提出会社の平均年間給与は10,060,464円(第122期・従業員73,133人、平均年齢40.5歳、平均勤続年数15.1年)ですが、法人が異なれば待遇の体系も変わるため、そのまま当てはめることはできません。実額は選考の過程でご確認ください。
Q. トヨタの仕事だけをしている会社ですか。
A. 公式サイトの主要取引先には、トヨタ自動車株式会社やトヨタ販売店全国280社に加えて、株式会社SUBARU、マツダ株式会社、株式会社デンソー、株式会社アイシン、富士通株式会社、日本マイクロソフト株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパンなどが挙げられています。株主もトヨタ自動車、マイクロソフト コーポレーション、セールスフォースの3社です。海外は5ヶ国7拠点で、TCAP(バンコク)、TCCN(北京・広州)、TCIN(バンガロール・チェンナイ)、TCNA(テキサス)、TCEU(ロンドン)の子会社5社があります。
Q. どのくらいの規模の会社ですか。
A. 公式サイトによると、従業員数は単体1,495名、グループ合計2,373名(2025年4月現在)です。売上高はグループ単純合算で約1,312億円(2025年)。資本金は6億5049万5千円です。グループ合計の人数には海外子会社5社が含まれるため、国内の人員規模は選考の過程で確認する項目になります。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
本記事は 2026/8/6 時点の公開情報にもとづいて作成しています。