アイ・エス・ビーの評判|年収・働き方・選考対策まで解説

アイ・エス・ビー 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/18

有価証券報告書の沿革を読むと、この会社が何を作ってきたかが拠点の設置理由から分かります。**通信制御システム開発受注のため沼津へ。自動車無線システム開発受注のため大和へ。基本ソフト(OS)開発受注のため府中へ。PBXの基本ソフト開発受託のため千葉へ。au系メーカー向け携帯端末開発受注のため鳥取へ。**株式会社アイ・エス・ビーは、1970年に「コンピュータ室の運用管理」を目的として設立された会社です。連結従業員は2,246人、うち提出会社は992人。この記事では、有価証券報告書から事業と組織の実態を整理します。

会社概要とコンピュータ室の運用管理から始まった1970年

項目内容
会社名株式会社アイ・エス・ビー
上場区分東京証券取引所プライム市場(証券コード9702)
決算期12月
従業員数連結2,246人/提出会社992人(2025年12月31日現在)
報告セグメント情報サービス事業/セキュリティシステム事業
本店東京都渋谷区

有価証券報告書の沿革は、拠点ごとに設置の目的が明記されている点が特徴的です。

年月内容
1970年6月コンピュータ室の運用管理を目的として、株式会社インフォメイション・サービス・ビューローを設立(東京都品川区東五反田)
1970年8月ソフトウェア開発及び受託事業に進出
1979年11月通信制御システム開発受注のため、静岡県沼津市に沼津システム営業所を設置
1981年4月近畿地区進出のため、大阪市淀川区に大阪システム営業所を設置
1981年11月自動車無線システム及び通信制御システム開発受注のため、神奈川県大和市に大和システム営業所を設置
1983年5月基本ソフト(OS)開発受注のため、東京都府中市に府中システム営業所を設置
1984年2月地域産業のソフトウェア開発受注のため、山梨県甲府市に甲府システム営業所(現・甲府事業所)を設置
1984年12月PBX(私設電話交換機)の基本ソフト開発受託のため、千葉県我孫子市に千葉システム営業所を設置
1985年5月ソフトウエアメインテナンス株式会社を設立(現・連結子会社 株式会社エス・エム・シー)
1986年12月株式会社アイ・エス・ビーに商号変更
1990年7月社団法人日本証券業協会に株式を店頭売買有価証券として登録
1998年12月大和第一・大和第二・湘南・甲府の各システムセンターで品質システムの認証「ISO9001/JIS Z 9901」を取得
2000年5月神奈川県横浜市に新横浜事業所を設置
2003年12月マーケット拡大と収益の増強を図るため、ベトナム国ホーチミン市にISB VIETNAM CORPORATIONを設立(現・連結子会社 ISB VIETNAM COMPANY LIMITED)
2004年1月au系メーカー向け携帯端末開発受注のため、鳥取県鳥取市に鳥取事業所を設置
2004年3月東京都新宿区に都市型のデータセンターを設置
2004年4月東京地区・神奈川地区の事業所集約を実施(府中・江東・大和・湘南・富士事業所を閉鎖し、五反田事業所・新横浜事業所へ集約)
2004年12月日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

**通信制御、自動車無線、基本ソフト(OS)、PBX、携帯端末。**列挙されているのは、いずれもハードウェアに近い領域のソフトウェアです。この会社が組込み・制御系に強い背景が、沿革から読み取れます。

そして2003年、ベトナム・ホーチミンへの進出。当メディアが同じ時期に扱った企業のなかでも早い部類の海外展開です。

企業理念は、創立者の言葉である**「夢を持って夢に挑戦」**。有価証券報告書には理念体系が記載されています。

項目内容
企業理念夢を持って夢に挑戦
Mission私たちアイ・エス・ビーグループは卓越した技術と魅力ある製品・サービスで心豊かに暮らす笑顔溢れる社会づくりに貢献します
Vision時代の変化に適応し、知恵とITの融合により、未来を切り拓く新たな価値を創造します
Value誇り 誠実 挑戦

情報サービスとセキュリティシステムという2事業

有価証券報告書によると、報告セグメントは2つです。

セグメント従業員数
情報サービス事業2,042人
セキュリティシステム事業144人
報告セグメント計2,186人
全社(共通)60人
合計2,246人

連結子会社には次の各社が含まれます。

会社所在地資本金主要な事業の内容議決権
株式会社エス・エム・シー情報サービス事業100.0%
ノックスデータ株式会社情報サービス事業100.0%
株式会社スリーエス北海道札幌市東区20百万円情報サービス事業100.0%
株式会社アート神奈川県川崎市中原区42百万円セキュリティシステム事業100.0%
アートサービス株式会社神奈川県川崎市中原区3百万円セキュリティシステム事業100.0%(間接100.0%)
コンピュータハウス株式会社東京都品川区10百万円情報サービス事業100.0%
株式会社T-stock東京都品川区1百万円情報サービス事業100.0%
株式会社テイクス東京都中央区10百万円情報サービス事業100.0%(間接50.0%)
株式会社AMBC東京都港区100百万円情報サービス事業100.0%
ISB VIETNAM COMPANY LIMITEDベトナム国ホーチミン市1.8百万米ドル情報サービス事業100.0%

このうち2社は、連結売上高に占める割合が10%を超えるため主要な損益情報等が開示されています。

会社売上高経常利益当期純利益純資産額総資産額
株式会社テイクス7,341百万円750百万円522百万円1,432百万円3,000百万円
株式会社アート5,537百万円766百万円520百万円2,191百万円4,164百万円

連結売上高37,020百万円に対し、テイクスが約19.8%、アートが約15.0%。**2社で連結売上の約35%**を占めます。

評判の傾向

以下は公開されている口コミの傾向を要約したものです。個別の投稿は引用していません。

年収・評価制度

有価証券報告書(第56期・2025年12月期)によると、提出会社の平均年間給与は6,113,061円、平均年令37.0歳、平均勤続年数11.3年です。平均年間給与には賞与および基準外賃金が含まれます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

ワークライフバランス

有価証券報告書には、労働組合として「日本金属製造情報通信労働組合アイ・エス・ビー支部」があり、労使関係は相互信頼に基づき健全な関係を維持している旨が記載されています。提出会社の男性労働者の育児休業取得率は71.4%です。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

キャリア・成長機会

報告セグメントは情報サービス事業(2,042人)とセキュリティシステム事業(144人)の2つ。連結子会社は国内9社とベトナム法人で構成されます。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

社風・人間関係

提出会社の平均勤続年数は11.3年、平均年令37.0歳です。企業理念は創立者の言葉である「夢を持って夢に挑戦」と記載されています。

※公開されている口コミの傾向をまとめたものです

エージェントベストの見解

**沿革に「〜のため」と目的が書かれている会社は、その一覧が事業の履歴書になります。**この会社の沿革を並べると、拠点の設置理由がすべて明記されています。**通信制御システム開発受注のため沼津へ(1979年)。自動車無線システム及び通信制御システム開発受注のため大和へ(1981年)。基本ソフト(OS)開発受注のため府中へ(1983年)。PBXの基本ソフト開発受託のため千葉へ(1984年)。au系メーカー向け携帯端末開発受注のため鳥取へ(2004年)。**ここから読めるのは、顧客の開発拠点の近くに、その案件のために事業所を作ってきた会社だということです。ハードウェアに近いソフトウェアを、メーカーと隣接して開発する。組込み・制御系の受託開発に典型的な形です。応募を検討される方にとって、この事実は2つの意味を持ちます。1つ目、勤務地が案件と結びついている可能性があること。実際2004年には府中・江東・大和・湘南・富士の各事業所を閉鎖し、五反田・新横浜へ集約しています。案件の終息は拠点の再編につながり得ます。2つ目、技術が業界に紐づくこと。通信、自動車、携帯端末。どの領域に配属されるかで、身につく専門性が変わります。面接では「配属予定の部署は、どの業界のどんな製品を担当していますか」を聞いてください。会社名ではなく、担当する製品の名前まで確かめるのが要点です。

提出会社992人の年収611万円と連結2,246人

有価証券報告書の従業員の状況です(2025年12月31日現在)。

連結会社の状況

セグメント従業員数
情報サービス事業2,042人
セキュリティシステム事業144人
報告セグメント計2,186人
全社(共通)60人
合計2,246人

全社(共通)は、特定の事業部門に区分できない管理部門に所属する人数です。

提出会社の状況

項目数値
従業員数992人
平均年令37.0歳
平均勤続年数11.3年
平均年間給与6,113,061円

提出会社は情報サービス事業ならびにこれらの付帯業務の単一セグメントです。

連結2,246人のうち提出会社は992人で、約44%。過半数が子会社側にいる構造です。当メディアが同じ時期に扱った情報サービス企業では、この比率が23%、53%、58%、72%、83%、89%、98%といった数字でした。44%は低めの部類にあたります。

労働組合については、日本金属製造情報通信労働組合アイ・エス・ビー支部があり、所属上部団体は日本金属製造情報通信労働組合。労使関係は相互信頼に基づき健全な関係を維持している旨が記載されています。当メディアが扱った情報サービス企業では労働組合を持たない会社が多く、支部として組織されている例は限られます。

男女に関する指標は、提出会社と連結子会社の両方が開示されています。

会社管理職に占める女性労働者の割合男性労働者の育児休業取得率男女の賃金の差異(全労働者)
株式会社アイ・エス・ビー5.7%71.4%76.8%
株式会社エス・エム・シー82.7%
ノックスデータ株式会社5.9%100.0%85.5%
株式会社スリーエス3.1%82.2%
株式会社アート14.3%76.3%
アートサービス株式会社74.4%
コンピュータハウス株式会社84.5%
株式会社テイクス9.4%82.6%
株式会社AMBC78.6%

有価証券報告書には「正規雇用労働者においては、給与等の処遇に関する労働条件は同一であります。男女の賃金に差異が生じている主な要因は、勤続年数や職位等級別人数構成の差によるものであります」と注記されています。

グループ9社分の指標を並べて開示している点は、応募先の法人を選ぶうえで参考になります。

5期で売上41.4%増、直近期は増収減益

有価証券報告書の連結経営指標等の推移(第52期〜第56期)です。

決算期売上高(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)連結従業員数
2021年12月26,1761,9401,1101,791人
2022年12月28,9522,4011,4231,887人
2023年12月32,3882,8101,4721,985人
2024年12月33,9542,8922,0322,125人
2025年12月37,0202,3841,4352,246人

※当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益

売上高は5期で41.4%増(26,176百万円→37,020百万円)。連結従業員数も1,791人から2,246人へ455人増(25.4%増)しました。

ただし直近期は増収減益です。売上高は33,954百万円から37,020百万円へ3,066百万円増えた一方、経常利益は2,892百万円から2,384百万円へ508百万円減り、親会社株主に帰属する当期純利益も2,032百万円から1,435百万円へ減少しました。

自己資本利益率(ROE)の推移がこれを端的に示します。12.1%、14.1%、13.1%、16.1%10.2%。第55期の16.1%から一気に下がりました。

一方で自己資本比率は66.6%、64.9%、65.7%、67.7%、**67.2%**と、5期を通じて65%前後で安定しています。純資産額は9,557百万円から14,522百万円へ、総資産額は14,361百万円から21,610百万円へ増えました。

キャッシュも積み上がっています。現金及び現金同等物の期末残高は6,071百万円から9,078百万円へ、5期で1.5倍。営業活動によるキャッシュ・フローは1,457百万円、1,926百万円、1,945百万円、1,880百万円、1,745百万円と、5期すべてプラスです。

投資活動によるキャッシュ・フローは△202百万円、△73百万円、△270百万円、△1,354百万円△1,017百万円。直近2期で投資が大きくなっています。有価証券報告書には第56期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行い、第55期の関連する経営指標等に反映させた旨の注記があります。この2期にM&Aを実行してきたと読めます。

**売上と従業員は増え続けているが、直近期は利益が落ちた。**これがこの5期の要約です。

働き方とキャリア形成の特徴

同社でのキャリアを考えるうえで軸になるのは、グループの広がりです。

有価証券報告書によると、連結2,246人のうち提出会社は992人で約44%。国内9社とベトナム法人が並び、株式会社テイクス(売上高7,341百万円)と株式会社アート(5,537百万円)は連結売上の10%を超えます。求人票の法人名によって、扱う領域も条件も変わります。

2つ目の軸は、2つの事業の性格差です。情報サービス事業2,042人に対し、セキュリティシステム事業は144人。後者は株式会社アートとアートサービス株式会社が担い、いずれも神奈川県川崎市中原区に所在します。規模は小さいものの、独立した報告セグメントとして管理されている領域です。

3つ目の軸は、組込み・制御系の系譜です。沿革に並ぶ通信制御、自動車無線、基本ソフト(OS)、PBX、携帯端末。ハードウェアに近いソフトウェアを扱ってきた歴史があります。

4つ目の軸は、ベトナムです。2003年12月にホーチミン市へ進出し、現在はISB VIETNAM COMPANY LIMITEDとして連結子会社になっています。

5つ目の軸は、拠点の広がりです。本店は東京都渋谷区。沿革には五反田事業所、新横浜事業所、甲府事業所、我孫子事業所、大阪事業所、三島サテライトオフィス、鳥取事業所が登場します。子会社は北海道札幌市、神奈川県川崎市、東京都品川区・中央区・港区に所在します。

6つ目の軸は、給与水準です。提出会社の平均年間給与6,113,061円は、平均年令37.0歳という条件のもとで、当メディアが同じ時期に扱った企業のなかでは中位からやや下の位置づけになります。

向いている人/向いていない人

向いている人

組込み・制御系のソフトウェア開発に関わりたい方

沿革には通信制御、自動車無線、基本ソフト(OS)、PBX、携帯端末の開発が並びます。

拡大しているグループで働きたい方

売上高は5期で41.4%増、連結従業員数は455人増えました。

労働組合がある環境を望む方

日本金属製造情報通信労働組合アイ・エス・ビー支部があります。

向いていない人

直近の利益成長を重視する方

直近期は増収減益で、ROEは16.1%から10.2%へ下がりました。

本体で幅広い事業を経験したい方

連結2,246人のうち提出会社は992人で約44%。過半数は子会社側にいます。

エージェントベストの見解

「増収減益」を見つけたら、投資キャッシュ・フローを一緒に読んでください。この会社の直近期は、売上高が33,954百万円から37,020百万円へ3,066百万円増える一方、経常利益は2,892百万円から2,384百万円へ508百万円減りました。ROEも16.1%から10.2%へ低下しています。数字だけ見れば警戒したくなる推移です。しかし同じ有価証券報告書には、別の事実も書かれています。投資活動によるキャッシュ・フローが第55期△1,354百万円、第56期△1,017百万円と、それ以前の△202百万円・△73百万円・△270百万円から一段大きくなっていること。そして第56期において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行い、第55期の関連する経営指標等に反映させたという注記があること。この2期にM&Aを実行していると読むのが自然です。買収は売上を押し上げる一方、のれん償却や統合コストで短期の利益を押し下げます。連結従業員数が2,125人から2,246人へ121人増えたことも、これと整合します。ですから応募を検討されるなら、面接で3つ聞いてください。1つ目、「直近期の減益要因は何ですか」。2つ目、「買収した会社との統合はどの段階ですか」。3つ目、「自分が入る法人は、統合後の組織でどう位置づけられますか」。グループが10社近くある会社では、入る法人の位置づけがキャリアの見通しを左右します。

選考に向けた準備

応募の前に確かめること

株式会社アイ・エス・ビーは東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード9702)。決算期は12月。有価証券報告書(第56期・2025年12月期)によると、連結従業員は2,246人、提出会社は992人です。

提出会社の平均年間給与は6,113,061円、平均年令37.0歳、平均勤続年数11.3年。報告セグメントは情報サービス事業(2,042人)とセキュリティシステム事業(144人)の2つです。

応募先が提出会社なのか、テイクス・アート・スリーエスといったグループ会社なのかは求人票で確認してください。連結2,246人のうち提出会社は約44%です。

志望動機で問われること

「なぜ組込み・制御系のソフトウェアか」と「なぜアイ・エス・ビーか」の2段で組み立てます。

前者については、ハードウェアと結びついた開発をどう捉えているかが問われます。制約のある環境で動くソフトウェアには、業務システムとは違う難しさがあります。

後者の材料は有価証券報告書にあります。1970年6月にコンピュータ室の運用管理を目的として株式会社インフォメイション・サービス・ビューローとして設立され、2か月後にはソフトウェア開発及び受託事業へ進出したこと。通信制御、自動車無線、基本ソフト(OS)、PBX、携帯端末という領域ごとに拠点を設けてきたこと。2003年12月にベトナム・ホーチミンへ進出したこと。情報サービス事業とセキュリティシステム事業の2セグメント構成であること。売上高が5期で41.4%増える一方、直近期は増収減益となったこと。企業理念が創立者の言葉「夢を持って夢に挑戦」であること。

「ハードに近いソフトウェアを作る会社で、自分は何を担うのか」に考えを持って臨むと、面接での会話が具体的になります。

職務経歴書で見られるポイント

組込み・制御系および情報サービスの中途採用では、扱った対象と担った工程が読まれます。

組込みソフトウェアの開発経験がある方は、対象の製品と使用した言語・OS、担った工程、チームの人数を書きます。沿革に基本ソフト(OS)の開発受注が記載されています。

通信・ネットワーク領域の経験がある方は、扱ったプロトコルと機器、担当した規模を書きます。通信制御システムはこの会社の原点の1つです。

車載システムの経験がある方は、担当した機能と開発プロセス、準拠した規格を書きます。自動車無線システムの開発受注が沿革にあります。

モバイル端末・アプリ開発の経験がある方は、対象の端末とOS、担った工程を書きます。携帯端末開発の受注実績があります。

業務システムの開発経験がある方は、扱ったシステムの規模と技術、担った工程、対象業界を書きます。情報サービス事業に2,042人が所属しています。

セキュリティシステムの経験がある方は、扱った製品と導入先の規模、担った役割を書きます。株式会社アートとアートサービス株式会社がこの領域を担います。

オフショア開発の経験がある方は、対象国と体制、担った役割を書きます。ベトナムに連結子会社があります。

いずれの場合も、置かれていた状況、選んだ打ち手、動いた数値の3点を短く添えます。

まとめ

株式会社アイ・エス・ビーは、1970年6月にコンピュータ室の運用管理を目的として東京都品川区で株式会社インフォメイション・サービス・ビューローとして設立され、同年8月にソフトウェア開発及び受託事業へ進出、1986年12月に現社名へ変更した東京証券取引所プライム市場上場企業です(証券コード9702)。有価証券報告書(第56期・2025年12月期)によると、連結従業員は2,246人、提出会社は992人で、平均年令37.0歳、平均勤続年数11.3年、平均年間給与6,113,061円。報告セグメントは情報サービス事業(2,042人)セキュリティシステム事業(144人)の2つで、連結子会社には国内9社に加えISB VIETNAM COMPANY LIMITED(2003年12月にホーチミン市へ進出)が含まれます。株式会社テイクス(売上高7,341百万円)と株式会社アート(5,537百万円)は連結売上高の10%を超えます。業績は売上高が5期で26,176百万円から37,020百万円へ41.4%増、連結従業員数も1,791人から2,246人へ455人増えました。ただし直近期は経常利益が2,892百万円から2,384百万円へ、当期純利益が2,032百万円から1,435百万円へ減少する増収減益で、ROEは16.1%から10.2%へ低下しています。同じ2期に投資活動によるキャッシュ・フローが△1,354百万円・△1,017百万円と大きく、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定に関する注記も記載されています。沿革には通信制御、自動車無線、基本ソフト(OS)、PBX、携帯端末といった開発領域ごとの拠点設置が並び、組込み・制御系の系譜が読み取れます。

よくある質問

Q. アイ・エス・ビーの年収はどのくらいですか。

A. 有価証券報告書(第56期・2025年12月期)によると、提出会社の平均年間給与は6,113,061円、平均年令37.0歳、平均勤続年数11.3年、従業員数992人です。平均年間給与には賞与および基準外賃金が含まれます。この数字は提出会社である株式会社アイ・エス・ビーのものであり、連結2,246人のうち約44%にあたります。株式会社テイクス、株式会社アート、株式会社スリーエスなど連結子会社の給与水準は開示されていません。なお有価証券報告書には「正規雇用労働者においては、給与等の処遇に関する労働条件は同一であります。男女の賃金に差異が生じている主な要因は、勤続年数や職位等級別人数構成の差によるものであります」と注記されています。個別の提示額は職種と等級で決まりますので、選考の過程でご確認ください。

Q. どんな事業をしている会社ですか。

A. 有価証券報告書によると、報告セグメントは2つです。情報サービス事業(従業員2,042人)とセキュリティシステム事業(144人)で、後者は株式会社アートとアートサービス株式会社(いずれも神奈川県川崎市中原区)が担います。提出会社は情報サービス事業ならびにこれらの付帯業務の単一セグメントです。沿革を読むと、通信制御システム(1979年・沼津)、自動車無線システム(1981年・大和)、基本ソフト(OS)(1983年・府中)、PBXの基本ソフト(1984年・千葉)、au系メーカー向け携帯端末(2004年・鳥取)と、開発領域ごとに拠点を設けてきたことが分かります。連結子会社は株式会社エス・エム・シー、ノックスデータ株式会社、株式会社スリーエス、株式会社アート、アートサービス株式会社、コンピュータハウス株式会社、株式会社T-stock、株式会社テイクス、株式会社AMBC、ISB VIETNAM COMPANY LIMITEDなどで構成されます。

Q. 業績と財務はどうなっていますか。

A. 有価証券報告書の連結経営指標等の推移によると、売上高は2021年12月期の26,176百万円から2025年12月期の37,020百万円へ41.4%増。連結従業員数も1,791人から2,246人へ455人増えました。ただし直近期は増収減益で、経常利益は2,892百万円から2,384百万円へ、親会社株主に帰属する当期純利益は2,032百万円から1,435百万円へ減少しています。自己資本利益率(ROE)は16.1%から10.2%へ低下しました。一方で自己資本比率は67.2%と5期を通じて65%前後で安定し、純資産額は9,557百万円から14,522百万円へ、現金及び現金同等物の期末残高は6,071百万円から9,078百万円へ増えています。営業活動によるキャッシュ・フローは5期すべてプラスです。投資活動によるキャッシュ・フローは直近2期で△1,354百万円・△1,017百万円と大きく、第56期には企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行った旨が注記されています。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。

出典

本記事は 2026/8/18 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

この記事のタグ

事業会社・SIerの他の企業

事業会社・SIerの企業一覧を見る →

監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)