コンピューターマネージメントの評判・年収・選考対策|転職で押さえるべきポイント

コンピューターマネージメント 評判・年収・選考対策 更新日 2026/8/11

公式情報から確認できる、会社の輪郭

コンピューターマネージメント株式会社について、公式サイトで確認できる事実から整理します。

会社概要(公式サイトの会社概要ページより)

項目内容
正式名称コンピューターマネージメント株式会社
設立昭和56年11月26日
資本金40,522万円
従業員数731名(連結)(令和7年3月31日現在)
本社大阪府大阪市北区梅田一丁目13番1号 大阪梅田ツインタワーズ・サウス19階
代表者代表取締役社長 竹中英之

株式情報(公式サイトの株式情報ページより)

項目内容
上場市場東京証券取引所スタンダード市場
証券コード4491
発行済株式総数2,038,000株(自己株式257株を含む)
株主数3,222名
単元株式数100株
決算期毎年4月1日から翌年3月31日まで

読み取れること

設立から40年を超える会社です。上場市場は東証スタンダードで、発行済株式総数は約204万株。従業員731名という規模は、SIerとしては中堅にあたります。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。最新の募集要項や財務情報は、各社公式サイトおよび有価証券報告書をご確認ください。

拠点の配置が、働き方を示している

公式サイトの会社概要には、事業所が列挙されています。

本社 — 大阪市北区梅田

事業所・オフィス — 松山事業所、BPOセンター(大阪)、高松オフィス、東京本社、広島オフィス、東京開発センター、福岡オフィス、仙台事業所

この配置から読み取れること

本社が大阪にあり、東京にも本社機能を置く二拠点の構成です。加えて、松山、高松、広島、福岡、仙台 と、地方に拠点が広がっています。

地方拠点の意味

SIerが地方に開発拠点を持つ理由は複数あります。人材の確保、コストの構造、地元企業との関係。東京と大阪だけで完結しない体制であることが分かります。

転職の観点

勤務地の選択肢が広いということです。一方で、配属や異動の可能性も広がります。 応募時に、勤務地の希望がどこまで通るかを確認する価値があります。

BPOセンターの存在

大阪にBPOセンターを置いています。システムの開発だけでなく、業務の受託も行う体制です。

事業の3本柱

公式サイトの会社概要では、事業内容として次の3つが挙げられています。

ゼネラルソリューションサービス

システムの導入に関わる領域です。業種を横断して提供されます。

インフラソリューションサービス

システムを動かす基盤の領域です。設計、構築、運用が含まれます。

ERPソリューションサービス

基幹業務システムの領域です。パッケージの導入と、業務への適合が中心になります。

この構成が示すこと

3つとも、顧客のシステムを支える立場の事業です。自社製品を売る事業ではありません。

独立系という位置づけ

特定のメーカーやユーザー企業の系列に属さない構成です。製品の選択に制約が少ない一方、案件は自社で獲得する必要があります。

転職の観点

ERPの経験がある方は、直接接続する領域があります。インフラの経験も同様です。ゼネラルソリューションは幅が広く、業種の知識が活きる場面があります。

業界の統計から、水準の目安を見る

個社の給与水準は、有価証券報告書の「従業員の状況」に記載されます。平均年間給与、平均年齢、平均勤続年数 が確認できますので、応募前に一度目を通すことをお勧めします。同社のIRライブラリに掲載されています。

ここでは、業界全体の目安として、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の数値を置いておきます。

区分平均年収平均年齢労働時間時間当たり賃金有効求人倍率
ITコンサルタント889万円38.3歳月173時間4,026円0.89
プログラマー578.5万円37.1歳月159時間2,819円0.94

読み方

上流の企画・要件定義に近い役割と、実装が中心の役割では、310.5万円の差があります。時給では1,207円。平均年齢は1.2歳しか違いません。

この会社に当てはめると

3つの事業のうち、ゼネラルソリューションサービスは上流に近く、インフラとERPは構築と運用の比重が高くなります。どの領域に配属されるかで、積める経験が変わります。

確認しておきたいこと

中堅SIerで働くということ

従業員731名(連結)という規模は、SIerのなかでは中堅にあたります。この規模には固有の特徴があります。

大手との違い

大手SIerでは、役割が細かく分かれます。要件定義だけ、テストだけ、という担当になることがあります。中堅では、一人が担う範囲が広くなります。

小規模との違い

数十人規模の会社に比べると、体制も制度も整っています。教育の仕組みや、複数拠点による異動の選択肢があります。

上場企業であること

東証スタンダード市場に上場しています。財務情報が公開されているため、応募前に業績や従業員の推移を自分で確認できます。これは非上場のSIerにはない利点です。

確認のしかた

有価証券報告書の「従業員の状況」で、従業員数の推移を3期分見ると、採用と定着の状況が読めます。増えているのに平均勤続年数が下がっていなければ、両方できていると判断できます。

エージェントベストの見解

上場しているSIerに応募するとき、有価証券報告書を見ずに口コミサイトだけを参照する方が数多くいます。これはもったいない使い方です。有価証券報告書の「従業員の状況」には、平均年間給与、平均年齢、平均勤続年数、従業員数が記載されています。監査を経た開示情報であり、回答者の偏りがある口コミとは信頼性が違います。見るときのコツは、3期分を並べることです。従業員数が増えているのに平均勤続年数が下がっていない会社は、採用と定着の両方ができています。逆に、平均年齢だけが上がっている会社は、採用が絞られている可能性があります。同社は東証スタンダード市場に上場しており、IRライブラリから確認できます。面接での質問も、この観察から作ると具体的になります。

選考で確認しておきたいこと

  1. 配属される事業領域 — ゼネラル、インフラ、ERPのどれか
  2. 勤務地と、異動の可能性 — 8つの拠点があります
  3. 顧客常駐の有無と、その頻度
  4. 顧客の業種 — 金融、公共、製造など
  5. 上流工程に関わる機会 — 要件定義から入れるか
  6. 資格取得の支援と、手当の扱い

1つ目が、積める経験を最も左右します。ERPとインフラでは、身につく技術がまったく違います。

2つ目は、生活に直結します。本社が大阪、東京にも本社機能があり、地方に6つの拠点があります。希望がどこまで通るかを確認する価値があります。

5つ目は、数年後の水準に関わります。job tagの区分では、上流に近い役割と実装中心の役割で310.5万円の差があります。詳しくはITコンサルティングファームの年収相場で構造を整理しています。

志望動機を組み立てるときの材料

独立系であること

特定のメーカーやユーザー企業の系列に属さない構成です。製品の選択に制約が少ない点を、志望理由に接続できます。「顧客にとって最適な手段を選べる立場で提案したい」という整理が自然です。

3つの事業領域

ゼネラル、インフラ、ERP。自分の経験がどれに接続するかを明示します。「幅広く関わりたい」ではなく、起点となる領域を先に決めます。

拠点の広がり

8つの拠点があります。地方での勤務に前向きであることは、材料になります。ただし、希望を伝えるのは選考の後半が適切です。

設立から40年超

長く続いている会社です。「安定性に惹かれた」という書き方は、環境への期待に読まれます。長く続く理由を自分なりに考察した記述のほうが効きます。

近い領域の書き方はITコンサルタントのキャリアパス金融ITのキャリアパスもあわせてご覧ください。

エージェントベストの見解

独立系SIerへの応募で差がつくのは、独立系であることの意味を理解しているかどうかです。メーカー系のSIerは親会社の製品を扱い、ユーザー系は親会社の業務を支えます。独立系はどちらでもなく、製品も顧客も自分たちで選びます。この自由には裏側があります。案件を自社で獲得する必要があり、価格の競争にもさらされます。志望動機で「独立系だから中立的な提案ができる」と書く方は多いのですが、その先に触れる方は少数です。「製品を選べる代わりに、選んだ責任を自分たちで負う。だからこそ、提案の根拠を数字で示せる力が要ると考えています」。ここまで書ければ、構造を理解したうえで選んだと伝わります。

まとめ

コンピューターマネージメントについて、公式情報から確認できる点を整理します。

本記事の内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。給与や待遇の詳細は、有価証券報告書および各社公式サイトの募集要項をご確認ください。統計の数値は調査区分全体のものであり、特定の企業の実態を示すものではありません。

よくある質問

Q. 平均年収は、どこで確認できますか。

A. 有価証券報告書の「従業員の状況」に、平均年間給与が記載されます。同社は東証スタンダード市場に上場しており、公式サイトのIRライブラリから確認できます。口コミサイトの数値より、こちらのほうが信頼できます。

Q. 勤務地は選べますか。

A. 本社は大阪、東京にも本社機能があり、松山・高松・広島・福岡・仙台に拠点があります。選択肢は広い一方、異動の可能性もあります。希望がどこまで通るかは、選考の段階で確認する必要があります。

Q. 独立系SIerであることの利点は何ですか。

A. 特定のメーカーやユーザー企業の系列に属さないため、製品の選択に制約が少なくなります。一方、案件は自社で獲得する必要があり、価格の競争にもさらされます。自由と責任が対になっています。

Q. どの事業領域を志望すべきですか。

A. 前職の経験が接続する領域を選ぶのが確実です。ERPの導入経験があればERP、基盤の構築経験があればインフラ、業種の知識があればゼネラルソリューション。「幅広く」と書くより、起点を明示するほうが通りやすくなります。

出典

本記事は 2026/8/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)