M&Aロイヤルアドバイザリーの評判|年収・働き方・選考対策まで解説
M&Aロイヤルアドバイザリーは、丸の内に本社を置くM&A仲介会社です。未経験者の比率が高いことを公式に明示しており、同時に入社2年目以上のコンサルタント平均年収も公表しています。M&A仲介への転職を検討する際、この2つの情報が揃って開示されている会社は多くありません。この記事では、公式に開示されている数値を軸に、この会社の実態と選考への向き合い方を整理します。
役職員258名・3拠点のM&A仲介
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社(M&A Loyal Advisory Co., Ltd.) |
| 上場区分 | 非上場 |
| 資本金 | 3,340万円 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階 |
| その他拠点 | 日本橋オフィス(東京都中央区)、大阪支社(大阪市北区) |
| 役職員数 | 258名(2026年8月1日時点) |
| 事業内容 | M&A仲介事業 |
| 加入団体 | 一般社団法人M&A仲介協会 正会員 |
M&A仲介協会の正会員である意味
会社概要には、一般社団法人M&A仲介協会の正会員である旨が記載されています。
これは応募を検討する側にとって、確認しておく価値のある情報です。M&A仲介の業界には、中小企業庁が策定した「中小M&Aガイドライン」があり、業界団体もそれに沿った自主規制の枠組みを設けています。仲介という業態は、譲渡側と譲受側の双方に関わるという構造上、利益相反の扱いが常に論点になります。
業界団体に所属しているということは、その枠組みの中で事業を行う立場を選んでいるということです。近年、M&A仲介業界では新規参入が増え、サービス品質のばらつきが指摘されるようになりました。会社を選ぶ際、この点は判断材料のひとつになります。
拠点は東京2ヵ所と大阪
本社は東京都千代田区丸の内の丸の内トラストタワー本館20階です。加えて日本橋オフィス(東京都中央区日本橋小伝馬町)と大阪支社(大阪市北区梅田)が置かれています。
役職員258名に対して拠点は3ヵ所と、東京を中心にした体制です。全国に拠点網を広げるタイプの仲介とは、案件の取り方が異なると考えられます。
幅広い職種を募集している
中途採用の募集職種は、M&Aコンサルタント(経験者・短期経験者を含む)、M&Aコンサルタント(未経験者・東京/大阪)、提携支援部(買手専門チーム)、アライアンス営業(士業開拓)、コーポレートアドバイザリー部・アソシエイト、そして人事総務部、経理、マーケティング部、ライター、広報が挙げられています。
注目したいのは、コンサルタント以外の職種が明示されている点です。買手専門チームや士業開拓のアライアンス営業といった、仲介の周辺機能が独立した職種として置かれています。
仲介会社では、譲渡案件を探す活動と、買い手を探す活動、そして士業や金融機関からの紹介ルートを作る活動が、それぞれ別の技能を要します。これらを職種として分けているということは、分業が進んでいる構造だと読めます。
公開されている情報から読み取れる傾向
以下は、公開されている情報から読み取れる範囲の傾向です。設立から日が浅く口コミの母数も限られるため、公式に開示されている内容を中心に整理しています。
年収・評価制度
採用ページでは、入社2年目以上のコンサルタントの平均年収が2,400万円(2024年2月現在)と公表されています。加えて、インセンティブに上限はなく年収1億円を稼ぐコンサルタントもいる旨が明記されています。成果連動の色が極めて濃い設計です。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
ワークライフバランス
M&A仲介は成約時の手数料が収益源であるため、案件の局面によって稼働が変動する構造です。同社について働き方の詳細は公式に示されていないため、選考の場で確認する必要があります。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
キャリア・成長機会
「未経験からトップコンサルタントに」を掲げ、業界有数の部長による完全同行OJTを実施している旨が示されています。業界でもトップクラスのコンサルタントから1on1でノウハウを学べる点が特徴として挙げられています。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
社風・人間関係
求める人材像として「誠実さ」「高いモチベーション」「論理的思考」の3要素が挙げられています。現在は圧倒的に未経験者の割合が多いと明示されており、同じ立場から始めた人が多い環境だと考えられます。
※公開されている情報から読み取れる範囲をまとめたものです
エージェントベストの見解
「入社2年目以上のコンサルタント平均年収2,400万円」という数字は、読み方に2つの注意点があります。ひとつは母集団です。「入社2年目以上」と限定されているということは、1年目は含まれていません。M&A仲介では初成約までに時間がかかるため、1年目の年収は固定給に近くなるのが一般的です。つまりこの数字は、立ち上がった人だけの平均です。もうひとつは時点です。公表されているのは2024年2月現在の数値であり、直近のものではありません。では無意味かというと、そうではありません。この水準を出せる会社であることは事実として読めます。判断すべきなのは、自分が「2年目以上」に到達するまでの期間を、どう乗り切るかです。選考では、1年目の想定年収と、初成約までの平均期間を必ず確認してください。
平均年収2,400万円という公表値
同社は非上場のため、有価証券報告書による平均年間給与の開示はありません。ただし採用ページに具体的な数値が示されています。
入社2年目以上のコンサルタントの平均年収は2,400万円(2024年2月現在)とされています。加えて、インセンティブに上限はないこと、年収1億円を稼ぐコンサルタントもいることが明記されています。
M&A仲介の報酬は、成約時の手数料に連動するインセンティブが中心です。上限がない設計では、上位層が平均を大きく引き上げます。同時に、成約がなければ固定部分にとどまります。
参考として、厚生労働省のjob tagでは経営コンサルタントの平均年収を1,134.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)、平均年齢を39.4歳としています。これは職種全体の統計であり、仲介の水準を示すものではありません。
実際の条件は、入社時の想定年収(固定部分)とインセンティブの計算方法によって決まります。選考の過程でこの2点を確認するのが確実です。
丸の内・日本橋・大阪という体制
会社概要によると、拠点は本社(東京都千代田区丸の内)、日本橋オフィス(東京都中央区)、大阪支社(大阪市北区)の3ヵ所です。
M&Aコンサルタント(未経験者)の募集が東京と大阪の両方で出ていることから、両拠点でコンサルタントを採用している構造が読み取れます。
働き方については公式に詳細が示されていません。M&A仲介は、譲渡を検討するオーナー企業を訪問し、譲受候補を探し、両者の交渉を進める仕事です。移動と面談が業務の中心を占めます。この構造は仲介各社に共通するものであり、案件の局面によって稼働が変動します。
具体的な勤務時間や休日、リモートの可否は、選考の過程でご確認ください。
完全同行OJTという育成方針
同社の育成について、採用ページには具体的な方針が示されています。
「未経験からトップコンサルタントに」を掲げ、業界有数の部長による完全同行OJTを実施しているとされています。業界でもトップクラスのコンサルタントから1on1でノウハウを学べる点が特徴として挙げられています。
「完全同行」という表現が示すのは、初期段階で一人で案件に向き合わせない設計だということです。M&A仲介では、オーナー経営者との面談が最も重要な場面になります。そこに経験者が同席する形で経験を積む構造だと読めます。
これは、育成方針として明確な立場です。仲介会社の中には、早期に一人で動かせる方針を取る会社もあります。どちらが良いという話ではなく、自分がどちらで伸びるかという話です。
キャリアの選択肢としては、M&Aコンサルタント以外に、提携支援部(買手専門チーム)、アライアンス営業(士業開拓)、コーポレートアドバイザリー部・アソシエイトといった職種が用意されています。コンサルタント一本ではない道が組織内に存在します。
向いている人/向いていない人
向いている人
未経験からM&A業界に入りたい方
採用ページでは、現在は圧倒的に未経験者の割合が多い旨が明示されています。未経験者向けの募集が東京・大阪の両方で出ており、入口が明確に用意されています。
教えてもらいながら伸びたい方
業界有数の部長による完全同行OJT、トップクラスのコンサルタントからの1on1という育成方針が示されています。独学で自走するより、経験者に付いて学ぶ形を望む方に接続します。
成果に応じた報酬を求める方
インセンティブに上限がなく、入社2年目以上の平均年収が2,400万円(2024年2月現在)と公表されています。成果が報酬に直結する設計です。
向いていない人
固定給の安定を重視する方
M&A仲介の報酬は成約に連動します。インセンティブに上限がない設計は、裏を返せば成約がない期間の収入が限られるということです。
分析や助言の専門職を目指す方
仲介は、案件を探し、両者をつなぎ、成約まで導く仕事です。デューデリジェンスやバリュエーションの専門家として働きたい場合は、FASや監査法人のほうが接続します。
エージェントベストの見解
M&A仲介を検討される方に、比較の軸をひとつお伝えします。「育成方針」です。同じ仲介会社でも、方針は正反対に分かれます。M&Aロイヤルアドバイザリーは業界有数の部長による完全同行OJTを掲げ、経験者に付いて学ぶ形を打ち出しています。一方で、育成はOJTのみで手厚い指導はしないと明言している会社もあります。どちらも合理的な設計です。前者は立ち上がりの確実性が高く、後者は自走できる人にとって余計な干渉がない。分かれ目は、自分が過去にどう伸びてきたかです。先輩に付いて型を覚えてから伸びたのか、放り込まれて自分で掴んできたのか。職務経歴を振り返れば答えは出ます。年収の上限だけで会社を選ぶと、この相性を見落とします。面談で伺っていると、仲介で早期に辞める方の多くは、報酬ではなく育成の相性でつまずいています。
未経験者中心の採用と選考
募集職種と応募資格
中途採用の募集職種は次のとおりです。
| 職種 | 内容 |
|---|---|
| M&Aコンサルタント(経験者・短期経験者含む) | M&A仲介の実務 |
| M&Aコンサルタント(未経験者・東京/大阪) | 未経験からの入口 |
| 提携支援部 | 買手専門チーム |
| アライアンス営業 | 士業開拓 |
| コーポレートアドバイザリー部・アソシエイト | 専門支援 |
| 管理部門 | 人事総務、経理、マーケティング、ライター、広報 |
未経験者の応募が可能であり、現在は圧倒的に未経験者の割合が多い旨が明示されています。経験者も歓迎とされています。
求める人材像は「誠実さ」「高いモチベーション」「論理的思考」の3要素です。
選考プロセス
採用ページでは、カジュアル面談を実施している旨が示されています。説明会の頻度は少なく、個別対応を重視するとされています。
まずカジュアル面談で相互に情報を交換する形であるため、応募前の段階で疑問を解消しやすい設計です。この機会を活かすには、事前に確認したいことを整理しておく必要があります。
具体的には、1年目の想定年収、初成約までの平均期間、完全同行OJTの期間、担当することになる業界や地域といった項目が挙げられます。
志望動機と職務経歴書
「なぜM&A仲介か」と「なぜこの会社か」の2段で組み立てます。
前者では、仲介という業態の理解が問われます。譲渡側と譲受側の双方に関わる仲介と、片側につくFAでは、利益相反の扱いが構造的に異なります。同社が一般社団法人M&A仲介協会の正会員であることに触れられると、業界の枠組みを理解していることが伝わります。
後者については、未経験者比率の高さと完全同行OJTという育成方針が差別化の材料です。自分がこの育成方針に合う理由を、過去の経験から説明できると説得力が出ます。
職務経歴書では、求める人材像の3要素に対応させます。「誠実さ」は顧客や社内との信頼関係を築いた経験、「高いモチベーション」は目標に向けてやり切った経験、「論理的思考」は複雑な状況を整理して結論を出した経験が該当します。
営業経験がある方は、実績を数字で示します。担当した企業の規模、新規開拓の件数、経営者や決裁者と直接やり取りした経験は、この仕事に直結します。
まとめ
M&Aロイヤルアドバイザリーは、資本金3,340万円、役職員258名(2026年8月1日時点)のM&A仲介会社です。本社は東京都千代田区丸の内で、日本橋オフィスと大阪支社を構えています。一般社団法人M&A仲介協会の正会員です。採用ページでは、入社2年目以上のコンサルタントの平均年収が2,400万円(2024年2月現在)と公表され、インセンティブに上限はなく年収1億円を稼ぐコンサルタントもいる旨が明記されています。育成については「未経験からトップコンサルタントに」を掲げ、業界有数の部長による完全同行OJTが実施されています。現在は圧倒的に未経験者の割合が多いとされ、未経験からの入口が東京・大阪の両方に用意されています。応募にあたっては、カジュアル面談の場で1年目の想定年収と初成約までの期間を確認することが要点になります。
よくある質問
Q. M&Aロイヤルアドバイザリーの年収はどのくらいですか。
A. 非上場のため有価証券報告書による平均年間給与の開示はありませんが、採用ページで入社2年目以上のコンサルタントの平均年収が2,400万円(2024年2月現在)と公表されています。加えて、インセンティブに上限はなく年収1億円を稼ぐコンサルタントもいる旨が明記されています。ただしこの数値は「入社2年目以上」に限定された母集団の平均であり、1年目は含まれていません。実際の条件は入社時の固定部分とインセンティブの計算方法によって決まるため、選考の過程でご確認ください。
Q. 未経験でも応募できますか。
A. 可能です。採用ページでは未経験者の応募が可能であること、現在は圧倒的に未経験者の割合が多いことが明示されています。M&Aコンサルタント(未経験者)の募集は東京・大阪の両方で出ています。育成については「未経験からトップコンサルタントに」を掲げ、業界有数の部長による完全同行OJTを実施し、業界でもトップクラスのコンサルタントから1on1でノウハウを学べる旨が示されています。求める人材像は「誠実さ」「高いモチベーション」「論理的思考」の3要素です。
Q. 選考はどのように進みますか。
A. 採用ページでは、カジュアル面談を実施していること、説明会の頻度は少なく個別対応を重視していることが示されています。選考プロセスの具体的なステップは公開されていないため、応募時の案内をご確認ください。カジュアル面談の機会があるため、1年目の想定年収、初成約までの平均期間、完全同行OJTの期間、担当する業界や地域といった項目を事前に整理して臨むと、判断の精度が上がります。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報にもとづいています。最新の募集要項や選考プロセスは、各社の公式サイトでご確認ください。
- M&Aロイヤルアドバイザリー株式会社 会社概要
- M&Aロイヤルアドバイザリー 中途採用
- M&Aロイヤルアドバイザリー 採用情報
- 厚生労働省 job tag「経営コンサルタント」(令和7年賃金構造基本統計調査ほか)
本記事は 2026/8/4 時点の公開情報にもとづいて作成しています。